O/Hを手掛けたこのアンテナは、私が必要としているアンテナに付属して来たと言うか?欲しいアンテナのオマケと言うか?要らないので持って行ってくれたら助かる?的な意味合いで持ち帰って来た物でした。
エレメントを保持させるスチール部品は、ネジ部を含めて錆が進んでいて、廃棄する心算で居たのですが、何故か8本も揃って来たのでチョット助平根性に火が付いてしまい、何とか再生して見ようと言う心境に成りまして、ぼちぼちやっていましたら3年かけてやっと最後の8本目のオーバーホールに成りました。
中古の八木アンテナを整備して、新品同様の見た目と性能を回復させる為に、分解して錆を取りしたり、エレメントの曲がりを直したり交換したりで現在は、6本同型の物がアルミ保護塗装済みで完成しています。
O/ Hが完了してアルミ保護塗装済みのアンテナです。
(一番上側の一本は、塗装前のO/H完了品)
冬季は寒い信州では野外作業は出来ませんし、持病の循環器系の疾患を持つ身としては、作業環境から準備をしてアンテナのO/Hしています。
暮らしている住まいの階下に有る作業場は、間仕切りのシャッターを閉めると7m×7mの広さに縮小出来るため、ブルーヒーターでの暖房で十分快適な作業環境が作れています。
此のストーブ一台で、快適な作業環境が・・・・(灯油の大食いですが!)
室温は、20℃以上を確保出来ます。
昨日から増えた設備?・・・作業場の隅で埃だらけだった蛍光灯スタンドを掃除して、視力が落ちた私に加勢してもらう為に復活させました。
錆取りしたり、エレメントのアルミパイプの曲がり修正している作業台
錆取りが終てメントクリップと、錆取り前の4mm蝶ナット
(錆取りが主な作業です)
左手のエレメントクリップや蝶ナットは、清掃前なので錆が少し残っていますが、作業に慣れてきているので可也錆を落とせています。
下の写真ですが、手前のエレメントクリップ5本は、錆が発生していませんのでネジ部分だけ軽く錆取りをしています。
その他9本は、錆びを削り落とした物です。
此れからプロクソンの電動ルーターにダイヤモンドビットを装備して、蝶ナットの錆を削り取るところ
錆びを半分削り取った様子 (4mmビスは、保持用治具として付けています)
錆落としが完了したスチール部品
エレメントパーツのアルミパイプやブームパイプは、スチール部品の錆止め処理を先にやってから、その乾燥時間を利用して磨きます。
エレメントパイプの磨きは割と簡単で、電動ハンドドリルで回しながら研磨マットで3段階に磨けますが、曲がりを直すのが大変で、ドリルチャックで掴み回すと顕著に振れが出ますから、骨の折れる持久戦を何度も繰り返しながら修正します。
更にしんどい作業はブームパイプの磨きで、錆がこびり付いた部分をカッターやヤスリを使い大まかに錆を落として置き、ひたすら手作業で研磨マットで磨くのですが、腕がだるく成るのに耐えながら、ひたすら磨き上げるのです。
現在、蝶ナットの錆取りや仕上げのヤスリ掛けをする残りは、5個までに成りました。
残りの作業時間は約1時間半位でしょうか?
はじめの予定では、4本分だけO/Hの予定でしたが、保管して置く場所も無いので、4パラ2段で使用して見ようかと思いまして、作業が長引いてしまいました。(15エレ×8=合計120エレメント)
暇で気が向いた時だけに作業をしたり、全く手を付けない期間も有りましたので、足掛け3年位掛けてやっと終わりました。
長かった!
Posted at 2021/01/23 13:14:26 | |
トラックバック(0) |
アマチュア無線関連 | 趣味