http://www.msn.com/ja-jp/news/
より抜粋
毎日パンに塗っているマーガリンなどの植物性の油。植物性だから動物性のバターよりも体によい? そう思ってあえて使用している方もいらっしゃるかもしれませんが。。
加工品の場合は裏の原材料表記には、「マーガリン」「ショートニング」または「植物油脂」という言葉が見つかることと思います。
レストランなどで食事をした場合は、材料を知ることはなく、知らずにかなりの量を口にしてしまっている人も多いはず。
外食をすると家では再現できないほどのサクッとした食感の天ぷらや串カツ、お菓子ではクッキーなどがたくさんありますよね。ああいったサクサクした食感を作り出す材料がショートニングなのです。
それらは、本来は液体である植物油(コーン油や大豆油など)に、水素添加という処理を施すことによって、固体化させた油のこと。その処理によって、分子構造が自然界には稀にしか存在しない「トランス型」に変化します。
トランス脂肪酸が心臓病の原因になるなどのリスクから
「マーガリン」「ショートニング」は、今やほとんどの先進国では完全に姿を消すか、または厳しい規制のもと、危険性を大きく謳っています。
例えば、ドイツやデンマークなどでは、日本製のマーガリンはトランス脂肪酸のかたまりだとして、10年以上も前から発売が禁止になっていますし、
アメリカでは2013年の終わりに、食品医薬品局(FDA)がアメリカ全土で、トランス脂肪酸の食品使用を全面的に禁止する方針を発表しています。
トランス脂肪酸が含まれている食材は、まずは、マーガリンやファットスプレッド、ショートニングなど、パンに塗ったり、お菓子の材料として使う植物性の固形(または半固形)の油です。
バターさえ使っていれば安全だと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実はほとんどのお菓子などの加工食品の原材料にはこういった人工油が使われているのです。
例えば、コンビニやスーパーで買う食パンや菓子パン、コロッケや唐揚げなどの揚げ物、そして気軽に買える、ポテトチップスやクッキーなどのスナック菓子、ファーストフードのフライドポテト、ハンバーガー、ドーナツ、デパ地下のケーキなどにも。
原材料の表示を見れば明らかです。
■私たちの美と健康と、子供たちの未来
前述したように、油は細胞をつくり、脳を作ります。美しい肌、正しい神経伝達、そして、当たり前のように機能する健康な体そのものを作る重要な構成材料です。また、女性は自分の体だけではなく、未来の子供たちのことも考える必要があります。
母親の摂ったトランス脂肪酸は母乳中に分泌されます。急速に発育している乳児が摂り続けることで、外部からの刺激に弱くなり、アレルギー体質になりやすいとも言われています。ましてや妊娠中の女性が摂ることでの胎児への影響は言うまでもありません。
今や摂取をゼロにできないくらいに、様々な食材に使用され続けているトランス脂肪酸。
日本の対応の立ち遅れから、この事実を知らない人の方が多いことでしょう。
自分を構成するための材料となる、毎日口にする食品について、もっと関心をもつことが大事。
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米FDA、トランス脂肪酸を禁止する方針を示す
2013.11.10
米食品医薬局(FDA)は7日、動脈硬化の原因となるトランス脂肪酸を事実上禁止する計画を明らかにした。
トランス脂肪酸は米国で心臓疾患の主要な原因とされており、食品への使用は減少傾向にあるが、現在も菓子やインスタント食品、マーガリン、ショートニング、コーヒークリームなどに使われている。
トランス脂肪酸が悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすことが明らかとなり、2003年にはFDAが食品の原材料として明記することを義務付けた。
その後、ニューヨーク市がレストランでのトランス脂肪酸の使用を禁じたのをはじめとして、各地でも排除が進む。
FDAによれば、人工のトランス脂肪酸を全面的に禁止することで、年間2万件の心臓発作と7千件の心臓疾患による死亡を防ぐことができるとのことだ。
ニューヨークタイムズ
http://www.nytimes.com/2013/11/08/health/fda-trans-fats.html?_r=5&&
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いやあ、一年も前に、こんな重大なニュースがあったんですね。
日本では知られてないけど。。
米国はちゃんと国民の健康を考えるようだ。
日本の役人は国民の健康を考えて仕事してるのかなあ。。
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トランス脂肪酸の危険性】