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MORSCHEのブログ一覧

2021年09月30日 イイね!

2021年9月のラーメン

2021年9月のラーメン今月は27杯でした。

Covid-19の爆発的な感染者増は、一応ピークアウトした様に見えますが、新たにμ株が出現し、ワクチンの効果も限定的となり、接種率が60%を超えても集団免疫効果が得られない可能性が高くなって来ました。

これから冬に向かうにつれてウィルスの活動が活発化する事が予想され、果たしていつ終息するのか、予断を許さない状況です。

明日で緊急事態宣言が解除されるとは言え、そうした状況なので、原則常日頃行動している範囲内でしか食べ歩きが出来ない状況が続きます。

お取り寄せラーメンを上手く利用しながら、ぼちぼちやって行くしか無い様です。



①は小田急相模原の「麺処 宥乃」の新「比内地鶏・黒」。

以前のスープは、いわゆる「鶏と水」系のスープで、醤油ダレとスープのバランスが取れたスープで、どちらかと言えばスープの味を引き出す方向で作られていたと思います。

今度のスープは「醤油」を前に出したスープで、もちろん比内地鶏のスープの旨さはしっかり有りますが、醤油の香ばしさ、酸味、旨味を生かしたスープになっています。







②は小田急相模原の「石山商店」の9月の限定「豚しゃぶ中華風らーめん」。

初めは正統派の醤油ラーメンの味で、食べ進むにつれて豚しゃぶのネギタレの味がスープに移って、酸味と辛味、ニンニクや山椒の風味が加わり、酸辣湯麺の様な酸っぱ辛い味のスープになります。

太縮れ麺もこのスープの味が中華風になると、絶妙なマッチングで、とても美味しい一杯でした。







③は相模大野の肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店の「ワンタン麺」。

8月に短期間登場しましたが、お客さんから再販の要望が強く、9月に再販となりました。
スープの方は安定した旨さで、毎朝打っている自家製麺の麺の旨さと、チャーシューやメンマなどの具材の旨さも相まって、とても美味しい一杯に仕上がっています。







④お取り寄せグルメの千葉県鎌ヶ谷の「つけ麺目黒屋」の「濃厚つけ麺」。

焦がし醤油のスープは何回か食べた事が有りますが、そのどれとも似ていない、強烈な個性のスープです。

苦味が出るまで焦がした醤油を使ったスープと言うのは、正直初めて食べましたが、味が強いので全てが焦がし醤油のビターな風味になっています。

個性的な事は間違い無いですが、ここまで個性的だと果たして一般受けするのか心配になります。







⑤は相模原市中央区の新店「麺や ZEっ豚」の「ZEっ豚チャンポン」。

一般的なチャンポンと違ってクリーミーな濃厚豚骨のタンメン的な一杯でした。
9月2日オープンの新店ながら、店主さんが「長浜ラーメン相模原店」の店長だった事も有り、味は既に確立されている様に見えます。







⑥は町田の仲見世商店街の「81番」の限定「鶏と魚介のチャーシュー麺」。

鶏と魚介の旨味たっぷりのスープが美味しい一杯でした。

中太平打ち麺もモチっとした食感で、ちゃんとスープも絡んで美味しいです。
タレを控えめにしたら中細麺でも良いかもしれません。

バラ肉のチャーシューは、サッパリスープに合わせたサッパリ系の味付けですが、食べ易い反面ちょっと美味さが控えめな気がします。







⑦は相模原市中央区清新の「六花」の限定の「クジラのたたきまぜそば」。

クジラのタタキとおろしニンニクと言う鉄板の組み合わせと、柚子胡椒、それにタルタルソースと言う斬新な組み合わせですが、昆布の風味とバターが香るタレとタルタルソースがとても良く合っていて、美味しいです。







