2020年11月のラーメン⑤の続きです。
25.は「中華そば ムタヒロ」。
先日通販で取り寄せた、「中華そば ムタヒロ」の「銀鱗の醤油煮干そば」を作ってみました。
「ムタヒログループ」は中央線国分寺駅周辺を中心に都内11店舗、大阪2店舗、海外2店舗を展開しています。
まずは具入りのスープを湯煎します。
4食分なので、鍋が一杯です。
沸騰後10分程温めます。
麺は茹で時間が8〜10分との事で、8分程茹でます。
凪の「いったん麺」の様な幅広麺も入っています。
茹で上がった麺を湯切りして、丼のスープに入れ、トッピングを載せて完成です。
海苔、九条ネギ、半熟味玉は別途用意しました。
麺は極太麺。
これも凪の「すごい煮干しラーメン」と同様ですが、「ムタヒロ」の麺はタピオカ粉が練り込まれており、独特の食感が有ります。
先日取り寄せた「つけめん さなだ」のつけめんもタピオカ粉が練り込まれており、独特のコシの強さが有ります。
幅広の麺。
凪の「いったん麺」に良く似ており、ワンタンの皮の様な食感です。
トッピングのバラ巻チャーシュー。
非常に柔らかく、箸で持ち上げただけでバラバラになりそうな感じです。
これだけ柔らかいのに、味はしっかり浸み込んでおり、美味しいチャーシューです。
トッピングのメンマは柔らかい穂先メンマ。
穂先メンマは入手が難しいので、セットに入っていてくれるとありがたいです。
トッピングの別途追加した海苔。
煮干しスープのラーメンには、海苔が良く合います。
新潟の燕ラーメンの場合は岩海苔やバラ海苔などが載っています。
海苔をスープに浸して麺を包んで頂きます。
モチモチ食感の麺に海苔に染み込んだ煮干しスープと海苔の風味が良く合っていて、とても美味しいです。
自作の半熟味玉。
今日は黄身がゼリー状でまあまあの出来。
味の方はしっかり浸みていました。
麺と具材を食べ終えて、スープを味わいます。
凪の「すごい煮干しラーメン」ほど苦味やエグ味まで全部煮出した感じでは無く、ややビター感は有るものの、旨味を引き出している感じで、鶏ガラスープや醤油ダレと合わせ、そこに背脂を加える事で、背脂の甘みとコクを加えています。
と言う訳で、完食。
「中華そば ムタヒロ」の「銀鱗の醤油煮干しそば」でしたが、見た目程凪の「すごい煮干しラーメン」には似ておらず、むしろ新潟の燕ラーメンに近い感じの味です。
タピオカ粉入りの麺は独特のモチモチ感と弾力が有って、食べ応えのある麺です。
具材のバラ巻チャーシューや穂先メンマにも抜かりが無く、高いレベルでまとめられた一杯でした。
26.は「麺でる 相模原」。
FBのさがみはらーめん部スタンプラリー第6弾で行って来ました。
「麺でる」と言う名前の店舗は田園調布のお店から始まって、現在6店舗有る様ですが、チェーン店では無く各店舗独立採算の店舗の様です。
券売機の上にはさがみはらーめん部スタンプラリーの貼り紙が有ります。
「釜玉麺」¥550の食券で良いか店主さんに確認し、OKだったので購入しました。
待つ事10分少々で、「釜玉麺」+「香福豚」が着丼。
コールは店主さんが「ニンニクどうします?」と聞いて来るので、「おねがいします」とニンニクだけにしました。
まずは「釜玉麺」なのでしっかり混ぜてから、麺リフト。
極太のオーション麺。
恐らくスモジより太く、「特選ラー油 肉そば寅や」さんより細めで、「野猿二郎」の麺に近いタイプの麺です。
「釜玉麺」は只の汁無しでは無く、特製の木桶三年熟成醤油を使用したタレに豚のスープと背脂が入っています。
かなり醤油のパンチの効いた味ですが、背脂のお陰で角が取れて少しまろやかな味になっています。
生卵が絡んでいるので、卵のまろやかさも有ります。
トッピングの「香福豚」のブタ。
インスパイア系らしい、大きくて分厚いブタです。
柔らかくてそれでいてしっかり肉感も有り、味浸みも適度です。
ちなみに厚さはこれ位です。
後半に残しておくと辛くなるので、さっさと頂きます。
それにしても、この麺は美味いです。
