前回のHITACHI電子式パッケージベビコンは、制御装置の動作とインバーター駆動の動作問題が生じまして、インバーター駆動が出来ないと判りました。
と言う訳で、インバーター2.2KWは、不要の長物と相成り候!
ヤフオクで、売り払う予定です。
さて今回は、無線機の修理です。
以前、PA基盤を焼損して修復修理を行い使用していましたが、またまた不調と成りましたので再び修理を試見たところ、何とか元に戻った様で快調に動作しています。
不調ヶ所は、電源スイッチを入れても電源が立ち上がらないと言うトラブルです。
以前からその傾向が有りましたが、数日間検査検査入院して戻った処、無線機の電源が入りませんでした。
何度かスイッチを連続してオンオフすると、たまには電源がオンに出来ます。
その様な訳で、本日修理をすべく回路図を探しましたが、電源部分の回路図が見付かりませんでした。
(元々回路図は、付いて来ない様です。その訳は、電源基盤がOEM製品で、社内製品でない事が理由の様です(ルビコン製電源基盤ユニット))
回路図が無くても、大よその目星を付けていましたので、基盤を点検して見る事にしてケースカバーとシールド板を外して、虫メガネとLEDランプで異変個所を探して見ました。
先ずは、何とか電源は入るし、電源が動けば無線機自体は快調その物である事から、電源を起動する回路のチャタリング防止用コンデンサーが容量抜けしたのではと疑いまして、その回路の付近に使用してある電解コンデンサーを見て行くと、液漏れらしき光沢が僅かに見えていました。(丸枠内が電解液の漏れ)
C-10 50V47µ から液漏れが有りました。
C-10のケミコン+側のリードから漏れた後が、顕著に分ります。
フレームから電源基盤を取り外して、C-10の47µコンデンサーを取り外して基盤を清掃したのち、手持ちの100V-47µに交換しました。
部品交換が完了した基盤をフレームに戻し、配線や部品を元通りに戻したら、ケースカバーを外したまま、テスト動作をして見ます。
何度か電源を入り切りしたのち、一時間程オフにして放置してから再度電源を入れていましたが、正常に動作しました。
シールド板と、ケースカバーを元に戻して、更に電源オンオフを繰り返しテストして見ましたが、問題無く動作しました。
修理成功です!
もう一昔前のHF機ですが、もう暫く活躍させたいと思います。
ブログ一覧 |
アマチュア無線関連 | 趣味
Posted at
2020/06/13 23:45:48