
先日、毎度のことだけど2016年12月16日、中央日報にこのような記事が掲載されていた。「
韓紙、欧州で文化財復元材料として初めて認証」。
・・・引用ここから
韓国伝統工芸の韓紙が欧州で初めて文化財復元材料として認められた。イタリアの守護聖人と呼ばれているアッシジのフランシスコ(1182~1226)が1224年に自筆で書いた祈祷文(Chartula)の復元に使われたことを受けてのことだ。韓国文化財庁国立文化財研究所は「韓紙が欧州の代表的な紙類復元専門機関であるイタリア図書病理学研究所が授ける文化財復原力証明書を受けることになった」とし「数年間推進してきた韓紙のグローバル化作業が初めて実を結んだと言える」と15日、発表した。
韓紙はこの祈祷文下段のき損部分を補強して原形を維持するために使われた。慶尚南道宜寧(キョンサンナムド・ウリョン)の韓紙職人シン・ヒョンセさんが100%国産のコウゾと天然の灰汁など伝統材料と道具を使って漉いた。紙なじみがよいため補強作業が容易で、中性で保存に優れているとの評価だ。
・・・引用ここまで
日本統治時代、朝鮮総督府は農閑期の農家の副業であった高麗紙(総督府は朝鮮紙と言っていた)のバラバラな大きさと低い品質をを改善し、農家の安定収入と産業としてもの確立を図る為に希望者に和紙の製法を伝えた。
その結果、日本国内で使える大きさがそろった紙が作れるようになり、中国や日本国内で使われ農家の収入となり、産業としても成立するようになった。
下の動画は、上の中央日報の言う宜寧での農閑期に行われていた高麗紙の昔ながらの製法。ビデオのキャプションには1974年3月30日とある。漉いた紙を河原で風に飛ばされないように石の重しで抑えて乾かす。朝鮮総督府はこれを改善しようとしていが残っていたんですね。
대한뉴스 제 976호-새마을
そして、下の動画が現在の同じ宜寧の宜寧韓紙。漉いた紙を重ねる時、韓国では和紙では行われないローラーで必ず抑える作業がある、いかに平滑でないかですよね。そして高麗紙では使われなかった粘材(トロロアオイ、日本の発明、総督府時代教えた)を加えて漉く。
MBC경남 뉴스데스크 2015 10 09 '의령 한지' 명맥 끊기나?
下の動画は本来の高麗紙(韓紙ではありません)の製法。漉いた紙を方向を逆にして重ね二枚を一枚とする、そして乾燥させた後に搗練(とうれん)という紙を叩いて凸凹を均す工程が必須であった。この搗練と言う工程は中国でも技術の改良で古くから行われていない。
한지지원센터 소개동영상 ↓2:50からの映がが核心。
この製法で作られた結果、大きな使い道の一つとしての建材としては有効だったが、書画には到底使い物にはならなかった。現在は和紙の製法を導入してはいるが和紙には追い付いていない。韓国人の高麗紙の研究者「朴英狷」はこう書いている。
・・・引用ここから
高麗紙は絵を描くのに適当でなく、搗練しない物は毛羽が多く立ち、打った物はあまりにも堅く尚筆が滑りやすいので墨を吸わない。紙は墨をよく吸い筆跡の様態をよく表せる物を貴重な物とするが、丈夫で破れない物はまだそこには至っていない物である。
・・・引用ここまで
あの漂白剤まみれの韓紙、どうやって化学的特性に厳しい修復紙の関門を潜り抜けたんだ。不思議だ。
・・・・・・・・・・
そんな高麗紙が何故に修復紙として押し売りできるのか。現在韓国では流し漉きの和紙や、中国の溜め漉きの製法を悪びれずに堂々と『韓紙』と称している。高麗紙の製法ではどうがんばっても修復紙で必要とされる薄く・強く・均一な厚さは確保できない。
紙の名称は紙の製法を特定している。高麗紙と言った時点でその製法は特定され、そこから生まれる紙は強いだけが取り柄の厚い紙。だから韓国は特定されないように『韓紙』という名称を国名が韓国になった後に使い始めた、それ以前には『韓紙』なんて名前は無かった。
源氏物語で高麗紙という言葉が出て来るけど、その頃に高麗紙を作っていた人達は現在の韓国人に滅ぼされたので源氏物語の書く高麗紙と現在の高麗紙は全く違うんでしょうね。そう言えば『書道』の起源は韓国だと、病気は中々直りませんね、こじらせるばかり。
ちなみに、中国最大の通販サイト「タオパオ」では高麗紙になっているんですよね・・・
ここをご覧になって下さい。
楽天では「高麗紙」ではヒットせずに、ヤフオクでは韓紙で括弧の(高麗紙)でヒット。
そんな優秀な韓紙の多彩な製造方法がYouTubeにこれでもかとある。取り敢えず中国の溜め漉きと日本の和紙を『hanji』として紹介している動画を少々。詳しく探るとアジア圏のほとんどの手漉き紙の製法が『hanji』として紹介されている。盗賊国家の面目躍如。
↓悪びれずにHanjiと紹介されている中国の溜め漉き。
Making Hanji Paper, Jeonju, South Korea
Hanja - Korean Paper Making Process
Hanji.MOV
↑2017/9/16元動画削除のため入れ替え。この手の動画の削除が進んでいる、まずいと認識したのかな?
↓朝鮮総督府時代に教えた和紙の製法も堂々と『Hanji』だと。
Hanji (한지-韓紙) - Fabrication du papier traditionnel Coréen
↑2:30あたりにトロロアオイ(粘材、日本の発明)を使い、和紙を同じすけたで漉く。
韓紙製造1 - the making of korean paper
↑2017/9/16追加、和紙の製法が韓紙だと!
장지방
↑こちらでは器用に高麗紙と和紙の両刀使い。加平韓紙だそうだ。トロロアオイも使っているしね。日本発明のトロロアオイのシーンは2:15、和紙の方法で漉くシーンは3:57から。
↓悔しかったらこれを作ってみろ、これが伝統で文化だ。
La fabbricazione della carta "Tosa Tengujyo" ~seconda parte~ Kochi TV
薄い和紙(雁皮紙)にオフセット印刷機でカラー印刷
・・・・・・・・・・
毎日新聞が紹介していた和太鼓を使った韓国の伝統創作打楽器グループ「U-SO」。どこが伝統なの理解不能?自分達の文化を育てず、伝統文化は日帝強占期に奪われたと言い張る嘘吐き民族。確かに一秒前に行った模倣文化でも即伝統にはなるんだろうけど、それって世界では認められない。なんでアボリジニの楽器がある???日本の桶胴太鼓???これで世界に行くのか?
타악그룹'유소'Korea Traditional Percussion Group 'U-so' --Norat Rhythm--
・・・・・・・・・・
続編『そぞろ(でもないかな)韓紙(Hanji)が騒がしい。 』
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2016/12/19 12:38:42