「野猿二郎」の麺を彷彿とさせる太さと弾力、そしてコシです。
特製の木桶三年熟成醤油を使用したタレと豚のスープと背脂が麺に絡み、ニンニクの旨味や生卵のまろやかさも相まって、とても美味しいです。
途中味変で、カウンター上のホワイトペッパーを掛けてみました。
粗挽きのホワイトペッパーって初めて見ました。
ブラックペッパーのスパイシーな味に対して、ホワイトペッパーはどうかな?と思いましたが、粗挽きだからか結構パンチの有る味で、しっかり効いていました。
個人的には二郎系にはブラックペッパーか一味が合うと思っていたのですが、ホワイトペッパーでも粗挽きなら結構合いますね。
と言う訳で、完食。
食べ終わってみると、かなりスープが入っていた事が分かります。
「麺でる 相模原」さんの「釜玉麺」+「香福豚」でしたが、シンプルながら麺の旨さを味わえる一杯でした。
オーション使用の麺は、特有のワシワシ感が有りながらモチっとした食感も有り、とても美味しい麺でした。
その麺を生かす特製の木桶三年熟成醤油を使用したタレと豚のスープと背脂が絶妙でした。
黄身の味が濃い「鳳凰卵」や相模原産のネギ、大きな「香福豚」も良い味を出していました。
個人的には近所にスモジ(ラーメン二郎相模大野店)が有るので、基本インスパイア系のお店はあまり行かないのですが、この麺の旨さはまた食べに来たくなる旨さでした。
27.は鶴間の「横浜らーめん 七七家」。
限定の「しょうが豚骨ラーメン」が提供されるとの事で、行って来ました。
外の立て看板にも限定の「しょうが豚骨ラーメン」が出ています。
魚辛(魚粉と生姜を効かせた一味)が旨そうです。
久しぶり過ぎて、「限定麺」¥950の食券を買った後、ランチセットのボタンを探してしまいましたが、良く見たらランチセットは¥220現金でした。
しかも慌てていて券売機の写真を取り損ねると言う大失態…
お好みは、取り敢えず「硬め」で。
魚辛の有無と量を聞かれたので、取り敢えず「普通」でお願いしました。
待つ事7〜8分で、「しょうが豚骨ラーメン」+ランチセットが到着。
半ライスも盛りが良いな〜と思っていたら、餃子が通常の3個+1個の4個載っています。
良く見るとチャーシューも+1枚、海苔も+2枚、味玉も載っています。
店主さんの大サービスの様です。ありがとうございます🙇♂️。
まずはスープを一口。
刻み生姜が大量に載っています。
まだかき混ぜる前なのに、既に生姜の風味が凄いです。
家系ラーメンのスープに生姜が合う事は知っていましたが、ここまでガッツリいれても美味いんだな〜と感心しました。
「七七家」さんのスープは家系の中でも濃厚でまろやかなのが特徴で、生姜によってサッパリとした味になっています。
麺は丸山製麺の 弐七家さん特注品。
家系ラーメンとしては珍しく、ストレート麺では無く縮れ麺です。
モチっとした食感で、美味しい麺です。
トッピングの、1枚増されているチャーシュー。
「七七家」さんのチャーシューは「町田家」と同じ「たかさご家」っぽいチャーシューで、とても美味いチャーシューです。
ちなみにおつまみの「ネギチャーシュー」は絶品です。
ラーメンのトッピングとしては珍しい「お揚げ」。
「芦花公園」に有る「中華蕎麦きつね」はこの「お揚げ」が入っている事で有名です。
スープの浸み込んだ「お揚げ」はジューシーで美味しいです。
野菜もたっぷり載っています。
モヤシとキャベツですが、ほぼ5:5位の比率でかなりキャベツが多いです。
ちなみにキクラゲもたっぷり入っています。
トッピングのほうれん草。
ほうれん草もなかなかの盛りです。
茹で加減は丁度良い加減です。
トッピングの、5枚載っていた海苔。
通常3枚の所、2枚増しして有りました。
店主さんの心遣いですね。
スープに浸して海苔巻きほうれん草にして頂きます。
スープの浸みた海苔とほうれん草は美味いです。
「七七家」さんに来たら、絶対外せない「餃子」。
モチモチの皮と、しっかり詰まった餡で、とてもジューシーな餃子。
