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2019年03月16日 イイね!

SP盤蒐集 その2

SP盤蒐集 その2 今週は風邪をひいてしまい、絶不調でした。
 幸いインフルではありませんでしたが、喉、鼻をやられ、断続する咳と鼻詰まりに体力を奪われてしまいました。体の節々が痛く、微熱が下がりません。週末恒例の須坂往復は諦め、今日は一日、寝たり起きたりで過ごしました。

 何だか気が滅入るので、楽しく思えることをしようと、久し振りに蓄音機を引っ張り出しました。





 コレが、ボクが使っている蓄音機です。
 メーカー等を示すラベルや表記が一切なく、正体は全く不明。骨董市で、確か7千円か8千円で購入しました。外見は結構ボロですが、問題なく動きます。一度だけ、サウンドボックスの振動版が破れて「ヒビリ音」になりましたが、アルミ箔を切り貼りしたところ、問題は解消しました。
 お気に入りのレコードを掛けました。




 「コッテコテ」のブルース、バディ・モスの「ダツデイ・ドント・ケーア」!
 燻し銀の声が、ドブロ風のギターに載って流れます。
 当時、LUCKYレーベルは洋楽中心のラインナップだったようですが、ボクはあまり詳しくありません。と言うのは、骨董市等に出ているSPの大半は、戦前の歌謡曲、軍歌、落語、漫談、をどり用で、洋楽を見つけること自体が、結構大変だからです。




 こちらはビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツの「ロック・アラウンド・ザ・クロック」。ロックン・ロール黎明期の名曲、ご存じの方も多いと思います。この曲がリリースされた当時、既にSPは衰退期で、アナログのシングルレコードと併売されていたと思います。





 その紙袋です。
 この盤は珍しく、神保町の有名なお店で購入しました。
 「よくなる」とのキャプション通り、ゴキゲンな音が響きました。




 
 先日、軽井沢でゲットしたニッパー君を並べてみました。
 この光景、見ているだけで蓄音機の良き時代に想いが馳せます。


 蓄音機の魅力は、音の「リアルさ」です。
 特にヴォーカルは、その場で歌っているような臨場感があります。
 78回転の高速再生も、それを可能にした要因のように思えます。
 直径10インチ(約25センチ)、片面僅か3分程度。
 究極の「シングル盤道楽!」と言えます。
 
 「ヴィクトローラー」に代表される高級機はウン十万円もしますが、蓄音機自体の入手は、さほど困難ではありません。が、ネックは「盤」の入手。専門のお店に行けば買えますが、結構なお値段。上の紙袋をご覧いただければお分かりかと思いますが、片面3分で2500円です。

 でも、一度嵌ると、その魅力に支配されると思います。

 現在所有しているのは100枚程度。
 少しずつ、好みの盤を集めて行こうと思っています。

 あなたも、いかがですか?


 

 

Posted at 2019/03/16 16:43:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | 蓄音機・SP盤 | 日記
2018年09月02日 イイね!

SP盤蒐集 その1

SP盤蒐集 その1 昨日、須坂からの帰路、某所に寄り道しました。

 土曜日に須坂詣でをするようになって以来、事実上休日は日曜日だけとなりました。それ迄、たまに日曜の朝に関東地方某所で開かれる骨董市に通っていましたが、自然に足が遠のいてしまいました。

 ボクは手帳に「行きたい処リスト」を書いております。
 新聞や雑誌、テレビやラジオ、ネットなどで紹介されたお店や場所を書いておき、近くに行った際には寄るようにしてます。
 そんなリストを眺めていて、「今日は此処に行ってみよう!」となりました。

 広い駐車場に車は2台。
 止めて中に入ります。縦に奥行のある広い店内です。
 30代とおぼしき男性店主の他は、ご夫婦のお客さんが一組だけでした。



 ご覧のように、ジャンルを問わず旧いものがギッシリ!
 壮観過ぎて驚きました。これ程の在庫を持つお店は、そう滅多にありません。

 「ここならゼッタイ、ありそうだ…」

 積み上げられて並ぶ昔の生活道具をチェックしながら奥へと進むと…。

 「あった!」





 旧い蓄音機が5、6台ありました。
 中には「アメリカ製、完動品」と書かれたものも…。
 でも、今日の目的は、ハードではなくソフトです。

 細長い店内に、通路は2本。
 左側を進んだ最深部で蓄音機を発見、右側に移り折り返し戻っていると…

 …やっぱり、ありました。



 裸のSPレコードが、木製のラックに収まっています。
 縦4段にギッシリ!
 早速、ハンティング開始です。

    ※SPレコード(SP盤)とは、33回転のLP、45回転のEPが発売される前の時代のもので、
     回転数は78。針は鉄や竹を使い、蓄音機で再生します。パッと見は似ていますが、
     全く異なるレコードです。

 ボクは若い頃から音楽好きで、それが昂じて就職先にレコード会社を選びました。
 新しいメディアの登場や貸レコード店の台頭、ネットでの音楽配信、廉価な輸入盤などの影響を受け、日本のレコードメーカーはジリ貧状態になりました。各社とも相次ぐリストラを行いましたが、有名な会社が幾つも、地上から永久に姿を消してしまいました。
 かく申すボクも、勤続20年にしてリストラされてしまいました。
 でも、音楽好きの性根は変らず、今でもLPとSPを集めています。

 狙いはアメリカのジャズとヴォーカル、ロックン・ロールやリズム&ブルース。
 骨董市でお会いするSP蒐集家の方々は、ほぼ9割が戦後の歌謡曲がターゲット。
 ボクのようにアメリカン・ミュージックが目的の人は、滅多にいません。
 だからと言い、簡単に手に入るかというと、それは違います。こういう処に並んでいるSP盤の大半が、日本の歌謡曲や浪曲、落語、浪花節、軍歌、おどり用なのが現実です。
 昨日は時間がなく、上2段で終了しました。
 3枚を購入、1200円をお支払いしました。



 帰宅し、早速かけてみます。
 今日の戦利品は

  Billy Cotton "Dardanella/A Garden in Itary"(Columbia)
Andre Kostelanetz "Smoke Gets in Your Eyes/Begin The Beguine"(Columbia)
Hary James "I'm Always Chasing The Rainbows/Music Makers"(Columbia)

"Smoke Gets in Your Eyes"がムーディーでメロウな演奏で、本日のベストでした。

 直径25センチ(10インチ)で片面3分強の収録時間。
 電気で増幅しない自然の音は、とってもナチュラルです。
 SPレコードは、究極のシングル盤とも言えます。

 さて、まだ残り半分をチェックしに行かないと…。 



Posted at 2018/09/02 11:55:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | 蓄音機・SP盤 | 音楽/映画/テレビ

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