
F-SPORTには、アルミペダルが標準で装着されていますが、何故かパーキングプレーキペダルだけはゴムのままなのが気に入らず、何とかしたいなとずっと思っていました。
みんカラでも、他の車種の色んな方がトヨタ車のアルミペダルを利用して装着しているのを何度か拝見しましたが、(最近、みんカラをさぼり気味なので、単なる私の見逃しかもしれませんが) 装着後の写真は有っても裏面の状態の写真が無くて、どの様に装着したか(固定しているかが)イマイチ判らず、トライしようにもずっと躊躇していました(^_^;)。
装着方法が判る写真は残念ながら見れてはいませんでしたが、どなたもボルトで固定している様だったので、どの様に固定出来そうなのかを一度実際にパーキングブレーキのゴムを外して調べてみました。
ゴムを外したのが下の写真です。

真ん中に約φ8.5の穴が空いています(オレンジ矢印)。
ピンクの矢印はゴムの外れ防止用の穴です。
外したゴムの写真です。
パーキングペダル取付部の鉄板ををゴムで覆って、上側の左右の部分で外れ防止が施されているのが判りました。
そして他の方と同様に、アルテッツァ用のアルミペダルを取り寄せてみると、裏側には窪みがあり、その窪みの奥には3mm程度の深さの更なる窪みが全体にあるのが判りました。
ということは、この奥の窪みに鉄板を嵌めこんで、鉄板にボルトを通してPブレーキに固定すれば良いと判りました。
アルミペダルを白い紙の上に置いて、輪郭を鉛筆でなぞり、コピー機で縮小して奥の窪みの型紙を起こし、その型紙通りに鉄板(SUS板)を切ってみました。
しかし、この窪み通りに鉄板を作ると、寸法がタイト過ぎて、全周を窪みに嵌めるのはゴムの弾力性が強くて嵌りませんでした(・_・;)。
そこで、上下はぴったりにしながらも左右はやや小さめにしたところ、何とか嵌めることができました。
このアルミペダルは純正のゴムのPペダルよりも大きい関係で、元のゴム製のフットレストより最下点が低くなり、フットレストに足を置く際に爪先が干渉する心配が有ったので、ボルトを通す穴を極力下側に穴あけして、出来るだけ干渉し難くしました。
ちなみにこのボルトは通常のボルトと比べて頭の厚さが薄い「低頭ボルト」を使用していますので、SUSの鉄板とアルミペダルの間に挟まってもほとんど影響ありません。
なお、ボルトで固定する際に、ボルトが空回りするのを防止する為、鉄板に2液混合タイプのエポキシ系ボンドで固定しました。(ホームセンターで数百円で売られています)

私はゴルフクラブのリシャフトを自分でも行っているのですが、その作業でも使用しているアラルダイトラピッドを使用しましたが、ナットを装着する時の空転防止の為だけなので、エポキシ系の接着剤でなくても、瞬間接着剤でも良いかも?しれません。
では、脱着方法に入ります。
(1)既存パーキングペダルの外し方
ゴムペダルの左上部分を手前に引っ張ります。
すると裏側へ回り込んでいたゴムが外れます。
次にゴムをぐるっと反時計回しに回して、右上の外れ防止部分を穴から抜くと外れます。
(2)アルミペダルの組み立て方
加工したSUS板に低頭ボルトを付けた治具をアルミペダルの裏の窪みの奥にはめ込みます。
まずは、四隅のうち2つを押し込みます。
次は残りの四隅の2つをはめ込むのですが、細めのマイナスドライバーなどをあてがいながら徐々にはめ込んでいきます。

ドライバーで手を怪我しない様に気を付けて下さい。
はめ込み完了したのが下の写真です。
(3)アルミペダルの装着方法
なお、取り付けはフロアマットに顔を摺り寄せながら行うくらい無理な体制での作業にもなりますので、フロアマットを掃除してから行うか、フロアマットの上に紙を敷いてから行うことをお勧めします。
まず、固定するのに必要な部品は、「平ワッシャー」「スプリングワッシャー」「ナット」です。
パーキングブレーキを解除してパーキングブレーキを手前の高い位置にします。
上から治具を装着したアルミペダルを装着しますが、ボルトを丸い穴に差し込みます。
裏から、「平ワッシャー」「スプリングワッシャー」「ナット」の順番で装着していきます。
下の写真のオレンジ色部分がアルミペダルを取り付けるペダルのアーム部をイメージしたつもりなのですが、
それを挟みこみながら装着します。

