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2021年06月27日 イイね!

無言館 vol.2 (長野県上田市)

無言館 vol.2 (長野県上田市) 4月3日、長野県上田市の戦没画学生慰霊美術館「無言館」を訪れた記事を、以前にご紹介しました。あの時は、ボクという個人の価値観・感性を除外し、可能な限りノンフィクションとして書くことに努めました。暫く間を置いてから続きを書こうと思っておりました。それには、理由があります。



 前回ご紹介した、無言館のシルエット。正面中央が入り口になります。
 この写真の左手前には、



「記憶のパレット」と名付けられた、絵具を調合し筆に馴染ませる画材をモチーフにした石碑が。こちらに展示されている作品を遺した、戦没画学生の指名が刻まれた、たいへん尊いもの。まさしく「墓碑銘」の団地…。



 一方、無言館に向かう坂道の折り返し地点には、この建物が存在します。
 タイトル写真にありますが「傷ついた画布のドーム」「オリーブの読書館」。



 前に、この巨大なオブジェクト。
 横には、灰色の旧式ボスト。
 共に、一部に朱色のペンキが…。

 2006年6月18日のこと。
 上にご紹介した「記憶のパレット」に、赤いペンキが流される事件があったのだとか。それを忘れない目的で、敢えて施したそうです。

ttps://isao3264.exblog.jp/21525313/

 こちらで、経緯の詳細と写真を閲覧できます。



 このドアを開けて入ります。



 館内は撮影禁止。「無言館」のH.P.で公開されている写真をお借りしました。

 ドーム状の天井全面に、描かれた画布が…!
 見上げるボク。
 無念を抱いて亡くなった学生さんたちの魂がベクトルとなり、ボク一人に降臨されました。見上げながら、とめどなく涙が溢れました。「ひめゆりの塔」を訪れた時、生き残った方の生々しい証言に涙したことはありましたが、静謐な空間でたった一人、天を見上げてこんな体験をしたのは、60年の人生で初…。
 キリスト教会の天井が高く造られている理由が、少しだけ理解出来ました。



 併設されている図書室。
 美術系の膨大な蔵書!
 自宅が至近だったら、毎日通いたくなりました。



 こんなボードがありました。



「オリカケノツル」。
 タイトルだけで、全てが理解できます。



 本館で買ったある作品の絵葉書に、今の気持ちを書いて投函しました。

「右」とか「左」で一括りし、「反対」「賛成」を数の論理で押し切る風潮は不毛と再確認しました。国家の論理で未来を絶たれ、還って来れなかった若人が存在した事実は、今や詭弁がまかり通るに至った答弁や喚問でも、決して覆すことは出来ません。

 ボクは「防人」の息子を持つ、「上級国民」ではない父親…。

 彼が「殺し」たり「殺される」事態は、断じて許し難きことと確認した一日でした…。



Posted at 2021/06/27 16:06:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | 美術館 | 趣味
2021年06月27日 イイね!

桂花ラーメン 池袋サンシャイン60通り店 (東京都豊島区)

桂花ラーメン 池袋サンシャイン60通り店 (東京都豊島区) 6月14日、月曜日。
 コロナ予防接種の副作用で母を救急車で搬送して貰い、検査の結果問題なしとの診断を受け、未明にタクシーで帰宅しました。母を寝かせてから横になり、朝会社に連絡して事情を話し、少しだけ眠り電車に乗りました。
 池袋に到着すると、丁度ランチタイム。前日の夕方から何も食べておらず、空腹を覚えました。池袋には大勝軒二代目系のお店が三店ありますが、こちらに向かいました。



 東急ハンズ池袋店の麓、熊本ラーメンの桂花池袋店。
 おそらく5、6年ぶりです。



 店頭の、看板メニュー「太肉麺(ターローメン)」の看板が目を惹きます。



 お店に入ると、左側に券売機が待っています。
「ターローメン」(1000円)と「ねぎ」(100円)を買いました。



 アクリル板で仕切られたカウンター席に座ると、ジャスミン茶が出て来ました。この日の池袋は曇りで蒸し暑く、一気に飲み干しました。メチヤクチャ冷えており、ゴクゴク喉を鳴らすと少し体の火照りが収まりました。



 カウンター上の調味料。
「辣香」と「胡椒」。「辣香」の読みはわかりませんが、要は唐辛子的なものと思います。



 さて、出て来ました。
 何だか、とても久し振り。以前にご紹介した渋谷店で味わって以来です。

「いただきまーす」



 ニンニクを焦がしてラードで炒めて絡ませた「マー油」が浮かぶ豚骨スープ。所謂「博多ラーメン」も豚骨ですが、あちらはあっさり系。こちらは典型的な「コッテリ」!これが本当においしく、麻薬的な魅力。



