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2014年01月22日

急速に転換する自動車市場&急速に数を減らす車種2014

急速に転換する自動車市場&急速に数を減らす車種2014  今、巷ではスズキのハスラーとスバルのレヴォーグが話題になっています。ハスラーは、「明るい感じがする」、「楽しい感じがする」というところで、多くの人の意見が一致しています。趣味の道具やバーベキューの道具を積んであちこちに出かけたり、あるいはちょっと景色が良いところに出かけて行く、などという場面が想像できるのでしょうね。実際にはそんな遊びはしなかったとしても、持つだけで気分が高揚しそう、というところが、この車には感じられるからかもしれません。

 車に関連して、このようなことが言われたのは、もっと前にもあったような気がします。自動車雑誌では、「初代ワゴンRが発売されたとき」とありましたが、納得ができます。私見ですが、「日産 Be-1」が発売された時にも同じような雰囲気を感じたことがあります。

 Be-1が発売されたのは、1987年1月でしたっけ?バブル経済はいつ始まったのか意見が分かれるところですが、1986年は円高不況で、自動車産業や電化製品産業はこの先どうなるのだろうか?これまで高度経済成長時代を含め、材料を輸入して加工して輸出していた「加工貿易国」であった日本は、この先どうなるのだろう?と、漠然と不安を感じていました。

一方、1988年1月は、日産からシーマが発売され、どこの誰にかはわからないけれど、とにかく飛ぶように売れている報道が春には行われ、確実にバブル景気が始まっています。ちなみに、バブルが本格化するのはさらに翌年の昭和天皇崩御以降です。

2月に大喪の礼が終わると、
・これまで抑制されていた消費意欲
・高額になってしまって家を買うのは諦めてその他のものを買おうとする活動
・それ以前の「一億総中流」時代から「うちは中の上」と思わせたい見栄の傾向
などが重なったのが、バブル経済を推し進めた原動力だと思います。

なお、当時ブルーバードのU11、キャブレターエンジン仕様のSSSに乗っていた我が家は好景気とは無縁でした。1989年末の証券の市場平均価格は過去最高でしたが、年明けから価格の下落が始まりました。好景気かどうかは後になってから分かるものですが、私は1990年6月頃の倫理政経の授業で先生が「今は好景気なんだってね。みんなこの好景気を何というか知っているかな?平成時代が始まってから始まった好景気なので、「平成景気」っていうんだよ。」と授業の冒頭に言ったのに対し、「あんた、社会科の先生なのに今頃こんなこと言っていて大丈夫?」と心の中で悪態をつきました。

 さて、1987年はバブル経済前夜だったのですが、1987年1月のBe-1発売がきっかけであったように思います。5月のセドリック・グロリア、カローラ・スプリンター発売、9月のクラウン(?)、ブルーバード発売の頃は、もう上向き傾向になっていたように思います。するとやはり、Be-1がきっかけではないか、というのが私の考察です。

 レヴォーグは、顔の線が多く、キャビンフォワードデザインが時代遅れで「これが売れるのか」と思ってしまっていましたが、この大きさの新型車を待っていたスバル党の方が多かったようですね。このセダンが出るのかどうかが気になりますが、インプレッサとの棲み分けが難しくなってきそうです。

 そんな二つの車種ですが、これまで車を持っていなかった人だけが買っているわけではありません。多くの人が現有の車を下取りにし、購入しているのでしょう。そんなわけで、久しぶりに「急速に数を減らす車種」も併せて書きます。オーナーの方、ごめんなさい。

トヨタ

2世代前のノア・ヴォクシー
 エンジンもいろいろありました。この車であちこちに出かけたファミリーが、養育費がかさんで来たので軽自動車へと代替しているのではないか、と思います。2000年頃にbBを買っていた層ですから、子供も塾通いが始まる頃です。

ウイッシュ
 ヒンジドアの小型ミニバンとしてストリームを退けた車ですが、こちらは「子供が成長して一緒にドライブにはいかなくなったので、小型化しよう。」が動機であるように思えます。

カローラアクシオ、同フィールダー、同ランクス、アレックス
 一番古くても7年前のモデルですか。カローラ系列はすっかり老人車になってしまったため、次はもう少し面白そうな車を、ということの代替であるように思います。ちなみに、ランクスの末期のCMの柴咲コウは、まさに「ツンデレ」でした。

シエンタ
 ノア・ヴォクシーと同じ理由です。

2代目ヴィッツ
 3代続けてヴィッツ、という方はいないとしても、3代目は営業車の方が多いように思えます。

パッソ
 お父さんに買ってもらったパッソでしたが、結婚すると小さく感じるのかもしれません。少子高齢化が抑えられるのであれば、パッソも喜んで退役することでしょう。

日産

ティーダ
 新しい感覚の理想のファミリーカーでしたが、当時流行だった「やや冷たいシンプルなボデーライン」が、抑揚あるスタイルが流行りだすと古く見えてくるのでしょうかね??

旧型ノート
 日産フィットとして、なかなか走りが良い、使いやすいコンパクトワゴンだったのですが、急速に数を減らしているように思います。セールスマンによると、皆悩まずにすぐ決める車だったそうですが、そうやって決められた車ほど簡単に手放されるのでしょうか?

旧型マーチ
 ノートと同じ理由でしょうか??

ブルーバードシルフィ
 私の家の車も、そして次の代もです。2007年頃は、「環境に適応した車」の先駆を行っているような印象でしたが、時代が変わってまた享楽的な雰囲気が出てくると、まるで精進料理のようですよね。

ホンダ

初代フィット、二代目フィット
 初代はそろそろ古いので代替需要でしょうが、二代目も減っているように思います。ノートと同じ動機のように思います。

モビリオ、モビリオスパイク、フリード、フリードスパイク
 あれだけ売れて今でも売っているフリード、同スパイクなのですが、これも減っているように感じます。ステップワゴン等から代替し、「小さくても大丈夫だったね。だったらもう少し小さくても大丈夫かな?」という理由で、軽自動車に代替されてしまっているのでしょうか?

