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2022年04月17日 イイね!

ピーノ (埼玉県さいたま市浦和区)

ピーノ (埼玉県さいたま市浦和区) 先週4月9日、土曜日。
 3回目のワクチン接種を受けました。
 …実を申し上げれば、積極的ではありませんでした。2回目の後、倦怠感と節々の痛みに襲われたから。母が入居する施設は面会制限中。対象者は「3回目を摂取して2週間が経過した家族で、制限時間30分、一回に2名まで」との条件…。止む無く受けましたが、今回は前記の症状に加え、(尾籠なことで申し訳ありませんが)お腹を散々「哀愁列車」が疾走する状態に…。やっと良くなりました。

 閑話休題。

 年が明けてから、どういう訳かスパゲティに嵌っており、外食しては自宅で「再現」のクッキングをしております。今日はそんな中から、浦和のお店をご紹介します。



 こちらは「ピーノ」さん。本来はアルファベット表記のようですが、ネット上で語られる時、カタカナが多用されていますので、それに従います。
 赤い庇にイタリック体のロゴ。



 玄関前の行灯。
"from HASHIYA"の添え書き。
 そう、こちらは貴重な「ハシヤ」直系のお店。
 同じ埼玉県でも、ボクが住む入間市からは相応の距離があり、滅多に浦和を訪れることはありません。今回、たまたま用事があり、胸を躍らせての初訪問になりました。

 お店に入ると、間引いた定員一杯。女性スタッフが「カウンター席が空いたばかり。直ぐにご案内しますので、少々お待ち下さい」とのこと。一旦外に出て待ち、一分ほどで案内されました。
 土曜日のお昼時。
 子供連れの家族客が、笑顔で舌鼓を打っていました。
 口のまわりをベトベトにした女の子、満面の笑顔…!
 マスクの下で、思わず微笑んでしまいました。
(ボクも、女の子のパパになりたかったナァ…)





 初めてのお店ですが、そこはハシヤ系。
 探すと「たらこ・うに」がありました。
 なかなか来るチャンスはありませんので「ランチコース」にしました。



 まずはサラダ。
 特に変わったものではありませんが、ボク好みのサワー・ドレッシングでした。酸っぱ過ぎず、適度な粘度があり、食材に丁度良い絡まり具合。直ぐに食べ終えてしまい、もっと欲しいと思いました。



 次はガーリック・トースト。
 スライスしたフランスパン。ローストされたザクザクの断面にガーリック・バターが溶け込み、これまた美味!バーボンのおつまみにうってつけ、自宅でトライしようと思いました。



 やがて届いたのがこちら。
 木の皿に、艶やかな麺が盛られた、お馴染み「ハシヤ」の和風スパの風貌。浦和で出逢えて嬉しくなりました。



 「モチ感」ある麺、「たらこ・うに」のテイストは、恵比寿「アンクルトム」さんに似たあの味。



 あれよあれよと食べてしまい、



 なくなってしまいました…(笑)

 ハシヤ系のお店では毎回食後、満腹にもかかわらず「もっと食べたい」と思ってしまいます。本家「ハシヤ」で腕を磨いたシェフの方々に、すっかり胃袋を掴まれてしまいました。

 食後、コーヒーとアイスクリームを楽しみました。

 ハシヤ直系としては、埼玉県で唯一のお店。
 期待通り、おいしく戴きました。
 また訪れたいと思いました。


スパゲッティピーノ

埼玉県さいたま市浦和区仲町2-9

048-822-8882
11:30-15:00 / 17:00-21:00 月休
Posted at 2022/04/17 04:16:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | ハシヤ系スパゲティ | グルメ/料理
2022年04月10日 イイね!

