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イイね!
2025年02月08日

オースターJX

オースターJX 3姉妹車のラストを飾るのはオースターJX、タイトル画像は左から前期、前期一部改良時、後期。
後期カタログは、何種類かあります。グレード追加で改版したものでしょう。
オースターはスポーティ寄りでメッキの光り物を抑えた外観が特徴です。


ボンネットはプレスラインが入らないオリジナル仕様、スタンザFX、バイオレットリベルタとは異なり5ドアの設定がなく代わりに3ドアを唯一ラインナップ。
発売時は1600セダンは3グレード、1600 HBはなんと1グレードのみです。1800はセダン、HB共に4グレードづつありました。

1800GT-ESとGT-EXのみ大型ウレタンカラードバンパーとなり、それ以外は素地のブラックでした。

バンパー素材もスタンザ、リベルタはウレタンに対してオースターはPP製のようです。
なので塗装できなかったのかも。

1600CS(カスタムスポーツ)




HB自体も見掛けることはまれ、黄色があったことすら知られていないでしょう。


私の所有している81.6発行のカタログには載っていないのですが、81.10には新グレードCS-Xを追加。
追加後のカタログ表紙は変化ないので、掲載有無は裏表紙の発行年月で確認が必要です(笑)。
スタンザFXにGLエクストラが追加されたのと同じ感じでしょうか。
CSとの違いは、シート地、カセットデッキ、ピンストライプが画像からは確認できます。
あ、ピンストライプはサイドガードモールに見えるやつですよ。


内装写真の上はスタンザFX、下がオースターJX。インパネ形状も別物になってます。
上級グレードは画像のようにドアトリムも2トーンになり、フロントドアのアームレストは上に開けると小物入れとなっています。
リアは開きませんが、ドア側に凹んでいるので肘をかけて車内幅を有効活用できます。


1800 GT-EX






HBの1800GT-ESとGT-EXはバックドアが黒塗りとなります。
セリカXXでも見られた処理です。
車名デカールの位置が違うのはご愛嬌。
オースターJXのHBと言えばやはりこのブルーツートンのイメージカラーが印象的。
GT-ESは唯一アルミを標準装備し、サスペンションも専用チューニングされていました。


こちらは日産ヘリテージコレクションに保管されている1800GT-EX。
純正アルミホイールを装着、ドアミラーとスモークガラスはノンオリジナルです。
フェンダーミラーの穴を塞いであります(笑)。
日産のサイトから引用しました。
よく見ると、ヘッドランプよりも車幅灯のほうが劣化しているようです。
ヘッドランプはガラス製なので黄ばみません😃
ちゃんとホイールの位置を揃えて撮影している丁寧な仕事ぶりに拍手👏


1800GT-EXは、ドアハンドルがメッキなので容易に判別可能です。
縦で止まるリアワイパーは当時では珍しいものでした。
昨日紹介したスタンザFX同様に、ボディ下部が黒だと無塗装バンパーに見えてしまうのが残念です。

実際に保管されている状態。
リアガラスの下端を少しポップアップすることで、空力を8%向上させていると何かで読んだ記憶があります。

最高グレードの1800GT-EX


1982.12のカタログ写真
一部改良され、ミラーをボディ同色とし、サイドガードモールの幅を広げ、Cピラーにオーナメントを追加、ピンストライプを装備。
グリルのエンブレムも大きいものに変更されております。

この最高グレードでもアルミホイールはオプションでした。

一部改良により、オーディオや空調パネルはシルバーとなり、CS-X以上はシフトレバー周りにコンソールパネルが追加されます。

オースターJXもこのカラードフェンダーミラーの外観のときのスタイリングがベストですね😃
残念ながらと言うべきか、この一部改良モデルの販売期間は1年もありません。
それ故、スタンザFX共々実車は当時でも見掛けた記憶はなく、カタログすら貴重な存在です。



装備品のページでエラーを発見。
インパネ画像のオーディオのカセット挿入口横にご注目。
ドルビーシステムとメタルテープ切替のスイッチがありますが、オースターにこれが装備されるのは後期型からです。
同じページの画像下のオーディオ単体の画像が正しいものです。

1983.6
マイナーチェンジで後期型となり、外観はグリルとテールランプのみの意匠違いでスタンザFXとの判別は困難になります。
まるでブルーバードU11と見違えるばかりの角張ったフロント周りになってしまいます。
スタンザにあった5ドアを廃止して、オースターのみにあった3ドアを継続、4ドアセダンと2つの車型となります。
ロングノーズに見えるようにはなりましたが、リアとのバランスが崩れトランクが寸詰まり感があります。
また部品の共用化を図り、内装でもインパネをオースターのものに統一。


マイナーチェンジ5ヶ月後の83.11には1800GS-Xエクストラを、84.5にはスーパーサルーンを追加。

スタンザが大半のグレードはフェンダーミラーが標準装備に対して、オースターはドアミラーが標準と言う違いが差別化ポイントですかね。


1985.6にΤ12型にフルモデルチェンジ。これを最後にブランド消滅しました。

デビュー前の稲垣潤一さんがオリジナルCMソングを歌唱しています↓
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Posted at 2025/02/08 07:49:20

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この記事へのコメント

2025年2月8日 15:25
懐かしいですね〜
私もこのカタログ持ってました。‥て言うかまだ家のどこかにあると思います。

個人的には日産車ではチェリーやバイオレットが好きでした。
コメントへの返答
2025年2月8日 16:04
コメントありがとうございます。
オースター後期をお持ちだったんですね。
昔の日産は良かった~
かつての不人気車も現代の視線で見ると、新鮮に見えますよね。

2025年2月10日 8:16
危うく素晴らしいブログを見落とすところでした(笑)
うちに真ん中のカタログあります!
うちにあった1600CS-Xはカラードリモコンミラーになっていたので一部改良されたモデルだったのでしょう。
うちのカタログには色は違うけど、全く同じ車が掲載されてます。
実車には1600CSというエンブレムしか付いてないので、カタログと見比べておかしいな?と一瞬悩んだことがありました(笑)
白い1800GT-ESは西部警察PART2以降に犯人車としてよく出ていましたね。
後にも先にもオースターjxがドラマに出たのはこれだけなんじゃないかと推測しております。

濃ゆいブログ、ありがとうございました!
コメントへの返答
2025年2月10日 8:30
81.10に新グレードCS-Xが追加され、82.12発行のカタログではフェンダーミラーの形状と電動リモコンへの変更、83.6には後期型となりドアミラーが標準装備。
と言うことは本文にも書きましたが、前期の一部改良モデルは実車、カタログ共に半年程度しか無かったことになります。
是非お持ちのカタログの発行年月を確認して見てください。
CS-XでもエンブレムはCSと言うのも謎ですね。
なかなか奥が深い(笑)

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「伊東市の田久保市長が会見してるが、全身全霊で公約を守るとか言い出してて草。辞めない可能性大」
何シテル?   07/31 20:13
98年8月、社用車のオイル交換時に発表会前のナディアに一目惚れして即決。(トヨタカローラ岩手 南大橋営業所にて) 98年10月、納車(登録は9月30日)。 ...

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