 モビリオは、ノートと同じ理由だと思います。モビリオスパイクはbB的に売れましたが、飽きられてしまったのでしょうか?

二世代前、旧型オデッセイ
 低重心コンセプトを地で行っていた車です。贅沢な作りとステーションワゴンのような雰囲気でしたが、代替理由はウイッシュと同じ理由のように思います。

マツダ

二代目デミオ
 気に入って乗っている方もいらっしゃいますが、もうちょっと残っていても良いように感じています。マツダ車が急速に魅力を増したので、買い替えられているのでしょうか?

初代アクセラ
 現行アクセラと同じコンセプトであったように思いますが、同じ味のままの新しい車に乗りたい、という買い替えでしょうか?

三菱

初代コルト
 これもフィットの変わり種として人気でしたが、現行ミラージュには買い換えられない、というのが理由のように思います。他社に流れていそうです。

スバル

4代目レガシィ
 2.0Rや3.0のMTは、マニア垂涎のグレードですが、それはさて置き、代替需要でしょうか。レヴォーグ、インプレッサに順調に置き換えられているのかもしれません。また、マツダにも流れていそうです。

スズキワゴンR、ダイハツムーヴ
 既に軽自動車の中核車種となっており、初代が持っていた「変わり種」の雰囲気はありません。すなわち、以前のアルトやミラのような基幹車種になりました。ちょっと面白い車が出たら、面白さを期待してこれらの車種を選んだ人が退出するのも無理はありません。メーカーとしても、ワゴンRやムーヴにだけ頼るよりは、ずっと健全だと思います。

アウディA4、プジョー207、BMWミニ
 一時、レガシィは全てアウディA4に置き換えられてしまうのではないか、という程街中に溢れていました。しかし、急に見なくなってきています。おしゃれ着同様、流行すれば飛びつかれるし、流行が終わったと思われたら皆手放す、おしゃれ車の市場も難しいものです。おしゃれ車として見なければ、中古車で乗るのも面白そうな車たちです。

追伸
間違えて二つ投稿してしまったようです。最初の記事にイイネをくださった皆さん、最初の方は消去しましたので、こちらにもイイネをお願いします。
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Posted at 2014/01/22 22:48:27

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この記事へのコメント

2014年1月23日 0:25
こんばんは。
ブログ拝読させていただきました。motoさんならではの視点、勉強になります。

ハスラーですが、見て触れた者として、これはイイと思いました。道具感に期待して購入し、結局車としてしか使わない場合でも後悔させない実力は備わっていました。
ただ、メーカーも想定外の売れ行きのようで、急遽増産を決めたようですが。

レヴォーグですが、私はこの売り方は残念でなりません。スバルは走りが売りのメーカーなのに、実車に触れさせることなく顧客に300万円以上の車を買わせるのは、少しらしくないと思います。実際、私も私の周りのクルマ好きの方もベースがインプレッサなのがバレバレなので、実力が価格に見合っているかは乗らなくてはわからないというところです。

ハスラー、レヴォーグともmotoさんならではの試乗記をお待ちしています。長々失礼しました。
コメントへの返答
2014年1月24日 2:12
こんばんは。

このハスラーは、登場当初のKeiやネイキッドやZ、ekアクティブのコンセプトそのものなんですよね。すなわち、過去のコンセプトを再び現代に蘇らせ、時期が合った、ということになるのだと思います。

レヴォーグは、割高な印象がつきまといます。なんでも、すでにインプレッサから離れた「スバルWRX」が、この車ベースで成立するとのことですので、結局はセダンが発売されることは間違いないと思います。すると、インプレッサが少々大きすぎる車になってしまうので、また自社の市場を食い合ってしまいそうな予感もしています。

スタイルとしては、すっきりしたインプレッサから退化したように見えるのですが、初代レガシィの特に前期型や、三代目レガシィの、どことなく野暮ったくもあり、洗練されていない魅力もあります。私の注文としては、キャビンフォワードデザインはもう直せないとしても、メッキ部分が太く目立つフロントグリルはなんとかならないものか、と思ってしまいます。
2014年1月23日 3:42
なかなか深い洞察ですね。感心しました。またmotoさんの各車に対する知識に驚きました。自分など自分の車にしか興味がないので、これだけ視野の広い人をみると尊敬します。自動車評論家でも十分やっていけるのではないですか。
コメントへの返答
2014年1月24日 2:05
 評価いただき、ありがとうございます。私は単なる素人ですし、みんカラを見ると、各車の設定色まで詳しい方もおりますので、私なぞ、と思います。

 そんな私も、リジカラや軽量フライホイールで頭を悩ませています。

 自動車評論家、ぜひなりたいものです。
2014年1月23日 21:20
個人的に…2代目bBも急激に見なくなっている気がします。
…と思ったらまだ売ってたんですね(^_^;
コメントへの返答
2014年1月24日 2:03
 2代目bBは、「トヨタミュージックプレーヤー」と、当時流行していたメモリープレーヤー(?)を思わせる広告で打って出ましたね。初代で流行った「カスタマイズ」も、標準装備という感じでしたし、同じく流行っていたキューブよりもベース車を安いものにして安価にしたりもしました。ところが、初代の流行は一過性のもので、お客さんは全くついてきませんでした。

まさに、クルマ作りはアパレルと同じ、ということを実証した車だと思います。ちなみに、後期はフィットネスをする女性がCMに出てきて、なんだかわからない車になってしまいました。

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