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2025年08月03日 イイね!

幌交換

幌交換 猛暑が続いていますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。
 ボクはそのお陰で、痛い出費を強いられ、まさしく「トホホ…」状態。

 会社の駐車場に停めていたロードスター。
 朝は何ともなかったのに、夕方帰ろうと歩み寄ると、何と幌の熱線ガラスが室内側に傾いていました。駐車場は吹き曝しの平地で、日陰は全くなし。この猛暑でガラスを固定していた接着剤が溶けてしまったのでした。すぐさまアイザワの社長に連絡しましたが、新品の幌は到着まで10日ほど掛かるとのことでした。
 という訳で、幌は丸ごと交換となりました。



 この写真は、アイザワ到着直後。
 外れてしまったガラスはプラスチックの枠に嵌っていました。その枠に、ホームセンターで購入したメーター売りの透明テーブルクロスを切って嵌め込み、強力ガムテープ「ゴリラ」で固定しました。水漏れが心配でしたが、およそ10日間、これでしのぎました。



 外れてしまった熱線ガラス。
 結構な重量で、おそらく2、3キロはありそう。接着剤が溶けて外れるのも分かります。



 ピットで作業開始。



 今日の担当はNさん。
 カッターナイフでキャンバスを切り始めます。



 どんどん進み、



 骨組みだけに。







 座席の背後のパーツも外して行き、



 遂に骨が外れました。



 7年間、ありがとう!



 今回は、熱線入りキャンバス製ではなく、NA用のオリジナル、ビニール製を選びました。今の職場に通う以上、来年も再来年も夏の猛暑は避けられないので、今回の二の舞を避けることが目的です。また今の仕事は、長くても5年程度と決めており、その頃には交換が必要になるかもと感じたのでした。
 骨は熱線入りと微妙に異なるため、社長が中古品を用意してくれました。



 これは、幌を車両に固定するネジを受ける固定ボルト。
 以前、ディーラーで交換した幌に穴が開き、今回外した熱線ガラス仕様に交換した際、これに固定されていなかったのでした。この事件で、ボクは一切ディーラーを信用しなくなったのでした。



 お昼になったところで、まだ時間が掛かるとのことで、ボクは社長のクルマを拝借し、ロマンスカーミュージアムに行きました。
 戻って来ると、ピカピカの新品が装着されていました。

 熱線ガラス仕様のオーナーさんは、こんな「トホホ…」にならないように、駐車場所にご留意されることをお薦めします。


Posted at 2025/08/03 09:37:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2025年07月19日 イイね!

ロマンスカーミュージアム (神奈川県海老名市)

ロマンスカーミュージアム (神奈川県海老名市) 去る6月29日、日曜日。
 ボクのロードスターは、またもや「トホホ…」の事態に。アール・エス・アイザワに泣く泣く電話を入れると、修理に必要な部品の到着は、最短で7月9日との返答。翌10日の木曜日が公休だったため、いそいそと向かいました。
 朝一番に訪れましたが、修理にはかなり時間が掛かるとのこと。社長の車を借りて、外出しました。
 向かったのはこちら、小田急線の海老名駅前にある「ロマンスカーミュージアム」。

 小田急電鉄といえば、カラフルな衣装を纏った「ロマンスカー」が代名詞の存在。子供の頃、母に手を引かれて新宿駅で山手線を降りる度、ガラス越しに小田急新宿駅に停車中のロマンスカーが見えると、胸がときめいたものでした。同じような経験をされた方は、決して珍しくはないように思います。此処にはそんな数々の車両が展示されています。



 ロビーの自販機で入場券900円を買い、向かいます。



 玄関は2階。1階の展示スペースへ向かいます。





 まず迎えてくれたのがこちら、モハ1型電車。ボクが生まれた1960年に引退した車両で、素晴らしきオールド・タイマー!



 この運転台の造形美に、すっかり魅せられてしまいました。
 木製車体の色と質感!
 真鍮製の大きな手動ブレーキ・ハンドル!
 小さな丸い木製の椅子!
 客席と隔てるパイプ柵!
 それらが一体となり、見事に融合した意匠になっています。
 暫くの間、その場に佇んで味わいました。



 さて、本題。
 ロマンスカーの展示に入ります。



 うおー、これはスゴイ!
 ひとつだけでも存在感溢れるロマンスカーが3つも並びます!





