今月は27杯でした。
Covid-19の爆発的な感染者増は、一応ピークアウトした様に見えますが、新たにμ株が出現し、ワクチンの効果も限定的となり、接種率が60%を超えても集団免疫効果が得られない可能性が高くなって来ました。
これから冬に向かうにつれてウィルスの活動が活発化する事が予想され、果たしていつ終息するのか、予断を許さない状況です。
明日で緊急事態宣言が解除されるとは言え、そうした状況なので、原則常日頃行動している範囲内でしか食べ歩きが出来ない状況が続きます。
お取り寄せラーメンを上手く利用しながら、ぼちぼちやって行くしか無い様です。
①は小田急相模原の「麺処 宥乃」の新「比内地鶏・黒」。
以前のスープは、いわゆる「鶏と水」系のスープで、醤油ダレとスープのバランスが取れたスープで、どちらかと言えばスープの味を引き出す方向で作られていたと思います。
今度のスープは「醤油」を前に出したスープで、もちろん比内地鶏のスープの旨さはしっかり有りますが、醤油の香ばしさ、酸味、旨味を生かしたスープになっています。
②は小田急相模原の「石山商店」の9月の限定「豚しゃぶ中華風らーめん」。
初めは正統派の醤油ラーメンの味で、食べ進むにつれて豚しゃぶのネギタレの味がスープに移って、酸味と辛味、ニンニクや山椒の風味が加わり、酸辣湯麺の様な酸っぱ辛い味のスープになります。
太縮れ麺もこのスープの味が中華風になると、絶妙なマッチングで、とても美味しい一杯でした。
③は相模大野の肉煮干し中華そば 鈴木ラーメン店の「ワンタン麺」。
8月に短期間登場しましたが、お客さんから再販の要望が強く、9月に再販となりました。
スープの方は安定した旨さで、毎朝打っている自家製麺の麺の旨さと、チャーシューやメンマなどの具材の旨さも相まって、とても美味しい一杯に仕上がっています。
④お取り寄せグルメの千葉県鎌ヶ谷の「つけ麺目黒屋」の「濃厚つけ麺」。
焦がし醤油のスープは何回か食べた事が有りますが、そのどれとも似ていない、強烈な個性のスープです。
苦味が出るまで焦がした醤油を使ったスープと言うのは、正直初めて食べましたが、味が強いので全てが焦がし醤油のビターな風味になっています。
個性的な事は間違い無いですが、ここまで個性的だと果たして一般受けするのか心配になります。
⑤は相模原市中央区の新店「麺や ZEっ豚」の「ZEっ豚チャンポン」。
一般的なチャンポンと違ってクリーミーな濃厚豚骨のタンメン的な一杯でした。
9月2日オープンの新店ながら、店主さんが「長浜ラーメン相模原店」の店長だった事も有り、味は既に確立されている様に見えます。
⑥は町田の仲見世商店街の「81番」の限定「鶏と魚介のチャーシュー麺」。
鶏と魚介の旨味たっぷりのスープが美味しい一杯でした。
中太平打ち麺もモチっとした食感で、ちゃんとスープも絡んで美味しいです。
タレを控えめにしたら中細麺でも良いかもしれません。
バラ肉のチャーシューは、サッパリスープに合わせたサッパリ系の味付けですが、食べ易い反面ちょっと美味さが控えめな気がします。
⑦は相模原市中央区清新の「六花」の限定の「クジラのたたきまぜそば」。
クジラのタタキとおろしニンニクと言う鉄板の組み合わせと、柚子胡椒、それにタルタルソースと言う斬新な組み合わせですが、昆布の風味とバターが香るタレとタルタルソースがとても良く合っていて、美味しいです。
⑧は「蒙古タンメン中本 町田店」の9月限定「隆辛〜ドン」。
スープは「武蔵野うどん」のつゆに「冷やし味噌ラーメン」の辛味を加えたもので、味的には「一味を入れ過ぎた武蔵野うどん」そのものです。
特注の太麺は、無かんすい、もしくはかんすい弱めのモチモチ食感で、これも中華麺ながら限り無くうどんに近い麺です。
具材も「武蔵野うどん」そのもので、まさに中本版の「武蔵野うどん」でした。
⑨は相模大野の「清勝丸 相模大野店」の「濃厚味噌つけ麺」。
そこそこに旨いものの、突出した部分が無くてちょっと物足りなかった「濃厚つけ麺」に対して、旨味の多い味噌を合わせ、ラー油のピリ辛も加えて少し尖らせた事で、味に厚みが増すと同時にピリ辛の風味が食欲をそそる様になっています。
