2016年03月11日
【 お詫び 】 横Gでエンストすることに関して
先日のブログは一部間違えておりました。
実際は横Gだけではなく、
強いブレーキングをしながらヒールアンドトーでアクセルを踏んだ時に
アクセルと強いブレーキの 「 同時踏み 」 を検知し、
ブレーキオーバーライドシステム(※1)が作動し、スロットルが閉じ、
と同時に何らかの他の要因も働いてエンジンが止まったようです。
サーキット走行中(ハイグリップタイヤ)、一瞬グリップを失った直後にグリップが回復し
いわゆる「おつりをもらった」ような動きがあったときにエンジンがストップし
後続車に追突されそうになったNDロードスターオーナー本人から話を聞き、
エンストする瞬間を見ていたサーキット関係者が
「 NDロードスターがコーナリング中にエンストするシーンを何度か見たことがある 」
と言っていたという話もあり、
相談したディーラーのメカニックさんに、
「 NDはそういうことがありえる 」ということで対処方法を教わり、
その後コーナリング中にエンストすることがなくなったと聞いたので、
全国のNDロードスターオーナーがサーキットを走行する前に、
安全のためにも早く伝えなければという思いで
裏付けを取る前にブログにて紹介してしまいました。
「 横Gでエンスト 」
と短絡的な考えで誤解を招いてしまいましたことをお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
先日紹介した「 IGオンでブレーキを10秒踏んで… 」というのは、
エマージェンシーシグナルシステム(※2)をキャンセルするための動作ですが、
ブレーキオーバーライドシステムと連動しているようですので、
この方法でヒールアンドトーを 「 アクセルと強いブレーキの同時踏み 」
と検知してスロットルを閉じることは無くなるようです。
上級者のような 「 強いブレーキ 」(クルマにとってはパニックブレーキと同じ)の時に
反応する機能なので、ブレーキペダルをあまり強く踏まない人には作動しないかもしれません。
が、サーキット走行前には、この機能をキャンセルしておいたほうが
より安全に楽しめることは間違いなさそうです。
この機能が働いている最中のコーナリング中に、
何が原因かはいまだに判明していませんが、エンストした人がいるということ、
そしてこの機能を解除したことでその事象が出なくなったというのも事実ですので。
また、ジムカーナ等の競技中にハザードを出すと失格になるので
事前にこの機能をキャンセルしておく必要がありますね。
※1 ブレーキオーバーライドシステム
カーペットなどにアクセルペダル引っかかるなど運転手の意思に反して加速した際、
運転手がブレーキを強く踏みますね。
このようなアクセルと同時に強くブレーキを踏んだときに、ブレーキを優先し
電子スロットルを閉じて危険を回避するシステム。
※2 エマージェンシーシグナルシステム
走行中に急ブレーキをかけた際に、自動的にハザードランプを高速で点滅させ、
後続車に緊急制動中であることを伝え、追突事故防止をサポートするシステム。
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Posted at
2016/03/11 02:21:45
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