![いちのや(埼玉県川越市) その弐 いちのや(埼玉県川越市) その弐](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/712/369/46712369/p1m.jpg?ct=c2c287ffce18)
昨日1月28日、土曜日。
昼12時に、川越の整形外科にリハビリの予約をしておりました。
実は去年の10月。
W1Sを伸縮式の車庫に入れるため、ハンドルを左右に動かしながら取り回しをした結果、左肘を痛めてしまいました。ちょっと動かすだけで鈍い痛みが走り、わが迷犬「ぶれいきー」を、だっこするのに躊躇してしまう有様…。そのうち治るだろうと放置していましたが、悪くこそならないものの、痛みは一向に退きません。
年が明け、職場近くの整形外科に行きました。
70代後半と思われるドクターから「テニス肘」と告げられました。これは治りが大変遅く、飲み薬は殆ど効かない、アマゾンで専用のサポーターを買い、肘に着用しなさい、とのこと。ボクも62歳、70代後半の医師が悪いとは思いませんが、病名(ケガ名)を告げた以外はまったくの放置。怒りではなく、ドリフのチョーサンの名言、「…ダメだこりゃ」の心境でした。
土曜日の朝。
「テニス肘」の「整形外科」、後に「入間」、「所沢」、「川越」をそれぞれ付けて検索すると、川越で良さげな病院を見つけました。ただ、基本予約制。ためらわず「善は急げ」と早速向かいました。
案の定、10時に到着で診察は12時半。
肘の他に、かなり酷いストレートネックに苦しんでいる旨を告げました。
院長はレントゲンを見て、肘よりも頸椎が深刻、肘には今から注射をするが、それでかなり痛みは軽減するはず。頸椎は月に2度リハビリ、翌月の診察で経過をその都度判断する、と告げられました。
そのリハの1回目でした。
終わってみれば、背骨に「つっかえ棒」が入ったような感覚!長年、あちこちに通って来ましたが、この感覚は初めて。暫く通院すると決めました。
終わった時は13時。
体調が回復、お腹もペコペコだったので、迷わずこちらへ向かいました。
川越のうなぎ屋、「いちのや」さん。
喜多院に近く、元旦から満員の名店。
親父が亡くなるまで、初詣の後に三人で舌鼓を打ちました。
8年前からはお袋と。それは一昨年で途絶えてしまい、去年は訪れませんでした。12月決算の追い込み、新年度準備で追われていましたが、先週木曜日までに落ち着きました。ひとりの初詣の後、2年ぶりに訪れました。
ただ、お昼の佳境は過ぎた時刻でしたが、駐車場に空きがあるのか、たとえ駐めることが出来ても、中の待ち客数によっては諦めようとの選択肢も浮かんでいました。
駐車場は、1台目前で出たので滑り込みセーフ!
久し振り、紫の行灯…。
玄関を潜ります。
あちゃー、待ちは目見当で30人以上!
ただ、このお店は「大箱」、ご家族やお友達で訪れるかたが多く、回転は速い方。それでも、夕方に所用があり、諦めて踵を返した途端、飛び込んで来たのがこのポスター!
おまけに、板場は待合客スペースの目の前!
かば焼きの香が、板場から「ぷんぷん」…!
これ、完全に「企業戦略」のレイアウト(笑)!
結局、呼ばれるまで30分待ちマシタ(笑)!
この間に、こちらを訪れた著名な方の写真を楽しみました。
言わずもがなの王貞治さん。
現役時代、読売で全国民が認める大選手でしたが、監督になり臍を噛みました…。心無い輩に、バスを降りた直後に玉子を投げつけられたことも。
読売の「ドン」に馘首されましたが、新天地を福岡に求め、監督として、今や経営者として実績を積み上げました。王さんがグリーンの復刻南海ユニフォームを着た姿に、転職(クビを含む)を重ねざるを得なかったボクは、勇気を戴いたものでした。伴侶を亡くしたのも、ボクとおなじ…。
確か胃ガンを患われ、かなり切除されたと記憶しています。この写真がその前後いずれかは判りませんが、独りのボクはこれから尊敬する王さんと食事する(出来る)ような気分になりました。これは、過去にご紹介したアルトマンにご馳走して戴いた記憶が蘇ったからでした。
こちらも言わずもがなのアントニオ猪木さん。
去年、鬼籍に入られてしまいました…。
ボクが子供の頃、馬場さんと最強のタッグでした。
勿論、お会いしたことはありません。
子供の頃のエピソード。
亡くなられた先代か先々代の林家三平さんが、紋付袴で近所にお葬式の参列にいらっしゃりました。
テレビの寄席中継で、今も覚えているお客さんを巻き込んだ話芸。
パーマのリーゼント、楽屋にお客さんの「笑い」を計測するメーターがある、途中から入場するお客さんを見つけると「お待ちしておりました!いま、あなたがいらっしゃると予感していましたので、これからあなたのために、これまでをかい摘まんでお伝えします!」、退場する女性に「帰っちゃダメ、これからがいいところ!トイレだったら、戻っていらっしゃった時に、再び口上申し上げます。本当にお帰りになると、楽屋のメーターが下がり、ここのケチンボな席亭がギャラを減らすンですヨ!お願いですから、戻って来て!」
お葬式に訪れた三平さん。
ボクも含めたガキンチョの取り囲み。
「サンペー、サンペー!」
「握手、握手!」、
一切動じず、
「…今日は、オレなんかより、スゴい人も来るゾー!」
「ダレー、ダレー!?…ウルトラマンーーーー??」
三平さん
「イノキが来るよ」
ずっと猪木さんをガキンチョ達は待っていましたが、陽が沈むまではいらっしゃいませんでしたっけ!ただ、社宅の方から猪木さんと並んでお焼香したと、数日後に聞きました。
ご冥福をお祈りします…。
30分。
呼ばれて1階の窓際に案内されました。
「菊」とノンアルビールをお願いしました。
このイラスト、家に飾りたいナァ…。
ノンアルから。
骨せんべい、「パリパリ」!
着席から25分、到着。
ご開帳!
トロントロンのヤワヤワ!
うなぎ屋さんの「ごはん」のお手本!
東京の下町育ちですが、ふっくらではない炊き加減を「こわいご飯」と言っていました。「こわく」はないけれど、焼いて蒸した関東流のかば焼きに「ピッタンコ!」
…おいしい!
完食。
小食のボクですが、お代わりが欲しくなりました。
親父が亡くなり8年。
母は施設。
いっしょに味わった過去を噛み締め、ひとり感謝しました。
皆様も、どうぞご両親、兄弟姉妹、お子様、お孫様を大切になさって下さい。
Posted at 2023/01/29 16:39:50 | |
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