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2018年07月29日 イイね!

センターコンソールレス化計画 その15

センターコンソールレス化計画 その15 朝、ボクが住む埼玉県南部は曇天ながら台風12号が去り、雨も止みました。
 今日は7月の最終日曜日、ロードスター奥多摩ミーティング。
 布団から出てそそくさと車を西に走らせましたが…。ナンと、青梅市街を過ぎて山に入ると、バケツをひっくり返したような雨!しかも前方の山は雨と雨雲に霞んでしまいました。暫く進みましたが、雨の勢いは増すばかり。奥多摩の会場まで来る人は少ないと判断、軍畑で諦めて引き返しました。

 という訳で、ブレーキブーツの続きです。
 いよいよ本縫い、仕上げです。





 ここまでは、4枚のパーツを縦に並べて縫い合わせる単純作業でしたが、ここからはそれの右端と左端のラインを縫い合わせ、立体を形作る作業となります。所謂「筒縫い」です。非常に手が掛かりますが、作業の順序を熟慮してから取り組みます。
 
 まず、裏側を出して二つ折りにし、ステッチラインに目打ちで穴を開け、黒い糸で上から縫い合わせ始めます。ここで大切なのは、

①ゴム糊で右と左の端を貼り合わせ、はぎ合わせの黒い糸が通るラインを予め全て開ける。

②開け終わったら剥がし、折り返しの「ベロ」を糊付けし、①で開けた穴の横に緑の糸が通る
  穴を、左右とも開ける

③終了後「ベロ」を止めた糊を剥がす

です。コツは、接着面の両面にではなく、片面だけにゴム糊を塗布することです。両面に塗り圧着すると、なかなか剥がれませんし、無理に剥がすと材料の革が伸びて変形してしまいます。

 上の二枚目の写真は、メインラインを黒い糸で縫っているところです。仮止めした糊が見えます。このまま、上から5センチほどまで縫います。



 作業中の写真です。折り返しの「ベロ」が見えますが、糊は剥がしてあるので、このようになります。



 次は、「ベロ」を縫い合わせます。材料を出来たてホヤホヤの「口」からひっくり返し、表側を出します。この状態で、上から緑の糸で左右2本のラインを縫って行きます。この作業は、黒い糸で縫い合わせたラインの1・2センチ手前でストップです。黒い糸での縫い合わせが優先、緑の糸でベロを縫
う作業は、黒い糸の縫合済ラインを覆うことになるからです。つまり、緑の糸が先行すると、黒い糸による縫合が出来なくなるからです。



 こういう感じになります。



 次は「口」作りです。
 上側を中に折り曲げ、徳利状にします。
 この状態で「口」と同間隔となるように位置を決め、「口」を固定する横縫いの穴を目打ちで開けます。



 腹側の上から4センチ程の位置に、穴開けを打ちます。



 穴からカッターで切れ込みを作ります。



 材料を「口」からひっくり返し、裏側を出します。
 ここで予め作っておいた細紐を折り曲げ部にかませ、コ゜ム糊で「口」の折り返しを貼り合わせます。糊は両面に塗り、表面から開けた穴がズレないように固定します。



 再度ひっくり返して表面を出し、開けた穴に緑糸を通して縫います。
 コツは切れ込みの反対側の中心の穴から、左右を別々に2回に分けて縫うことです。力が均等に掛かりますので、歪むことなく仕上げることが出来ます。上の写真は左側を縫い終えたところです。これから右側を縫います。



 あとは、ひたすら縫い合わせです。黒い糸による本縫いが先行、緑糸が後から追い駆けます。黒い糸を縫う時は裏側にし、緑の糸の時は表側にします。口に切れ込みを入れたので、ひっくり返すのは楽になりました。



 完成、左側です。
 適度に皺が入り、狙い通りです。
 取り付ける時には下側をたくし上げるので、下にも寄ることになります。



 右側です。サンプルの中古品に習い、切欠きをカッターで作りました。



 腹側です。材料が少し厚かったようで、きれいな「ニョロニョロ」にはなりませんでしたが、取り付けてしまえばこの角度で見ることはまずありませんので、良しとしました。

 大分、この計画は進みました。
 あと少しで、当座の目標は達成です。

(※続く) 
 

Posted at 2018/07/29 13:30:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2018年07月22日 イイね!

センターコンソールレス化計画 その14

センターコンソールレス化計画 その14 今日もうだるような暑さですね。

 昨日は週一回の難聴治療で、長野県須坂市まで往復。遂に積算13万キロを越えました。
まだまだ20万、40万と乗り続けたいです。

 今日は、早朝からサイドブレーキブーツの製作の続きをしました。
 前回書きましたように、勘だけが頼りの現物合わせ。しかも「ぶかぶかにならない程度の皺」を寄せて作るのが目的。上手くいくかは、縫い上げてみないことにはわかりません。

 パーツは全部で4枚。
 右・左の側面2枚と、背中側・腹側の帯状の2枚の、計4枚です。
 先週、右・背中・左を縫い終え、今日は腹側の連結です。
 で、まだ完成していませんが、仮に連結してカバーに被せてみました。



