2020年9月のラーメン②の続きです。
11.は通販で取り寄せた、「赤坂麺処 友」。
以前は赤坂に勤めていたので、2週間に一遍位通っていました。
まずはスープの湯煎から。
スープの湯煎時間は約8分です。
次に麺を茹でます。
麺の茹で時間は2分半〜3分半です。
3分茹でてみました。
丼にスープを注ぎ、湯切りした麺を入れて、具材を載せれば出来上がり。
メンマとチャーシューはセットのもので、九条ネギ、味玉、海苔は別途用意しました。
まずはスープ・・・の筈が写真を取り損ねました・・・orz
気を取り直して麺を頂きます。
中太ストレート麺はツルモチ食感で、小麦の風味のする麺です。
スープは濃厚ながらあご出汁の優しい味で、クドさは一切有りません。
旨味の凝縮されたスープは、あご出汁のスープとしては1・2を争う旨いスープです。
トッピングのバラチャーシュー。
嬉しい事にお店で出しているチャーシューそのままのバラチャーシューが入っています。
「友」のチャーシューは元々箸で持ち上げるのが困難な程柔らかい、煮豚系のチャーシューで、バラ肉ながら脂っぽさは一切無く、味付けも優しいあご出汁のスープを邪魔しない適度な味付けです。
トッピングの材木メンマ。
太いメンマですが、柔らかく煮られており、味付けもあご出汁スープに良く合う優しい味付けです。
トッピングの海苔。
お店のラーメンにも載っていますが、あご出汁スープには海苔が良く合います。
スープに浸して麺を包んで海苔巻き麺にして頂きます。
優しいあご出汁の味と海苔の風味、そして麺の小麦の風味がマッチして、とても美味しいです。
自作の味玉。
今回は少し茹で過ぎた様で、ほぼ固茹でになってしまいました。
しかしながら味の方は和風出汁で仕上げて有るので、あご出汁スープに良く合います。
味変する前に、ベースのスープを味わいます。
豚骨ベースのあご出汁醤油スープは、表面の香味油が冷めると膜が張る程濃厚ですが、クドさは一切無く、優しい味のあご出汁が存分に味わえる旨いスープです。
味変用の自家製ラー油。
お店のラーメンだと小さな小鉢で提供されます。
花椒が効いており、かなりの辛さで、1〜2滴垂らしただけで味が激変する程です。
普段「蒙古タンメン中本」の「北極やさい」を食べ慣れているとは言え、油断のならない辛さです。
ボトルの半分位を投入してみました。
先程までの優しくてクリーミーな味が激変して、唐辛子の辛さと花椒のシビレを感じるピリ辛スープになっています。
麺を食べてみると、完全に辛い味のラーメンになっています。
と言う訳で、「赤坂麺処 友」の「芳醇あごだし醤油らーめん」でしたが、お店の味そのままで、激ウマな一杯でした。
12.は通販で取り寄せた、恵比寿の「おおぜき中華そば店」の「煮干そば」。
「おおぜき中華そば店」は何度か行った事が有ります。
前回訪問したのは、もう2年前になります。
まずはスープを湯煎します。
スープの湯煎時間は約15分です。
続いて麺を茹でます。
麺の茹で時間は1分半〜2分半。
1分半茹でました。
麺を茹でると同時にスープを丼に注ぎ、湯切りした麺を入れて、具材を載せて完成です。
九条ネギ、メンマ、海苔は別途用意しました。
まずはスープを一口。
3種類の煮干を水出ししてゆっくりと加熱し、煮干の旨みを100%抽出したと言う100%煮干スープ。
セメントスープ程の煮干感では有りませんが、とても濃厚な煮干の風味で、とても美味しいスープです。
麺は中細のストレート麺。
低加水の麺はパッツン食感で、小麦の風味が濃厚な麺です。
煮干し100%のスープに良く合います。
トッピングの鶏チャーシュー。
味がしっかり浸みた鶏チャーシューは柔らかくて、とても美味しいチャーシューです。
子供達用に作ってあげたので、私が味わえるのはここまで。
