少し秋らしくなり、ボクの住む埼玉県入間市でも、蜩の声が聞こえるようになりました。
ほぼ毎週、突発性難聴の治療に、長野県須坂市まで通っております。
毎回、往路は高速を使いますが、帰りは経費節減のため、下道です。須坂→菅平→東御→小諸→佐久→内山峠→下仁田→南牧→上野→神流→小鹿野→秩父→飯能→入間という経路、凡そ220キロです。
この行程で、お昼ごはんタイムは大体、下仁田→南牧→上野→神流→小鹿野→秩父のあたり。昨日は小鹿野で丁度12時。以前から行ってみたかったお店に向かいました。
小鹿野名物で知られるのが、わらじかつ丼。
玉子と葱で閉じた普通のカツ丼ではなく、揚げたてでホクホク、サクサクの2枚のカツを甘いタレに潜らせ、ごはんに載せたものです。
昨日のランチは、小鹿野のメインストリートにある、東大門へ初めて行きました。
入店は12時10分。玄関を入ると、夥しいお客さんの写真が!沢山の4人掛けテーブルと座卓の客席は、既にほぼ8割の入り。ボクは一人ですが、カウンターがないため4人用の座卓に案内して戴きました。
メニューです。
「メガわらじカツ丼(1500円)」…(タメイキ…)。
どれも見ただけでヴォリューム満点。何年か前、ここ小鹿野のわらじカツ丼のルーツとされる安田屋さんで食べたことがありましたが、小食のボクにはかなりキツかったのを思い出しました。ちなみに、わらじカツとは、二枚のカツをわらじ1足分に例えて名づけられたとのこと。仲居さんに小食の旨を伝えると「ミニは一枚ですヨ!」とのお答えが。迷わずお願いしました。
おおー、1枚でも結構なヴォリュームです!
早速「いただきまーす」!
揚げたてでサクサク、肉も柔らかくておいしいです。ごはんも進みます。
でも、途中で「甘さ」に飽きが来ました。
食べかけでゴメンナサイ!
七味を掛けて味に変化を。
これは「イイ!」
甘さに支配されていた口中に、適度な辛味が広がりました。昔のコマーシャルのコピー「二度、おいしい」を体感しました。
お吸い物の具はわかめと刻み葱。味は、永谷園のインスタント、松茸のお吸い物から松茸の香りを除いたようなイメージ。悪くありません。お小皿は、茄子の揚げ浸しと沢庵。この茄子がおいしかった!テイクアウトでお酒のおつまみにしたかったです。
お箸の袋。
右端に、バイクっぽいイラストが。
ここ小鹿野はバイク歓迎の街で、バイクの展示施設を誘致した過去があります。残念ながらその展示施設は、運営会社の倒産で、現在は閉鎖されています。
お会計は、何と650円!小食のボクは、残して後ろめたい思いをせず、全ておいしく戴き、お財布に優しいお値段に感謝でした。
これらの写真は、 「メガわらじカツ丼(1500円)」を、お店で完食された方々だそうです。ボクにはゼッタイ、ムリです…。
小鹿野がバイクを歓迎しているので、ライダーが多いです。
お店の裏には、こんなパーキングも。
発祥とされる安田屋さんのクチコミは、何でもバイカーから広がったようです。
ボクも何年か前に噂を聞き、訪れたことがあります。
「昭和」の佇まいで、いまは亡き日本橋のはずれ、東京都中央区霊岸島にあった祖母の家を訪ねたような気がしました。
でも、何故今回再訪しなかったかというと…。
美味しくないからではありません。
理由は「わらじカツ丼とおしんこ」だけで汁物がない、七味のような「味変グッズ」がテーブルになかった」、でした。今回、東大門さんで最初にお訊きしたのが
「お味噌汁はつきますか?」
「スープがつきます」
安田屋さんでも東大門さんでも感じたのですが、ボクのように酒飲みで塩辛い味を嗜好する者には、「おいしいけれど、やっぱり『甘い』のでした。どちらのお店でも思ったのは、「なめことおとうふが具の『赤出汁・赤味噌のお味噌汁』で食べてみたい!」でした。
Posted at 2018/08/19 15:44:06 | |
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