リアルか?フィクションか?分からないけど昨日のバーレーンで観た夢の話。
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1組の夫婦が居た。
結婚して2人の子供が居て順風満帆に一見見える。
大器晩成型と言われた夫の仕事は教育関係で順調に加速度つけて・・・でも家を最近は空け勝ちに。
奥様は周りからも言われる位の綺麗な女性で夫との仲も信頼関係を築いて友好。
本人も社交的で近所付き合いも子供の小学校の母親付き合いも順調。
でも、子供の成長につれて将来の事は不安、夫は最近家に居ない事が多いし・・・
そんな時に子供が学校でちょっとした事件を起こし担任の若い男性教諭と連絡をするようになる。
別に隠している訳ではないけど、たまたま近所のお店でばったり出くわし一緒にお茶をする事があった。若い男性教諭Aの若さ溢れる教育理論に共感を持つ嫁。
そして実は夫が自分で事業を立ち上げる前の若い時にやっていた塾の講師のバイトでこの教諭Aは夫の教え子だった事を知る。
そして夫の会社の同僚とも共通の知人が居る事を知った嫁はひょんな事から教師Aも含めて食事会をする事に・・・夫は出張中で知らず。
夫の会社の同僚は酔った勢いで嫁の知らない夫(社長)の話をするし、教師Aも夫の会社の同僚とは旧知なので話が弾む。
意外な事ではない、その場に居ない人の共通の知人(自分の上司だったり旧友だったり)の噂話やちょっとした悪口は意外と楽しい物。
そんな一面が夫にあったのか・・・、そう言われてみればこんな事あったわ・・・、10年一緒に居ても結局は他人、知らない事って意外と多い。
教師Aはいけない事とは認識してながら楽しい時間に身を任せていた。
嫁もこれを夫に知られたら・・・と不安になるもそのドキドキが更に楽しさのスパイスとなっていた。
会社の同僚たちは上司には言えない、家に帰って家族にも話せない話題で盛り上がれるこの時間が実はガス抜きでもあった。
楽しい時間はまた人を引き寄せる。
しかし女(嫁)は男の女の影が何となく分かるし、男(夫)は一緒に仕事をする同僚の僅かな雰囲気の違いを感じるもの。
夫は嫁に男の影がある事を感じていた、所詮他人と言えど夫婦、10年も居れば何かを感じる。
家を空けがちだから余計に知らない事も増え、夫が少し敏感になっていたのも手伝った。
嫁から教師Aとの学校での経緯を聞く日々が始まる。
教師Aも街で夫に会うと嫁とお子さんの事で相談していると当初は報告があったりもした。
しかし時間が経つとそれはなくなり、いつしか教師Aは自宅に訪れて嫁と話をする時間を持つように。
(当然、子供の事情で個別家庭訪問と題して)
夫はちょっと抵抗があった、いくら教え子がたまたま息子たちの担任になったからと言っても、いくら息子たちのちょっとした事件が原因だと言っても自分が居ない時に自宅に教師Aが来ている事に。
自分の事業が落ち着いたらこの教師Aと一緒に新たな事業を立ち上げるって事も実は両者で話していたが嫁が軸となってしまった今となってはやりたかった事業も事実上とん挫だ。
最初は報告や相談があったがいつしか”なあなあ””になり、同時に会社の同僚たちも交えた会合も加速度を付けて夫の不安を焦がしていた。
まさか、そんな事はうちの嫁に限ってないだろうけど・・・と。
しかし夫は同僚から「実は嫁と教諭Aと頻繁に会ってる」と明かされる。
最初はちょっと知らなかったことにショックを受けたが誰だってプライベートはあるし、ストレスがたまってガス抜きだって必要だとあまり気にしてなかった。
しかしそれがだんだんエスカレートしていくのは世の常。
勢い余ってか?会社の同僚、教師A、そして嫁は夫が家に居る時に教師Aのバースデーパーティーを自宅でする事にした。
(もう知られている事実だし、逆に夫がいる時に敢えて開催するシーンを設ける事で夫のいらぬ不安を取り除き、この楽しい時間が少しでも長く続くように・・・と)
ここで夫は彼らの友好関係を確信する事になる。
そしていつしか嫁は教師Aと急接近、個人的な感情が湧き出す。
それを問い詰める夫、「お前教師Aと何があったんだ」
なぜTwitterやFacebook、Lineをブロックしたりパスワード掛けたりするんだ。
やましいことが無ければそんな事をする必要はないハズだ!とまくし立てる。
アナタが詮索するから何もやましいことはないけどブロックするのよ。
お前がブロックするから別に知る必要もない事が気になって詮索したくなるんだよ。
そんな古代マヤ文明の時代からきっとあったであろう不毛な男女の争いがここに始まる。
俺には細かいプライベートの事を知られたくないと思っているのに
会社の部下(同僚)だってこの事は聞いてもあまり答えないし
都合が悪い事は蓋をして、でも俺が居る時に教師Aの誕生会を俺らの自宅でやるなんてどういう事だ。
そんな俺をブロックしてくる奴らが〇〇したいって言ってきて気持ちよく受け入れられる訳はないだろう?