 最も左にあるのはSE車。初代ロマンスカーとして知られています。それまでの日本の私鉄特急の概念を、全く塗り替えた車両。先頭形状は風洞実験のデータを基に設計されました。国鉄に貸し出され、当時の狭軌のスピードで世界記録を打ち立てたことで知られています。



 その車内。
 窓のピッチは狭く、1席に1枚。何処か旅客機を思わせます。





 晩年は新型車の台頭もあり、国鉄御殿場線への乗り入れ急行「あさぎり」として使用されましたが、小田急線内ではほぼ「特急」同様の扱いでした。





 中央の「さがみ」はNSE。ボクと同世代の方は、ロマンスカーと言えばこの車両を思い出される方が多いと思います。最大の特徴は、2階の運転席。この構造の先駆者は名鉄7000系に譲りましたが、首都圏では長く同様の車両は造られませんでした。小田原本線・江ノ島線で活躍、云わば「小田急電鉄の顔」!



 乗降扉は自動ではなく、手動の内開き。連接台車でカーブ通過を容易にするためか車高は低く、扉も準じています。



 その車内。
 窓は2席に1枚となり、開放感が溢れます。



 運転席には客席から梯子を使い乗降します。





 最も右はLSE。車齢が経ったNSEの後継として製造されました。NSEと比べ、直線的なデザイン。



 奥へ進むとHiSEがありました。
 それまでのオレンジ色から赤に変更されました。
 展望席から運転台の鋭角ラインは一体化、よりスピード感溢れるものになりました。



 その展望席から。
 更新改造後のSEが「あさぎり」の愛称版を掲げているのが見えます。



 ラストはこちら、RSE。
 それまで「あさぎり」の国鉄乗り入れは小田急の車両だけによる片務的な運用形態で、御殿場線内も小田急の乗務員が当たっていました。この車両の登場と同時に国鉄も専用車両を製造、相互乗り入れとなり、運転区間は御殿場から先の沼津までとなりました。
 この車両は、たった1編成しか製造されませんでした。



 運転席は低い位置。トンネルが多い御殿場線の車両限界が、2階を見送った原因なのでしょうか?



 国鉄との相互乗り入れ運転からか、グリーン車がありました。



 2階席は1+2の3列。座席のモケットに高級感があります。



 1階は4人掛けのコンパートメント。
 車窓越しに家族で富士山を眺めたら、とっても楽しそう!

 歴代のロマンスカーに触れあうことができ、楽しいひとときでした。
 一つだけ注文を加えるなら「白いロマンスカー」、VSEを加えて欲しく思いました。

 男の子をお持ちのパパ、ママにはお薦めの場所です。



ロマンスカーミュージアム

神奈川県海老名市めぐみ町1-3
046-233-0909

10:00-17:00 火休









Posted at 2025/07/19 12:38:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | 博物館 | 日記
2025年07月05日 イイね!

還暦を過ぎての「人生」とは…

還暦を過ぎての「人生」とは… 猛暑が続いておりますが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。ボクは64歳目前で現職に移り、早くも9か月が過ぎました。6社を渡り歩き、長く総務管理職を勤めましたが、現在は初の業界で初の経理系最底辺職。今日は少し、この間の実体験を書いてみようと思います。

 現在、職場は新参のボクを含めて7名体制。全員が転職者ですが、ボク以外はすべて同業他社から。その道の「プロ」ばかり。業界特有の慣習に熟知し、会話には専門用語が飛び交います。そこに未経験の64歳が入りましたが、まるで赤子も同然。定期的で単価の決まった仕事は「定型」のため処理は比較的楽ですが、矢鱈と単発の請負が多く、しかもそれらのほぼ全てが、価格は担当者同士の「口約束」で決まるため、確認に手間と時間が掛かります。細かいプライスの集積で請求金額が決まるため、ややこしいことこの上ありません。

 体力、気力、集中力の低下を意識しながら取り組んでおりますが、ミスが頻発。しばしば怒られる始末。結果的に、まだ信頼を得られていません。情けないやら、悔しいやらで、落ち込むことも頻繁…。
 還暦を過ぎての「再就職」。ハローワークやネットに出ている求人の大半は、警備、清掃、介護など。事務系は殆どありません。幸いにもボクは事務職として採用されましたが、過去の総務管理職経験は全く通用しません。

