2021年3月のラーメンの続きです。
⑥はお取り寄せラーメンの、大阪天神橋六丁目の「ストライク軒 総本店」。
前々から「ストライク軒 総本店」は行ってみたいと思っていたのですが、Covid-19の流行でいつ行かれるか分からないので、お取り寄せしてみました。
パッケージの内容。
説明書兼作り方の紙、麺、具入りのスープが入っています。
作り方説明。
とてもシンプルな説明です。
まずはスープを湯煎します。
具材(チャーシュー)入りなので、あまりグラグラ煮立たせない程度に湯煎します。
続いて麺を茹でます。
約2分20秒程茹でてみました。
スープを丼に注ぎ、湯切りした麺を入れ、トッピングを載せれば出来上がりです。
メンマ、九条ネギ、海苔、半熟味玉は別途用意しました。
まずはスープを一口。
醤油の香ばしさ全開のスープです。
鶏ベースのスープがベースですが、兎に角「どストレート」と言う名前の通り、奇を衒う事無く、真っ向勝負のスープは正に「ザ・東京ラーメン」と言う感じです。
中細のストレート麺。
大阪のラーメン店なので関西の製麺所かと思いきや、この麺は三河屋製麺製との事。
店主さんが食べ歩きで三河屋製麺の麺に惚れ込んで使っているそうです。
茹で時間2分20秒だと、個人的には少し柔らかめに感じます。
柔らかめでは有りますが、それなりの歯応えが有り、小麦の風味がしっかり感じられる麺です。
トッピングのチャーシュー。
オーソドックスな煮豚系のチャーシューですが、適度に肉感が有り、味浸みも適度です。
トッピングの海苔。
「オススメの食べ方」に書いてあったので載せました。
言うまでも無く、醤油味のラーメンには鉄板の具材です。
キレの有る醤油味スープに浸して、海苔巻き麺にして頂きます。
キレのある醤油味スープと小麦香る麺に、海苔は鉄板の旨さ。
やっぱり醤油味ラーメンと海苔は切っても切れない関係です。
自作の半熟味玉。
黄身がトロトロの半熟で、2日目なので味浸みもバッチリで、過去最高級に旨い味玉になりました。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
キリリと醤油の効いた鶏ベースのスープは正に東京スタイル。
しかも王道中の王道の味で、名前の通りの「どストレート」な味。
これが大阪のラーメンとは思えない程「正統派東京ラーメン」です。
と言う訳で、完食。
「ストライク軒 総本店」の「どストレート(醤油らぁめん)」でしたが、東京のラーメンよりもピュアな「東京ラーメン」でした。
昔ながらの懐かしい味とは一線を画す、キレッキレの醤油味ですが、ベースは鶏のスープで、主流のWスープですら無い潔さと言う、ミラクルな一杯です。
麺が三河屋製麺製と言うのも驚きましたが、これだけ正統派な東京ラーメンのスタイルなら、それも納得です。
⑦は相模原市中央区の「麺でる 相模原」。
生憎の雨のせいか、先客は3名でしたが、食べ終わる頃には外並びが出来ていました。
「プチラーメン(ブタ1枚・150g)」にするか迷いましたが「小ラーメン(ブタ2枚・250g)」にしました。
いつもの様に「生玉」¥50も買いました。
入口横のコップに水を汲んで、レンゲを持ってカウンターに座ります。
すぐに「生玉」が出て来ました。
醤油と胡麻油が入っています。
待つ事10分程で、「小ラーメン」が着丼。
コールは「ニンニク・アブラ・魚粉」です。
残念ながら「タマネギ」は品切れ中でした…😭
まずはかき混ぜる前にスープを頂きます。
今日のスープはかなり乳化が進んだクリーミーなスープです。
醤油とみりんの塩梅も良い感じで、適度な甘みと醤油がバランス良く調和しています。
「ヤサイ」コールはしていないハズですが、かなりの盛りのヤサイ(汗)
アブラと魚粉の掛かったヤサイがメチャメチャ旨いです。
少し野菜を減らしてから天地返しする事にします。
「麺でる 相模原」さんと言えばのモチモチ極太麺。
さがみはらーめん部スタンプラリーで「釜玉麺」を食べて以来、この麺の魅力にすっかりハマりました。
