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ArtBlakeyのブログ一覧

2022年05月07日 イイね!

W1S磨き その4

W1S磨き その4 今日5月7日、土曜日の午前。
 3日に突然帰省した息子と、カーネーションを携えて施設の母を訪れました。母は大分アルツハイマーが進行した様子。ボクの顔を見るなり、とうの昔に亡くなった弟の名前を呼びました。息子の顔を見ると変化はありません。


「どうした?●●が浜松から帰ってきたんだよ」

「…何だい、改まって。…あたしゃ毎日、この子と此処で一緒に暮らしているよ!」


 母にとり息子の存在が「生き甲斐」の様子。
 喜ぶべきか悲しむべきか、ボクも息子も分からないという点で意見が一致しましたが、事故がなく健やかで居てくれる環境に感謝しました。

 閑話休題。

 ここへ定期的にいらっしゃって下さる皆様はご存じかと思いますが、母は去年6月20日の深夜、トイレに起きて転倒、腰を骨折してしまいました。それが発端で紆余曲折の末、8月に現在の施設に入居しました。

 ロードスターは去年6月に車検。
 アイザワさんでバッチリ面倒を看て戴き、その後何度か手を入れて貰いましたが、月に1、2度の長野往復500キロも問題なし。ところが、ずっと「放置」になってしまったのがW1S…。去年の今頃、昔勤めていたレコード会社時代の上司と、秩父を訪れたのが最後。今日、久し振りに手を入れました。



 スライド式の保管テントを開けて撮影しました。
 一見、よさげに見えますが…、



 右シリンダーのフィン…。



 Yカバー…。



 左フィン…。



 一次チェーンケース…。

 何だか、wクンに申し訳なくなりました。
 実は1日に現状を確認、久し振りにキーを捻りましたが、ニュートラランプは「ホンノリ」…。数回キックをしましたが、案の定ダメ。バッテリーを買いに行きました。



 錆と埃、それに「蜘蛛の巣」が纏わり着いた彼女の、お掃除に取り掛かります。

 これは二輪旧車オーナーなら、誰でもご存じ。
 缶に入った綿状の研磨剤。千切ってはせっせと磨きます。



 これまた定番「メタコン」。
 今日は「ネバダル」で「メタコン」を使う作戦!
 


 単調な手磨きを、せっせと続けます。
 たちまち、ネバダルは、こんな状態に…。
 爪の中はマックロ!
 作業に夢中なこともあり、写真は撮れませんでした。



 作業時間は3時間弱。
 午後になり雲行きが怪しくなったこと、息子が渋滞回避のため帰ると突然言い出したため、今日の作業はここまで。右側だけとなりました。

 短時間の割には、まあまあの見栄えとなりました。



 クローズアップ。
 鱗状の「モアレ」は根絶していませんが、輝きが戻り嬉しくなりました。



 点錆が浮かんでいたタンクもキレイに。



 「2りんかん」で充電済で渡されましたが、念のため「追加充電」。
 チョークを使わず、キック3回で

『バゥン!…バゥン!…』

 彼女の雄叫びが蘇りました。
 ボク、思わず『ニタニタ…!』

 ロードスター同様、おそらく現役ラストの大型二輪になりそう。
 転職を強いられ、最初のW1Sを売却し、息子の4年生後期の授業料に充当したこともありました。極めて短期間だけ所有したXS-1を除けば、ボクの大型二輪の履歴はSR400(中免時代)、SR500、そしてW1S2台の、計4台。wでは大事故も経験しましたが、決して手放せない存在です。

 「ネバダル」と「メタコン」の合わせ技、お薦めです。
 両方とも多目に取り、色が変わり始めたら次を使うのが効果的です。
 ウェスは使い古したタオル系がベスト。
 
 二輪、四輪を問わず、『磨き』をなさる方にお薦めします。








Posted at 2022/05/07 15:38:48 | コメント(2) | トラックバック(0) | W1S | クルマ
2021年05月08日 イイね!