⑧は「蒙古タンメン中本 町田店」の9月限定「隆辛〜ドン」。

スープは「武蔵野うどん」のつゆに「冷やし味噌ラーメン」の辛味を加えたもので、味的には「一味を入れ過ぎた武蔵野うどん」そのものです。

特注の太麺は、無かんすい、もしくはかんすい弱めのモチモチ食感で、これも中華麺ながら限り無くうどんに近い麺です。

具材も「武蔵野うどん」そのもので、まさに中本版の「武蔵野うどん」でした。







⑨は相模大野の「清勝丸 相模大野店」の「濃厚味噌つけ麺」。

そこそこに旨いものの、突出した部分が無くてちょっと物足りなかった「濃厚つけ麺」に対して、旨味の多い味噌を合わせ、ラー油のピリ辛も加えて少し尖らせた事で、味に厚みが増すと同時にピリ辛の風味が食欲をそそる様になっています。







⑩は相模原市緑区の「一条流がんこ総本家 相模原分店」の「メンタイコマヨネーズおろし麺」。

明太子+マヨネーズは想像出来ますし、大根おろし+醤油も想像出来ますが、明太子+マヨネーズ+大根おろし+醤油は、食べる前は想像出来ませんでした。

実際に食べて見ると、"濃厚で有りながらサッパリしている"としか表現の仕様の無い、不思議な味でした。

「お口直し用」スープは名前の通りですが、味が単調になって飽きない様に、味変に近い役割で付いて来ている感じです。







11.はお取り寄せグルメの「房総式ラーメンJINRIKISEN」の「竹岡式ラーメン」。

醤油ダレにチャーシューの旨みを移した「竹岡式ラーメン」とは思えない程の旨味と、香ばしい醤油の風味、そして乾麺とは思えないコシと旨さの麺、そして肉感と旨味有るバラチャーシューがタップリ載っており、味もボリュームも大満足の一杯でした。

前回取り寄せて、その旨さにすっかりハマり、今回再び取り寄せました。







12.は「ぎょうてん屋 町田店」の「らーめんぎ郎(小)」。

近くまでは良く来るのですが、なんせラーメン激戦区の町田なので、気になりながらも未だに食べていませんでした。
醤油とみりんの効いた濃い目のスープは、豚のエキスがしっかり効いており、太麺は見た目よりコシと歯応えが有って、二郎系のオーション粉を使用した麺に負けていません。
具材のブタも甘塩っぱい味付けでスープに合っており、ヤサイも茹で加減が絶妙です。
なるほど、これなら看板メニューになっているのもナットクです。







13.は「町田家 町田本店」の「プチラーメン」。

豚と鶏のスープが絶妙な比率で、醤油ダレも醤油のカドが立っていないマイルドなスープです。
無論、お好みを「濃いめ」にすれば醤油の立ったキリリとした味にも出来ます。







14.は八王子の「シゲジン」の「バブリーなトムワルクン」。

「シゲジン」さんの限定「バブリーなトムワルクン」でしたが、ブレンダーで泡立てたクリーミーなトムヤムクン風のスープがとても美味しい一杯でした。

「ブートジョロキア」使用のスープは辛いもの好きにも納得の辛さで、更に辛さを望むなら、¥50刻みで辛さをUPする事も可能です。

ただ辛いだけで無く、酸味とココナッツミルクのまろやかさと甘みが有り、ビーフコンソメの旨味が感じられる一杯でした。







15.は八王子の「鶏びあんSoba みやみや」の「鶏びあんSoba しょうゆ」。

いわゆる「鶏と水」系では有りますが、醤油が立っている感が有り、それにも関わらずまろやかな味わいのスープです。

合わせた「麺屋棣鄂」製の麺もバッチリ合っていて、ローストポークのチャーシューも、福岡糸島産の穂先メンマも九条ネギも素晴らしいハーモニーです。







16.は「ラーチャン専門 我武者羅 橋本店」の「背脂生姜+半チャーハンセット」。

醤油と生姜の効いたスープに背脂のまろやかさでコクと旨味が増して、とても美味しい一杯でした。

組み合わされる三河屋製麺製の中太平打ち麺もとても相性が良く、バラ巻きチャーシューや細切りメンマ、バラ海苔、刻みネギなどの具材も絶妙なマッチングです。

半チャーハンは「半」と言うには大分多めですが、しっとりとパラパラの間位の炒め加減で、香ばしいラードの風味とチャーシューや刻んだナルトや卵の風味、そして背脂のコクがとても美味しいチャーハンです。