古道具 今市 (長野県安曇野市)

古道具 今市 (長野県安曇野市) 先週4月2日、土曜日。
 松川村の「らあ麺 麦一粒」で絶妙の味を堪能し、こちらへ向かいました。本心はシュタイネさんを訪れたかったのですが、翌日の日曜日、愛犬ぶれいきーの口元にできた腫瘍の除去手術の予定が入っておりました。費用は約5万円と高いものですが、避けられぬ出費。シュタイネさんには欲しいものが幾つもあり、今回は「目の毒」と、訪問を諦めました。



 安曇野市穂高にある「古道具 今市」さん。
 廃業したお蕎麦屋さんの倉庫で、古道具を販売しています。
 丁度、開店の12時。若い女性が現れ、シャッターを開け始めていました。
 中を見たい旨をお伝えすると、玉を転がすような声で「どうぞ」と仰り、ご主人はあと20分ほどで来ること、ご自身は少し離れた元お蕎麦屋さんで喫茶店を営んでおり、これで戻る旨を伝えられました。
 という訳で、独りで倉庫に入りました。



 雑然としていますが、古色ゆかしき物がギッシリ!
 見ているだけで楽しくなります。
 この枠だけのシェードのライト、優しい光を放ちます。



 この棚、持ち帰りワトコで磨き、本棚にしたくなりました。でも、200キロ運ぶには、かなりの金額になります。





 柱時計がふたつ。
 特に2枚目のもの、文字盤の書体の美しさに見入ってしまいました。



 こんなモノがありました。
 昔の「計算機」。勿論、使い方はチンプンカンプンですが、この機械美に魅せられてしまい、欲しくなりました。



 棚に、ガラス瓶と地球儀が、仲良く並んでいました。



 これは「鰹節削り器」。
 蓋を開けると鉋が底面を上にセットされており、手にした鰹節を前後にスライドさせて削ります。子供の頃、夕食作りの手伝いに、毎日のように使っていました。昭和は遠く、なりにけり…。



 さて。
 買う物を決め、奥様が営む喫茶店へ向かいました。先ほど、見学だけでも構わない旨を伝えられておりました。



 お蕎麦屋さんの行灯が、そのままでした。



 この戸を左にスライドすると、すーっと開きました。



 横には喫茶の案内とメニュー。



 玄関は目見当で十畳ほどもあります。
 嘗ての豪農のお屋敷といった風情。
 靴を脱いで上がります。
 既にお客様がいらしており、撮影は最小限にしました。





 茣蓙敷の廊下、窓際席。
 木箱に長い板を渡しただけですが、とても良い雰囲気。
 自宅の片付けの参考になりました。



 入口横の小ぶりな和箪笥に、少し書籍がありました。



 オノ・ヨーコさんの画集。
 素敵なセンス、奥様が選ばれたのでしょうか。

 一通り見学し外に出ると、ご主人が軽トラで到着しました。荷台は古道具が一杯!買取から戻る途中で奥様からボクが来ている旨の電話が入り、急いで戻られたとか。頻りに「すみませんでした」と仰るので、却ってこちらが恐縮してしまいました。

 さて、倉庫に入り、買うものを伝えました。



 この地球儀、一見で購入を決めました。
 色合いといい木の台といい、ベスト・マッチ。
 ご主人によると、本来別々のものですが、この組み合わせで使われていたのだそうです。



 それと、この革製のスーツケース。
 経年による風化の具合がボク好み、これも購入しました。

 ご主人は元々愛知県の方。
 祖父母さんが営んできたお蕎麦屋さんが廃業、引き継ぎご夫婦で古道具店と喫茶店を始められたのだそうです。
 とってもステキなカップルでした。
 再訪を約して帰途につきました。

古道具 今市

長野県安曇野市穂高7690

080-4303-3116
営業日は、毎月1日から7日です。







Posted at 2022/04/10 13:51:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 日記
2022年04月10日 イイね!

らあ麺 麦一粒 (長野県北安曇野郡松川村)

らあ麺 麦一粒 (長野県北安曇野郡松川村)

 先週、4月2日の土曜日。
 低音難聴の治療に、三週間振りに長野県須坂市へ。
 帰路、愛して止まぬ安曇野を訪れました。今回は、かねてから訪れたかったラーメン屋さんが目標。


 

 ここは、長野県北安曇野郡松川村。147号線を北上、安曇野市から松川村に入って直ぐの右側。「らあ麺 麦一粒」さん。
 
 2年前の4月。
 過去にご紹介した406号線の白沢洞門で、春の銀嶺が眼に焼き付いた帰路のこと。147号線を南下中、この看板の横を通りました。ほんの一瞬のこと、ラーメン屋さんとの認知しか出来ませんでした。この時は「感染」が外洋船から拡散した直後。飲食店の殆どが休業を余儀なくされており、そのまま通過してしまいました。