モチモチ食感と言い、小麦の風味と言い文句なしの旨さです。
続いて「つけたま」で頂きます。
濃いめの味でも「つけたま」でマイルドになり、たまごのまろやかさで美味しく食べられます。
「麺でる 相模原」さんのラーメンはそんなに味が濃い訳ではありませんが、たまごのまろやかさが、麺とスープの旨さをより引き出してくれます。
漸く天地返しが可能になったので、天地返ししました。
麺をスープから出して伸びるのを防ぐと共に、ヤサイがスープに浸かるので味が付き、ニンニクも混ざるので一石三鳥です。
トッピングのブタ。
比較的小ぶりのブタ。
しっかりとした肉感で、「肉食ってる感」が感じられるブタです。
味も丁度良い感じです。
天地返ししたので、麺とヤサイを一緒に食べてみます。
ヤサイは適度なシャキシャキ感が有り、麺と一緒に食べると食感の違いを味わえます。
「つけたま」にすると、たまごのまろやかさで、また違った旨さを味わえます。
「スモジ」や「ラーメン二郎中山駅前店」でも「つけたま」で食べていますが、やっぱり二郎系には「つけたま」が良く合います。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
今日の「麺でる 相模原」さんのスープはかなり乳化が進んでいて少しクリーミーな位でしたが、それが魚粉に物凄く合っています。
豚骨魚介系のラーメンとして考えても、相当旨い部類に該当する旨さです。
と言う訳で、完食。
「麺でる 相模原」さんの「小ラーメン」+「生玉」でしたが、いつもながら安定の旨さでした。
今回初めて魚粉を試しましたが、今日の乳化したスープとの相性は抜群で、魚粉の旨味とスープのクリーミーさが最高に旨いスープでした。
そして店主の上野さんが毎日打っているモチモチの極太麺との組み合わせは破壊力満点の旨さで、「生玉」で「つけたま」すればもう言葉にならない位旨いです😋。
⑧は相模大野の「とんこつらぁ麺 吉凛」。
FBのラーメングループに投稿されていた「肉そば」を食べてみたくて、行ってみました。
こちらは注文制なので、メニューを見て注文します。
本来は初訪問なので、一番基本の「醤油らぁ麺」か「塩らぁ麺」にするのが基本ですが、今回は「肉そば」と決めていたので、「肉そば」にしました。
しかし、「肉そば」には「丸鶏スープ」と「豚骨スープ」の2種類が有りました。
私のイメージでは、「肉そば」と言えば醤油味の清湯系の鶏スープだったので、迷わず「丸鶏スープ」にしました。
待つ事7〜8分で、「肉そば」が着丼。
濃い色のスープに豚バラ薄切り肉が載っているビジュアルは、日本蕎麦の「肉そば」にソックリです。
まずはスープを一口。
「丸鶏スープ」と言いつつ、背脂が浮いています。
説明を読んでも、「丸鶏、豚、野菜からじっくり出汁をとったシンプル醤油」と書いて有るので、鶏+豚スープの様です。
濃い目の色で、香ばしい醤油の効いたスープは、鶏と豚の旨味が良く出ています。
麺は低加水の中細ストレート麺。
茹で加減は硬くも無く柔らかくも無く、正にジャスト。
スープが割と濃い味なので、ストレート麺は丁度良い感じです。
トッピングの豚バラ薄切り肉。
「十人十色」さんの「悪魔肉」にも似ていますが、食べてみると甘辛く煮られたすき焼き風の味で、やっぱり日本蕎麦の「肉そば」のイメージに良く似ています。
トッピングのメンマ。
オーソドックスなメンマですが、「肉そば」にメンマと言うイメージが無かったので、意外でした。
メンマらしく、サクサク食感で味浸みも適度で、美味しいです。
麺と豚バラ薄切り肉を一緒に頂きます。
低加水の麺は食感が日本蕎麦に近く、甘辛く煮られたトッピングの豚バラ薄切り肉と言い、醤油の効いたスープと言い、正しく日本蕎麦の「肉そば」のラーメン版と言う感じです。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