17.はお取り寄せグルメの「天下一品」の「こってり」。

これだけの濃厚さが有りながら、後味がスッキリしているスープはなかなか無いと思います。

鶏ベースとは言え、濃厚だけど後味もしつこいか、スッキリだけどコクが足りないか、どちらかですが、天一の「こってり」はその両方を満たしてくれます。

お取り寄せでもお店に迫るクオリティなので、すっかりハマって定期的に取り寄せる様になりました。








18.は町田の「雷文」の「ワンタン麺」(醤油)。

滋味深い多層的な旨味を持つスープは今も色褪せない味でした。

今となっては多層的な味を持つスープは珍しく有りませんが、この何とも言えない滋味深い優しい味は、唯一無二のものです。







19.は「蒙古タンメン中本 町田店」の限定の「五目ヒヤミ」。

「五目味噌タンメン」の具材に「冷やし味噌」のスープ+オイスターソースと言う組み合わせはとても美味しいものでした。

辛さも「味噌卵麺」と同じ位有り、辛いもの好きにも満足出来る辛さです。
もっと辛くしたい方には更に辛さ増しが出来る様で、隣の方は辛さ3倍にしていました。

豊富な具材がまた魅力的で、香ばしく炒められた具材と、具材の旨味が加わったスープで、かなりの量にも関わらずペロリと完食出来てしまいます。







20.は2021年9月22オープンの新店「豚らーめん ミドリカワ」「濃厚らーめん」+「生たまご」。

中華蕎麦とみ田直営店にて9年修行し、地元に戻って独立された様です。
店名は師匠の富田さんににつけていただいたそうです。

個人的にあまり甘みが強く無く、味も濃過ぎないスープは正にツボです。
「麺でる 相模原」さんも近い感じですが、「豚らーめん ミドリカワ」さんの方が少しだけ甘みが有る気がします。







21.はお取り寄せの、山形の麺屋 酒田の「お取り寄せラーメン」。

以前お取り寄せして食べてみて、美味しかったのでリピートです。

やはり今までの経験上旨いラーメンに多い、"出汁パックで出汁を煮出して醤油ダレと合わせるタイプのスープは旨い"と言う法則通り、美味しい一杯でした。

スープのみならず、自家製麺の太麺も旨い麺ですし、具材の角煮チャーシューやメンマも美味しくて、しかも1食当たり¥500、送料込みでも1食辺り788円と言う安さで、冷凍では無く冷蔵の為、賞味期限は短めなものの、麺も具材も味の劣化が少ないので、家庭でもとても美味しく食べられます。

コスパで考えても味で考えても、お取り寄せラーメンとしてはとてもオススメ出来る一杯です。







22.は一蘭 相模原店の「ラーメン」。

「一蘭 相模原店」の「ラーメン」でしたが、チェーン店ならではの安定感で、安心して食べられる一杯でした。

濃厚かつ後味スッキリのスープは、何処の店舗で食べても安定した味で、臭みも無く、濃くも薄くも無い丁度良い味加減で、ニンニクや「秘伝のタレ」はやはり基本の量が一番合っています。







23.は小田急相模原の「麺処 宥乃」の「煮干しらーめん」¥750+「味玉」¥100+「背脂」¥100と生姜。

「麺処 宥乃」さんの「煮干らーめん」+「背脂」+「味玉」+生姜でしたが、この「煮干らーめん」、そのまま食べると全く違う感じの味になります。

背脂を足せば、醤油の味がマイルドになり、コクと旨味がプラスされます。

更にその「背脂煮干」に生姜をプラスすると、新潟の「燕ラーメン」と「長岡ラーメン」のイイトコ取りの様な味になります。







24.は南林間の「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」の限定「とびうおグリーン」。

「焼きあご煮干らーめん とびうお」さんの限定「とびうおグリーン」でしたが、1杯で3回美味しいラーメンでした。

まずはそのまま味わって、タレとマッシュポテト、抹茶の渾然一体となった旨味を味わい、味変で別の器でラー油を混ぜて頂けばエスニック風に、そして最後は割りスープで割ったスープを味わえます。