 …安曇野に魅せられ、帰路の「寄り道」が楽しくて、毎回前日にネットで調べるのが日課に。

 そんなある日のこと。

「あー、あのお店だ!」

 頭の何処かに刻まれていたラーメン屋さんらしからぬ店名。いつも日帰りの安曇野詣で。「シュタイネ」さんなど魅惑が多く、ちょっと足を伸ばさなければならない此処は、未訪のままでした。
 
 今回、第一目的地に据えました。
 営業は11時から14時。売り切れ「ごめんなさい」も頻繁とのこと。
 9時に治療が終わり、安曇野インターを降りて着いたのが10時30分。もう7台も停まっていました。「松本」が5台、「堺」と「浜松」、8台目が「所沢」!



 ファミレスのように、記帳して順番を待ちます。
 ナンバープレートを記すのは、車による来店が前提の立地。
 ボクも「所沢●●…」と書きました。

 

 お店の後ろには大糸線。
 既に雪はなく、田園が広がります。

 11時に近づくにつれ、こんなのどかな場所に、次々と車が吸い寄せられて来ます。あれよあれよという間に、駐車場は満杯。

 やがて女性のスタッフが現れ、記帳簿の順番に呼び込みが始まりました。ボクは辛うじて、最初の「満員」に入ることが出来、カウンター席に座りました。



 メニューです。
 こちら、サイドメニューの「ごはんもの」も美味しいと事前情報で知っていましたが、元々が小食なこと、腹一杯で帰路の長距離は睡魔が必至のため「醤油らあ麺」だけにしました。

 既に店内は満席、他のお客さんのご迷惑になることを考慮し、店内の写真は控えました。
 お店は30代とおぼしき男性のご主人と、女性3、4人でのオペレーション。
 たまたまカウンターに座ったので、工程を見ることが出来ました。
 ロットは一度に3人前の模様。
 まず3つの丼に鍋のお湯を注ぎ、十分に温めます。
 次に小鍋にスープを一人前ずつ注ぎ、右側のガス台で温めます。
 これが終わると麺を丁寧にほぐし、一人前ずつ深ザルに入れて茹で始め、丁寧に菜箸で攪拌。茹で時間はきっかり1分35秒。
 この僅かな間に、温めた丼の湯を捨てて丁寧に拭き清め、スープの小鍋から一つずつ、きっかり「お玉」擦切り分を丼に注ぎます。
 1分35秒はあっと言う間。丁寧に湯切りした麺を丼に入れ、具材を入れます。最後に、善光寺の八幡屋磯五郎の「ゆず唐辛子」を一振りして出されます。



 御覧のように、カウンターに調味料はありません。
 また、こちらでは「大盛り」もやっていません。
 おいしいものを、おいしく食べて欲しいとの方針のよう。



「おまちどうさまでした!」
 
 女性のスタッフが運んでくれました。
 おー、見るからに「おいしそう!」

「いただきまーす!」

 キレイな醤油スープの表面に、鶏油(チーユ)が輝いています。この二者は、昭和のおいしい「中華そば」の必要充分条件。まず一口啜りました。
 …日本蕎麦のスープを彷彿させる、何処か懐かしく優しい味わいですが、鶏や鰹節、昆布などがブレンドされた、「らあ麺」に軸足を置いた味わい。長くラーメンを食べておりますが、これは初体験。麺を食べる前に、このスープにご飯を入れて「おじや」にしたら、さぞかしおいしいはず、特に飲んだ後に食べたいと思ってしまいました。



 1分35秒と、極めて短い茹で時間の麺。自家製とのこと。
 ウェーブのないストレート。啜るとどんどん口に入って来ます。
 硬くはないけれど、「パツパツ」とした印象。軽くザラついた表面にスープが載り、絶妙の味わい。

 …こりゃ、ウマい!