(ブロックした事実はもう消せない、その時そういう気持ちだったというのは疑いのない事実であり、一番簡単で何の解決にもならない方法を取ったから)
俺が楽しくその場に居れるとでも思うのか?お前たちが俺の家を使って好き勝手に自分たちが楽しいと思える事だけしているだけだろう?俺が困った顔をしてるのをどうせお前たち裏で繋がって楽しんでいるんだろう?と。
こんな事して俺になんのメリットになるんだ?嫁は夫に対してそれを理解させる手法と手段があってしかるべきだ。と反論したかった。
この時点ではコイツらが楽しいかどうか?は夫はもう関係なかった。
自分の家をけがされる、子供たちが困惑するという状況をとにかく避けたかった。
嫁の言い分は「私は日々子供の世話をして学校行事にもちゃんと出て、近所付き合いもしてるし、夫が帰ってくる時はちゃんと出迎える状態を保持している、人と人なんだから誰と付き合おうが勝手でしょ?」と。
夫の言い分は「誰と仲良くなってもプライベートだし友達なのは良いこと、多少は共通項だから俺の悪口を肴に盛り上がろうが気にしない、でも教師Aは俺が可愛がっていた教え子だし今後一緒に何かしたいとも思っていた子だ、会社の同僚はうちの会社の財産だからあまりかき乱してほしくはない、業務に影響が出る前にこれを防ぐのが俺の役目、お前(嫁)が軸なのではない、全部俺が居なかったら始まってない状況で何で俺がこんな思いをしなくてはいけないんだ。不満や心配事があるなら家を空けがちで申し訳なかったが聞くよ」と。
そんな事が積もり積もったこの夫婦でも離婚となるとお互いデメリットが大きすぎるし息子たちの手前やはり思い切っての事は年を重ねると出来なくなるもの。
(嫁は経済面で苦しくなるし、夫は社会的な事、自分の会社内でも同僚も巻き込んでいるので気まずくなるのは必至)
相変わらず夫のいない”楽しい会”では容赦ない。
「そんなの別れてしまえよ、何とかなるさ!」
「あなたが独身になったら私たち皆一緒に住んでもいいよ!」と本気かノリで言っているのか分からないが教師Aも何か吹っ切れてしまったようだ。
こういう時に悪乗りしたり火に油を注ぐのは所詮どうでも良いと思われているか?
