少し前のブログに、熱対策を考えていた無線機の話ですが、未だ寸法の合うシロッコFANが見付かりません。
↓
分解したまま放置民してましたが、邪魔で仕方ないので組み立てようと思ったのですが、せっかくばらした序なので、ちょっと修正改造を施しました。
その過程を紹介します。
私自信が体の老化に因り、視力・体力・集中力が落ちて来ていて、段々やる気が失せて来ました。
それに対応した手順を踏まないと、昔みたいに勢いと集中力を発揮できません。
特に視力の衰えは、如何ともしがたい事です。
↑の画像で左下に、内蔵する電源用に無線機に供給するケーブルを出す切り欠きが有ります。
元は、電源を内蔵していた無線機ですが、別の無線機へ移設して有りまして、組み立てると切り欠きの穴が空いていて、虫が入り込み巣を作られても嫌なので、この切り欠きを塞ぐ事にしました。
パーツを作り、取り付けて、切り欠き穴を塞ぐ作業です。
マルで囲った部分が、切り欠き部分です。
反対側は、PA(パワーアンプ)出力増幅部分のシールドケースに成っていて、電源部分を含んだ熱を、ダイレクトに放熱させるためのダイキャストで出来たヒートシンク構造に成っています。
↑の切り欠き穴を、アルミ材を切り出して、電源部のシールドカバーのアルミ板にビス止めします。
加工偏
アルミの押し出し成型品20×40の角パイプ端切れを、切り出します。
一応寸法を決めて、けがき線を入れて、けがきをはっきり見極める事が出来る様に、養生テープでガイド線を入れて、0.3mm程余裕を持ってハンドソーで切ます。
切り出しに使用しているハンドソーは、田宮模型のプラ用です。
切り出している様子
切り出したアルミ材
けがき線までヤスリで整形して、面取りをしてバリを取り、角は丸く仕上げます。
この辺の作業が、センスと経験がものを言うわけで、仕上がりに違いが出る工程!
此れから3mm雌ネジの下穴を2.4mmで開けます。
タップ立て作業(ちゃんとタップが立っていますね)(笑)
パーツを取り付けるシールド板に、けがき線を入れて、位置出ししてからポンチング
けがき線傷は、穴開け完了時にヘヤーライン加工をすると、殆ど消えてしまうので気に成りません。
組み込み調整して、完了です。
たった此れだけの作業ですが、穴開けの失敗や、位置修正等をすると見っとも無い仕上がりと成りますので、気を使います.。
組み立て編
コネクターの接続
ローカル基盤へのRF同軸も接続
パワーアンプユニットを、ビス4本で固定して、外ケース以外は完了です。
ここで、動作テストをしてからカバーケースを組み付け、キャリングハンドルも付けて完成。
この無線機は、高安定度水晶発振器を部品取りする目的で、ヤフオクで買った物です。
程度が悪く、何処かの粗大ごみ置き場から持って来た様な感じでした。
一応動くので、予備機として使っています。
多少の調正も必要ですので、外注に出す事にしています。
(精密な調整用の測定器が有りませんので)
歳を取って、作業の速度は落ちて来ましたが、穴開け位置を出す等の作業精度は格段に上がった様に思います。
失敗すると、修正ややり直しに時間を取られる事が嫌で、その分確実に進める知恵が働く様に成ったと、思います。
簡単な加工と組み付けですが、ドンピシャでピッタリ合った仕上がりは、気持ちの良いものです。
FIN
Posted at 2018/08/31 11:01:35 | |
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