奇を衒わずに、丸鶏と豚と野菜で採ったスープに地元産醤油を使った、とても真面目なスープ。
「Sagamihara 欅」さんより醤油が強めで、豚を使っているせいかどっしり感が有るスープは、甘辛く煮た豚バラ薄切り肉との相性が非常に良く、「相模はらぁ麺グランプリ」を獲得しただけの事は有ります。
と言う訳で、完食。
「とんこつらぁ麺 吉凛」さんの「肉そば」でしたが、イメージしていた味に近い、日本蕎麦の「肉そば」を彷彿とさせる一杯でした。
濃い目の醤油味スープに低加水の麺、そして甘辛く煮た豚バラ薄切り肉の組み合わせは、日本蕎麦の「かけそば」に甘辛く煮た豚バラ薄切り肉を載せた「肉そば」に近く、コッテリ系のラーメンが苦手な方でも食べられる一杯になっています。
⑨小田急相模原の「らーめん勇志郎製麺研究所」。
前回「頑固おやじ涙の醤油 味玉らーめん」を食べたので、今日は塩の方を食べてみようと思って行って来ました。
基本的に「らーめん」の醤油か塩なので、今回は「頑固おやじ涙の塩 味玉らーめん」にしました。
「ねぎらーめん」と迷いましたが、「味玉」にしました。
待つ事7〜8分で、「頑固おやじ涙の塩 味玉らーめん」が着丼。
丼の下のトレーが黒から模様付きのものに変わっています。
まずはスープを一口。
醤油味よりもスープ自体の味がハッキリ出る塩味スープ。
香ばしいラードと魚介の風味がするスープは、旭川ラーメンを彷彿とさせる味です。
旭川ラーメン村の「天金」で食べた塩ラーメンを思い出しました。
ヤケドしそうな程アツアツなスープはラードに覆われているので、最後までアツアツです。
麺は打ちたての中細縮れ麺。
「らーめん勇志郎製麺研究所」だけあって、裏で麺を打っているので出来立てです。
今日の麺は北海道産の小麦を使用しているそうです。
そこまで食通じゃないので、流石に粉の違いまでは分かりませんが、細麺ながらしっかりとしたコシと弾力が有る旨い麺です。
見た所、旭川ラーメンの様な加水率高めの黄色い縮れ麺とは違い、どちらかと言うと低加水の麺っぽいですが、茹で加減が完璧で、縮れがあるのでスープとの相性も良いです。
トッピングの大きなチャーシュー。
フライパンで炙って提供されるチャーシュー。
薄手ですが大きなチャーシューで、炙った香ばしさが有ります。
トッピングのたっぷり入ったメンマ。
麺量200gとかなり多いので、メンマが多いと食感の違いを楽しむ事が出来て、飽きずに食べられます。
たっぷり載っている笹切りの刻みネギ。
かなり載っているので、「ねぎらーめん」にしなくてもネギを味わえます。
シャキシャキしたネギは塩味スープにも良く合います。
トッピングの大きな海苔。
家系ラーメン並の大きな海苔です。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。
魚介の効いたスープと海苔は相性が良く、細めの麺が美味しく食べられます。
トッピングの味玉。
こちらの味玉は割と硬めの茹で上がりです。
味はしっかり浸みており、美味しく頂けます。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
表面のラードのお陰で、この段階でもスープはアツアツです。
と言う訳で、完食。
「らーめん勇志郎製麺研究所」の「頑固おやじ涙の塩 味玉らーめん」でしたが、前回の「頑固おやじ涙の醤油 味玉らーめん」同様に、旭川ラーメンを彷彿とさせる、香ばしいラードと魚介の風味の効いたスープでした。
打ちたての麺も茹で加減が絶妙で、流石は「製麺研究所」です。
炙り焼きチャーシューも香ばしくて美味しいです。
シンプルに塩と醤油の2種のスープとトッピングのバリエーションと言うのもマトが絞れていて良いのではないかと思います。
⑩は先月オープンした、鵜森の「らぁ麺 はやし田 相模原鵜野森店」。
先月オープンした、鵜森の「らぁ麺 はやし田 相模原鵜野森店」に行って来ました。