本来は3個ですが、こちらも店主さんの心遣いで+1個の4個載っています。
海苔とライスが有れば、当然スープに浸した海苔でご飯を包んで海苔巻きライスです。
家系ラーメンのスープは、この海苔巻きライスに恐ろしく合います。
折角チャーシューを1枚増して貰ったので、チャーシューを載せてミニチャーシュー丼にしてみました。
チャーシューにマヨネーズがまた物凄く合います。
これ考えた人、本当に凄いです。
これも店主さんからの心遣いで入っていた味玉。
黄身が半熟の味玉は、まろやかな黄身の味がとても美味しい味玉です。
麺と具を食べ終えて、スープを味わってみます。
生姜がたっぷり入ったスープは、元々マイルドなスープがとてもサッパリしたスープになっています。
と言う訳で、何とか完食。
盛り盛りの半ライスに餃子4個、盛り盛りの野菜や沢山の具材が載った「しょうが豚骨ラーメン」はかなりのボリュームで、「ラーメン二郎」の「小ラーメン」(麺量300g以上)よりも破壊力が有ります。
お腹パンパンです😋。
久しぶりに「七七家」さんに行き、限定の「しょうが豚骨ラーメン」を食べましたが、あれだけ大量の生姜にも関わらず、スープがしっかりしているせいか、とても美味しく頂けました。
やはり「七七家」さんの濃厚でマイルドなスープと、美味いチャーシュー、そしてこれまた美味い餃子は食べに来る価値が有ります。
店主の平本さんと奥様の接客も気持ち良く、とても良いお店だと思います。
28.は長津田の「十人十色」。
神様と一緒に行ってきました。
11:30の開店時間5分前に到着して、3番目と4番目。
ギリギリファーストロットに滑り込みです。
今日は限定が未定だったので、来てみてからのお楽しみだったのですが、今日の限定は準レギュラーとも言える「悪魔肉の王様中華そば」でした。
久しぶりにレギュラーの「青唐辛痛麺」にしようかと思いましたが、「悪魔肉」トッピングが食べたかったので、「悪魔肉の王様中華そば」+「味玉」にしました。
麺がノーマルと中根製麺特注麺が選べたので、特注麺にしました。
神様はオーソドックスに「醤油ラーメン」マイルド+「味玉」にしました。チャーシューは豚バラチャーシューです。神様の方はノーマル麺にしました。
待つ事10分程で、「悪魔肉の王様中華そば」が着丼。
悪魔肉にも胡椒がたっぷり掛かっています。
まずはスープを一口。
醤油の効いたスープは、吉備黄金鶏、天城黒豚、3種の煮干、北海道産帆立貝柱等の厳選素材のスープ。
胡椒がこれでもかと言う程効いており、迂闊に啜り込むと咽せます。
麺は中根製麺製の北海道産小麦を使った特注麺。
ノーマルの麺は加水率高めの黄色っぽい中細縮れ麺で、ツルシコ食感の麺です。
それに対して中根製麺製の特注麺の方は、加水率がノーマルより低く、茹で加減は硬くも無く柔らかくも無い丁度の茹で加減で、小麦の風味がする麺です。
甲乙付け難い所ですが、「悪魔肉の王様中華そば」に限って言えば、中根製麺製の麺の方が合っている気がします。
トッピングの「悪魔肉」。
甘辛く煮られた豚バラ肉で、少し濃いめの味が非常にハマる味です。
これが食べたくて来たので、「悪魔肉の王様中華そば」にして正解でした、
トッピングのメンマ。
穂先メンマは柔らかく、適度な味付けのメンマです。
トッピングの2枚載っている海苔。
海苔も「王様中華そば」に良く合うトッピングです。
スープに浸して、麺を包んで頂きます。
海苔の風味が醤油味スープに良く合います。
こちらは神様の「醤油ラーメン」マイルド+「味玉」。
チャーシューは豚バラです。
スープは「王様中華そば」と違い、とてもマイルドな醤油味。
スープの味がとても良く味わえます。
麺は中細縮れ麺。
ツルシコ食感の麺で、コシとツルツルとした喉越しが味わえます。
トッピングの半熟味玉。
黄身がトロトロの半熟で、適度な味付けでとても美味しい味玉です。
麺と具を食べ終えてスープを…とその前に大量に入っているネギを味わいます。