25.は「麺でる 相模原店」の「釜玉麺」。

Twitter情報で「※麺がモデルチェンジ」との事で行って来ました。

見た感じは以前の麺よりも平たくなった感じで、二郎のオーション麺の様に少し縮れています。

食べてみた感じでも、以前のモチモチ麺に比べてやや硬めのゴワモチな食感になっています。

また以前よりもかんすいが効いているのか、色も少し黄色味掛かっています。







26.は日暮里の「酒麺処 ぶらり」の「鶏白湯らーめん(玉子入り)」。

マイルドな鶏白湯スープは旨味たっぷりで、中太平打ち麺との相性もバッチリです。







27.は西日暮里の「えどもんど」。

二郎インスパイア系の話題のお店。

少し細めの自家製麺の麺は、適度なゴワゴワ感が有り、スープは豚の旨味たっぷりで醤油とみりんの効いた微乳化スープ。

デカイ豚もボリューム満点で、行列も納得の旨さでした。






と言う訳で2021年9月のラーメンでした。
Posted at 2021/09/30 19:37:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラーメン | 日記
2021年09月23日 イイね!

納車4ヶ月経過のBMW X1(F48)xDrive 18d xLineの○と✖️:その②

納車4ヶ月経過のBMW X1(F48)xDrive 18d xLineの○と✖️:その②前回の続きです。

BMW X1 xDrive18d xLine (以降「X1(F48)」とします)が納車されて4ヶ月が経過しました。








4ヶ月乗ってみて、良かった所、悪い所も見えて来たので、レポートしようと思います。







③サイズについて

X1(F48)はBMWのXシリーズのエントリーモデルですが、全長4.4mは良いとして幅は1820mmとウチの987ケイマンSより20mm幅広です。

エントリーモデルでこの大きさと言うのもどうかとは思いますが、これ以上大きくなるとガレージに入らないので、この位で止めて欲しいです。







普段はこの様に2台直列で奥に987ケイマンS、手前にBMW X1(F48)を置いています。

BMW X1(F48)は右ハンドルだから問題有りませんが、ガレージから家に入るドアの関係で、987ケイマンSは助手席から乗り降りするハメになります。










洗車を頼む時も、987ケイマンSはSサイズ(=Small)なのに、X1はLサイズ(Large)で、洗車代が倍位違います。
ボディの表面積的には仕方が無いのかな?とは思いますが…










しかし家族クルマとして考えると、4人乗って4人分の旅行カバンやスキーバッグを積む事を考えると、これ位の大きさで無いと辛いので、そういう意味ではジャストサイズだと言えます。









次に続きます…
Posted at 2021/09/23 19:56:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ関係 | 日記
2021年09月23日 イイね!

987ケイマンSの事:その28

987ケイマンSの事:その28前回の続きです。











クルマ好きには2つのタイプが居ると言われています。
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某有名クルマ漫画のセリフにも、

"昔からよく言うだろ、クルマ好きの2つのタイプ 血液にガソリンが流れてるタイプとオイルが流れてるタイプ━━━ つまり走り系とイジリ系てトコか"

と言うセリフが有ります。







自分をコレに当て嵌めてみると、両方なんです。
走る事も好きだけれど、イジるのも好き。
無論、大した事は出来ませんが最低限のメンテナンス位はしますし、簡単な補修なら自分でやります。

走る方は、最近は専ら公道でツーリングですが、年に1〜2度位サーキットも走ります。

ただ、自分は"クルマ自体が好きなタイプ"なので、走るのもイジるのもその一環です。

と言う訳で、今回は自分の987ケイマンSに対するスタンスについて書いてみようと思います。







②イジらずに居られない

一番最初にカスタマイズをしたのは、最初に買ったジムニー(JA71V)から。
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シートレールだけでしたが、初めてカスタマイズをしたのもこのクルマです。







エスクードノマドは通勤車両だったので、カスタマイズは行いませんでしたが、カプチーノは色々イジりました。
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まずロールバー風のファッションバーとステアリングをNARDIのクラッシックに換え、シフトノブをアルミ削り出しのものに換えました。