その方が自分たちにとって都合が良いから、そのほうがその場は楽しいから・・・である。
こういう時に「お前は一過性の事に引っ張られてしまって本質を見逃している馬鹿か?」とたしなめてくれる人が本当に近しい人、心配してくれる人、信頼できる人なのは分かっている、それが正解なのも分かっている、しかしこういう流れではそういう事を言ってくれる人すら疎ましく感じるもの。
嫁は離婚はしたくはないし現実的ではないと内心では分かっていた。
でも一過性でもいいから心の隙間やストレスを解消してくれる場所が欲しかったのは事実。
別に教師Aと恋に落ちるつもりだって実はない。
(夫の人間としての魅力を認識しているから、でも今はちょっと距離を置きたい)
夫も疎ましい、分かり切った事を嫁に言っていた。
「お前はこの10年の積み重ね、2人の間に出来た子供たちの将来、何よりも我々の老後、どう考えているんだ?養育費もなく自分で子供たちを養って行けるのか?教師Aと一緒になるつもりなのか?」
嫁は「離婚はしたくない、経済的な支えも失いたくない、今の生活レベルを落としたくもない、でもこの場所は愛おしい、どうか認めてくれ、何もやましいことはないことは約束するから、でも教師Aは凄く魅力的、別居してくれるなら子供たちの事とか考えると無理なのは分かっているけど一緒に住んでみたいと正直思う時があるし、実際その方向で話は既に進んでいる、例え私たちが離婚したとしても同僚たちとの関係も含めてなくしたくない」と。
もう嘘でしょ?の連続である。
人生そんな奇想天外な事が一人の男を苦しめる事だって本当にあるのかもしれない。
しかし既に教師Aと夫の関係は”うわべ”だけのものと化しているし、会社の部下達の業務に対する姿勢や業績は一連の動きだけが原因とは言い切れないが落ち始めている、別居や離婚となったらこの人たちとの関係が今まで通りの正常な状況が進むとは到底思えない。
これだけ既に影響が出ているのに今と同じで自分が好きな場所は別途取っておきたいから認めてくれというのは虫が良すぎないか?
夫が迷っている間にどんどん話を進めるなんて俺の事はどうでもいいのか?そう言いたい気持ちだった。
間を取って”延命処置的”な別居を選択して様子を見るという選択肢だってある。
でも別居すると、きっと嫁はもっと好きな事を好きなようにするであろうし家族に対してのプライオリティは下がるのは必至。
夫だって男だ、何があるか分からない、やはり同じ屋根の下で暮らすというのは大きな枠である。
それが例え夫婦という括りが無くなった中でも・・・だ。
最初からもっと厳しく言っておけば良かった、予兆を感じた時にちゃんと自分たちの人生や家族の為にも摘んでおくべきだった、そんなの分かっているから敢えて言わなかっただけなのに・・・そんな後悔も空しいが、今となってはこの加速度を付けた状況変化は簡単に止める事も元に戻すことも出来そうもない。
しかし別居というのはその先の離婚を前提にする事、どうせ離婚の一途をたどるなら早いか遅いかだけの問題で思い切って嫁の心配はせずに、いくら嫁が今後困ろうとも嫁に対して「親心」とはおかしな表現だが、放出して本来自分がやるべき仕事の推進、立て直しに集中するほうが賢明か?
夫は嫁の嫁としての素晴らしさや魅力を知っていて出来たら長く一緒に居たいと思っている。
嫁はいまはどうだろうか?「解放されたい、自由になりたい、自分に共感し、自分を認めてくれる人だけが仲間だ、この気持ちを縛る人は例え自分を支えてくれた夫だろうが、自分が今楽しさを与えてくれている人たちも実は全て夫を通じての人であったとしても今の私は何かからリリースされたい」病に掛かっていて、なかなかいい薬が見当たらない。
さあこの夫婦はどんな選択を迫るのか?
家族、夫婦、仕事関係、風通し良く、何でも相談できるって実は難しい。
それが思惑やお金、損得が絡むと更にややこしい。
相談できるのは実は部外者だからって事もあるから参考になるけど責任が無いから言える。
人は一生の中でどれだけくっついたり離れたりを繰り返すのだろうか?
人付き合いはどんどん変わっていくもの、人を制限したりなんて出来ないし可能性を狭める事だって本当はしたくない。
しかしこの夫婦の明日に何が起きるのか?目が離せない・・・。
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そんな小説を読んでいる夢を見たのでした。
(所詮夢だから設定に少し無理があるのは起きた直後は覚えているんだけど)
何か俺、心が疲れているんだろうな、別に私の家族の事ではないんだけど凄くリアル感があって凄い寝汗かいてました(苦笑)
バーレーンでのWEC戦頑張ります。。。。