アイコム IC-790D 内蔵用電源(IC-PS35)の修理を始めました。
電源をONすると、もたつき乍ら起動はしていました。
動作を始めてしまえば、普通に動作はしますので、多分電解コンデンサーが容量が抜け始めているのだろうと、想像して見立てをしてましたが、ふたを開けた途端に目に飛び込んで来た内部の様子は、見事に大当たりだと思います。
そう!、頭がもっこり膨らんでいる電解コンデンサーが、2つ!
こうも解かり易いと、拍子抜けしてしまいます。
左上、黄緑色で、頭が黒い電解コンの頭が丸く膨らんで、爆発しそうな状態に成ってました。(33µF 250V 105℃)×2
メンテナンスとして、他の電解コンデンサー(ケミコン)を、出来る限り(入手できる物を)交換して、延命処置を施して置きます。
ケースから、基盤を分離します。
高速スイッチング用のトランジスター等は、基盤から外さずに付いたままにして置きます。
訳は、取り外すと戻す時の位置合わせが複雑困難に成りますので、外しません。
基盤裏面の、プリントパターンから交換する事に決めた電界コンを外すのですが、IC周りを除き、幅広なパターン面にパーツを取り付け、電流に対応する為に鈴鍍金銅線を添わせて半田盛してありますので、取り外すパーツリード付近のたっぷり盛られた半田を、除去する事から始めました。
上記の半田除去作業をして置いて、スルーホールからパーツのリードを抜き取ります。
今回は、ソルダーウィックと言う、半田吸い取り網線を使い、敦盛の半田やパーツのリード抜き取りも、ソルダーウィックのみで行いました。
半田吸い取り網線は、⒉種類を使い分け、多くの半田を吸い取る時には、6mm幅の網線を、細かい所は3mm幅の物を使います。
下の写真は、本日はここまでやりました。
右側に有るプラケースにある物は、交換して取外した電解コンデンサー(ケミコン)の廃棄物不用品です。
肝心の、頭が膨らんだ電解コンは手持ちが無く、明日パーツ屋へ買い出しに行って来てから、交換です。
合計9個を交換するのですが、中央付近の大きな黒い電解コンは、物の入手が出来るか如何かが解かりませんので、一応メーカーに部品の在庫を問い合わせて見ます。
その結果で、交換するかもです?
(無線機メーカーの、Icomロゴ入り純正カスタム電解コンデンサー)
本日これまで!
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Posted at
2019/09/10 00:59:32