 チャーシューは、豚が二枚と鶏が一枚。
 豚は脂のサシを含んだもの。ペラペラまでは行かない薄切りで、しつこくならないようにスライスしたように思いました。スープと馴染み、柔らかく優しい味わい。鶏はちょっと厚いムネ。元々淡泊な食材ですが、こちらはスープを吸い、ベストポイントの味に仕上がっていました。



 メンマです。
 一般的な短冊形・枕木型ではなく、細長いもの。例えるなら、絡み合った毛糸のような形状。カウンターの中、ご主人の横に立っていらっしゃった女性が、ひたすらこれを丁寧にほぐしていました。軽ーく甘辛の味がついていましたが、スープとの相性はバッチリ!



 小食のボクですが、あっと言う間になくなってしまいました。
 これならば「ご飯」も食べればよかったと、少し後悔しました。
 大盛りがない分、よく考えられたラインナップと思いました。

 隣の席は地元の常連らしき男性で、ご主人と親しくお話ししていました。北隣の大町市と、東隣の池田町に、新しくラーメン屋さんが開店した話題でした。特に池田町のお店について、ご主人は

「あちらのご主人が東京で修行したお店は、ボクが入っていた処の近くなんです。お互いに切磋琢磨しようと思います」と仰っていました。

 ナルホド、東京で修行されたのか…。

 帰宅後、少し調べました。
 ご主人は千葉県のご出身。あの山岸御大の「東池袋大勝軒」の末期、並み居るお弟子さん達の中でも若手のホープだった、栗山さん(横浜「くり山」店主)と同級生。栗山さんに誘われて板橋大勝軒に入り、次には湯島(現在は御徒町)の「大喜」で修行され、最後に「くり山」に入ったそう。安曇野は奥様の出身地で、独立の地に選ばれたとか。

 …こりゃ、おいしいわけだ(笑)。

 今度は「ご飯」も食べようと決めました。
 それと、池田町のお店にも…。



 お店を後にし、閑静な農道で一枚撮りました。
 まだツンとした空気、青空を従えて白い北アルプスの姿が目に沁みました。
 こんな地でおいしい「らあ麺」に出会い、感動でした。

らあ麺 麦一粒

長野県北安曇野郡松川村字赤芝7002-3

0281-85-0610

11:00-14:00 火休

「麦一粒」さんのツイッターはこちらです。「くり山」さんや「大喜」さん、池田町の新店「大渡」さん等の最新情報が掲載されています。…みんな、仲間なんだなぁ。

「麦一粒」さんのご主人へのインタビューはこちらです。





Posted at 2022/04/10 08:20:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | ラーメン | グルメ/料理
2022年04月03日 イイね!

Lucky Market (埼玉県狭山市)

Lucky Market (埼玉県狭山市) 相変わらず、休日は自宅の片付けに追われています。
 これまでに大量の不用品を、市のクリーンセンターに持ち込みましたが、それでも目見当で4割程度。これらを処分しないことには、残った物の収納が出来ないため、リビングルームと1階の和室は「グッチャグチャ!」の状態…。まるで空き巣に入られたような有様ですが、ここを越えないと次のステップに入れません。

 ですが…。
 次なる空間の構想が、少しずつ進んでもいます。
 落ち着きのある居場所を作り、レコードを楽しんだり読書に耽るのが夢。
 あれこれ考えていると、部屋に置きたいものをセレクトしたくなるのが人情。青梅のランデブーさんでフランス製の照明具を求めたり、安曇野の閤さんでタイプライターをゲットするなどしました。
 そんなある時。過去に訪れたお店を思い出し、クルマを走らせました。



 埼玉県狭山市の「Lucky Market」さん。
 センスの良いアンティークを、比較的求め易い価格で並べている、極めて良心的なショップ。親父が入院し亡くなった旧石心会狭山病院に近く、当時は頻繁に訪れていました。数年前に病院は同じ市内に移転しましたが、近くを通ると親父のことが思い出され、何となく足が向かなくなっていました。ところが片付けを始め、自分の青写真が具体的なイメージになって来て、「あそこなら何かあるかも!」と思ったのでした。人間には「理想」や「夢」が如何に大切かを、改めて身をもって知りました。



 扉を開けると、目の前にこんなモノが!
 木製のアイロン台。ボクが使っているものと形状はほぼ同じ。でも、ウッディなシルエットは遥かに美しい!