 どんな職に就くにせよ、還暦を過ぎて再就職を目指す場合、求職者の「売り手市場」はほぼ存在せず、求人側の「買い手市場」なのが実態。相手が提示する職種と雇用条件に、自身を合わせなければなりません。

 このような条件下での再就職後の実態は、あまり語られることはありません。

 サラリーマンのファースト・ステージで長く管理職を勤めた人材は数多存在しますが、再就職ではマネジメント能力を要求される求人は、ほぼゼロ。ボクのように、初の業界と職種で、不慣れな仕事に就いている(これから就くことになる)方は、珍しくないと思います。その多くは気力や記憶力の減衰と戦いながら、臍を噛むような思いを抱えているように思います。再雇用の過酷さと同様、再就職後の実態も厳しい…。どちらにせよ、長く培ったキャリアは評価の対象にはならず、「労働者」ですらない一介の「労働力提供者」としての存在に過ぎない…。これがこの9か月間に身を持って学んだことです。

 あと6か月で65歳、来年2月から年金は満額になります。上記のような現在、今後の身の処し方について、あれこれ思いを巡らせています。

 一つだけ、確実なことがあります。

 それは「これからの人生で、今日が最も心身ともに優れた日」であるということ。身体は下降線に向かうばかり、決して回復はありません。「このまま働き続けても、周囲の期待に応えられないだろう」との思いが膨らみつつあります。同時に60歳で完全引退した義弟のように「健康なうちに、もう好きな事に残された時間を使いたい」との気持ちに傾き始めてもいます。

 還暦過ぎの「生き方」は、本当に難しいと実感しております。



2025年06月29日 イイね!

DOODLIN' BARBER SHOP (埼玉県所沢市)

DOODLIN' BARBER SHOP (埼玉県所沢市)   6月27日、金曜日。
 この日は平日休み。以前から行きたいと思っていたお店に、「ダメ元」で電話をしました。すると男声で「14時なら大丈夫ですよ!」との返答。早速「善は急げ」とばかり家を出ました。



 どうですか、この佇まい!
 住宅地のドンツキに、こんなお洒落な建物が!ボクの地元、入間市にある「ジョンソンタウン」を思わせる、アメリカンな意匠。ハナから期待で胸が躍ります。



 案内と料金が掲げられています。
 お店の名前は"DOODLIN' BARBER SHOP"。
そう、何を隠そう、此処は「床屋さん」!

 こちらの存在は随分前から知っておりました。
 都内に通勤していた当時は、会社至近や駅構内にある「廉価で髭も当たらないチェーン店」で済ませていました。また、再就職後は、仕事帰りに立ち寄るスーパーで、同様の店に行ってばかり。値段の安さもありますが、ささっと済ませることが出来るのが理由。



 こちらは完全予約制。ウキウキ気分で玄関扉を開けました。

 …其処には、想像を超えた空間が展開していました。

 全貌を捉えた写真を撮り忘れましたが、言葉で補完すれば「オトコの子のオモチャ箱」そのもの!たくさんのアナログ・レコード、車両のプラモデル、フィギア、楽器やスケートボード、etc...。ボクは思わず「…うおー!」と感嘆の声を上げてしまいました。そんなボクを、この日が初対面のご主人は、満面の微笑みで迎えてくれました。
 暫くお店のインテリアについて立ち話をしましたが、やがてご主人が「さあ、お座り下さい」と、こちらに招いてくれました。



 どうですか、この「椅子」!
 大きさ、デザイン、色合い、全てがアメリカン・テイスト!
 何だか、座るのが勿体ないような気持ちになりました。
 促されて腰を下ろすと、かなり大柄な人が前提の設計と思いました。でも座り心地は最高!手摺に両腕を預けると肩が開き、まるで「社長気分」!