 太く硬い茹で加減の麺。スープとの相性が素晴らしい!
 最初にこの組み合わせを考案した方は、料理の天才とさえ思います。



 生のキャベツ。
 ラーメンの具材としては珍しいものですが、このスープとの相性は、これまた抜群!バリバリ、ボリボリ食べてしまいます。スープの熱で少し柔らかくなっても、美味しく戴けます。



 トッピングをしたので、ねぎは一杯!
 スープを吸っても依然ピリ辛、「ねぎ+ニンニク」の味わいが最高です。



 主役のターロー。
 ふたつ入っています。
 脂身は「トロントロン」、蓮華で掬うとフルフル震えます。
 口に入れると、たちまち脂は溶けてしまいます。
 …こうして書きながら写真を見ていたら、ヨダレが出てしまいました。



 メンマはごく普通のもの。細身で薄い味がついています。



 茎ワカメ。
 コリコリとした食感で、具材としては脇役ながら、このラーメンには絶対に不可欠のアイテムです。



 煮卵半分が入ります。
 結構濃い味付けですが、スープの味わいは更に濃いため、スルッと食べてしまいます。大勝軒では素の茹で玉子が好みのボクですが、こちらではこの煮卵がベスト・マッチと思います。



 あっという間に、全部食べてしまいました。
 毎回後ろ髪を引かれますが、血圧を考慮してスープは残しました。

 19歳で通い始め、気が付けば41年も経ってしまいました。
 全く飽きませんし、むしろ思い出すと無性に食べたくなります。

 まだ味わったことのない方にも、お勧めします。
 ただ、ボクのようになってしまう可能性は、十分ありますヨ(笑)!!


桂花ラーメン 池袋サンシャイン60通り店

東京都豊島区1-22-13 第5中村ビル1階
03-3981-1871

8:00-20:00 無休

Posted at 2021/06/27 13:03:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 熊本ラーメン | グルメ/料理
2021年06月27日 イイね!

七ヶ月 (長野県安曇野市)

七ヶ月 (長野県安曇野市) 昨日書いた「福祉車両」に関する記事をお読みになった、太巻きさま、たかぴよさまから、大変丁寧かつ適切なアドバイスを戴きました。そういう状況ですが、「嵌る」ことを避けるためにも、いつもの週末と同様、新しい記事を書こうと思います。

 ボクは平日は始発電車に乗りますので、必然的に夜は早々に就寝の生活。ここの更新は週末か休日が精一杯で、所謂「ネタ」が溜まる一方。今日はそんな中から、こちらをご紹介します。



 4月に訪れました。
「ギャラリー・シュタイネ」さんの近く、有明山通りと山麓線が交差する角にあるカフェテラス「七ヶ月」さん。閑静な安曇野の別荘地ですが、駐車場には沢山の車が停まっています。



 駐車場からお店へのアプローチ。
 様々な色のレンガを無造作に積み上げた花壇。背後の背丈のバラバラな白く塗られた低い板塀とのマッチングが、とてもお洒落。貧弱な自宅の庭にも応用が出来そう…。ひと目で惹き付けられ、その先に詰まっているはずの「センス」を期待してしまいました。





 アプローチに沿い、ヨーロッパ的なオブジェが散りばめられています。B.G.M.はすぐ横を流れる小川のせせらぎ。何だかメルヘンチック…。



 中世の王様のような出で立ちのカエルが迎えてくれました。



 ここが「玄関」。
 敢えて床高に合わせた位置に引き戸を置き、地面との段差に長い角材の階段を置いています。前には規則的に並んだ石畳。手造り感が良い趣を奏でます。



 ここは「喫煙所」。
 東屋風の木造に、駅で見かけるようなプラ製の椅子。ステンドグラスとのマッチングが素敵。煙草をやめて久しいボクですが、暫く座り、せせらぎを満喫しました。



 角材の階段を上がり、店内へ。
「いらっしゃいませー」の女声が迎えてくれました。
 この写真は、玄関の右側スペース。
 消毒液の他、女性用の化粧品などが陳列されています。