この頃のスズキ車はブレーキが弱くて、箱根でダウンヒルをやったら一発でパッドが炭化し、ローターは熱で波打ってしまいました。

純正ローターを4回交換しましたが、あまりにブレーキがダメになるのでパッドはエンドレスのスポーツタイプに換え、それでもダメだったので結局エンドレスのメタルタイプに換えました。

その頃はクルマ屋さんに勤めていたので、取引先のブレーキメーカーから試作品のブレーキホースやブレーキオイルを試して欲しいと言われて、色々なホースやブレーキオイルを試しました。

友人がエンジンを壊して、修理代のためにマフラーを買って欲しいと言われて、初めてマフラー交換をしたのもこのクルマです。







そしてアルテッツァ。
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このクルマ、コンセプトは悪く無いのですが、兎に角ノーマルだとイロイロあってスポーツ走行に向いていませんでした。

サーキット走行で必要なブレーキパッド、車高調整式サスペンション、スタビライザー、メンバーブレースなどの一般的なパーツの交換だけでは安心してスポーツ走行出来るレベルになりません。

まずリアサスペンションが根本的にジオメトリが悪く、折角の4輪ダブルウィッシュボーンサスペンションなのに、アームが短くて対地変化が大きく、ストロークすると急激にトーが変化してリアがブレークしてしまいます。

これを改善するにはTRDがワンメイクレース用に作った、リアサスペンションメンバーを丸ごとリプレースするキットに換装しなければなりませんでした。

ちなみにリアサスペンションメンバーは部品だけで30万円以上、工賃を含めて40万円以上します。







この他、水冷式オイルクーラーが付いているものの、そのお陰ですぐに水温が上がってしまうので、3層式ラジエターに換装したり、スポーツ走行するとパワステオイルが吹き出してエンジンがオイルまみれになってしまうので、キャビテーションを防ぐレーシングパワステタンクへの換装も行いました。

またエンジン/ミッションマウントもノーマルはNVH対策で柔らかいので、スポーツ走行をすると動き過ぎてしまい、2速が無くなる現象やエンジンが回ってしまう事によって車両姿勢が乱れてしまうのでより硬いものに交換したり、サスペンション周りのブッシュ類も全て打ち替えました。







そして致命的なのがパワーの割に車重が重い事。
これを対策する為、まずはファイナルを4.1→4.3へ変更し、エキゾーストマニホールドを4−2−1から4−1タイプに換装、エアクリーナーを高効率タイプに変更、そしてAPEXiのPOWER-FCによるエンジン制御に変え、現車合わせでセッティングを依頼し、シャシダイで200PSに迫る所までパワーアップしました。







しかし、今度はオイル容量の少ないノーマルデフが音を上げてしまい、機械式LSDが入っていた為、走行する度にデフオイルを換えなければならなくなりました。

そこで大容量デフカバーを装着してオイル容量を0.9l→1.6lに増量し、対策を行いました。




他にも強化クラッチ&カバー、モッサリしたエンジンレスポンスを改善するためにフライホイールの軽量化、ステアリング、フルスケールメーター、クイックシフト、バケットシート、4点フルハーネス、ストラットタワーバー、オイルキャッチタンク…とイロイロやって、漸く安心してサーキットを走れる様になりました。

が、ここまで持って来るにはもう1台買える位の投資が必要で、余程このクルマに入れ込んでいなければ、まずここまでやらないと思います。

ちなみにこのクルマ、今でもこのクルマをチューニングしてくれたSHOPの方が乗っていて、今でもサーキットを走っている様です。







そして987ケイマンS。
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"PORSCHEならあまりイジらなくてもサーキット走行出来るだろう"

と安易に考えていましたが、幾らPORSCHEでもGT系の様な役モノではない987ケイマンSでは、そのままサーキットを走るのは無理がありました。

まずブレーキパッドは流石に持たず、FSWだと2周が限界でした。

ノーマルの脚だとPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネジメント=電子制御可変サスペンション)を「SPORTS」にしても、ロールアンダーが出てしまう為、PASMを殺して車高調整式サスペンションに換装しました。