ファインテックフカイ vol.3(埼玉県比企郡川島町)

ファインテックフカイ vol.3(埼玉県比企郡川島町) 今日5月8日、土曜日。
 午前9時に母をデイ・ケアへ送り出すと、W1Sを納めている簡易ガレージの蛇腹を畳みました。



 左がスピード、右がタコ。
 工具箱から8ミリのレンチを取り出しました。



 外したのは左のスピードメーター。
 去年の車検時。
 2年間殆ど乗っておらず不動。あちこち状態が芳しくない旨を指摘されました。2代目の整備でエンジンは蘇りましたが、このスピードメーターの針の動きがトロく、ヘッドライトの反射鏡の曇りが顕著…。先週のショートツーリングでメーターの状態を改めて思い知らされ、オーバーホールを決めました。



 という訳で、お世話になっているWシリーズの専門工房、ファインテックフカイさんを訪れ、お預けしました。
 
 外には、こんな綺麗なW3が!
 ドライサンプで熱くなるオイルタンクには、牛革製のカバーが。ホント、右脚の裏側が熱くなるのです。

 

 ファクトリー内のリフト上にもW3が。



 ゴツいブレーキディスク。
 おそらくワンメイク。



 こちらも、オイルタンクカバーを被っていました。
 ボクも作ろうかナー。



 新車のようなSAがいました。



 奥にはW1Sが。
 …アレッ、ちょっとヘンだゾー。



 エンジン右カバー、メーター、黒いメッキタンク、ウィンカーとテールはW1Sのもの。ところがこのバイク、右ブレーキではないですか!



 一次チェーンケースには、SA以降に刻まれる大きな「KAWASAKI」の文字はなし。これはW1Sの特徴。ですが、このバイクは左チェンジなので、チェンジペダルの軸の取り出し口があります。左ブレーキのSには、そもそもありません。前輪ドラムに黒い塗装部分はなく、これもS用。ところがリアサスペンションは、明らかにSAタイプ…。チェーンカバーも黒ベタ塗り。
 Sを左チェンジに改造したのかも知れませんが、リアサスとチェーンがSAなのが不思議…SAをS仕様にしたとすれば、物凄い金額になるはず…。
 個人的には、後者の可能性が高いと思いますが、オドロいてしまいました!

 毎回、こちらに伺うと「ビックリ!」があります!



 外には仕掛り中が2台。
 左の車両のフロントフェンダー先端には、旧車の世界では有名なお店のステッカーが貼りつけられていました。
 大きな処で買い、不調に悩んでこちらに持ち込むオーナーが、相変わらずいらっしゃるようです。


ファインテックフカイ

350-0141
埼玉県比企郡川島町出丸下郷177-1

049-297-5795   

午前9時~12時 午後1時~7時
定休日 毎週月曜日 第二火曜日 


Posted at 2021/05/08 16:33:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | W1S | クルマ
2020年09月27日 イイね!

ファインテックフカイ vol.2(埼玉県比企郡川島町)

ファインテックフカイ vol.2(埼玉県比企郡川島町) 22日。
 車検が切れてしまった我がW1Sの再取得のため、ファインテックフカイを訪れました。この日出会った「W」を、ごく簡単にご紹介します。



 工房の外には、ピカピカのSAと3が並んでいました。
 まるで「新車」です。



 訪れたお客さんのバイクです。
 W2風の3です。
 こちらも綺麗にされています。



 何と徳島ナンバー!
 こちらはやはり「全国区」のお店です。



 W1Sのスクランブラーです。
 こんなバイク、こちら以外では見られません。



 工房の奥には、何やらメグロっぽい車両が。
 でも、何処かがヘンです。



 フェンダーの風切には「メグロZ5」の文字が。
 ところがエンジンは単気筒ではなく、2キャブのW1Sのもの。
 細身の単気筒エンジンを前提としたプランジャーのフレームに、振動が大きなOHV2気筒を積んでいます。当然、補強はしてあると思いますが、それにしても凄いことを考える人が居るものと、妙に感心してしまいました。



 
Posted at 2020/09/27 16:13:29 | コメント(1) | トラックバック(0) | W1S | クルマ
2019年11月04日 イイね!

W1S磨き その3

W1S磨き その3 今日は、朝6時から作業を開始しました。
 全体を錆と埃に覆われており、このままで乗るのは、さすがに「みっともない」状態です。昨日はYカヴァーをやりましたので、今日は左側の大物、一次チェーンケースからです。

 

 作業の仕方はYカヴァーと全く同じです。
 面積が大きいため、2時間掛かってここまで来ました。まだまだ磨きが足りませんが、とりあえず「みっともない」と思われてしまう状態からは脱しました。



 シリンダーヘッドもゴシゴシしました。
 白い水アカはキレイに取れました。



 リアショックです。
 ボクの処に来た時、このショックは既にサビサビの状態。何とか磨き込み、ここまで来ました。



 右マフラー。このバイクの最大の特徴、嫌でも目につきます。
 丁寧に作業しました。



 今日はここまで。
 と言うのは、俄然「乗りたく」なってしまったのでした!