写真の様に、取り付ける順番には気を付けて下さい。
この部品を装着する作業も、パーキングブレーキ取付部の鉄板の形状が邪魔をしたり、狭い場所での作業となるので、意外と大変ですが、頑張って作業をして下さい。
「ナット」を手で仮締めしたら、工具を使って本締めをするのですが、ソケットレンチはペダル取付部の鉄板の形状が邪魔をして使えません(・_・;)。
スパナか短いモンキーレンチを使って、少しづつ回して本締めするしかないので頑張って締めつけて下さい(・_・;)。
簡単な作業ながら意外と苦労しましたが、無事装着が完了しました。
実際に装着したアルミペダルを含む全体のペダルです。
装着するボルトの位置を極力下側にズラしたので、サイズが大きいペダルの下側への出っ張りも最小限に留める事が出来ました。
本日、装着したのでこれから暫く様子を見ますが、ボルトでしっかりと固定できたので、まず問題はないと思います。
車弄りも、出来合いのものを購入して装着するのは、安心して装着できるという点でそれはそれで良いのですが、どうやれば装着できるかを色々試行錯誤しながら装着方法を見つけるのは、苦労はしますが結構楽しいものなので、そういった意味では今回の弄りは無事に装着することも出来たので、かなり満足しています!(^^)!。
やっぱり、車弄りは、「あ~しようかな?こ~しようかな?」”あれこれ”考えている間が一番楽しいですよね(^_‐)
気になる方が参考にして頂けると嬉しいです。
ちなみに、今回は、いろいろテストしながら装着した関係で、部材を多めに用意して作業したのですが、意外と順調に行きましたので、部材が若干余っています。
「是非私もこれをやりたい!」という方がみえましたら、お時間を頂ければ、穴あけ等の加工をしてこの治具を差し上げますので、希望される方はメッセージでご連絡下さい。
(とりあえず、みん友さんに限定させて頂きます)
ただ、あくまで素人が作った部材なので、装着上の責任は一切負えません。
その点をご理解頂ける方のみとさせて頂きます。
見えない部分なので問題はないと思いますが、素人の手作りの為、見た目は良く有りませんのでその点もご理解下さい。
念押しをしますが、差し上げるのは治具のみですので、アルミペダルはご自分で手配をして下さい。
(装着するアルテッツァのアルミペダルは御自分で手配して下さい。部品代は約1700円です)
※ 追記
このブログをUP後、この治具に驚くほどの反響があり、以下のブログにその後をUPしてます。(^_^;)
「アルミパーキングペダル治具」の反響
※追記 (2012.12.09)
このブログアップ後、多数の方からアルミペダル治具の問い合わせを頂いておりますが、SUS板の未加工材料は一部残りが有るものの、部品などは在庫が無い状態です。
ただ、部品を新たに購入すれば作ることは出来ますので、部品代をご負担して頂けるのであれば、可能な範囲でご協力させて頂くことは可能です。(ちなみに¥500程度です)
※追記 (2013.06.02)
他の車種でも希望される場合は、下記の寸法を誤差0.5mm以内での採寸をお願いします。
この寸法が正確に判らないと、鉄板のどこにどの大きさの穴を開けたら良いかが判らないので・・・。穴径も正確に採寸願います。
※追記 (2013.06.25)
みん友のアオレンジャーさんに、New ISのペダルの測定をして頂いたところ、CTとは若干寸法が違うものの、CTと同じ治具で装着が可能であると判明しました!(^^)!
※追記 (2013.9.20)
CTとは若干寸法の違いはあるものの、30プリウスとRXも同じ治具で装着が可能であることが判りました(^o^)。
※追記 (2013.10.28)
CTとは若干寸法の違いはあるものの、IS-Fも同じ治具で装着が可能であることが判りました(^o^)。
※追記 (2011.11.03)
穴位置を若干ズラせば、TOYOTA SAI にも装着が可能であることが判明しました。
ということは、HS でも装着できると思います。
※追記 (2014.01.28)
治具が欲しいけど、突然依頼するはちょっと・・・と躊躇されている方もみえるかもしれませんが、私はご依頼が有れば可能な範囲で協力させて頂きますので、希望される方は遠慮なくメッセージにてご連絡下さいね(^^)。
※ 追記 (2014.06.07)
CT用の治具を追加工する必要があるものの、現行210クラウンアスリートウスも同じ治具で装着が可能であることが判りました(^o^)。
※ 追記 (2014.07.20
新型の60ハリアーにもCTと同じ治具で装着が可能であることが判明しました。(^^)
※ 追記 (2016.10.03)
Pペダルを装着する治具ですが、可能な範囲で継続して提供して参りましたが、最近は不誠実な方が多いので、
受付を終了させて頂きます。