⑩は相模原市緑区の「一条流がんこ総本家 相模原分店」の「メンタイコマヨネーズおろし麺」。
明太子+マヨネーズは想像出来ますし、大根おろし+醤油も想像出来ますが、明太子+マヨネーズ+大根おろし+醤油は、食べる前は想像出来ませんでした。
実際に食べて見ると、"濃厚で有りながらサッパリしている"としか表現の仕様の無い、不思議な味でした。
「お口直し用」スープは名前の通りですが、味が単調になって飽きない様に、味変に近い役割で付いて来ている感じです。
11.はお取り寄せグルメの「房総式ラーメンJINRIKISEN」の「竹岡式ラーメン」。
醤油ダレにチャーシューの旨みを移した「竹岡式ラーメン」とは思えない程の旨味と、香ばしい醤油の風味、そして乾麺とは思えないコシと旨さの麺、そして肉感と旨味有るバラチャーシューがタップリ載っており、味もボリュームも大満足の一杯でした。
前回取り寄せて、その旨さにすっかりハマり、今回再び取り寄せました。
12.は「ぎょうてん屋 町田店」の「らーめんぎ郎(小)」。
近くまでは良く来るのですが、なんせラーメン激戦区の町田なので、気になりながらも未だに食べていませんでした。
醤油とみりんの効いた濃い目のスープは、豚のエキスがしっかり効いており、太麺は見た目よりコシと歯応えが有って、二郎系のオーション粉を使用した麺に負けていません。
具材のブタも甘塩っぱい味付けでスープに合っており、ヤサイも茹で加減が絶妙です。
なるほど、これなら看板メニューになっているのもナットクです。
13.は「町田家 町田本店」の「プチラーメン」。
豚と鶏のスープが絶妙な比率で、醤油ダレも醤油のカドが立っていないマイルドなスープです。
無論、お好みを「濃いめ」にすれば醤油の立ったキリリとした味にも出来ます。
14.は八王子の「シゲジン」の「バブリーなトムワルクン」。
「シゲジン」さんの限定「バブリーなトムワルクン」でしたが、ブレンダーで泡立てたクリーミーなトムヤムクン風のスープがとても美味しい一杯でした。
「ブートジョロキア」使用のスープは辛いもの好きにも納得の辛さで、更に辛さを望むなら、¥50刻みで辛さをUPする事も可能です。
ただ辛いだけで無く、酸味とココナッツミルクのまろやかさと甘みが有り、ビーフコンソメの旨味が感じられる一杯でした。
15.は八王子の「鶏びあんSoba みやみや」の「鶏びあんSoba しょうゆ」。
いわゆる「鶏と水」系では有りますが、醤油が立っている感が有り、それにも関わらずまろやかな味わいのスープです。
合わせた「麺屋棣鄂」製の麺もバッチリ合っていて、ローストポークのチャーシューも、福岡糸島産の穂先メンマも九条ネギも素晴らしいハーモニーです。
16.は「ラーチャン専門 我武者羅 橋本店」の「背脂生姜+半チャーハンセット」。
醤油と生姜の効いたスープに背脂のまろやかさでコクと旨味が増して、とても美味しい一杯でした。
組み合わされる三河屋製麺製の中太平打ち麺もとても相性が良く、バラ巻きチャーシューや細切りメンマ、バラ海苔、刻みネギなどの具材も絶妙なマッチングです。
半チャーハンは「半」と言うには大分多めですが、しっとりとパラパラの間位の炒め加減で、香ばしいラードの風味とチャーシューや刻んだナルトや卵の風味、そして背脂のコクがとても美味しいチャーハンです。
17.はお取り寄せグルメの「天下一品」の「こってり」。
これだけの濃厚さが有りながら、後味がスッキリしているスープはなかなか無いと思います。
鶏ベースとは言え、濃厚だけど後味もしつこいか、スッキリだけどコクが足りないか、どちらかですが、天一の「こってり」はその両方を満たしてくれます。
お取り寄せでもお店に迫るクオリティなので、すっかりハマって定期的に取り寄せる様になりました。
18.は町田の「雷文」の「ワンタン麺」(醤油)。
滋味深い多層的な旨味を持つスープは今も色褪せない味でした。
今となっては多層的な味を持つスープは珍しく有りませんが、この何とも言えない滋味深い優しい味は、唯一無二のものです。
