今日5月7日、土曜日の午前。
3日に突然帰省した息子と、カーネーションを携えて施設の母を訪れました。母は大分アルツハイマーが進行した様子。ボクの顔を見るなり、とうの昔に亡くなった弟の名前を呼びました。息子の顔を見ると変化はありません。
「どうした?●●が浜松から帰ってきたんだよ」
「…何だい、改まって。…あたしゃ毎日、この子と此処で一緒に暮らしているよ!」
母にとり息子の存在が「生き甲斐」の様子。
喜ぶべきか悲しむべきか、ボクも息子も分からないという点で意見が一致しましたが、事故がなく健やかで居てくれる環境に感謝しました。
閑話休題。
ここへ定期的にいらっしゃって下さる皆様はご存じかと思いますが、母は去年6月20日の深夜、トイレに起きて転倒、腰を骨折してしまいました。それが発端で紆余曲折の末、8月に現在の施設に入居しました。
ロードスターは去年6月に車検。
アイザワさんでバッチリ面倒を看て戴き、その後何度か手を入れて貰いましたが、月に1、2度の長野往復500キロも問題なし。ところが、ずっと「放置」になってしまったのがW1S…。去年の今頃、昔勤めていたレコード会社時代の上司と、秩父を訪れたのが最後。今日、久し振りに手を入れました。
スライド式の保管テントを開けて撮影しました。
一見、よさげに見えますが…、
右シリンダーのフィン…。
Yカバー…。
左フィン…。
一次チェーンケース…。
何だか、wクンに申し訳なくなりました。
実は1日に現状を確認、久し振りにキーを捻りましたが、ニュートラランプは「ホンノリ」…。数回キックをしましたが、案の定ダメ。バッテリーを買いに行きました。
錆と埃、それに「蜘蛛の巣」が纏わり着いた彼女の、お掃除に取り掛かります。
これは二輪旧車オーナーなら、誰でもご存じ。
缶に入った綿状の研磨剤。千切ってはせっせと磨きます。
これまた定番「メタコン」。
今日は「ネバダル」で「メタコン」を使う作戦!
単調な手磨きを、せっせと続けます。
たちまち、ネバダルは、こんな状態に…。
爪の中はマックロ!
作業に夢中なこともあり、写真は撮れませんでした。
作業時間は3時間弱。
午後になり雲行きが怪しくなったこと、息子が渋滞回避のため帰ると突然言い出したため、今日の作業はここまで。右側だけとなりました。
短時間の割には、まあまあの見栄えとなりました。
クローズアップ。
鱗状の「モアレ」は根絶していませんが、輝きが戻り嬉しくなりました。
点錆が浮かんでいたタンクもキレイに。
「2りんかん」で充電済で渡されましたが、念のため「追加充電」。
チョークを使わず、キック3回で
『バゥン!…バゥン!…』
彼女の雄叫びが蘇りました。
ボク、思わず『ニタニタ…!』
ロードスター同様、おそらく現役ラストの大型二輪になりそう。
転職を強いられ、最初のW1Sを売却し、息子の4年生後期の授業料に充当したこともありました。極めて短期間だけ所有したXS-1を除けば、ボクの大型二輪の履歴はSR400(中免時代)、SR500、そしてW1S2台の、計4台。wでは大事故も経験しましたが、決して手放せない存在です。
「ネバダル」と「メタコン」の合わせ技、お薦めです。
両方とも多目に取り、色が変わり始めたら次を使うのが効果的です。
ウェスは使い古したタオル系がベスト。
二輪、四輪を問わず、『磨き』をなさる方にお薦めします。
Posted at 2022/05/07 15:38:48 | |
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