
「猛暑」のお盆に入りましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?
ボクは昨日13日の木曜日から16日の日曜日までは休暇。ですが昨日の午前、「どうしても頼む!」と請われ、あるお店の開店前の商品補充に行って来ました。一銭にもなりませんが、普段からお世話になっている方。こういう時こそ力になってあげるのは、どんな商売でも鉄則ですネ!
閑話休題。
初めて群馬県は伊勢崎の丸長さんを訪れたのは、去る7月18日でした。
「和風つけめん」の美味しさを堪能、加えて二代目ご主人の人格に触れ、とても感動して帰路に就きました。何しろ全くの一見客のボクに、非売品の「丸長のれん会50周年記念」未使用箱入り湯飲み茶碗を持たせて下さったのでした。
23日のこと。地元で有名な菓匠店でお土産の折りを買い求め、伊勢崎まで75キロを運転しました。
車を停め、玄関を潜ります。
「いらっしゃいませー!」
若い男女の店員さんが、マスクの中から声を掛けてくれました。
カウンターは既に間隔を置いての「満員」。
背後の無人のテーブルに案内されました。
メニューです。
前回も触れましたが、こちらは「丸長のれん会」加盟店では珍しい、中華料理全般を提供するお店。でもボクはやっぱり「和風つけめん」!それに、茹で玉子のトッピング、他にはと見ていると、チャーシューの追加が1枚単位で可能。「和風つけそば+茹で玉子+チャーシュー1枚」、700円+70円+150円、合計920円をお願いしました。
カウンター上の壁のメニューです。
丸長グループとしてのポリシーが掲げられています。
その左には「辛さ」が売りの「スタミナラーメン」に関する説明が…!
至近にある上武大学運動部員の、「チャレンジメニュー」なのかも…。
店内のあちこちには、その上武大学に関する展示があります。
お馴染み「箱根駅伝」のユニフォームと選手紹介。
上武大学公式野球部からプロに進んだ選手のサイン、等々。
「もうひとつの箱根駅伝」という番組で、箱根に臨む上武大学応援団のドキュメントを見て、大変感動させられたことを思い出しました。シード権の確保は、走る選手にとっても、また沿道を何度も移動しながら応援する団員にとっても、まさしく「闘い」と思い知らされました。
復路終了後でした。シード権を逃し、監督と出場選手が親御さん、応援団員、吹奏楽団員、その他学校関係者に涙でお詫びをしました。全員俯き涙を滲ませていました。その後の単独インタビューでの、監督さんの言葉。
「…ご覧の通り、うちの実力はシードの確保には程遠いのが現実です。予選会からの挑戦が多く、叶う時もあるというのが実情。選手は、高校陸上界では無名の子ばかり。でも、『一緒に箱根に行かないか?』との僕の誘いに頷き、夢を託してくれた連中なんです。…応援団もブラスバンドもそう。全員、同じ夢を抱いてくれている仲間なのです…」
…この番組を見てから、上武大学が出るお正月は、必ず応援しています。
余談ですが、箱根の5区で東京農大の選手が脱水症状となり、朦朧とした状態で先頭からおよそ30分後にゴールしたことがありました。この時、農大の応援団長は100人規模の団員とチアガールに背中を向け、延々と「大根踊り」の指揮を執りました。全員、脚が殆ど上がらなくなるまで踊り続けていました。
必死に闘っている仲間を、身を削って応援する姿勢。大変尊いものです。
「お待たせしましたー!」
待ってマシタ! 伊勢崎丸長さん謹製の「和風つけめん+茹で玉子+チャーシュー1枚」!
チャーシューは、麺の上に載っての登場!オイシソー!
うまい状態で「サシ」の入ったもも肉。
つややかな麺を「座布団」に、視覚から「おいしさ」を伝えてくれます。
麺は、特に「つけめん」用に製麺したものではないと思います。
少しウェーブがある中細。
東池袋ではなく、「丸長」の中細麺です。
「甘・辛・酸」の按分が絶妙のスープ!
濃厚過ぎず、麺と一緒に含んで呑み込むことを前提にしていると思います。
スープ鉢の底には、こんなに「具」が沈んでいました。
チャーシューと玉子。
最後に食べました。
「ウマーーーーッ!」
最後にとっておいたスイカを戴き、
全部、おいしく戴きました。
席を立ちお会計を済ませてから。
ご主人にお礼を言い、菓子折りをお渡ししました。
「そんなこと、しなくって、いいんだからー…」
でも、素直に受け取って下さいました。
長く生きて来ましたが、人との出逢いには、実に不思議なことがあります。
お越しの皆様も、振り返ってみると
「あいつと長く付き合っているけれど、初対面でそうなる気がしたな…」
と実感出来るお友達がいらっしゃることと思います。
ボクにとって、こちらのご主人は、そういう方。
うまく説明出来ませんが、理屈ではなく「ウマが合う」のです。
お会計を済ませて帰ろうとすると、厨房からわざわざご主人が出て来て、ボクに握らせてくれました。
「こんな物だけど、持ってイッテ!」
見た途端、心の中で小躍りしました。
「ありがとうございます!また来ます!」
さて、その「正体」は…?
「マッチ」3箱!
抽斗の奥から見つかったと仰っていました。
お店で使用した割り箸の袋を持ち帰り、セブンイレブンで貰った「割り」ではない「竹」の箸を入れました。これで二膳目!
「東武ワールド・スクエア」ではなく、我が家に「丸長ワールド・スクエア」が出来ました!
伊勢崎 丸長
群馬県伊勢崎市福島738-2
0270-32-8174
11:00-14:30 / 17:00-22:00
水曜休
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ラーメン(丸長・東池袋系) | グルメ/料理
Posted at
2020/08/14 15:59:55