 琺瑯製の小麦粉容れ。
 アメリカン・テイストが溢れます。



 時節柄、名前を書いたり呼んだりすることが躊躇されますが、コロナ社製のタイプライター。アルファベットの丸いキーが絢爛豪華!見ているだけで耽溺していまいます。



 木製の靴型。
 これに合わせて革靴を作ります。
 一般家庭で使用することはほぼありませんが、職人仕事の現場を垣間見ることが出来ます。



 手廻しのミシン。
 現代では出番はほぼありませんが、雰囲気はタップリ…。



 カードケース。
 図書館の蔵書カードを収めるようなものですが、収納として使用出来ます。
 これ、いいナァ…。



 ウォー!これはイイ!
 喇叭式の蓄音機。
 ですが、お値段もイイ!!



 SPレコードも少しありました。
 大半がオペラとクラシックの12インチでした。



 こちらは、旧式の冷蔵庫。
 電気ではなく、デカい氷を入れて冷やすもの。ボクが子供の頃、まだこれを使っている家庭もありました。荷台に保冷庫を載せた氷屋さんの軽トラが、子供の身丈ほどもある巨大な氷を積んで巡回、声が掛かると購入量を「貫目」単位で訊き、その場で鋸で切っていたものでした。懐かしき昭和の光景…。

 

 大きなリボンマイク。
 学校や役所などの放送室には、必ずこれがありました。
 どうやら、アイワ製のよう。



 素敵なステンドグラス。
 枠付きで、そのまま飾れるのがイイ!

 さて、見た途端に購入を決めたものがあります。



 こちら、4号式自動電話機。
 実は長い間、3号式を探しておりました。
 霊岸島の祖母宅にあったのが理由ですが、レアで値段が高いこと、ダイヤル回線でも音質が悪いこと、ひかり電話回線等では事実上使用が難しいことを知り、ターゲットを4号式に替えたのでした。
 しかもこれ、受話器コードはカールではなく、長いゴム引き。おそらく、4号式の初期のものと思われます。
 カウンターで支払いをする時に撮影しました。



 持ち帰り、テーブルに載せて撮りました。
 うん、イイ。
 背後にちょっとだけオリベッティが映っていますが、シルエットの相性は抜群!



 丸いこれは「ベル」ではなく、ローゼット。
 電柱の本線から屋内に引き込んだ局線を、この中で電話機に繋ぐものです。



 今では絶滅種のマイナスねじを取りました。
 緑青だらけの先端部が、経年の長さを物語ります。
 …この状態、本体の内部が想像できます。



 ダメ元でこれを購入しました。



 さあ、準備完了!



 玄関にあるT.A.に繋ぎました。
 重いベークライト製の受話器を上げ、耳に当てると…

 発信音がしません。
 (ヤッパリ…)

 気を取り直して携帯からかけると。

「ジリリリリーン!」

 懐かしいベルの音が、玄関に轟きました。
 ちょっと感激、内蔵された2つのベルが奏でる合奏を、暫く聞き入ってしまいました。祖母宅にあった3号式に似ているような気がし、可愛がってくれた「バアチャン」が横に座ってニコニコしているような、ほっこりとした気持ちになりました。



 本体下に貼付された検査票です。
 沖電気製、昭和35年10月との表記。61歳と3カ月のボクが生まれる2ヶ月前の製造。昔の製品はかくも頑丈かと、改めて実感しました。マイナスネジばかりの電話機、消滅したオートバイメーカーで断トツの残存台数のメグロを思い出しました。
 
 少し4号式について、インターネットで調べました。
 着信は出来ても発信はNGということは、この型式ではあるとのこと。
 対処方法を勉強し、完全復活を目指すことにしました。


Lucky Market

埼玉県狭山市入間川4-16-26

0120-940-956
10:00-18:00 木休

Posted at 2022/04/03 15:19:12 | コメント(2) | トラックバック(0) | インテリア・骨董 | 趣味

プロフィール

「お知らせ http://cvw.jp/b/2970161/46422054/
何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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