 こちらは左側。
 衣類などの雑貨が並びますが、主に女性用。



 更に進んだ右側のコーナー。
 女性が好きそうな、雑貨の販売コーナーです。



 更に進み、背後から玄関方向に臨んだ写真。
 きらびやかなコーナーは視界から遮断され、一転してシックな装いに。
 計算し尽くされた設計に、思わず頷いてしまいました。



 こちらは、厨房前のカウンター。
 おそらく古民家からの廃材と思いますが、太い柱と梁の存在が際立ちます。
 いいなぁ…。



 店内は、ほぼ満席。
 唯一空いていた端っこのテラス席へ案内されました。
 メニューです。
 所謂「リゾート・プライス」ですが、異論はありません。
「タコライス・プレート」(1500円)をお願いしました。



 満席のため、客席の撮影は控えました。
 女性同士のグループと若いカップルばかり。
 そこに還暦のオッサンが、ぽつんと座っている事実。
 妙におかしくなり、秘かに笑いが洩れました。



 前菜として、先に漬物が届きました。
 箸袋には「ごゆるりと…」のコピー。
 お客様の「非日常」を重視している姿勢が窺えました。



「おまちどうさまでした」

 チャーミングな若い女性のスタッフが並べてくれました。
 想像していたよりもヴォリューミー!
 彩りも綺麗で、食欲が増します。

「いただきまーす」



 ごはんはタコライスらしく、和食のそれよりも若干硬い炊き加減。
 五穀米か雑穀米が少し混じる、大変おいしいもの。



 挽肉の味付けは、少し甘口にシフトした、所謂「甘辛」。
 嫌味な甘さではなく、大変おいしく思いました。



 プレートに添えられた野菜。
 こちらは薄い塩味。たけのこもレンコンも、歯応えを楽しみました。



「ひじき」。
 特に変わった味ではありませんが、タコライスの箸休めとして戴くと、これが妙に合います。この組み合わせ、絶対あり。



 お味噌汁です。
 あっさりとした白味噌で、具はえのき茸、豆腐、油揚げ、若菜。
 これまた「和」のセンスが合います。



 全部戴き、写真を撮ろうとした矢先に下げられてしまい、代わりにコーヒーが並べられました。味は特段変わったものではありませんでした。







 お支払いを済ませ、車に向かいました。
 花が咲く季節を迎え、アプローチの左右に散在します。
 男性のボクでも、見ていると穏やかな気分になります。



 こんな顎の長いおじさんが…。
 ちょっと「魔法使い」的。

 お店のコンセプトは、明らかに女性向け。
 でも、男性のボクでも、十分に楽しめました。
 特に、建物外の造りに、ガーデニングのヒントが沢山ありました。
 食事は、小食男児のボクには丁度でした。

 ロケーションは、閑静な安曇野学者村の最深部。
 これだけでも、たっぷり雰囲気があります。
 奥様や彼女を連れて行くと、絶対に喜んで貰えます。
 女性同士での訪問もグーですが、雰囲気からして「女子会」には向かないかも知れません。
 男性は、せいぜいボクのように「ピン」が限度。二人以上で入るには、かなりの「度胸」が必要かと…。


七ヶ月

長野県安曇野市穂高有明7348-16
0263-84-5520

11:00-17:00  木金休



Posted at 2021/06/27 09:34:32 | コメント(0) | トラックバック(0) | コーヒー・喫茶 | グルメ/料理
2021年06月26日 イイね!

福祉車両を見学しました

福祉車両を見学しました 先週日曜日の深夜。
 トイレに起きた85歳の母が廊下で転倒、腰を強打し、「痛い!痛い!」と盛んに呟き、ぐったりとする事態となってしまいました。
 23日の水曜日は、血液内科の検査日でした。整形外科は既に予約で一杯でしたが、窮状を訴えると急遽診て貰えることとなりました。
 レントゲンとC.T.撮影の結果、診断は「第一腰椎骨折」。糸巻が連なったような形状の腰椎。その一番目が潰れたようになったのでした。翌日、コルセット製作のため、2日連続で通うこととなりました。今週木曜日に出来上がり、約3ヶ月間装着することになります…。
 コロナの蔓延が始まった昨年1月。「密」を避けるため、通っていたデイ・サービスを約1年間休みましたが、これが確実に足腰の衰退に拍車を駆けてしまいました。息子としては、申し訳のない気持ちで一杯…。今の状態では、とてもロードスターに乗ることは困難。ひょっとすると、車椅子が欠かせなくなるかも知れないと思い、今日午前、至近の福祉車両の専門店を見学しました。



