
いつもお越し下さる皆様、随分寒くなりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。
ボクは退職から20日が過ぎました。
去年、人生初の無職生活を5月9日から9月30日まで過ごしました。
この時は失敗に終わった資格取得のため、大半を「ガリ勉」で過ごし、自分が「プータロー」との意識を全く持たずに過ごしました。8月末の結果発表は、さすがに落ち込みました。が、直ちに就職活動をした結果、幸いにも10月から前職に就くことができました。
今回は果たして…。
結論から申し上げれば、
「せいせいした!」
の一言に尽きます。
悲壮感や後悔は皆無。
親父が亡くなる前にお袋と妹に呟いたひとことを思い出し、口から出ました。
「…もう、いいだろう?」
ウン、大きく頷きました。
前回の記事で触れましたが、人生の節目に立ち、「自己実現」のための有意義なお金の遣い方を思案しました。日本一周を出来るオートバイやキャンピングカー、別荘ライフ、海外旅行、等々…。今の自分が直ちに出来ることを思案したところ、直ぐに浮かびました。
「薪ストーブ」。
難聴の治療で長野県須坂市に通っていた当時、往路は高速、帰路は節約目的で下道。あちこち寄り道をしましたが、冬の軽井沢では、立ち寄ったどのお店でも室内の焔が暖気を放っていました。この体験から、いつかは自宅に設置したいと思ったのでした。
早速、自宅至近の「ストーブ屋さん」を探しました。
ここは、埼玉県日高市の「
有限会社ウェック」さん。
薪ストーブとペレットストーブの専門店です。
早速、入ります。
掘り下げたフロアに、沢山の薪ストーブ、ペレットストーブが!
これは壮観!
スタッフのМさんにいろいろと説明をして戴き、火を入れて貰いました。
薪ストーブとペレットストーブの違いは、使用する燃料にあります。
薪は文字通り木を、くべ易い大きさに割ったもの。火力は大きいのですが、乾燥が悪いと火の回りが悪くなります。こちらウェックさんで販売をしていますが、山奥などのロケーションでは、オーナーが作業するのが基本。その労働負荷は大きいといいます。また、住宅地では高い煙突を設置しないと、周囲に迷惑が掛かります。なので「後付け」は一般的ではなく、住宅を建てる際に同時に設置することが多いそう。費用もかなり掛かります。
これに対し、ペレットストーブは「ペレット」と呼ばれる間伐材を加工した粒上の燃料を、電子制御の焔で燃焼させます。上の写真で袋に入っているものがそう。初期費用は薪ストーブの半分ほどで済みます。また、着火時に多少煙は出るものの、燃焼中は殆どなくなるため、近隣への迷惑は回避できます。
この現実を知り、薪ストーブは諦め、ペレットにすることを決めました。しかし決して安い買い物ではなく、逡巡しながら週末に数回訪れた結果、購入を決めました。
去る24日に搬入されました。
ちょっとクラシカルなデザインの、緑色。
自宅に置かれると、思わずニンマリ…。
煙突の工事が始まり、
無事、設置が終了。
いよいよ、試運転です。
電源を入れると、タンクからペレットがポトン、ポトンと供給され始めました。
数分後に焔が灯り、少ししてファンが回り始め、暖気が出ました。
これは今朝撮影した、普段使いの写真です。
室内に輝く焔を見ると、それでけで温かい気持ちになります。
同時に、40年超のサラリーマン時代の出来事が、走馬灯のように過りました。
火力は想像以上!
我が家は築43年、埼玉県南部ですが冬は寒く、プロパンガスヒーターとアラジンのストーブ、それに電気カーペットで凌いで来ました。そのため暖房にお金が掛かるの頭痛のタネでしたが、かなりの改善が期待できます。
これから家で過ごす時間が、確実に増えます。
人生の「ゴールデン・タイム」の冬場を、充実した時間にしたいと思います。
Posted at 2025/11/01 06:48:24 | |
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