FC3Sクラッチトラブルとその周辺トラブルのお話

FC3Sが停車中に1速やバックに入れようとしても入りが悪いとのことで点検したところ、

レリーズシリンダーが劣化しているせいでクラッチの切れが悪いことが判りAssy交換。

が、まだクラッチの切れが悪いので、ミッションのサービスホールを開けて点検したところ

クラッチペダルを踏んでいるにも関わらずディスクが回りにくい症状があったので

ミッションのメーンドライブシャフトとエンジンのエキセントリックシャフト内の

ニードルベアリングが固着しかかっている可能性があると診断し、ミッションを下ろしました。


案の定、ニードルベアリングが壊れてばらばらになってました。



メーンドライブシャフトにはキズがついていたけれど、磨けば大丈夫なレベルだったので

よかったよかった。



もっと酷くなってからだとミッションオーバーホールになってたから

このタイミングで見つかってよかったよかったです。


ついでにクラッチを点検すると、ちょうどディスクが終わりかけてました。



フライホイールの損傷・摩耗はさほどではなかったけれど、

いっそののことフライホイール付きの社外クラッチセットに交換することになりました。



ついでに点検したステーショナリーギヤは、メタルのメッキが剥がれてました。



放っておくとエキセントリックシャフトが傷ついてしまうから

これまたこの段階で気付いてよかったねって感じです。

メタル打ち換えで大丈夫です。


ミッション下ろすときに外した触媒は、中身が完全崩壊状態。



このままほったらかしでブーストかけていたらエンジンやタービンに

致命的なダメージを与えかねないから、これまたこのタイミングで見つかってよかったね。


てことで、ギヤが入りにくいってだけで、ここまでトラブルが発見されましたよっていう

なんだか残念なお話ですが、もっと大きな出費になる前に発見できてよかったね。


みなさんも定期的にいろいろ点検したほうがいいよ？