煮干し100%とは思えない程、深みと旨味が有るスープは圧巻の一言です。
低加水の麺も素晴らしい食感と風味で、このスープに負けていません。
具材の鶏チャーシューも抜かり無く、レベルの高い一杯でした。
13.は「町田汁場しおらーめん進化 駅前店」。
まだ未食だった、「ゆずの辛塩麺」を食べに行って来ました。
まずは券売機で食券を購入します。
「ゆずの辛塩麺」¥950は5段目の左端です。
「しお味玉」¥100も忘れずに追加しました。
待つ事5分少々で、「ゆずの辛塩麺」が着丼。
進化のらーめんらしい、美しいビジュアルです。
まずはスープを一口。
「ゆずの辛塩麺」は、進化の塩らーめんのスープに、「進化の青辛麺」の様な青唐辛子っぽい味になっています。
「進化の青辛麺」と違うのは、少し酸味が有る所です。
麺は自家製麺の細麺ストレート。
進化の塩味スープに良く合う麺で、細麺ながら適度なコシと歯応えが有り、小麦の風味の味わえる麺です。
トッピングの鶏チャーシュー。
低温調理の鶏もも肉のチャーシュー。
しっとり食感で、塩味スープに合わせた味付けになっています。
トッピングの穂先メンマ。
清湯系のスープに良く合う穂先メンマ。
進化のメンマは塩味スープに合う様に味付けされています。
トッピングのしお味玉。
進化の味玉は「しお味玉」なので、見た目は普通の茹で卵の様です。
食べてみると、黄身が程良い半熟で、塩味が付いています。
麺と具を食べ終えて、改めてスープを味わいます。
初めに食べた時は「進化の青辛麺」に似ていると思いましたが、改めてスープを飲んでみると、柚子の風味と同時に酸味が結構有ります。
酸っぱ辛い感じのスープは、何処となくトムヤムクンに近い味で、エスニックな感じになっています。
という訳で、完食。
「町田汁場しおらーめん進化 駅前店」の「ゆずの辛塩麺」でしたが、進化らしい、クリアのスープに青唐辛子の辛さと柚子の香りと酸味を加えた、少しエスニックな雰囲気のスープです。
私はこの手の味が大好きなので、結構ハマりました。
辛いのも好きなので、「進化の青辛麺」とどちらも楽しめそうです。
14.は町田の「パパパパパイン」。
夏季限定の汁無し担々麺「バババババナナ」を食べに行って来ました。
まずは券売機で食券を購入します。
限定の汁無し担々麺「バババババナナ」は「限定2」¥950です。
待つ事10分程で、「バババババナナ」が着丼。
見た目からして「バナナ」です。
しかもチョコチップみたいなのが掛かっています。
確かにインスタ映えはバッチリです。
「良く混ぜてからお召し上がり下さい」と言われたので、良く混ぜます。
麺の下にはバナナをミキサーでペースト状にしたバナナペーストが入っており、肉味噌と混ぜるとクリーム状になります。
麺は中太の縮れ麺。
モチっと食感で美味い麺です。
お味の方はと言うと、「担々麺」と言う名前から想像する程辛さは無くて、「甘塩っぱい」と言う感じの味です。
バナナの甘さがどう出るか?と思っていましたが、思いの外中華料理のオーロラソースみたいな感じで、全然イケます。
と言う訳で、あっという間に完食。
限定の冷やし汁無し担々麺「バババババナナ」でしたが、これ以上やったらラーメンとして成立しないギリギリの線で作られている様な気がします。
美味い不味いで言ったら「美味い」のですが、甘みがこれ以上有ったらきっと成立しないギリギリの所を狙って来ている感じです。
こう言う味を作らせたら右に出るものはいない倉田店主、フルーツやスイーツを使って独創的な創作ラーメンを次から次へと生み出します。
15.は町田の名店「胡心房」。
2018年9月から長期休業していましたが、2020年9月10日に復活したとの事で、早速行って来ました。
町田の「胡心房」さんは、東京都稲城市のJR南武線矢野口駅前に存在した居酒屋/ラーメン店「虎心房」を前身とするラーメン店です。