このネギも「王様中華そば」の旨さの秘密です。
改めてスープを味わいます。
醤油の効いたスープは、大量の胡椒でかなり辛い味になっています。
しかし、その辛さが病みつきになる味です。
と言う訳で、完食。
丼の底に大量の胡椒が溜まっています。
「十人十色」の「悪魔肉の王様中華そば」でしたが、今回は麺を中根製麺の北海道小麦を使用した特注麺にしてみました。
ノーマル麺のツルシコ食感も良いですが、「王様中華そば」には中根製麺製の特注麺の方が合っている様な気がします。
レギュラーの「醤油ラーメン」はがんこを選んでも醤油自体の味よりもスープの味が勝っていて、ツルシコ食感の麺が良く合っていますが、醤油を効かせ、胡椒のスパイシーさが有る「王様中華そば」の場合は、小麦の香る特注麺が良く合います。
「悪魔肉」の旨さも特筆モノで、見た目は単なる味付き豚バラ肉の薄切りなのですが、これがまたハマる味なのです。
29.は南林間の「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」。
数量限定の「特製濃厚焼きあご煮干しらぁめん」を食べに行って来ました。
まずは券売機で食券を購入します。
「特製濃厚焼きあご煮干しらぁめん」にしました。
待つ事10分少々で、「特製濃厚焼きあご煮干しらぁめん」が着丼。
色が濃くて、シチューの様なスープに見えます。
まずはスープを一口。
スープはドロリとしていて、シチューの様な粘度です。
恐らく普通の「焼きあご煮干しらぁめん」のスープよりも、深煎りした感じの「焼きあご」の香ばしい風味がします。
麺は細麺。
以前食べた「焼きあご煮干し塩らぁめん」は中太の手揉み麺でしたが、濃厚スープには細麺を合わせている様です。
パツンと言う食感の麺は、細麺なのでスープを良く持ち上げます。
トッピングの炙りバラチャーシュー。
香ばしい風味と、柔らかく煮込まれたバラ肉の脂が美味いです。
こちらは肩ロースチャーシュー。
以前は低温調理のレアチャーシューでしたが、今回のチャーシューはよりしっかりと焼かれていて、焼豚っぽい感じです。
こちらも肩ロースチャーシュー。
オーブンでしっかり焼いた感じのチャーシューです。
トッピングの材木メンマ。
太いメンマですが、柔らかく煮られており、味もしっかり浸みています。
トッピングの大きな海苔。
家系ラーメンに載っている位大きな海苔です。
シチューの様なスープなので、なかなか浸み込まなくて苦労しましたが、スープに浸して麺を包んで頂きます。
細麺は小麦の風味がして、海苔の風味と相まって美味しいです。
トッピングの半熟味玉。
黄身がトロトロの半熟で、美味しい味玉です。
スープが沢山残っていたので、替玉をお願いしました。
麺は極細麺にしました。
博多ラーメン位の細さです。
スープに麺を投入しました。
同時に少し「煮干し酢」を入れてみました。
極細麺はザクザク食感で、程良い歯応えと小麦の風味で美味しい麺です。
「煮干し酢」は煮干しの風味がしっかり付いており、お酢の酸味でスープが少し爽やかになります。
スープを味わいます。
とても濃厚なスープで、唇が張り付く様な感じが有ります。
濃厚鶏白湯スープに多い感じですが、それに近いです。
焼きあごの香ばしさも以前食べた「焼きあご煮干し塩らぁめん」より強めです。
と言う訳で、完食。
「焼きあご煮干しらぁめん とびうお」さんの「特製濃厚焼きあご煮干しらぁめん」でしたが、名前の通りドロリとした濃厚なスープで、焼きあごの香ばしい風味もより強く出ている感じでした。
細麺を合わせていますが、パツンとした食感の麺と濃厚なスープは良く合っていると思います。
個人的には「焼きあご煮干し塩らぁめん」の方が、優しいあご出汁の味がより味わえるので好みですが、濃厚スープが好きな人には、この「濃厚焼きあご煮干しらぁめん」が良いかもしれません。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます…