定義って言葉を良く耳にします。
言い訳的に都合よく使われる事が多い気がするけど、定義があるが故にグレーゾーンが曖昧になる事もある。
最近、それを思ったのがスタバの店内利用と持ち帰りのボーダーラインです。
(画像はイメージですがドピオを片手に路面店のスタバの店外に出る瞬間)
定額減税制度が数年前に施行され、食品の一部は持ち帰り(テイクアウト)は8%で店内で飲食(イートイン)すると10%の消費税になるという制度があります。
私はエスプレッソが大好きなのでタリーズやスタバで良く注文するのですが、アクアラインの海ほたるにあるスタバ、知っている方もいるかと思いますが、あのスタバって”海ほたる”という施設の中に店舗がありますよね。
以前、ドピオをテイクアウトで注文し、会計後ドピオを「時間が経つ前にお召し上がりください」ときっとエスプレッソを注文した人にはマニュアル的に伝えている言葉も添えられて受け取ったのですが、感覚的にいつも心がけているのは”店内利用ではないから少なくとも駐車場へと向かう階段とエスカレーターがあるスペースに入る自動ドアの外側(外気になるエリア)を出てから飲み始めよう”と、、、
しかし運悪く、LINEや電話で仕事関係の直ぐに返事しないといけない事項が発生したので、受け取ったドピオを片手にスタバの周りにある海ほたるのお土産屋さんなどスタバ利用客以外も使える共用スペースにあるベンチに座り、車での移動を再開する前に済ませないといけない事項をiPhoneでガチャガチャとやっていたんですね。
当然、時間が経つと美味しくなくなってしまうドピオを合間合間に飲みながら、、、になってしまったのですが、とある老夫婦が会計時に後ろに並んでいて「この辺のベンチ(私が座っていた辺りのベンチだと思われる)に座っての利用であれば店内利用となります」みたいな説明を老夫婦側の質面に対して受けていたので、結果として8%消費税で購入したドピオを飲む私と10%消費税で購入した老夫婦が同じエリアのベンチでスタバを片手に、、、というシーンになり得る状況だったのでした。
ここで問題になるのが「店内利用」の定義です。
こういったスタバがショッピングモールや海ほたるのような他の店を利用する人も混在する共用スペースの中に店がある場合、どこまでが店内なのか?という線引きが難しいと思うのです。
ショッピングモールに入っているスタバなら店の中(店内)である事の境界線はスタバが出店料(テナント料)を支払う事で確保したスペースにスタバが定める意匠でスタバが用意したテーブルやイスの並ぶスペースだからある程度明確ですよね、だからそこから出て色々なテナントが並ぶ通路スペース、エスカレータやベンチなどが並ぶスペースに出た時点で既に”店外”だという認識で良いような気がするのです。
ショッピングモール自体の建物から出て外気にあたる部分まで8%しか消費税払ってないんだから持っているものを一口も飲むな、、、なんて思う人も注意するも居ないハズ。
しかし、海ほたるの場合はこの共用スペースにスタバが出店していて、ショッピングモールのように自分たちが出店料を払って明確に「ここはスタバのスペース」と思えるスペースが無くて、店員の目が届く範囲だけに留まらず、そこは管理下におけないだろうよ!という所までスタバ利用の人以外も海ほたる内の出店店舗で買ったものを食べれるスペースや休憩できるスペースとしてベンチやテーブルが広く確保されています。
この場合、そもそも店内利用(10%消費税)という概念を通すのが非常に難しいと感じます、そこをもし店内利用と見なす範囲と定義されている(スタバがテナント料を海ほたる側に支払う契約の際に契約事項として定義されている)としたら、非常にグレーだと言わざるを得ません。
もしこのケースで店内利用とされるのであれば、、、路面店のスタバでは結構な脱税行為が横行してしまう定義の線引きでのあると言えます。
例えば、路面店でテイクアウトしたら店内利用と店外利用の境界線は店の出入り口のドアだとすると、テイクアウトと言いながら店外だけどまだスタバの敷地内である外にあるスタバの用意しているテーブルやベンチに座って8%消費税で購入したドピオを私は飲める、、、という事になります。
感覚的な話ではありますが、私は出入口を出てからテイクアウトのものは飲うようにしてますが(ドピオが先に来てしまって、他に頼んだものを待っている間に店内で一口目を行ってしまう事もしばしば、、、だってエスプレッソって淹れたてじゃないと美味しくないでしょ?、でもそれを”テイクアウトだから”って咎める店員も今までは居ないです、だって”お早めにお召し上がり下さい!”ってマニュアルに沿って言ってしまっている自責もあるだろうし(笑)、私も少量のドピオとは言え、飲み切る勢いでは飲まず形式的でも紙コップを店外に持ち出し、絶対にテイクアウトだったのに飲み切って店の外に出る前に店内のゴミ箱に紙コップを捨てるような事はしないから、、、(苦笑)、だから逆に自分も意識として店外にはあるけど店の備品でもあってそもそもまだ店の敷地内にあるモノに座って飲んでも「店外利用」って主張するのは抵抗ありますよね!
だからと言って「店外」=「敷地外」とされてしまうと今度は、、、テイクアウトで買ったドピオを店の外に出て駐車場(駐車場だって敷地内)に停めた自分の車の中に入ったとしても、まだ飲んだら脱税行為で、車で駐車場の外、路面店に接続している一般道に出ないと飲んじゃダメって事になると、元の話の海ほたるの場合は、店外の定義が自動扉の内側と外側ではなく、駐車場を出て、木更津方面か川崎方面の高速道路の部分に入るまでは脱税行為とされてしまう、、、
税制のルールを一般人が利用する場面に置き換えるとスタバに限らずこういった線引きや定義って非常に難しい事があるので、仮にもし私がクレーマーと言われる面倒な人だったとして先の老夫婦の立場に立たされたとしたら、、、「じゃあさ、ここで買った珈琲をあなたが勤務中には見えないお土産屋の裏側のベンチに座って飲んでいても平等に注意できるの?」、「あそこで買ったメロンパンはテイクアウト(8%)でもこの共用スペースで食べて問題ないって言われたのに、スタバは同じ共用スペースで店内利用(10%)で購入しないと、このベンチではメロンパンとコーヒ―を一緒に食べてはいけないの?」「自動扉の外側や駐車場に停めている車両の中で買った珈琲を飲んでいるかチェックするの?」、「そのイートインとテイクアウトの境界線て明確なの?だとしたら路面店での境界線はどこなの?」、車に乗ったらOKだとしたら体全体がクルマに入ったらなの?エンジンを始動したらなの?タイヤが転がり出した(動き出した)からなの?クルマが敷地外に出たらって合流線なの?本線なの?クルマの前輪なの?車内の自分の体が本線に入った瞬間なの?駆動輪なの?(だとしたら四駆の場合は?)エンジン搭載位置なの?」って話をさせていただくことになってしまうと思われます(笑)
定義やルールって定める必要があるのは仕方ないけど、実勢に伴ってない事が多いですよね、話は外れますがSGTのSUGO戦でのクラッシュについてSGTからの見解が先週のオートポリス戦を前に公表されていました。
参考資料 >>>
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私の事故の後の見解は >>>
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主催者の見解は一旦尊重すべき、、、という前提はありますが、個人的にはちょっとザラっとする部分があります。
過失割合で10:0は走っている車両同士は無いと言っている以上、9:1は走っている車両同士の接触の解釈として”実質10:0”であるとも取れる訳で、それだけ56号車の動きが今回のアクシデントを引き起こした原因のほぼ100%と断定するのであれば、、、
ピットインの際にウィンカーを出すことをルール化する(いままではルールではなくマナーであったり自分の身を守る手段の1つとして強く推奨されていたレベルと思います、ルールとするなら最終コーナーのどこの部分からその部分までで後方に車両が居る時に必ず出すとするのか?後方に車両が居る場合のみとするのか?もし後者であるなら”後方に車両が居る”の定義はその車がどの位置に来た時にどの範囲にいる車両を後方の車両と定義するのか?)、最終コーナーの出口をインベタで走るという際のインベタの定義も設定する必要があるし、サーキット走行の大前提でもある後方の車両が前方の車両を追い越す際は追い越す側が追い越される側の動きを良く見て相手にとって不利な結果を招く動きをしてはならない、、、という部分をS-GTに関してはGT500のほうがGT300よりも優先権があるから後方からきたGT500が追越そうとしている時は例え自車がその時点で前を走っていても相手に不利益になる動きをしてはならない、、、という定義が無いと「なるほどね、そうだよね」って見解とは言えない気がします。
もしあの接触の結果、100号車がピットロードの中にスピンをしながら入ってしまっていたら人的にも相当な被害が出ていて、S-GTの存続をゆるがずだけに留まらない歴史的な大事故になっていただろうし、逆に100号車がスピンや軽微な損傷やドライバーのダメージで済んでいても、今回と同じペナルティや事後見解がされているのか?と思うとクエスチョンマークだと言えます。
スタバの定義は人の命には関わらないからどうでもいい話っちゃ話ですが、S-GTの件は人の人生に関わる事だからとても思慮深く対応するべき案件だと思います。
さて、シリアスな話がしたい訳ではなく、皆さんにお知らせがしたいだけの話だったので最後にPRを、、、
ワンスマが運営するDriving Academy TVは新映像が公開中です。
▼AMG GT4@FSW車載映像 >>>
こちら
今回は、ワンスマのレンタル車両としてデビューしたAMG GT4が登場。
まずはロードカーとの大きな違いである、スリックタイヤの特徴やダウンフォース量を意識してご覧になってみてください。
井上選手が初めて乗る車両で、アウトラップからインラップまでの実質3周を使って約3秒のタイムアップ。
今回の一連の比較で登場するマクラーレン600LTや981ボクスターSと比べると、GT4は限界の高さから限界領域のコントロールは難しいものの、少し余裕を持ったときの安心感があるのも事実で、これが「レーシングカーは簡単」などと言われる所以です(とはいえ、簡単は言い過ぎ)。
秋になってサーキット走行を再開した方も多いハズです、ちょっと間が空くと自分の感覚がズレている事も良くあります、最近の車両は高性能だから気づき辛いけど、高性能 = 高速なので何か不運が重なった時に後で振り返れば避けられたアクシデントに遭遇してしまう事も多いです。
いい練習、いい準備、いい状況判断を心がけて楽しいサーキットライフをお送りください。
この部分に関しては私は立場的にS-GTの一件を主催者が見解を発表するが如く非常にシビアに物事を見ています、です。
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2023/10/17 18:30:45