またバネレートを低めにした為、ロールを抑える為に強化スタビライザーも入れました。

シートはフルバケットシートに、シートベルトは4点フルハーネスにしました。

しかし、987ケイマン/ボクスターにはPORSCHEが弱アンダーのマイルドな旋回性にする為に、意図的にフロントのネガティブキャンバーが殆ど付かない様にされていると言う致命的な弱点が有り、これをどうにかしないと本来の旋回性能が出ません。

その為、フロントサスペンションの形式が同じ997GT3の調整式ロアアームを移植してフロントのネガティブキャンバーを付けました。

これをやると、旋回性能が大幅に向上しますが、その代わりスピンし易くなります。

ここまでやって、漸く987ケイマンSも安心してサーキットを走れる様になりました。

結局、サーキットを走るにはPORSCHE車と言えども全くそのままでは無理でした。







但し、自分の中でイジる時の制約を設けています。

それは、"必要以上にクルマに負担を掛けない"と言う事です。

例えば、タイヤに関してはハイグリップラジアル止まりで、セミレーシングタイヤは使わない事にしています。

何故かと言うとセミレーシングタイヤはその強大なグリップの代償として、ボディに大きな負担が掛かり、3万kmも走ればボディが緩んで来てしまうからです。

セミレーシングタイヤにすると、その強大なグリップに対応する為にサスペンションも強化しなければならず、よりバネレート/ダンピングレートを上げる必要が有り、結果的にボディへの入力が大きくなります。

ロールバーを付けてボディと溶接すれば、かなり寿命を伸ばせますが、それでもボディは緩みます。

結局ホワイトボディにしてスポット溶接増しを行い、ロールケージを入れて補強し直し、モノコックにも補強を入れ…と際限無く強化するハメになります。

個人的にはサーキットのラップタイム至上主義では無く、

"クルマが好き"

と言うのが一番なので、そこまでクルマを痛めたく無いと言うのが有るのです。

同じ理由で、サスペンションのバネレートも必要最低限にしており、その分スタビライザーを強化してロールスピードを抑えるなどの工夫をしています。







"クルマが傷むのがイヤならサーキットなんか走らなきゃ良いのに"

御説御尤もでございます。




が、しかし”スポーツカー"である以上、"その性能を最大限引き出して走りたい"

と言うのは譲れない線であり、そうでなければスポーツカーに乗っている意味もないのでは無いかと思います。




"サーキットは走りたいけれど、必要以上にクルマを傷めたく無い"

と言うのが自分のポリシーです。




クルマの楽しみ方は多種多様であり、多様性は尊重されるべきで、自分の考えを人に押し付ける気も毛頭有りませんが、自分としてはそう言う考え方でクルマと付き合って来ています。







長くなったので、次に続きます…
Posted at 2021/09/26 21:25:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | PORSCHE | 日記
2021年09月18日 イイね!

987ケイマンSの事:その27

987ケイマンSの事:その27













クルマ好きには2つのタイプが居ると言われています。

某有名クルマ漫画のセリフにも、

"昔からよく言うだろ、クルマ好きの2つのタイプ 血液にガソリンが流れてるタイプとオイルが流れてるタイプ━━━ つまり走り系とイジリ系てトコか"

と言うセリフが有ります。







自分をコレに当て嵌めてみると、両方なんです。
走る事も好きだけれど、イジるのも好き。
無論、大した事は出来ませんが最低限のメンテナンス位はしますし、簡単な補修なら自分でやります。




走る方は、最近は専ら公道でツーリングですが、年に1〜2度位サーキットも走ります。

ただ、自分は"クルマ自体が好きなタイプ"なので、走るのもイジるのもその一環です。







と言う訳で、今回は自分の987ケイマンSに対するスタンスについて書いてみようと思います。







①見た目命

自分がクルマを選ぶ時、一番気にするのが”見た目”です。







初めて買ったクルマはスズキのジムニーでした。

完全に一目惚れでした。
学生だったのでアルバイトを3つ掛け持ちして買いました。







次がスズキのエスクードノマド(初代)

これも見た目で買いました。
多分、一番スキーに行った時のクルマです。







そしてスズキのカプチーノ(EA11R)

