2020年10月のラーメン⑤の続きです。
25.は「中国ラーメン 揚州商人」。
神様の要望で「中国ラーメン揚州商人」に行って来ました。
ここは注文制なので、メニューを見てオーダーします。
私はいつもの「激辛酸辣湯麺」にワンタントッピングしてみました。
待つ事7〜8分で、「激辛酸辣湯麺」ワンタントッピングが着丼。
まずはスープを一口。
「激辛」と言う名前ですが、辛さは「蒙古タンメン中本」の辛さ度で言えば"5"の「蒙古タンメン」位です。
溶き卵のお陰で辛さは更にマイルドになり、鶏ガラスープと筍や椎茸、フカヒレなどの素材を合わせたスープはサッパリしています。
麺は刀切麺にしてみました。
極太の麺は「刀削麺」に似ていますが、モチモチ食感で極太麺ならではの歯応えが有ります。
縮れているのでトロミのついたスープが良く絡みます。
トッピングのワンタン。
皮がプリプリで、餡は挽肉とネギが入っています。
5個入っているのでボリューム的にも満足感は高いです。
豚薄切り肉や椎茸、筍などの具材。
トロミのついたスープに溶き卵と共に入っています。
写真だと判かり難いですが、透明な細いものはフカヒレでしょうか?
白髪葱も入っています。
麺とワンタンを食べ終えたので、穴あきレンゲで溶き卵や他の具材を頂きます。
色々入っているので、具材だけでも結構楽しめます。
スープを味わいます。
鶏ガラベースのスープに恐らく黒酢と思われる酸味が加わり、そこに自家製ラー油の辛さが合わさって、とても美味しいです。
と言う訳で、完食。
「揚州商人」の「激辛酸辣湯麺」でしたが、チェーン店とは言えこの味は凄いと思います。
鶏ガラベースのスープと黒酢、自家製ラー油の旨さと、刀切麺の食感と旨さが合わさり、溶き卵や具材と共に絶妙な旨味になっています。
こと「酸辣湯麺」に関しては、今の所ここが一番旨い様な気がします。
26.「麺処ぐり虎 海老名店」。
10月14日に神奈川県海老名市の「ビナウォーク」内に出来たので、行って来ました。
店主さんはイタリアンシェフの経歴を持ち、「麺処 ほん田」で修行された方で、本店は「ミシュランガイド京都・大阪+岡山 2021」にミシュランプレート(ミシュランの基準を満たしたお店)として掲載されています。
「日本一の鶏塩ラーメン」を標榜していますが、はたしてどうなのでしょう?
ウリである「鶏塩ラーメン」が気になります。
もう一つのウリである「イタリア産黒トリュフの醤油そば」は残念ながら食材の入荷の遅れで提供が有りませんでした。
とても残念ですが、今回は「鶏と魚介の醤油そば」にする事にしました。
12:30頃着いて、外待ちが4名。10分程で入店出来ました。
席が埋まっている訳では無く、Covid-19対策で消毒などを行なっているので、待ちが発生している様です。
私は「左上の法則」で「特製鶏塩らーめん」を、奥様は「鶏と魚介の味玉醤油そば」にしました。
待つ事7〜8分で「特製鶏塩らーめん」が着丼。
スープの透明度が美しいです。
まずはスープを一口。
軍鶏や丸鶏を使用して8時間掛けて煮出した清湯スープに、4種の塩を使用し昆布・椎茸・鰹節などを使用した塩ダレとの事ですが、確かに流行りの丸鶏スープの味と、昆布や鰹節も感じますが、恐らく貝類の旨味が有る様な気がします。
麺はあの「中華蕎麦 とみ田」の「心の味食品」製の中細ストレート麺。
パツンと言う食感でコシが有り、小麦の風味のする旨い麺です。
トッピングの肩ロースチャーシュー。
低温調理のレアチャーシューの様です。
しっとりとした食感で、適度な味付けの美味しいチャーシューです。
トッピングの豚バラチャーシュー。
こちらはスモークされていて香ばしい風味のチャーシューです。
トッピングの鶏チャーシュー。
これもスモークされています。
豚バラチャーシューより大きいせいか、スモークの香りが濃く、香ばしさが口一杯に広がります。
トッピングのメンマ。
柔らかく、適度な味付けで、食感を楽しめるメンマです。
トッピングの白髪葱と糸唐辛子、そして柚子皮。
塩味スープに良く合う白髪葱と糸唐辛子。
柚子皮は「柚子塩らーめん」で無くても入っています。
トッピングの水菜。
何故か葉の部分が無く、茎の部分だけの水菜。
水菜のシャキシャキ食感が良い感じです。
トッピングの味玉。
特製ダレとブランデーに漬けた味玉との事。
かなり濃いめの味がついており、ハッキリとした味です。
スープを食ってしまいそうな程の味玉です。
麺と具材を食べ終えて、スープを味わいます。
非常に丁寧に取られた丸鶏スープは、湯河原の「飯田商店」や三ノ輪の「トイ・ボックス」を彷彿とさせる味です。
昆布の旨味、鰹節の旨味も感じますが、やっぱり貝類の味がする気がします。
神様の「鶏と魚介の味玉醤油そば」を少し味見させてもらいました。
かなり濃いめの色で、魚粉が丼に付いています。
まずはスープを頂きます。
魚粉が付いていたので、さぞ煮干しの味が強いのだろうと思っていましたが、思いの外鰹節か宗田節と思われる味が前面に出ています。
醤油の味は流行りのキレのあるタイプではなく、まろやかな甘みを感じるタイプの醤油で、丸鶏スープと魚介出汁に良く合う醤油ダレになっています。
麺は恐らく「鶏塩らーめん」と同じ、「心の味食品」製の中細麺と思われます。
茹で加減もパツンと言う食感なので、ほぼ同じだと思われます。
醤油味スープは色が濃いので、麺も少し色がついています。
追加で和え麺を頼みました。
2種類有る内の「岩手鴨といりこ和え麺」にしました。
まずはタレを絡めて、そのまま頂きます。
和え麺にすると、麺の旨さが更に引き立ちます。
鴨の脂といりこの風味のする醤油ダレは、少し甘みの有るまろやかな味で、「鶏と魚介の醤油そば」に似ています。
和え麺を「鶏塩らーめん」のスープに入れて頂きます。
醤油味の和え麺ですが、スープに洗われて醤油の味はそんなにしなくなりますが、その代わり鴨の風味がとても濃厚に感じられます。
和え麺も完食。
神様と二人で半分ずつ食べたので、すぐ食べ終わりました。
改めてスープを味わいます。
「鶏塩らーめん」のスープは奥様も大絶賛。
やはり看板メニューだけの事は有り、鶏塩スープは一頭地を抜くものです。
と言う訳で、完食。
「麺処ぐり虎 海老名店」の「特製鶏塩らーめん」と「鶏と魚介の醤油そば」、そして「岩手鴨といりこ和え麺」でしたが、看板メニューの「特製鶏塩らーめん」はやはり一番旨く、丸鶏の旨味と特製の塩だれの旨味で、かなりのレベルです。
「鶏と魚介の醤油そば」は甘みのある醤油が特徴的で、魚介を効かせた味はかなりパンチが有り、関西風の味付けとは思えない味です。
「岩手鴨といりこ和え麺」は鴨風味が効いていて、麺の旨味が味わえるものでした。
流石はミシュランプレート獲得しただけの事は有ります。
「日本一の塩ラーメン」かどうかは分かりませんが、少なくともかなりのレベルで有る事は確かです。
27.は小田急相模原の「麺処 宥乃」。
限定麺を食べに行って来ましたが・・・残念ながら今日の17:00〜の提供でした(泣)
限定の「鯛ラーメン」には縁が無い様です・・・
気を取り直して未食の「煮干ラーメン」¥750+「味玉」¥100をオーダー。
ランチサービスの炊き込みご飯付きです。
まずはスープを一口。
黄金色のスープは仄かにビターな煮干しの風味がたっぷりです。
ちょっと塩ダレが強いかな?と思いましたが誤差の範囲内です。
ベースは比内地鶏スープだと思いますが、煮干はエグ味の無い上手な出汁になっています。
中細麺は多分「中根製麺」製と思われます。
茹で加減はジャストな感じで、コシ・歯応えは申し分有りません。
麺自体も小麦の風味がする旨い麺で、少しビターな煮干スープに良く合います。
トッピングの鶏チャーシュー。
胸肉でしょうか?脂身の少ない部位の様です。
仄かにニンニクが香った様な気がします。
しっとり食感で美味しい鶏チャーシューです。
トッピングの小松菜。
白河ラーメンではおなじみの小松菜。
町田の「一番いちばん」さんで良く見かけます。
煮干スープの味がしっかり系なので、小松菜が良く合います。
トッピングの白髪葱。
塩味のスープに白髪葱は良く合います。
ちょっと辛い白髪葱と麺を一緒に食べるととても美味しいです。
トッピングの海苔。
とても柔らかい海苔で、スープに浸っていた所はすでに溶けていました。
町田の「パパパパパイン」の海苔と良く似ています。
柔らかい海苔ですが、風味は十分で、磯の風味が味わえます。
柔らか過ぎて海苔巻き麺には出来ないので、麺に載せて頂きます。
塩味のスープに磯の風味が加わり、とても美味しいです。
ランチサービスの炊き込みご飯。
今回の炊き込みご飯は薄味で私の好みの味加減です。
とても美味しく頂きました。
トッピングの味玉。
色は濃く無いのにかなりしっかりした味のついた味玉です。
黄身は半熟で、まろやかな風味が味わえます。
麺と具材を食べ終えて、スープを味わいます。
比内地鶏のスープに、煮干出汁の魚介スープを合わせたスープは少しビターな煮干の風味が味わえます。
と言う訳で、完食。
「麺処 宥乃」さんの「煮干ラーメン」でしたが、今まで食べた「麺処 宥乃」さんのラーメンの中で一番美味しいと思える一杯でした。
比内地鶏スープと煮干出汁の割合が絶妙で、ちょっと塩味が濃い塩ダレと合わせて、とても美味しいです。
トッピングの鶏チャーシューとのバランスも良いと思います。
「麺処 宥乃」さんの清湯系スープはかなり旨いです。
28.も小田急相模原の「麺処 宥乃」。
提供日を1日勘違いしていて食べ損ねた「鯛らーめん」を食べに、小田急相模原の「麺処 宥乃」さんに行って来ました。
本当は2日連続で来る予定では無かったのですが、意地のリベンジです(笑)
昨日と打って変わって、先客多数でした。
やはり「鯛らーめん」は人気ですね。
当然私も「鯛らーめん」をオーダーしました。
待つ事7〜8分で、「鯛らーめん」が着丼。
まずはスープを一口。
”鯛と水のシンプルスープに白醤油と鯛油を合わせました"
との事ですが、鯛だけとは思えない程味がしっかりしています。
白醤油も「超純水彩麺 天国屋」さんや「町田汁場 しおらーめん 進化」とも違う味です。
〆のご飯が来ました。
麺と具を食べ終わったら鯛茶漬けに出来ます。
麺は平打ちの中太麺。
「中根製麺」製だと思いますが、茹で加減はジャストで、しっかりとしたコシと歯応えが有り、小麦の風味が味わえます。
昨日の「煮干らーめん」の中細麺と比べ、食感はやや柔らかめに感じますが、小麦の風味がより濃くなっています。
トッピングの鶏胸肉のレアチャーシュー。
仄かにニンニクの風味がする、美味しいチャーシューです。
鶏チャーシューでニンニクの風味がするのはここでしか食べた事が無いです。
ニンニクは最小限に使用しているので、鯛のスープにも全く影響を与えません。
それでいて旨さはしっかり有ります。
トッピングの海苔。