「愛の貧乏脱出大作戦」という番組に出て、一躍人気店となりました。
その後、矢野口駅前の区画整理で2005年5月17日(火)に町田駅前へ移転し、その際に現店名の「胡心房」になりました。
しかし2018年9月頃から長期休業に入っていました。
そして今回、飲食店チェーンを展開している株式会社ケンコーが店舗運営を行う形で、営業を再開する事になりました。
まずは入って右手の券売機で食券を買います。
券売機は最新機種になっていますが、券売機の上にラーメンの写真が貼ってあるのは以前と同じです。
今回は「味玉らーめん」にしました。
待つ事10分程で、「味玉らーめん」が着丼。
豚骨魚介のスープと言い、マー油と言い、レタスが載っている所と言い、正に「胡心房」の「らーめん」です。
まずはスープを一口。
若干塩ダレが濃くて塩分多めですが、このスープは間違いなく「胡心房」のマイルドな豚骨魚介スープです。
表面に浮いたマー油や、トッピングのレタスも穂先メンマもバラチャーシューも、全てそのままです。
中細のストレート麺。
以前は「中根製麺」製の麺を使用していたと思いますが、太さと言い楕円形の断面と言い、全粒粉っぽいツブツブが見える所と言い、多分「中根製麺」製の麺だと思います。
コシが有って小麦の香る美味しい麺です。
トッピングのバラチャーシュー。
提供前にバーナーで炙っていました。
表面は香ばしく、適度な肉感が有り、しっかりとした味付けのチャーシューで、トッピングのレタスと食べると美味しいです。
トッピングのカイワレとレタス。
「胡心房」のトレードマークのヘルシーなマイルド豚骨魚介スープとレタス。
ビジュアル的にも、栄養的にもヘルシーで、女性受け間違い無いです。
実際お客さんの約半分は女性でした。
トッピングの穂先メンマ。
長いのが一本では無く、短めのものが3本位入っています。
この方が食べ易いですね。
トッピングの小さな海苔。
この正方形の小さな海苔も、「胡心房」っぽいアイテムです。
スープに浸して麺を包んで、海苔巻き麺にして頂きます。
マイルドな豚骨魚介スープと海苔の風味は相性抜群です。
トッピングの味玉。
黄身がゼリー状の半熟で、適度に味の浸みた美味しい味玉です。
麺と具を食べ終わったので、スープを味わいます。
やや塩ダレが濃いものの、味は間違いなく「胡心房」の味です。
とても2年もの間休業していたとは思えない味で、オペレーションが落ち着いてくれば、もっと味が安定すると思われます。
と言う訳で、完食。
「胡心房」さんの「味玉らーめん」ですが、2年間のブランクを感じさせない仕上がりで、驚くと同時に安心しました。
水が減っていると店員さんが注いでくれるホスピタリティも以前と変わり無く、内装と券売機が最新式になっているのと、テーブル席が無くなったのと、出口が壁になった事以外はあまり変わっていない様です。
外部チェーンの資本が入ったと言う事で、全く変わってしまうのでは無いかと言う危惧も有りましたが、らーめんも特徴的な丼も以前と同じで、らーめんのトッピングも変わっておらず、ファンとしては安心しました。
16.は「ラーメン二郎 相模大野店」(スモジ)。
『[シークァーサーつけ麺]只今仕入れ分にて今シーズン終了となります!』と言うTwitterの告知を見たので、「シークァーサーつけ麺」を食べに行って来ました。
券売機で食券を購入します。
「シークヮーサーつけ麺」は「本日のおすすめ!」の所に有ります。
いつもの「少なめラーメン」の食券と「シークヮーサーつけ麺」の食券を買いました。
ロットが上手くハマったのか、待つ事5分程で「シークヮーサーつけ麺」が着丼。
コールは「ニンニク、アブラ」です。
「少なめ」なので見た目の迫力は有りませんが、今日のスープは丁度良い具合に微乳化しています。