 まだまだ細かい箇所には、たくさんの錆と埃が残っています。
 少しずつ、隙間の時間を作業に宛てて行こうと思います。

 それにしても…。
 問題は、フレームの塗装が、かなり剥がれていることです。さすがに50年選手、当然と言えばそうですが、はて、どうしたものか…。フレーム塗装をやり直すとなれば、フルレストアにも等しい作業になってしまいます。そんなお金、何処をどうひっくり返しても、我が家にはないのでした…(トホホ)。

Posted at 2019/11/04 13:30:03 | コメント(0) | トラックバック(0) | W1S | クルマ
2019年11月03日 イイね!

W1S磨き その2

W1S磨き その2 今日は11月3日、日曜日。
 午前中は、毎週恒例の母を連れての買い物。
 午後から先週の続きで、W1S磨きをしました。

 今日は航空自衛隊入間基地の、年に一度の航空祭。
 快晴の青空に恵まれることが多いこの日ですが、今年は残念ながら曇天。バイクを磨いているとブルー・インパルスが飛び始めましたが、その姿は殆ど見えませんでした。現在15時丁度。まだ飛行機のエンジン音が轟いています。

 お昼丁度に始め、14時45分まで、ひたすら磨き込みました。使用したのは先週と同じ、ピカールの半ネリ、ワコーズ、そしてマザーズ。ピカールは多目にウエスに取り、本当に「ざっと」磨きます。次にワコーズをちょっとずつ取り、丁寧に磨き込みます。最後はマザーズで仕上げです。
 一度に広い面積をやらず、狭い範囲で仕上げながら広げて行くのがコツです。



 今日の2時間45分の成果です。
 近くで見ると「柚子肌」はまだまだ残っておりますが、こんなに綺麗になりました。先週触れたヤマハXS-1の最初期型と比べればアルミの材質は落ちますが、それでもこの時代のカワサキも、品質は素晴らしいと改めて思いました。
 何か、設計者・技術者のロマンティズムみたいなものが、磨いている指先からボクの指紋を通じ、徐々に染み込んで来るような気がしました。
 
 ところが、メグロ製作所のKに端を発するWシリーズは、設計・開発部門よりも営業が声高に意見を具申した結果、長期間販売されました。
 国産車最後の右シフトをドイツ式の左にし、メツキタンクを2色のツートンのアスコットにしたのがW1SA、当時開発が進んでいた名車Z1の進捗の遅れから延命策が取られ、フロントダブルディスクブレーキが採用され、Zと同様の細かいメーター周辺表示がなされたのがW3。いずれも全て、設計・開発からの意見ではなく、営業が「売るためには、こうしてくれ!」と要望したのだそうです。このように、最後まで営業の意見が強く反映された車両は、極めて珍しいとのことです(「W1 FILE(山海堂)」より)。



 反対側、一次チェーンケースです。



 左シリンダーヘッド周辺です。
 こんな状態デス…。

 1年半の放置の結果です。
 でも、少しずつ時間を見つけて、やって行きます。
 「磨き」系のケミカルや材料で新発見があれば、ご報告させて戴きます。

今日の「オマケ」!



 昨日、上田市内で、こんなバイク屋さんを発見!
 早速ロードスターを停めて訪問しました。

 バイク屋さんと言うよりも、「元」がつくお店。
 元のスペースにはこの青Wの他に部品取り2台とビラーゴがあるだけ。
 更に奥の修理場では、自転車のスポークを張っていました。

 青いツナギのご主人は、新車の時からウィンドウに飾られたSを乗って来たそうです。時々「売ってくれ」という人が来て閉口すると仰っていましたが、そんなに困った表情ではなく、むしろ嬉しそうでした!

Posted at 2019/11/03 15:46:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | W1S | クルマ

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何シテル?   09/28 15:34
 妻はアルコール依存と摂食障害を患い、主治医の勧めで調停離婚しました。その1年後、彼女は突然世を去りました。一年に2回の母親との別れを経験した一人息子と、ドライ...
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