2020年8月のラーメン②の続きです。
⑨は横浜下永谷「神勝軒」。
通販で取り寄せたので、つけ麺を子供達に作ってあげました。
宅麺.comの謳い文句では「東池袋大勝軒直系」となっていますが、「麺屋こうじ」グループの系列の様です。
初めにスープの湯煎から。
具入りのスープは湯煎時間15分なので、初めに湯煎しておきます。
太麺の麺は茹で時間7分半〜9分。
間を取って、8分茹でてみました。
麺が茹で上がる2分前に湯煎したスープを小丼に移しました。
しかし、ここでトラブル発生!
なんとスープバックをお湯から引き揚げようと持ち上げた所、スープバックの口が開いてスープが流出してしまいました・・・
残ったのは具材のみ・・・
やむを得ず、もう片方のスープバックの中身を2等分しました。
そんな訳で、スープが少なくなってしまいましたが、麺を水で締めて具材を載せて完成です。
しかし「具入りスープ」と有りましたが、材木メンマは兎も角チャーシューは小さなカケラが2つ位しか入っていませんでした・・・(泣)
麺は太麺です。
「東池袋大勝軒」の丸断面の中太麺と違い、かなり弾力の有る太麺で、モチモチ食感です。
お店の方ではカネジン食品製との事ですが、これも同じでしょうか?
今時のつけ麺の麺といった感じです。
スープに浸してみます。
スープは「東池袋大勝軒」のスープよりも濃厚で、豚骨スープの割合が多く、相対的に魚介系の出汁は控えめです。
酸味と甘みが強い辺りは「東池袋大勝軒」の片鱗を感じますが、今ハヤリの濃厚豚骨魚介系に近い感じになっています。
総じて、少しサッパリ目の濃厚豚骨魚介系つけ麺といった感じで、美味しいことは美味しいです。
惜しいのは具材のチャーシューがカケラしか入っていないと言う点と、スープバックの溶着が不十分で、湯煎中にスープが流出してしまった点です。
今まで宅麺.comで購入したラーメンで、こんなにチャーシューが少ない(と言うか実質入っていないに等しい)のは初めてですし、湯煎中にスープバックの口が開いてスープが流出したのも初めてです。
流石にこれはクレームを入れさせて貰いました。
味そのものが悪い訳では無いので、こう言う点で評価を落とすのは不本意でしょう。
決して味が悪い訳では無いので、この辺りを再考して貰えると良いのでは無いかと思います。
⑩は学芸大学の「麺処びぎ屋」。
ミシュランのビブグルマンに三年連続掲載された名店です。
店主の長良さんは、中華、フレンチの料理人として飲食店で働いた後、「せたが屋」で店長を歴任して独立された方です。
まずはスープの湯煎から。
スープの湯煎時間は約10分です。
中細麺の茹で時間は1分40秒〜2分。
具材は丼を温めるためのお湯を使って、2分程温めます。
スープを丼に注ぎ、湯切りした麺を入れ、具材を載せれば完成です。
海苔、九条ネギ、半熟たまごを追加しました。
まずはスープを一口。
とてもスッキリとしたスープで、タレもスープも突出した部分が無く、とても上手にバランスされています。
ハヤリの「煮干の効いた丸鶏の清湯スープ」とは一味違う、奥深い味です。
「大山鶏」の鶏ガラ、丸鶏、豚骨、宗田鰹など贅沢な魚介を丁寧に抽出したクリアなスープ。スープに使う水はRO水で、スープに合わせるタレは、静岡県御殿場・天野醤油の丸大豆と甘露醤油をブレンドしたものを使用している。」との事。
麺は中細ストレート麺。
ツブツブが見えるので、全粒粉練り込みでしょうか?