 反対側から。
 右の袖には、何と灰皿が設けられています。
 嘗てアメリカでは、調髪に訪れたお客さんは、紫煙をくゆらせながら、整って行く自らの姿に微笑んでいたのかも…。



 この椅子は、1964年製。
 今までに2度、表革を張り直されており、その作業の際に中から経緯を書いた「らく書き」が出て来たそう。何でもアメリカから5台輸入され、そのうちの2個を使い、旧いクルマやバイクの世界で「ニコイチ」と呼ばれるレストアがなされたそうです。ご主人曰く「あと3つ、日本の何処かに今も存在するかもと考えると、夢が広がります」。

 ボクも全くの同感でした。


 
 こちらは洗髪に使う椅子。
 背後に黒い流し台が見えます。
 腰掛けて体を背後に委ねると、ご主人が首の後ろに熱いタオルを挟んでくれました。その心地良さに加え、髪をワシャワシャと洗われる快感に、すっかり耽溺してしまいました。



 鏡はこれまた、一般的な床屋さんでは、まずお目にかからないもの。堅牢な木製の枠に、横長の巨大なミラーを嵌め込んだもの。ご主人によると、元は「製図のトレース台」だそう。木枠の材料は硬く、今では輸入されていないものだそう。

 写真を撮り忘れましたが、髭を剃って貰っている時。
 倒れた椅子の上でふと目を開けると、吹き抜けの天井で巨大なシーリング・ファンが、ゆっくりと回転していました。この建物は店舗兼住宅ですが、店舗側は西日に当たるため、夏場は必需品なのだそうです。



 鏡の背後の壁には、ピアニストの大きなパネルが。
 理知的な面持ちの彼は、何とホレス・シルバー!
 ブルーノートに数々の銘盤を遺した、名高い人物。彼が純粋な黒人ではなく、中米の血が混ざっていることは知っていましたが、この精悍な表情を捉えたショットには驚きました。

 このパネルは新宿のジャズ喫茶"DIG"や"DUG"のオーナーで、ジャズ評論家や写真家としても広く知られた中平穂積さんによるもの。ご主人は大のホレス・シルバーのフリーク。開店の際、親交のあった中平さんに「お気に入りのシルバーの曲名を店名にする」旨を伝えると「美容室ではなく床屋さんというのがイイ!」と、直々に譲られたとの逸話を披露して下さりました。



 やっぱり、ありました。
 店名の"Doodlin'"は、上の青い作品(HORACE SILVER AND THE JAZZ MESSENGERS BLP-1518)に収められています。



 一方、反対の壁にはドラムセットに座った黒人少年のフォトが。
 ご主人によれば、こちらはごく一般的なものだとか。
 この写真の左端にご注目!
 何と、The Beach Boysの銘盤 "Pet Sounds"が、さりげなく飾られています。暫くご主人と、亡くなったばかりのブライアン・ウィルソンについて語りました。



 奥の壁には、スープの缶詰が並んだポスターが。
 このデザインはアンディ・ウォホールかなと思っていたら…



 何と、バンクシー!
 ご主人によると、まだこんなに高名になる前に購入されたとか。300枚刷られたうちの一枚で、今ではプレミアムものだとか…。



 ご主人の仕事道具。
 ボクの調髪を終えた直後に撮りましたが、輝きが美しい…。普段からの丁寧なお手入れが窺えます。



 この時は、山下達郎さんの "Big Wave" が掛かっていました。



 こちらのレジカウンターでお支払いをしました。

 帰る直前のこと。

 偶然、ボクはカワサキW1のTシャツを着ていたのですが、「常連にいつもスズキのTシャツを着ている『スズキフリーク』の有名人がいらっしゃる」旨をご主人が語り始めました。

 …お名前をお聞きし、ボクは『ブッ飛んで!』しまいました。所沢とは全く無縁、北のご出身。絶テクのギタリスト。動画チャンネルでは、「KCのオリジナルに勝るとも劣らぬ演奏」と、世界から称賛されている方。スズキ製のクルマとバイクを一杯持っておられ、保管できる物件をあちこち探し求めた結果、定住してしまったそう。ある音楽雑誌のインタビューを受けた際、ご主人のお店をご指名されたそう。掲載誌を見せて戴きました。

 いやー、最後までオドロキの連続!
 ホント、良い意味で「ビックリ箱!!」のお店でした。
 再訪問決定です。


DOODLIN' BARBER SHOP

埼玉県所沢市三ヶ島2-928-1

070-5554-9281

 
※椅子は1脚だけの完全予約制。週末はかなり予約は困難なようで、ボクが滞在中に掛かって来た電話に、ご主人が「ごめんなさい」と話していました。狙い目はボクが訪れた金曜日とのこと。「(金曜日が)お休みの職業は少ないのかも」とご主人が仰っていました。この記事でご紹介した世界観に共感された方なら、遠方からでも訪れる価値があると思います。











 



Posted at 2025/06/29 08:31:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 床屋 | 日記
2025年06月14日 イイね!