柔らかい海苔なので、溶けてしまう前に早めに頂きます。
スープに浸して海苔巻き麺にチャレンジ。
なんとか溶ける前に海苔巻き麺に出来ました。
鯛出汁のスープに海苔の風味が加わって、とても美味しいです。
トッピングのカイワレ。
爽やかな辛味が特徴のカイワレ。
塩味スープには良く合います。
トッピングのたっぷりの刻みネギ。
これもカイワレとは違った辛さで、塩ラーメンに良く合う具材です。
麺と具を食べ終えたので、スープをご飯に掛けて鯛茶漬けにします。
今日のスープの塩加減なら、鯛茶漬けにピッタリです。
鯛茶漬け。
これが絶品で、メチャ旨でした。
スープで鯛茶漬けは「鯛らーめん」の定番ですが、銀座の「銀笹」や新宿の「麺屋海神」に負けない位の旨さでした。
塩分を気にして普段は飲み干さないスープですが、思わず飲み干してしまいました。
今日のスープは激ウマでした。
と言う訳で、小田急相模原の「麺処 宥乃」さんの「鯛らーめん」でしたが、鯛の出汁でここまでしっかりとしたスープになっているのは見事の一言でした。
塩加減が絶妙なので、〆の鯛茶漬けも絶品でした。
29.は相模大野の「えびくらぶ」。
限定の「えび塩ラーメン」が提供されるとの事で、ボーノ相模大野1Fに有る「えびくらぶ」さんに行って来ました。
まずは入口右手の券売機で食券を購入・・・と良く見たらPayPayも可能だったのでPayPay払いにしました。
良く見たら「海老鯛らーめん」と「エビ郎」がレギュラー化している様です。
「エビ郎」は食べ損ねていたので、是非食べに来たいと思います。
待つ事10分程で「えび塩ラーメン」が着丼。
「えびくらぶ」さんの「えびつけ麺」や「海老鯛らーめん」よりも色が薄めのスープです。
鶏チャーシューに加えて鶏団子3個が載っています。
まずはスープを一口。
安藤店主に聞いてみたら、干しエビを使用しているそうです。魚介出汁はホタテや昆布などを使用し、コクを出すために鶏の清湯スープを合わせているとの事。
飲んでみると、香ばしい海老の風味が広がります。でも「えびつけ麺」や「海老鯛らーめん」の様な、海老のミソが入っている様な感じでは無くサッパリとした味です。
麺は細麺ストレート。
三河屋製麺製だと思いますが、小麦の風味が美味しい麺です。
サッパリ系スープなので、こう言う麺の方が合いそうです。
ちなみに安藤店主曰く、「つけ麺と違って麺量140gなので、ちょっと物足りないですかね?」との事でしたが、実際に食べてみてそんなに物足りないとは思いませんでした。
トッピングの鶏チャーシュー。
2枚入っていますが、こちらは鶏モモ肉の方。
低温調理のレアチャーシューで、しっとり食感にスープの邪魔をしない適度な味付けです。
ちなみにもう一枚は鶏胸肉のチャーシューで、そちらは鶏モモ肉よりサッパリとした味になっています。
トッピングの鶏団子。
ニンジンやネギが入っています。
食べてみるとコリコリとした食感が有り、ナンコツも入っている様です。
サッパリ系のスープにピッタリの味です。
麺と具材を食べ終えて、スープを味わいます。
香ばしい海老の風味に、ホタテや昆布の出汁が効いており、鶏清湯スープがコクを出しています。
塩味なので、スープの味が良く分かるスープになっています。
と言う訳で、完食。
「えびくらぶ」さんの「えび塩ラーメン」でしたが、干しエビの香ばしい風味がとても良くて、美味しい一杯でした。
合わせた細麺もスープにピッタリの味で、具材の2種類の鶏チャーシューと鶏団子も美味しくて、大満足の一杯でした。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます・・・