モーターショーで発表された時から買うと決めて、発売と同時に予約して手に入れました。

この時はエスクードと2台持ちで、お金が無くて苦労しました。







トヨタのアルテッツァは外観では無く、"クロノグラフメーター"と呼ばれるメーターパネルに一目惚れしました。


(写真はTRD製のセンタータコメーター)

もちろん外観も好きですが、"クロノグラフメーター"が好きでした。
後でTRD製のセンタータコメーターに換えましたが、今でもこのメーターのデザインは好きなデザインです。







そして987ケイマンS。

自分の中でのPORSCHEのイメージは、やっぱり930ターボや964のカエル目玉のあのカタチです。

987/997は恐らくあのイメージを残した最後のPORSCHEでは無いかと思います。

996/986でアバンギャルドな造形に挑戦して、997/987で原点回帰した感じです。

991/992は997のイメージは残っていますが、ホイールベースが伸びてワイド化し、平べったくなっていて997までのあのPORSCHEらしい造形は失われています。

ケイマン/ボクスターに関しては987の後期からヘッドライト形状が段々先鋭化して、981/982では最早フェラーリの360モデナやF430っぽい感じになり、PORSCHEらしい雰囲気は全く無くなりました。

個人的にはやっぱり997/987までのあのPORSCHEらしい造形が一番好きです。







長くなったので、次に続きます…
Posted at 2021/09/18 22:30:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | Cayman S | 日記
2021年09月11日 イイね!

納車4ヶ月経過のBMW X1(F48)xDrive 18d xLineの○と✖️:その①

納車4ヶ月経過のBMW X1(F48)xDrive 18d xLineの○と✖️:その①













BMW X1 xDrive18d xLine (以降「X1(F48)」とします)が納車されて4ヶ月が経過しました。

4ヶ月乗ってみて、良かった所、悪い所も見えて来たので、レポートしようと思います。







①外観について

長さに対する幅の比率は悪く無く、車高も高過ぎず低過ぎずで、良く纏まったデザインだと思います。

2019年のマイナーチェンジでフロントマスクがより落ち着いたデザインになり、個人的には結構気に入っています。

外装色は、987ケイマンSがコバルトブルーなので、違う色にしようかとも思いましたが、白は多過ぎるし黒も多いし、他に良さそうな色が無くて結局この色になりました。







これも一目でBMWファミリーと分かるテール周り。

セダンもクーペも、X系のSUVも、一目でBMWだと分かります。
お陰でX3やX5とは遠目では区別がつきません(笑)。







そしてサイドのキャラクターラインもBMWのデザインフィロソフィーに則っています。

これも3シリーズ/4シリーズなどからSUVまで、BMWファミリー共通のデザインです。







18inchアルミホイール。

xLineの標準は18inchのYスポークデザインのホイールですが19inchと比べても余り差を感じません。

個人的にはMスポーツの18inchよりはこっちのデザインの方が好きなので、これで良かったです。

ちなみに19inchにすると乗り心地が物凄く悪化するのは、代車のX2の時に体験しているので、18inchにしておいて正解でした。







②内観

メーター周りはイマドキの最新型のクルマと比べると、設計年度の古さを隠せませんが、個人的にノッペリした液晶パネルが好きではないので、恐らく最後と思われるアナログなメーターが気に入っています。

必要な情報は得られますし、無理に地図を表示してくれなくてもダッシュボード上の7inchモニターで十分です。

ただ、折角空気圧センサーが有るのに警告灯しか無いのはちょっと惜しいです。







ステアリングのスイッチ類は左側がACC関連、右側がオーディオ/音声認識関連とまとめられています。

操作性も視認性も問題有りません。
最新のフォルクスワーゲンゴルフ8ではタッチスイッチになった様ですが、タッチ式は運転しながら押すには、ちゃんと押せたかどうか判り難くて個人的にはキライなので、物理スイッチの方が良いです。







ライティングスイッチ類はステアリングコラム右下にまとめられています。

欧州車は基本コレなので、分かり易いと言えば分かり易いのですが、左ハンドルの987ケイマンSはスイッチがステアリングコラム左下に有るので、乗り換えると右か左か迷う事が良く有ります。