アール・エス・アイザワ (神奈川県座間市)

アール・エス・アイザワ (神奈川県座間市) 今日6月14日、土曜日。
 ボクのNAの主治医、アール・エス・アイザワさんを訪れました。目的はトビラ写真のように、7月1日で車検が切れるため、更新整備をお願いしたのでした。
 ボクのロードスターは1997年製のSRリミテッド、既に28年が経ち、走行距離22万キロを越えた「大大古車」!4万キロでメーカーのディーラーから購入、何度か車検を通しましたが、どうにも木で鼻を括ったような対応に嫌気が差し、以来ずっとこちらでお世話になっています。

 初めてこちらを訪れた時のこと。あまりにもボロボロで目も当てられぬ状態でした。社長はタメイキ混じりに「全部やりたいけど、現行の新車(=NC)が買える金額になると思う」と言いました。結果的には、その時は足回りの一新(ブッシュ、サス等)、排気系総交換(マツダスピード製のポッカリ穴の開いた触媒で「ゲベゲベ」と下品な音でした)、ラジエター交換、などをやりました。おかげで走りは一新、全く別のクルマと思えるほどになりましたが、アバタだらけの塗装のマンマ(笑)!ピシッと脇が締まった「走り」をするのに、見た目は「オンボロ」の、何とも珍妙な状態が2年間続きました。

 その2年後。念願のオールペンと、その他細かい一新をお願いしました。この数年間での大作業は、18万キロでほぼ新品エンジンへの載せ替え、去年秋にはエアコンを一新しました。おかげで何とか、「大大古車」は好調を維持しております。ただ一つ、一度も手を入れていない重要なものが、かなり不安なのでした。それは…

ECU。

この時代には電解コンデンサが使われており、経年劣化すると液漏れが発生。基盤がダメになると全く機能しなくなります。ボクがこの症状で悩まされたのはクルマではなくビデオデッキでした。当時ベータの主導役だったのはソニー。ビクターを旗振り役としたVHSと激しい鍔迫り合いをしましたが、徐々にベータ陣営は追い詰められて行き、VHSが圧勝。遂にソニーはプライドを捨て、VHSを発売します。それがSLV-R7。初めてのVHS、メーカーの沽券に関わる事業と判断したのか、超高級民生機としてリリース。価格は当時で20万!ボクはかなり無理をして発売と同時に購入、すっかり悦に浸りました。ところが「ソニータイマー」の言葉通り、10年を過ぎた頃には不調に。ネットで調べると、どうやら犯人は電解コンデンサとのこと。果たして開けてみると、もう「吹きマクリ!」で、修理は見送ったのでした…。

 この経験の記憶が今も鮮明のため、今日はECUを開けてのチェックをお願いしました。30年近くも前の製造、完璧の訳がありませんから…。かなりビクビクしております。

 閑話休題。

 今日のアイザワさんを、少しご紹介します。





 塗装ブースには、ドンガラのNAが。
 殆ど「バスタブ」状態!
 一度でいいから、こんなオフロに入ってみたいなぁ…。





 このクルマのデフとエンジン。
 デフは作業が終わり組み立て直後。Kさんが塗装の真っ最中でした。
 ホント、丁寧な仕事です。



 先に帰られたお客さんのNB。
 この後雨の予報だけど、降り始めるまで開けて行く、と仰り、嬉々として開けていました。その表情は「男の子」そのもの、とってもチャーミングでした。



 アリャリャ!
 最初はビックリしましたが、よく見るとハードトップ仕様。
 代車で訪れた、まだ20代から30代男性のクルマでした。
 長く通っていますが、「兄弟」に遭遇したのは初めてでした。
 どうやら、パワステの不具合を直したようでした。

 さて、今回は何が見つかるやら…。
 終了後にご報告致します。







Posted at 2025/06/14 17:07:04 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスター | クルマ

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何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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