皆さま、明けましておめでとう御座います。
本年も、歳寄りの悪戯を投稿致しますので、宜しくお願い致します。
さて!新年2日と成りまして、何かやらねばと思い立ち!中華人民共和国の製品を、新品にも関わらず修理しています。
安い!性能悪い!すぐ壊れる!の三拍子定番製品ですが、どうしても最初の安いに負けて購入してしまうのは、貧乏根性丸出しの習性なので仕方が有りません。
で!、何を修理しているのかと言うと、前のブログで紹介したDC12ボルト仕様の温風ヒーター内部の配線(スィッチ部分)半田が酷いのです。
半田が流れていない!、ガサガサのイモ半田!、全く半田が付いていない!、と言う状況で、何かの弾みで電気的に奇跡的な導通に因る動作だと思わざるを得ない程、酷い有様です!
内部を開けて見て良かった!と思える製品品質なのでした。
年末から分解した状態で電子工作デスクに放置していましたが、他の作業の邪魔だし、部品を無くすると面倒な事に成りますので、何とかするべく、半田付けをやり直す心算で鏝を温めて半田付け直しを始めましたが、トラの尻尾を踏んでしまいました。
と言うのは、そもそも半田鏝の熱に耐えられないスイッチだったのです。
国産のスイッチなら、半田付けされる端子部分には、ベークライト等の半田付けの熱に耐えられるパーツを使いスイッチケースに組み込んでありますから、多少の過熱には十分対応できているのが当たり前です。
処が、今回の製品に組み込んで有るスィッチは、半田鏝で半田付けする為に熱を加えると、端子ベース一体のスイッチケースが、熱で変形して半田付け端子周りが熔けて変形してしまいました。
そもそも、半田付け用の端子には、真面な半田が出来ないスイッチだったのです。
逆接保護のシリコンダイオードのリードを、半田付けせずに巻き付けて有った事の真意は、真面に半田付けすると、スイッチが熔けてしまうと言う現実に、対応せざるを得ないと言う作業者の、苦肉の策であったと思います。
逆に考えると、半田付けすると融けるスイッチに、何とか半田をした技術を褒めてあげたいほどの、心境に成りまして、同情します。(笑)
笑っちゃいけないか?
と言う訳で、中華クォリティのパチモン温風ヒーターを、スイッチだけでも国産のHiクォリティパーツに交換して、使用に耐える様に改修しました。
スイッチを国産品に交換して、配線の半田付けをやり直した写真です。
諸悪の原因である、配線半田が出来ないスイッチ
製品が届いてテスト運転した時の電流値は、12A程でしたが、しっかりした国産スイッチに交換して、半田付けも確実にやり直すと、18アンペア位に消費電流がUPして、温風温度も十分出る様に成りました。
現在、1時間位試験運転をやっています。
ヒーター動作無しの冷風も出る切り替え仕様でしたが、温風だけが出れば良いので、温風ヒーターのみの単独動作仕様にしています。
(配線が面倒なのと、切り替えが出来る同形状のスイッチが、手持に無かった)
最初にテスト運転した時は、温風の吹き出し温度も低い感じで、此れでは使い物に成らないなあと、思ってましたが、改修した後では使い物に成りそうな感じがします。
サンバ―デアスワゴンの極寒時にエンジンを始動して、車の暖機が進んでヒーターが効き始めるまでの、お助け補助ヒーターとしてしようしますので、10~15分間の使用です。
役に立ってくれると、嬉しいなあ・・・・
ただ、送風用のシロッコ内蔵ファンの振動も気に成るところでは有りますが、ファンリングのバランス取までは、やりませんでした。
まあ!女性が喜ぶほどの振動では無いので、ま!良いか???
Posted at 2023/01/02 15:03:48 | |
トラックバック(0) | クルマ