エンジンスタート/ストップボタンと、アイドリングストップOffスイッチはステアリングの裏側の方に有ります。

丁度ウィンカーレバーに隠れて見えないので、アイドリングストップOffスイッチを押したときに点灯するインジケーターも見えません。

これを見るためにハンドルの隙間から覗き込まなければならず、とても面倒です。

インパネ内にアイドリングストップOffを表示してくれれば良いだけなのですが…







ダッシュボード周りの質感は、最近のプレミアムカーらしく、とても良いです。

最近はポルシェにしても急に質感が上がりましたし、レクサスやマツダのCXシリーズ辺りもかなりの質感です。

ステッチを入れるのもハヤリですが、それも質感を上げている一つの要因です。
プラスチック部分も昔と違って大分良くなり、いかにも”プラスチック”と言う感じでは有りません。

合成皮革と樹脂パッド、プラスチックを上手く使い分けています。







アンビエントライト(ドアインナートリムやダッシュボードに埋め込まれたカラーLED)もプレミアム感を出しています。

別に無くても困らない装備ですが、キーによって個人を識別して個人の設定に切り替わるので、神様用と自分用でどちらのキーで作動しているのか分かって便利です。







センターコンソール周り。

スイッチ類は分かり易くまとめられており、視認性も操作性も問題無いです。

カップホルダーは此処しか無かったのかもしれませんが、視線を外さずにドリンクを取るのは困難です。

これなら987ケイマンSの様にアームでダッシュボード前に出て来る方が余程使い易いです。

また、ピアノブラックのパネルは指紋が付き易く、埃汚れも目立つので、質感は高くなりますが個人的には余り好きでは有りません。







オーディオ&エアコンコントロールパネル。

最近は大きな液晶パネルで、皆TESLAの様になってしまいましたが、走行中に操作するにはタッチパネルは不向きだと思います。

やはり物理スイッチの方が確実に操作出来ます。
尤も、オーディオは基本iPhoneの音楽を聴くだけなので、ボリューム以外を此処で操作する事は無いです。

iDrive7と呼ばれるインフォテイメントシステムに統合されていますが、Apple Car Playを使用しているので、基本オーディオはそちらで操作しています。







エアコンは左右独立で、リア側にも吹き出し口が付いています。
基本的には使い易いのですが、初めは内外気切替えの「A」と「M」が良く分かりませんでした。

①全部消えている時:外気導入(手動)
②「A」      :内外気切替自動
③「M」     :内気循環(手動)

と言う事の様です。

ドイツ車はポルシェもそうですが、1つのスイッチで複数の操作をさせるものが有り、慣れないと良く分からないです。

「MAX AC」はその名の通り、エアコン全開にするボタンで、夏は16度に切り替わって素早く車内を冷房します。







ドアのミラーとパワーウィンドウのスイッチ。

ドアミラーの左右選択スイッチを運転席側(日本だと右側)にしておくと、リバースレンジに入れた時に左ミラーが自動的に下に向く「パーキングモード」付きです。

しかし、ウチの場合左側にベタ寄せする必要が有るので、下を向いてしまうと却って見え難いので、左側にして切って有ります。

パワーウィンドウスイッチは縦方向に短いスイッチで、手探りで操作すると高い確率でリアシートのウィンドウを開けてしまいます。

もうちょっと縦方向を長くしてくれれば間違い難いのですが…







パワーシートのスイッチはシートのサイドに付いています。

ドアやセンターコンソール側にスイッチが付いているクルマが多いのですが、個人的には使用頻度が高く無いスイッチを、ドアやセンターコンソールに付けるのは余り良い事とは思いません。

一旦セットしてしまえば、バッテリー交換の時位しか弄らないスイッチなので、シートのサイドに付いている方が良いと思います。







スマートオープン機能付きのパワーリアゲートのスイッチはドアポケットの前についています。

パワーリアゲートのスイッチは、なんと無くサイドシルやドアに有るものと思い込んでいましたが、レンタカーでシボレーのボイジャーを借りた時、パワーゲートのスイッチがオーバーヘッドコンソールに付いていて、見つからずに焦った覚えが有ります。







長くなったので、次に続きます…
Posted at 2021/09/11 20:55:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ関係 | 日記

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