見た感じは「肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店」の中細ストレート麺に似ています。
食べた感じも同様で、中華麺と言うより日本そばの様な食感で、香ばしい風味のする麺です。
この麺は「あさひや」の特注麺の様です。
トッピングの海苔。
醤油ラーメンに海苔は鉄板の具材です。
スープに浸して麺を巻き、海苔巻き麺にして頂きます。
醤油味スープに海苔の風味と、全粒粉練り込みの香ばしい麺がとても良く合います。
トッピングのチャーシュー。
小ぶりながらも肉厚なチャーシュー。
2枚入っており、それぞれロースとバラで、ちゃんと焼いて作ってある様で、肉感が有って美味しいチャーシューです。
トッピングのメンマ。
2種類入っていて、こちらは穂先メンマです。
柔らかくて、サッパリ味のスープに良く合うメンマです。
こちらは細切りのメンマ。
穂先メンマと違ってサクサク食感のメンマです。
食感の違いを楽しめます。
トッピングの半熟たまご。
味玉を作る時間が無くて、半熟たまごにしました。
とは言え、やはりラーメンにゆでたまごは良く合います。
ブラックペッパーで味変してみました。
醤油味ラーメンにブラックペッパーは良く合います。
麺と具を食べ終えて、改めてスープを味わいます。
サッパリとした中に深みの有るスープで、バランスが良く飽きの来ない味です。
と言う訳で、完食。
初めて食べた「麺処びぎ屋」の「醤油らーめん」ですが、スッキリとしてバランスの取れた素晴らしい味でした。
全粒粉練り込みの中細ストレート麺も、このスープと良く合っており、コンセプト通り「毎日食べたいラーメン」に仕上がっています。
具材の方も抜かり無く、2種類のチャーシューとメンマ共に文句の付け様の無い出来栄えです。
11.は「ラーメン暖暮 相模大野店」。
先日「一蘭 相模原店」で博多ラーメンデビューした子供達を連れて行って来ました。
まずは食券を購入。
長女のみ「特製ラーメン」¥780で、あとは全員「半熟煮卵ラーメン」¥880にしました。
追加で「博多一口餃子8個」¥450と、トッピングの「きくらげ」¥100も買いました。
壁のメニュー。
以前と少しメニューが変わっている気がします。
「高菜チャーハン」や「特製チャーシュー麺」は以前は無かった様な気がします。
オーダー後、3分も掛からずに次女の「半熟煮卵ラーメン」辛味ダレ無しが着丼。
麺の茹で加減「普通」なのに、「超かた」でオーダーした私より早くて驚きました。
続いて、奥様の「半熟煮卵ラーメン」も着丼。
こちらも麺の茹で加減は「普通」です。
それから3分位で私の「半熟煮卵ラーメン」、麺「超かた」、「きくらげ」トッピングが着丼。
「きくらげ」は皆んなでシェアしました。
はじめは辛味ダレを溶かずにスープを頂きます。
とてもスッキリとしたスープで、臭みも無く、癖の少ないスープです。
極細の麺。
「超かた」なのでザクザク食感です。
個人的には硬めの茹で加減が大好きです。
トッピングのバラ巻きチャーシュー。
博多ラーメンのチャーシューは比較的薄手のものが多いので、このチャーシューは満足度が高いです。
小ぶりですが3枚入っています。
追加トッピングの「きくらげ」。
博多ラーメンには良く合う具材です。
サイドメニューの「博多一口餃子」。
ここに来ると必ず頼みます。
ラー油の代わりに柚子胡椒を付けて食べるのが美味しいです。
辛味ダレを溶かして、改めてスープを味わいます。
「一蘭 相模原店」の「秘伝のタレ」よりも生唐辛子の味が強めで、結構辛いです。
トッピングの「半熟煮卵」。
しっかり味の浸みた味玉です。
1個分が2つに切って有るので、替玉用に片方は取って置きます。
半替玉を「超かた」でオーダーしました。
奥様と子供達も「かため」でオーダーしました。
Covid-19対策で撤去されて、言わないと出て来ないニンニクと紅生姜、辛子高菜を持って来て貰いました。
おろしニンニクは豚骨スープには欠かせません。
大好きな辛子高菜も投入。
香ばしいごま油の香りがします。
おろしニンニクと辛子高菜を追加した状態。
辛子高菜のピリ辛と香ばしいごま油の風味が食欲を増進します。
紅生姜も追加します。
これも博多ラーメンには欠かせないトッピングです。
紅生姜が加わると、爽やかな辛味と酸味で、更に美味しくなります。
スープもさる事ながら、「超かた」の麺とのマッチングが抜群です。
と言う訳で、完食。
久しぶりの「ラーメン暖暮 相模大野店」でしたが、相変わらず店内で炊いている豚骨スープは癖が無く、スッキリしていて飲みやすいスープです。
チェーン店とは言え、スープのクオリティにはいつも驚かされます。
それに合わせた極細麺も、小麦の風味がする美味い麺で、マッチングはバッチリです。
おろしニンニクや紅生姜、辛子高菜などのトッピングも充実しており、サイドメニューの「博多一口餃子」も他に無い味です。
子供達にも好評でした。
12.は「らーめん食堂 がん家」。
先日伺った時に「がん担麺」を見つけて、絶対に次は「がん担麺」を食べよう!と思って行ってきました。
早速券売機で「がん担麺」を購入・・・と思って、良く考えたら「がん家」さんはPayPay対応でした。
店員さんに「PayPayで良いですか?」と聞くとQRコードを出してくれました。
¥950を払って「がん担麺」をオーダーしました。
