コンソールリッドを自分仕様に巻き替えて改良してみました。
改良内容は、簡単に言うと、①スポンジの嵩増し、②アルカンターラ生地への変更 です。
<きっかけ>
私のシートポジションだと、ステアリングを握った左腕の肘が、ちょうどこのコンソールリッドの角に当たりますが、結構苦痛でした。
というのは、コンソールリッドの角は、スポンジは無く、合皮だけになるので、長い間ステアリングに手を掛けていると、左ひじが痛くなってきて、ずっと前から何とかしたい…と考えていました。
<改善内容>
①先ずは、左肘のあたる角部にもスポンジを入れて、希望のシートポジションにしても、左肘が痛くならない様にすることにしました。
(中古のコンソールリッドのパーツを入手して下準備を行いました)
コンソールリッドの合皮を剥がしてみると、表面には薄いスポンジが巻かれていましたが、
装着されているスポンジ類はすべて剥がして、市販のウレタンゴム(スポンジ)に貼りかえることにしました。
ここで、純正よりも厚みのあるウレタンゴム(スポンジ)を使って、
周囲に切れ込み等を入れながら、前側は純正よりも5mm程度出っ張る様にし、
高さも純正よりやや高めになる様にしました。
(前側に大きく出っ張らせるとドリンクホルダー部に干渉してしまうので、5mmにしました)
スポンジを貼っただけでは角々しいので、ここでスポンジの角を削ります。
(この工法は、みん友さんの「やれんのー」さんから以前教えて頂きましたが、やっと活用することが出来ました)
ペーパーやヤスリなどを使って地道に削ると、きれいに角を丸くすることが出来ます。
②巻替え
純正の生地(合皮)だと、冬は冷たくて、夏は汗をかいてしまうので、自作の簡易シートカバーにも使っている「ゼブラ柄のアルカンターラ生地(ウルトラスエード生地)」を使うことにしました。
このアルカンターラ生地だと冬も冷たく感じないし、夏も空気を通すので、汗をかかずに済むためです。
純正の合皮生地を元に、アルカンターラ生地を切り出します。
純正のままの形状ではなく、多少巻替えし易い様に形状は若干修正しました。
今回は柄物の生地の為、ステッチ入れませんでしたが、生地は純正同様に2分割で作りました。
生地の巻替えですが、純正の合皮で使用していた樹脂パーツ部の突起は邪魔になるので、ニッパーで切断して巻替え作業をしました。
<装着>
今回のコンソールリッドの改良では、事前に仕入れた中古のコンソールリッド周辺のパーツで作業をしたのですが、巻替え後にをそのまま装着しようとしたのですが、意外にも年次改良等で微妙に形状が違い、そのままでは装着できなかったので、コンソールリッド単体を交換することにしました。
<コンソールリッドの脱着方法>
ディーラーにて「コンソール・リッド取外し/取付け」という資料を貰ってから作業をして下さい。
基本的にはその資料の通り行うので説明は簡単にしますが、
一部判り難い箇所だけ 詳しく説明します。
(1)コンソールリッドの脱着
A) 後席側の「リヤコンソールパネル」を内装はがし等を使って
5センチほど後方にズラします。
B) 写真のネジ2つを外します。
(2)シフトパネルの周囲のパーツを外して、パネル全体を5センチほど持ち上げます
(3)コンソールリッド全体を持ち上げて外します。
(4)コンソールリッド内側のネジを外します。
(5)合皮と樹脂パーツの間に内装はがしを入れて、隙間を作ります。
(6)指で隙間を広げながら、先の細いラジオペンチ等で、丸い棒を少し後方に出します。
※コンソールリッドは、片側で3つのパーツに分かれていて、
①外側の合皮が巻かれたもの
②内側の樹脂パーツ
③前述の2つのパーツを連結している丸い棒
の3につになります。この丸い棒は後方から押し込まれて固定されている
ので、丸い棒を後方へ少し引き出して、丸い棒を引き抜きます。
これはなかかな難しい作業で、上手く引き出すのは大変かもしれませんが、
頑張って作業して下さい。
⑦丸い棒が後ろ側に少し出てきたら引き抜いて、コンソールリッドを分解します。
⑧組付けは、①~⑦の作業を逆に行なって下さい。
<装着写真>
あくまで自己満足ですが、思った通りの出来上がりにもなって、何とか夏に間に合って良かった・・・と思っております。
最後までご覧頂き、有難うございました。
Posted at 2021/07/24 07:06:30 | |
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