19.は「蒙古タンメン中本 町田店」の限定の「五目ヒヤミ」。
「五目味噌タンメン」の具材に「冷やし味噌」のスープ+オイスターソースと言う組み合わせはとても美味しいものでした。
辛さも「味噌卵麺」と同じ位有り、辛いもの好きにも満足出来る辛さです。
もっと辛くしたい方には更に辛さ増しが出来る様で、隣の方は辛さ3倍にしていました。
豊富な具材がまた魅力的で、香ばしく炒められた具材と、具材の旨味が加わったスープで、かなりの量にも関わらずペロリと完食出来てしまいます。
20.は2021年9月22オープンの新店「豚らーめん ミドリカワ」「濃厚らーめん」+「生たまご」。
中華蕎麦とみ田直営店にて9年修行し、地元に戻って独立された様です。
店名は師匠の富田さんににつけていただいたそうです。
個人的にあまり甘みが強く無く、味も濃過ぎないスープは正にツボです。
「麺でる 相模原」さんも近い感じですが、「豚らーめん ミドリカワ」さんの方が少しだけ甘みが有る気がします。
21.はお取り寄せの、山形の麺屋 酒田の「お取り寄せラーメン」。
以前お取り寄せして食べてみて、美味しかったのでリピートです。
やはり今までの経験上旨いラーメンに多い、
"出汁パックで出汁を煮出して醤油ダレと合わせるタイプのスープは旨い"と言う法則通り、美味しい一杯でした。
スープのみならず、自家製麺の太麺も旨い麺ですし、具材の角煮チャーシューやメンマも美味しくて、しかも1食当たり¥500、送料込みでも1食辺り788円と言う安さで、冷凍では無く冷蔵の為、賞味期限は短めなものの、麺も具材も味の劣化が少ないので、家庭でもとても美味しく食べられます。
コスパで考えても味で考えても、お取り寄せラーメンとしてはとてもオススメ出来る一杯です。
22.は一蘭 相模原店の「ラーメン」。
「一蘭 相模原店」の「ラーメン」でしたが、チェーン店ならではの安定感で、安心して食べられる一杯でした。
濃厚かつ後味スッキリのスープは、何処の店舗で食べても安定した味で、臭みも無く、濃くも薄くも無い丁度良い味加減で、ニンニクや「秘伝のタレ」はやはり基本の量が一番合っています。
23.は小田急相模原の「麺処 宥乃」の「煮干しらーめん」¥750+「味玉」¥100+「背脂」¥100と生姜。
「麺処 宥乃」さんの「煮干らーめん」+「背脂」+「味玉」+生姜でしたが、この「煮干らーめん」、そのまま食べると全く違う感じの味になります。
背脂を足せば、醤油の味がマイルドになり、コクと旨味がプラスされます。
更にその「背脂煮干」に生姜をプラスすると、新潟の「燕ラーメン」と「長岡ラーメン」のイイトコ取りの様な味になります。
24.は南林間の「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」の限定「とびうおグリーン」。
「焼きあご煮干らーめん とびうお」さんの限定「とびうおグリーン」でしたが、1杯で3回美味しいラーメンでした。
まずはそのまま味わって、タレとマッシュポテト、抹茶の渾然一体となった旨味を味わい、味変で別の器でラー油を混ぜて頂けばエスニック風に、そして最後は割りスープで割ったスープを味わえます。
25.は「麺でる 相模原店」の「釜玉麺」。
Twitter情報で「※麺がモデルチェンジ」との事で行って来ました。
見た感じは以前の麺よりも平たくなった感じで、二郎のオーション麺の様に少し縮れています。
食べてみた感じでも、以前のモチモチ麺に比べてやや硬めのゴワモチな食感になっています。
また以前よりもかんすいが効いているのか、色も少し黄色味掛かっています。
26.は日暮里の「酒麺処 ぶらり」の「鶏白湯らーめん(玉子入り)」。
マイルドな鶏白湯スープは旨味たっぷりで、中太平打ち麺との相性もバッチリです。
27.は西日暮里の「えどもんど」。
二郎インスパイア系の話題のお店。
少し細めの自家製麺の麺は、適度なゴワゴワ感が有り、スープは豚の旨味たっぷりで醤油とみりんの効いた微乳化スープ。
デカイ豚もボリューム満点で、行列も納得の旨さでした。
と言う訳で2021年9月のラーメンでした。