 おおっ!なかなか良い感じです。
 「パッツン、パッツン」でも「デレンデレン」でもない、適度な皺が寄りました。

 この作業のコツは、

①材料の革を、実寸より長く切り出す。
 
 材料の厚さにもよりますが、ボクは厚めの革を使用したため1.5倍程度としました。
 実際に納得する状態を確保出来たら時に、もし下がまだ余っていたら切り落とすくらいのつもりで
 いいと思います。

②側面は、背中側が長い三角形にする。

 背中側は少し長さに余裕を持たせます。
 直線に祭壇した腹側は、当然カバーの内側の曲線には合わないので、背側に引っ張られて
 皺が寄ります。

 まだ仮縫いなので、仕上げはこれからです。

(※続く)
Posted at 2018/07/22 16:00:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2018年07月16日 イイね!

第5回 ロードスター限定車ミーティング

第5回 ロードスター限定車ミーティング 

昨日、奥多摩でお世話になっているR2@hideさんが主宰の、第5回ロードスター限定車ミーティングに参加して来ました。場所は横浜市神奈川区守屋町、首都高子安ランプ至近の、マツダR&Dセンターです。ボクは初参加。奥多摩でもそれ程知り合いがいないボクに、R2@hideさんが誘って下さったのでした。


 猛暑の中、NAから最新のNDまで、40台近い車両が集まりました。ボクは埼玉からの参加でしたが、横浜ナンバーの方は自己紹介で「ここから10分から15分程度に住んでおり、ここでこういうミーティングがあるとは感慨深い」との趣旨のコメントを仰っていました。なるほど、ボクだったら、所沢のマツダで開催されるのと同じだなぁ…。

 女性のパワーも凄かったです。

 宇都宮から参加された方。
 北陸ミーティングで2年続けて賞を取ったとか。2年連続してお持ち帰りの「七輪」を見せて戴きました(お話に引き込まれて笑ってしまい、写真を撮り忘れました)。

 NDの「わ」ナンバー、レンタカーでご参加の方。
 愛車のコンピューターが壊れてしまい走行不能状態とか。今回の豪雨の影響で広島のマツダのファクトリーが被災、修理がいつ終わるか分からないと仰っていました。それでも「わ」で駆け付ける根性は、尊敬に値します。



 ボクがこの種のミーティングで最も楽しみにしているのは、オーナーさんの好みがよく反映する、チョットした「小物」です。今回、「オオッ!」と思ったのがコレ。M2の01か28でしたが、シートの間にこれが。トランクオープナーもフェールオープナーもない車両だからこその好ポジション。とっても羨ましい…。



 もう一つがコレ。
 サイドウィンカーにシルバーのリング。
 さりげない「お洒落」センスに脱帽です。
 ゴテゴテ飾るのではなく、こういう「山椒は小粒でピリリと辛い」的なドレスアップ、イイです!
 ボクも「まねっこ」したくなりました。





 R&Dセンターのロビーでは、ロードスター展が開催中でした。 
 何と、プロトタイプが展示されていました。
 これこそが、ロードスターの原点。
 30年も昔のもの、それこそ現代の感覚からすれば、「チャチ」「大雑把」。
 
 しかし、その時代にこういう製品を「作りたい」との、開発エンジニアの皆様の「想い」が、ひしひしと伝わって来て、熱く感動しました。詳細は、下のキャプションボードの写真をご覧ください。




 猛暑を除けば、大変楽しい一日でした。
 ご参加の皆様、お疲れ様でした。

 そして、主催のhideさん、「なべちゃん」をはじめ、お手伝いの皆様。
 全員のお名前を憶えておらず申し訳ございませんが、大変お世話になりました。

 有難うございました!







 

 
Posted at 2018/07/16 16:22:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ロードスター | 日記
2018年07月16日 イイね!

センターコンソールレス計画 その13

センターコンソールレス計画 その13 暫く更新が出来ませんでした。そんなに沢山はいらっしゃらないとは思いますが、何度も見にいらっしゃってくれた方、ごめんなさい。12月決算の会社に勤めているため、半期の処理で謀殺されておりました。

 さて、次はサイドブレーキのブーツです。



 左はコピー製作目的で購入したセコハンの合皮製です。
 プラ製のレバーカバーに被せてみましたが、所謂「パッツン・パッツン」の姿。どうしても、そのままコピーする気になれませんでした。
 ボクの好みは、シフトブーツのように、適度に「ブカブカ」のフォルム。ダレ過ぎてはいなくて、それでいて緩やかなゆとりを訴える姿です。
 いろいろ考え、安物カーペットで試作もしましたが、どうも革材と屈曲率が違うようで、「曲がり」が直角になってしまい、失敗。仕方がないので、現物での一発勝負です。
 で、切り出したのが右側です。
 レバーカバーの背中側はある程度の密着性を、腹側には「ゆとり」を持たせて切りました。



 左側と背中に当たる細い帯状の材料を縫い合わせ、材料に水を含ませローラーで平らにしました。


 
 左と帯、右の縫い合わせが終わりました。
 果たして上手く行くのか、まだ分かりません。
 「トホホ…」の可能性も大です。

(※続く)
Posted at 2018/07/16 15:14:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記

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