日本工作機械輸入協会[PDF]日本の工作機械輸入の歴史
米式旋盤とかなんなの?とググってたら気づいたら工作機械輸入業団体の何周年記念誌みたいなのを読んでた
大作、一時間では読めない。
このごろのドイツ車の生産ライン自動化動画スゲーってのは、そもそも日本が追い越したことはないらしい、WW2後めざましい成長で日本すごいとみんな勘違いしてるだけ。そこに至る紆余曲折をトヨタをはじめとする工作機械のお得意様のOBに思い出を語ってもらう みたいな筋が半分、後半はまだ読んでいない。
今も工作機械を作ってる工場のマスターマシンや計測器は輸入機械。それらを作る技術力は日本の会社にはいまだ無いそうな。
NC普及以降、Fanuc マキノ あたりがシェアすごいけど、アメリカの中小工場向け戦略などが当たったから、みたいな。
ところで、現在の協会の取り扱い額は中国からが1位だそうです。それらがどういうレベルの機械なのかという話はまだ出てきていないし触れずに終わったとしたら、日本の製造業が「安くてしょぼい機械で可能なレベルの生産にシフト」してきてるかもしれないですね。15年くらい前に、当時の日本PCメーカーのエンジニアが「最近でたMacBookを分解して論評する記事」があったけど、あれは衝撃だった。「どうやって切削してるかわからん…」っての。売れるものだから自分らの製造技術は高い、と思い違いしていた。もうノートPCは島根とかでしか作ってないですよね。ソニーからドロップオフしたvaioが関東あたりにあるのか?vaiまでタイプしてもgoogleの変換予測に出てこないあたり…
閑話休題、海外のガレージに置けるクラスの旋盤などの名機みたいな扱いのメーカーの名前はまるで出てきませんから、輸入業はほぼ無視してきて、それを日本で模倣した機械も生まれなかったのかも。
思うに日本では卓上旋盤と4尺旋盤とのギャップを埋める大きさの機械がずっとないのはこのせいかも…あと家庭電力供給がしょぼいから。
工作機械の鋳鉄はアメリカで編み出されたなんたらアイアン製じゃないと、らしいです。
Posted at 2021/02/26 01:43:40 | |
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