先月の25日にオープンでしたが、最初の2日間は一杯¥500のサービス価格だったので、多分並ぶだろうと思ったのと、落ち着いてからの方が味も安定するかと思い、暫く待っていました。
ラーメンは「醤油らぁ麺」、「煮干そば」、「つけ麺」、「まぜそば」の4種。
ロードサイド店なので、焼売、餃籠包、唐揚げ、チャーハンが有るのが特徴です。
「まぜそば」狙いで行ったので、「〜三段仕込み〜まぜそば」にしました。
サイドメニューの説明と「まぜそば」の食べ方説明があります。
「まぜそば」の食べ方は「はやし田」本店にもあります。
待つ事7〜8分で、「まぜそば」が着丼。
別皿でレモンと「トリュフ香る漬け卵黄」が付いて来ます。
「まぜそば」のアップ。
「はやし田」らしく、綺麗な盛り付けです。
麺は平打ちの中太ストレート麺。
「はやし田」の麺は、以前は菅野製麺製でしたが、カネジン食品製に変わった様です。
モチっとした食感の麺は、小麦の風味がする旨い麺で、麺自体の味も楽しめます。
トッピングの短冊切りのレアチャーシュー。
豚の肩ロースでしょうか、ハムの様な食感と味のチャーシューです。
トッピングの短冊切りの鶏チャーシュー。
鶏胸肉の低温調理チャーシューで、しっとり感が有り、味も適度な味付けです。
トッピングの材木メンマ。
「はやし田」では「醤油らぁ麺」などには穂先メンマが使われていますが、「まぜそば」や「煮干そば」や、今は販売中止になっている「のどぐろそば」には材木メンマが使われています。
太いメンマですが、柔らかく煮られており、適度な味付けで美味しいメンマです。
「まぜそば」なので、良く混ぜてから頂きます。
このまぜそばのタレは、鶏の脂なのか、バター醤油っぽい感じの味です。
ベースは鶏だと思いますが、「醤油らぁ麺」同様に鴨と大山鶏のスープかもしれません。
中太の麺にタレが良く絡み、塩分を脂かバターがまろやかにしてくれて、流石は「はやし田」と言う感じです。
続いて、食べ方説明の通り、「トリュフ香る漬け卵黄」を混ぜてみます。
「マキシマムこいたまご」の卵黄を漬けたものの様です。
ゼリー状になった「トリュフ香る漬け卵黄」を真ん中に載せます。
思ったより硬めで、そのまま持ち上がります。
良く混ぜてから頂きます。
かなり混ぜないと均一に混ざらないので、頑張って混ぜました。
「トリュフ香る漬け卵黄」を絡めた麺を頂きます。
「マキシマムこいたまご」の濃厚な黄身のまろやかさが、バター醤油の様な味のタレとマッチしていて、ちょっとカルボナーラ的な味わいです。
続いて、食べ方説明の通り、「レモン」を絞ってみました。
果たしてどんな味になるのでしょう?
バターっぽいタレにレモンは良く合います。
ただ個人的には先にレモンを合わせて、後で「トリュフ香る漬け卵黄」の順番の方が良いのではないかと思いました。
タレとレモンと味で酸味のあるバター醤油っぽい味になるので、最後に卵黄のまろやかさが有った方が、食べ終わった時の落ち着きが出るのではないかと思います。
と言う訳で、完食。
オススメの追い飯はダイエット中のため、しませんでしたが、バター醤油っぽいタレに「トリュフ香る漬け卵黄」なら、TKGの様な感じで、さぞや美味しい事でしょう。
「らぁ麺 はやし田 相模原鵜野森店」さんの「〜三段仕込み〜まぜそば」でしたが、「はやし田」らしい旨味のタレと、脂もしくはバターの組み合わせで、そのまま食べてもとても美味しいです。
「トリュフ香る漬け卵黄」による味変はとても効果的で、仄かに香るトリュフと「マキシマムこいたまご」の濃厚な黄身の旨味が加わり、タレだけの時よりも遥かに旨味が増します。
レモンとタレの相性も良く、サッパリとするので良い感じです。
個人的には、①そのまま→②レモン→③「トリュフ香る漬け卵黄」の順番の方が良いのではないかと思いますが、その辺りは好みなので、色々試してみるのも良いかもしれません。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…