トッピングの小ぶりなブタ。
とは言え、厚さは1.5cm位有るので、普通に考えたら結構ボリュームが有ります。
今日のブタは小さいのが2個+1個の3個入っていました。
水で締めてある麺。
二郎らしいオーション麺は、二郎にしては太くは無いものの、歯応えは十分です。
スープに浸してみます。
今日のスープはシークヮーサーがかなり入っている様で、シークヮーサー特有の苦味っぽい味まで感じられます。
微乳化スープとシークヮーサーの組み合わせは思いの外爽やかな味になり、暑い時にはピッタリの味です。
一味を投入して味変します。
一味はスープの味をあまり変えずに辛味を足せるので、便利です。
一味投入後のスープに浸してみます。
適度に辛味が加わって、食欲が増進します。
麺と具を食べ終えて、スープを味わいます。
今日のスープは絶妙な微乳化スープ。
ちょっとシークヮーサーが効き過ぎている感じですが、スープの旨さは分かります。
と言う訳で、完食。
スモジの「シークヮーサーつけ麺」でしたが、微乳化スープにシークヮーサーの酸味で、サッパリ食べられました。
水で締めたオーション麺は、歯応えが増して、とても食べ応えが有ります。
17.は長津田の「十人十色」。
Twitterで予告されていた、限定の「豚清湯担々麺」を食べに行って来ました。
今日の限定は「悪魔肉の王様中華そば」と「豚清湯担々麺」の2つ。
どちらも¥900なので、一番下の「限定ラーメン」¥900のボタンです。
「味玉」用に「100円券」も買いました。
今日は入口に近い席でした。
ここは狭いので、入口に近い席だと人の出入りの度にちょっと気になります。
待つ事10分程で、「豚清湯担々麺」が着丼。
相変わらず綺麗なビジュアルです。
まずはスープを一口。
「胡麻が沈んでいるので、良くかき混ぜてからお召し上がり下さい」と言われましたが、かき混ぜる前のスープも味わってみました。
以前「豚清湯中華そば」を食べた事が有りますが、恐らくそれと同じスープがベースの様です。
澄んだスープは豚ベースとは思えない程軽やかな味で、そこにラー油の辛さと痺れが加わっています。
麺は中細ストレート麺。
比較的硬めの茹で加減で、パツンと言う食感の麺です。
小麦の風味も感じられ、麺自体が旨い麺です。
次に、かき混ぜてみました。
澄んでいたスープが乳白色に濁りました。
下に沈んでいた芝麻醬がスープと混ざった為にそうなった様です。
芝麻醬が混ざったスープは、先程とはガラリと違って、マイルドな辛さの担々麺らしい味に変わりました。
改めて麺を食べてみます。
芝麻醬が加わってマイルドになったスープと麺が良くマッチしています。
この辛さなら万人受けしそうな感じです。
トッピングの味玉。
今日は固茹でに近い感じですが、優しい味の味玉です。
担々麺のスープと食べると、美味しいです。
穴あきレンゲが有ったので、底に沈んだ肉味噌の挽肉を食べてみます。
思いの外大量に沈んでいました。
掻き混ぜた時に下に沈んだものと思われます。
マイルドな担々麺スープに良く合っていて、美味しいです。
麺と具を食べ終えたので、改めてスープを味わいます。
最初の豚清湯スープ+ラー油と言う感じの、サッパリとした味と違って、芝麻醬が加わったスープは担々麺らしい味になっています。
かなりの辛さだった初めの時と違い、芝麻醬のお陰でマイルドな辛さになっています。
と言う訳で、完食。
「十人十色」の限定「豚清湯担々麺」でしたが、初めは思ったよりも辛くて驚きましたが、芝麻醬が混ざってくるにつれて味がマイルドでコクのある方向へと変化するWテイストなスープでした。
混ぜる前の状態も結構好きですが、混ざれば担々麺らしい味になり、辛さもマイルドになると言う2段構えの一杯です。
30,000文字の制限を超えたので、次に続きます。