話題になっている辺野古の中国語とハングルだけで日本語表記が全くなく、誰を目的にしたのかの横断幕、誰に読んでもらうんですかね。
中国語と言っても、横断幕に書かれている中国語は台湾・香港等で使われている繁体字中国語。中国本土で使われているのは簡体字中国語、この簡体字中国語の字体はゲバ文字をご存じの方々にはお馴染みかも知れない。
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横断幕に記載されている
台灣東亞歷史資源交流協會のURL、そこを覗くと「
Stand with Okinawa 繁体字中文版の制作」という記述がある。これを取り仕切っている上部組織は台湾基督長老教会、そしてこの台湾基督長老教会は在日大韓基督教会・日本基督教団と宣誓協約を行っている。
台湾基督長老教会(PCT)との宣教協議会開催
【4590号】台湾基督長老教会との協議会開催 第三回世界宣教協力委員会
以前書いた「
辺野古のハングル。」、この中で引用した日本基督教団と在日大韓教会との協約の一部を以下再掲します。
・・・引用ここから
日本基督教団は、神のみまえに、在日韓国人キリスト者たちとその同胞に対する戦前、戦後にわたる罪責を告白し、今日の在日大韓基督教会との協約締結を感謝する。教団は、第2次世界大戦下にみずから戦争に協力するのみならず、在日朝鮮基督教会を、主体性を奪ったまま日本基督教会の一部分として教団に組み入れ、日本帝国主義の戦争への協力を強制した。
われわれ教団は、日本が戦前戦後を通じてアジア諸国の人々を抑圧していることを認識し、国の内外を問わず、この抑圧下にある人々とその教会への責任を覚え、在日韓国・朝鮮人問題を受け止めてそれに取り組み、在日大韓基督教会との言葉とわざによる宣教協力をその課題とすることを決意する。
・・・引用ここまで
日本基督教団と在日大韓基督教会、面白い事に本部は例の西早稲田界隈、ビルはお隣。台湾基督長老教会「高田馬場台湾教会」は西早稲田では無くて同じ新宿区の高田馬場。
日本基督教団 東京都新宿区西早稲田2丁目3−1
在日大韓基督教会 東京都新宿区西早稲田2-3-18
台湾基督長老教会 高田馬場台湾教会 宿区高田馬場2-19-7駅前タックイレブンビル1106室
日本基督教団高田馬場台湾教会というのがあって、住所は上の台湾基督長老教会と同じ、看板が二つかかっているのかなと思ったら日本基督教団の名前になっていて、長老教会としての看板はない模様でした。
上の「Stand with Okinawa 繁体字中文版の制作」の成果物がこれなんですね。
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台湾基督長老教会、本省人と外省人の複雑な問題があるようですね。台湾基督長老教会は反蔡英文総統、なので蔡英文総統を支持する故安倍元首相も敵対関係。しかし、銃弾に倒れた安倍元首相を哀悼する台湾・日本交流協会が設けた「哀悼の壁」、台湾基督長老教会に属する多数の原住民の牧師達が弔問に訪れたとの記事があった。
その台湾基督長老教会の信徒代表は「安倍元首相 安らかに 台湾の永遠の友 共に苦難を担い 共に喜びを分かち合う」というメッセージを送ったと。その記事の中に原住民音楽家が作詞作曲した「永遠の愛」という曲の歌詞が紹介されていた。
「永遠の愛、それは海を越え、時空を貫き、フォルモサ(台湾)に向かって吹いている/暖かく寄り添い、最も困難な時を共に過ごす/永遠の愛、それは海を越え、時空を貫いて台湾に向かって流れている/安倍の愛、それは永遠に台湾人の心深くに生きている」
この記事を書いた方はこう結んでいる。
「同教会の牧師たちが歌う「永遠の愛」の歌詞を見て、驚き戸惑う日本のキリスト者は、決して筆者一人ではないだろう」と。
おっしゃるように日本基督教団の方々はそうかもしれませんね。
台灣東亞歷史資源交流協會のページには「霧社事件」の話も書かれている。日本統治に対する武装蜂起事件、互いに犠牲者が出た、詳細はwikiを。事件の後の大東亜戦争、彼らは日本兵と一緒に銃を持って同胞として連合軍と戦った。戦争後期、朝鮮半島で志願を募った、募集に対し最大50倍の志願が殺到した。手一杯で戦闘訓練なぞ出来ない、彼ら朝鮮半島の志願兵は捕虜収容所に配された。多くが虐待で戦犯として裁かれた。
戦後、台湾に逃れてきた蒋介石らの外省人、上の「霧社事件」の慰霊碑を破壊した。彼らは「反日」で台湾をコントロールしようと思ったのだろが本省人は弱腰では無かった。そして彼らはアメリカにも手を伸ばし、台湾系アメリカ人の殺害にも手を伸ばした。台灣東亞歷史資源交流協會のページ、そんな歴史的背景を気にしながら読んでみると面白い。インドネシアで日本の新幹線が中国に奪われた、経済の実態の80%を握る華僑、そしてそれをコントロールする中国共産党、小池さん、そうですよね。
Posted at 2023/02/14 13:13:23 | |
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