辛さは取り敢えず3辛にしました。
前回訪問時と違って、アクリルの仕切りが出来ていました。
そう言えば、自販機の下の方に神奈川県の「感染症防止対策取組書」が貼ってありました。
「がん家」さんと言えば、「マンガ」。
しかし、この節は長居するのはリスクが高いので、Covid-19が落ち着いたら読ませてもらいましょう。
卓上調味料はブラックペッパー、ゴマ、醤油、酢、ラー油。
醤油、酢、ラー油は皿ワンタン用かも知れません。
前回見落としていたニンニクと豆板醤は、カウンターの上。
今回は「がん担麺」なので使わない可能性大。
パーティションにはテイクアウトメニューが有ります。
「豚骨スープ仕込みのやわらかチャーシューカレー」は気になります。
箸も人数分だけ提供される様になっています。
これもCovid-19対策の一貫です。
水も都度提供される様です。
お客さんが居る所に置かれています。
待つ事7〜8分で「がん担麺」3辛が着丼。
見た目は相当辛そうです。
まずはスープを一口。
写真を撮る用に掬ったら、ラー油ばかりだったので、改めて下のスープを掬い直しました
確かに自家製ラー油は結構辛いですが、マイルドな家系スープのお陰で大分辛さが和らぎます。
ベースのスープが旨いので、辛いラー油が掛かっていても美味しいです。
辛さ度は、「蒙古タンメン中本」の「蒙古タンメン」位の辛さです。
麺はラーメンの麺とは違い、中細ストレート麺です。
中華麺らしい、黄色っぽい麺で、コシが有って美味しい麺です。
自家製ラー油とマイルドな家系スープと良く合います。
トッピングの肉味噌。
ラー油と合わせると、とても旨いです。
トッピングのほうれん草。
家系ラーメンの特徴的なトッピングです。
ちょっとクタ目の茹で加減で、かなりの量が載っています。
辛いスープを和らげてくれる具材です。
トッピングの白髪葱。
辛いラーメンにネギは良く合います。
あっという間に麺と具を完食。
ちょっと物足りなくて、「替玉」¥100をオーダーしました。
茹で加減は「硬め」で、支払いはPayPayで行いました。
替玉を待つ間に、スープを味わってみました。
表面は自家製ラー油で結構辛いですが、下の家系スープを掬い上げると、マイルドな味と混ざり合って、ちゃんと旨味が味わえます。
替玉(硬め)が着丼。
「がん担麺」の麺と同じ、三河屋製麺製の中細ストレート麺の様です。
早速スープに投入します。
自家製ラー油で真っ赤なので、凄い辛い様に見えます。
茹で加減が違うので、どんな感じか楽しみです。
茹で加減が「硬め」なので、ザクザク食感でイイ感じです。
麺自体が旨い麺なので、辛旨なスープとの相性は抜群です。
麺を食べ終えて、穴あきレンゲで肉味噌を食べてます。
自家製ラー油とマイルドな家系スープに浸った肉味噌はとても美味しいです。
と言う訳で完食。
初めて食べた「がん担麺」ですが、予想を上回る旨さでした。
「坦々麺」と違い、芝麻醬やゴマペーストを使っているのでは無く、「勝浦坦々麺」の様に、家系スープの上に自家製ラー油がたっぷり掛かっていて、その上に肉味噌が載っています。
3辛だと結構辛いですが、マイルドな家系スープのお陰で大分マイルドな味になります。
辛いもの好きなら「辛さ『その先』」を、美味しく食べるなら3辛までに抑えるのが良い所でしょう。
13.は小田急相模原の「特選ラー油 肉そば 寅や」。
極太麺が食べたくなったので、行って来ました。
以前は入り口の横に有った「寅や郎ラーメン」の立て看板が正面に出て来ました。
ここは注文制なので、メニューを見て注文します。
今日はつけ麺が食べたかったので、「小つけブタ」¥950にしました。
良く見たらPayPayが使える様です!
と、思って残高照会したら、¥11しか入っていませんでした・・・(´・ω・`)
卓上調味料は醤油、七味、自家製ラー油。
ラーメン用のものは七味位でしょうか?
待つ事10分少々で、「小つけブタ」が着丼。
前回は「小つけ」だったので、ブタが2枚でしたが、今日は沢山入っています。
待望の極太麺。
うどんの様な麺です。
スープに浸します。
スープは酸味と甘みが有りますが、豚骨スープとニンニクのお陰で、しっかりJ系の味がします。
この甘酸っぱいスープが思いの外ハマる味です。
超極太麺はツルツルモチモチした食感で、美味い麺です。
この麺の旨さにすっかりハマっています。
「小つけブタ」なので沢山入っているブタ。
1つ1つは大きくは有りませんが、厚手なので食べ応えは十分です。
柔らかくてしっかり味の浸みたブタは、山盛り入っているヤサイと一緒に食べると美味しいです。
たっぷり入っているヤサイ。
麺と同じ位の量が入っています。
後客で「小ラーメン」を頼んだ人が、その盛りを見て「スッゲー!」とつぶやいていました。
と言う訳で、大満足で完食。
「特選ラー油 肉そば 寅や」さんの「寅や郎ラーメン」「小つけブタ」ですが、本家の二郎とは味も麺も全然違うのに、豚骨スープとニンニクの風味は確かにJ系です。
自家製麺の極太麺は、二郎のオーション麺とは異なり、ゴワゴワ感は無いものの、ツルモチ食感+極太麺の歯応えで、違った旨さが有り、これはこれでハマる味です。
むしろ二郎と違うので、本家二郎とは違う食べ物として独自のポジションを確立しています。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・