 要は、後部のハッチゲートを開け、車椅子に乗ったまま乗車し固定するものです。御覧のようにスロープを引っ張り出します。このため、荷室の床が改造されています。
 この写真では後部シートが立ったままですが、車椅子乗車時には畳みます。



 この状態で乗車します。



 前の2枚では、リヤシートを畳むので、車椅子以外の最大乗車は2名。こちらはリア左側に狭いシートがあるだけなので、3名の乗車が可能。



 この写真ではリアシートは畳まれていませんが、車椅子が載るとこんなイメージ。患者はいちいち体を動かさないで乗れますし、介助者の負担も少なくなります。



 この他、助手席にリフト機能があり、地表ギリギリまで90度回転して下降するものもありました。
 ボクはこの種の車両に関する知識はゼロでしたが、ひとくちに「福祉車両」と言っても、実にバラエティがあることを知りました。また、購入時に消費税が免除されることも知りました。
 新車も中古車もありましたが、軽の中古車で乗り出し価格は100万前後。そう簡単に買える金額ではありませんが、今後の回復の如何によっては不可欠になる可能性があります。
 
 こちらにお越し下さる皆様は、おそらくボクと年齢が近い方が多いと思います。ご自身も歳をとったと感じておられるかと思いますが、ご両親は更に進んでいらっしゃいます。今回、ボクは「Xデイ」が訪れたと感じております。皆様方におかれましても、何時やって来てもおかしくありません。日頃から「老いて行く親」と向き合い、少しでも危険回避を心掛けることをお勧めします。
 
 ボクの場合。
 コロナ禍の中、母の足腰の衰えを自覚するようになり、更に所謂「認知機能」の低下を認めました。ガスの消し忘れが頻発したこの2月、これらの観点から施設へ入れようかと思いました(ボクは妻と死別。息子の職場は静岡県。昼間ボクが仕事に出掛ければ、スタンド・アローン状態)。でも、長年住んでいる我が家。親父の仏壇の前で、毎朝手を合わせるのが習慣。そういう大切な「場」を失くしたら、老化が一層進むような気がして先延ばしにしていました。その結果が、今回の怪我。今、「何故あの時に…」との、後悔が胸に渦巻いています。そして、このままでは危険と判断、本人と妹と話し合い、入所の方向を採ることに決めました。

 ドクターによると、女性は男性より遥かに骨密度が低いこと、寿命が男性より長いことから、この怪我を負う方は珍しくないとのことでした。
 どうか皆様方におかれましては、お母さまの状態にご注意を払ってあげて下さい。ボクのように「後悔先立たず…」にならないで下さいね…。

 …今、心の底から、そう思います。



Posted at 2021/06/26 13:40:24 | コメント(2) | トラックバック(0) | その他クルマ・バイク | クルマ
2021年06月20日 イイね!

嬉しい葉書を戴きました

嬉しい葉書を戴きました 先々週のこと。
 帰宅すると、几帳面な文字で書かれた葉書が届いていました。



 安曇野の「ギャラリー・シュタイネ」で買い求めた「蓮鉢」の作家、有吉亙さんからで、お礼の旨が記されていました。毎回、訪れる度に芳名帳に住所と氏名を遺しますが、マダムが有吉さんに、ボクが購入した旨を伝えてくれたのだと思います。思ってもいない展開に、胸に温かいものが満ちました。高校生当時、近鉄バッファローズ監督だった故・西本幸雄さんにファンレターを出したところ、達筆な毛筆で熱い内容の返信が届いたことを思い出しました。予想だにせぬ嬉しい便りは、いつの時代も人の心を揺さぶるものですね…。



 裏面は、鳥と空をモチーフにした、暖か味のあるイラスト。
 このまま額に入れて飾ろうかと思います。



 買い求めた「蓮鉢」。
 肉薄の陶器の内側に、何処か日本画的で繊細な花。似てはいるものの、微細は異なります。二つ買い求めて正解でした。

 昨夜。
 バーボンのグラスを傾けながら有吉さんの葉書を繰り返し読み、「蓮鉢」を眺めました。そんなことをしていたら、久し振りにムーディーなジャズを聴きたくなりました。ターンテーブルの載せたのは、ティナ・ブルックスの「トゥルー・ブルー」。まだ19時頃でしたが、ミッドナイトのような心地良い気分に耽溺してしまいました…。

 有吉さん。
 素敵なひとときを、有難うございました…。
 
Posted at 2021/06/20 13:05:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 徒然なるままに | 趣味

プロフィール

「お知らせ http://cvw.jp/b/2970161/46422054/
何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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