6気筒1GFEの不調は、イグニションコイルの劣化異常でもなければ、イリジウムプラグの摩耗による失火でもありませんでした。
部品交換屋さんに成り下がったメカニックの思考回路では、壊れたから交換しましょうと言って、しばらく様子を見るという仕事のやり方をしていると判ります。
いや、それ、暴利だよ! 客に高い金払わせて壊れていない部品を次々に交換させているなら、詐欺と言われても致し方ない。
病院で効果のない薬を処方されるようなものです。例えばよくあるのが、ビタミンCを処方して「血流が良くなると痛みが治まる。」 というのですが、ならば鎮痛剤は必要ないですね。 ビタミン欠乏症でもないですし、これも自分の経験。
資格の取得の高い低いは関係なく、機械に対して何が不具合の原因なのか?という基本的な姿勢なのです。
一般の大して自動車に関心のないユーザーだと修理見積を出されて、どうせなら買い替えるかということになっているのかもしれません。 壊れていない部品交換して迷路に入っているトヨタ、日産車オーナーって多いと思います。
原因としては、弄ったトヨタや日産車にありがちな、ISCV(アイドリングストップコントロールバルブ)のカーボン汚れによる、回転異常だと思われます。
これを引き出すのに、数件、数人のメカニックと会いましたが、どいつもこいつもテスターにかけるということはなく、自分の頭の中で理解しているものの、それを引き出すという思考回路が欠如しているとしか思えないな。 それでいて車を診るわけでもなく、話だけですから埒が明かない。
「自分が生まれる前のエンジンだから。」という言い訳を言うのですが、2JZも水平対向もお前らが生まれる前のエンジンだから触れないよね。 実際この言い訳を言うのが一人じゃないんだよ。
三菱だと回転制御は
「ステッパーモーター」をECU制御でコントロールするという、昭和の時代から高度な事をやっていたわけで、アイドリング不調やエンストの原因として非常にメジャーな症例なのです。 しかしこれを当のディーラーが見抜けないので、ユーザーが原因追及のためにディーラー巡りをして苦労するのです。
90年代エクリプスで自身が経験したことでもありますから。
これを直ぐに指摘したのは、その後東京にいる間はずっとお世話になった三菱サービスメカニックだったわけで、彼がいるお店には、岩手県から周り回って来たデボネアリムジン、触媒のない頃のコルトギャラン等々。
東京にいて優良店舗だと判断する基準は、県外ナンバーの車両が多数出入りするディーラーが有能なメカニックが常駐しているという基準となりました。 90年代後半でこんな感じでしたね。
その後パーツでお世話になるショップに話すと、「え?これくらいの症例聞いただけで判らないの? それで判らないメカと話をしても、理解する頭がないから揉めるんだよね。」という感じでした。
何台も毎日触ってるくせに、学ばないから症例の蓄積が頭にない。
というわけで、話は長くなりましたが、これが原因だろうという目星は付いたので、部品脱着にはガスケットが必要なので発注。 届き次第外してエンジンフォーミングで清掃という流れ。
これでも正常に動かなければ、これは交換だね。 しかもちょっと高い!
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トラブル | クルマ
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2021/10/31 15:30:25