先週の3日の事ですが、家庭菜園の拡張をするべく自家用重機のエンジンを始動しました。
この時点では、2年位前に載せ替えたバッテリー(125D/31R)は、普通にスターターモーターを回し、普通に始動出来ましたので問題が有るとは思いませんでした。
処が、手作業の時にエンジンをストップさせて、ご近所への騒音を止めていたのですが、再度作業の為にエンジンを始動しようとしましたら、一瞬スターターモーターの回り始めがぐずる様な感じでしたが、何とかエンジンの始動は出来たのです。
一瞬、前にも似た感じの症状が有ったのを思い出して、バッテリーか?
バッテリーと言っても色々有りますが、此れから述べるのは自動車用鉛蓄電池の事です。
自動車用に使われているバッテリーは、化学反応を利用して電子イオンを電極間んで移動する事で機能しています。
満充電の時には、マイナス側鉛電極に電子イオンが吸収されていて、何らかの回路を経てプラスの鉛電極へと電子イオンが移動します。
(ここで間違えてはいけないのは、電子はマイナスからプラス側に流れるのが決まりで、電流(電気)は、プラスからマイナスへ流れる事に成っています)
充電とは、印加する電圧でプラス側の電極へ移動した電子イオンを、マイナス側の鉛電極へ戻す作業です。
化学反応で動作するバッテリーは、むろん温度が下がると反応が低下しますので、冬には条件が悪く成る訳ですね。
バッテリーの使用条件で、最も良く無い事が有りまして、それは長期間充放電をしなかった為に劣化すると言う事です。
相反する事ですが、現在存在する鉛蓄電池を含むすべての二次電池は、充電をする毎に劣化するのですが、充放電をしなくても鉛蓄電池の場合は、劣化してしまいます。(放電では無い)
何を言いたいかと言うと、長期間充放電の化学反応を起こさせず、自然の放電をさせたバッテリーは、充放電の反応が出来なく成るのです。
従って、劣化したと言う事に成る訳で、バッテリーの放電能力としては、まだ残っているままで、使用不能に成ってしまっている訳です。
その事を、サルフェーション化に因って、不良バッテリーと言う訳です。
サルフェーションは、硫酸と鉛の合成物硫酸鉛の結晶が、鉛電極の表面を覆ってしまい、電子イオンが移動できなくなった状態です。
バッテリーを、ある程度長持ちさせて寿命を全うさせるまで使用するには、適度な充放電を繰り返すのが良い訳で、男性の機能維持と同じ事ですね!
(使わないと機能が落ちて、いざと言う時には、据え膳状態の時に役にたちません)
で!、其の状態に追い込んだのが、自家用重機のバッテリーでした!
今年の春から、一回もエンジンを始動しておらずにいたのです。
いざと言う時の今回は、一回目は始動できますが、その後充電出来ないので次の始動が出来ません。
暗く成り、ライトを点灯させると判るのですが、車両側の発電機は機能している為に、増設しているハロゲンライトは明るく点灯しています。
処が、エンジン始動出来る程バッテリーの蓄電量が無くなっていました。
恐らく、12時間位放って置くと、又始動できるはずです。
自然に、一度始動出来る位は回復していると言う状態に戻ると思います。
使用しながら徐々に劣化が進んだバッテリーは、どんどん起電圧と電流を流せなく成りますから、回復する様な事が無く寿命と成る訳です。
それは、電極の劣化や電解液に不純物が混じったりで、内部抵抗が大きく成り電流を流せなく成って寿命が尽きます。
その様な訳でサルフェーションを起こしかけたバッテリーですが、早速駄目に成りつつあるバッテリーを回復させるべく、自作のデ、サルフェサーを使用して、125D31Rバッテリーを再生を試みています。
とうとう始動不能に陥った125D31Rバッテリー
そこでストックしていた交換用のバッテリーを用意(元はフォレスターに付いていた)
交換して見ましたが、此方も駄目
もう手持ちがないので、レオ―ネから降ろしたバッテリーで、お助け用に繋ぎました。
デサルフェーサーを使い、125D31Rバッテリーを再生中
(パルス電圧を掛け乍ら、硫酸鉛の結晶を弾き飛ばす作業中)
序に、保管しているストックバッテリーすべてを点検と補充電をしながら、同時に回復再生やりました。
Posted at 2021/12/08 14:00:39 | |
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