去る5月14日、土曜日。
諏訪のリビセンで足踏みミシンの抽斗6個を求めた後、もう一箇所、かねてから行きたかった処を訪れました。
笛吹八代スマートインターで降り、ナビに行先をインプットしましたが、きちんと認識してくれません。どうやら近くまでは来ているようでしたが、暫く右往左往。農作業をされていた男性に伺い、やっと到着しました。
田畑と住宅ばかりの長閑な場所に、こんな素敵な建物が!まるで御伽噺に出て来るかのような、小さく可愛らしい佇まい。発見した時、思わず「あった!」と呟いてしまいました。クルマが停まったのを認めた奥様が左側の家から出て来ました。来訪目的を告げると、「勿論、大丈夫ですヨ!」と仰り、建物の裏に行きました。
やがて中から扉が開き、白人の男性が「どうぞ!」と誘ってくれました。
吹き抜けの三角屋根。
柱には、ピノキオを思わせる木の人形が…。
その背後には、大きな木製のピンセットのようなものが。これを見て、ピンと来た方もいらっしゃるのでは…。
色とサイズ違いのバッグ。
カップルで揃えるといいかも。
ミシンが並びます。
窓の上には、重厚な革カバン。
おそらくこれは「漉き機」。
窓の上には、整然とツールが掛けられています。
奥の作業台の上には、製作中のお財布が。
突然のボクの訪問で、中断させてしまったようでした。
ゴメンナサイ…。
ここは、革製品を製作・販売されている工房 "Bottega Glicine" さん。カタカナで表記すれば「ボッテガ・グリーチネ」。イタリア語で「藤の花工房」の意味だとか。イタリア出身のご主人ランドリシナ・ダニエレさんと、日本人の奥様が営まれています。ご主人の一族は、長くローマとミラノで革工房を営んで来られたのだとか。
カメラやギター用のストラップが並びます。
この日のボクの目的物がありました。
そんなに高価なものではありませんが、ご主人は「ここまで来て下さり、有難う!」と仰ってくれました。
さて、購入したのはこちら。アイホンでの撮影。
カメラのレンズキャップ・ケースです。
ボクは何度も紛失しており、こちらのホームページを見て膝を叩きました。使ってみると、撮影の邪魔に全くならず、とても気に入りました。
ボクもレザークラフトをたしなみますが、平成25年に親父が亡くなり、今ひとりで暮らすこの実家に転居して以降、道具は仕舞いっ放し。ロードスターの内装をしつらえた程度です。家の片付けを早く終え、ボッテガ・グリーチネさんのようなアトリエを作りたいとの思いを抱きました。
長閑な立地の小さな工房。
とても素敵で、夢がギッシリ詰まっていました。
店名のロゴが、外壁に掛けられていました。
藤の花をあしらった、お洒落なもの。
千葉県在住の、鉄芸術家の方に一品メイクをお願いしたそう。
カメラ用品は、この他にも沢山製作されています。
お好きな方は、一度訪れてみる価値は十分ありますヨ!
Bottega Glicine (ボッテガ・グリーチネ)
山梨県笛吹市境川町前間田631-2
090-5768-0597
9:00-18:00 日休
※「ボッテガ・グリーチネ」さんのホームページはこちらです。
Posted at 2022/05/29 12:49:52 | |
トラックバック(0) |
レザークラフト | 日記