
「粗探しをするよりも改善策を考えなさい」
「自分で薪を割れば二重に温まれる」
自動車王と呼ばれたヘンリーフォードは、数々の名言を残しています。
「オヤジ」と慕われた生粋の技術者 本田宗一郎は
「新しい事をやれば必ずしくじる。腹が立つ。だから寝る時間、食う時間を削って何度も何度もやる。来年も最高のエンジンを作ってやる」
「社葬はするな。車やオートバイのおかげで生きてこれたのに自分の葬式で渋滞を起すような迷惑はかけれない」
と心を打つ言葉を残しました。
自動車の業界は、ここ100年で発展してきたので資料が残っており数々の名言も正確に記録されています。
みなさんの記憶の中にある多くの偉人達の名言
実は、あとから創作された物や翻訳ミスによる物も多々ありますのでランキング形式で紹介します。
第10位 マリー・アントワネット
「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」
民衆が貧困に苦しんでいる間、フランス王妃がどれだけ贅沢だったかを表現するときによく使われる言葉ですが原文は、仏: "Qu'ils mangent de la brioche"、直訳すると「彼はブリオッシュを食べるように」となります。
ブリオッシュは現代ではパンの一種の扱いですが、かつては原料は小麦粉・塩・水・イーストだけのパン(フランスパン)でなく、バターと卵を使うことからお菓子の一種の扱いをされていました。
ルソーがワインを飲もうとフランスパンを探したが見つからなかったときに「それならブリオッシュを食べればよい」とオーストリア生まれのマリーがオーストリアでポピュラーだったクロワッサンをすすめただけなのです。
第9位 ユーリイ・アレクセーエヴィチ・ガガーリン
「地球は青かった」
「空は非常に暗い。一方、地球は青みがかっている」が正しい翻訳になります。
また飛行中に言ったとされる「ここに神は見当たらない」は完全な捏造です。
どうも「地球は青かった ここに神はいない」なんて言葉は、日本でだけ普及している言葉のようでして詩人な翻訳家さんが翻訳したのですかね
第8位 明智光秀
「敵は本能寺にあり」
戦国時代を舞台にしたドラマや漫画では、このセリフが出たら一つのクライマックスになります。
江戸時代中期の軍記小説『明智軍記』が初出であり、作者の創作のようです。
本城惚右衛門覚書によると実際、光秀の配下は、戦闘中も襲撃相手が信長だとは認識しない状態で戦っていました。
第7位 ガリレオ・ガリレイ
「それでも地球は回っている」
実際には弟子の創作ではないかと考察されています。
ガリレオは「それでも地球は回っている」と叫びながら処刑されたと言われていますが実際は死刑ではなく終身刑に減刑されています。
ガリレオは地動説を放棄することで極刑を免れたのですから実際にこんな発言をして、しかも記録されていれば無事では済まなかったでしょう。
周囲にわからないようにイタリア語ではなくギリシア語でつぶやいたという説もありますが当時、頭脳派揃いの裁判所でそんなことを叫ぶなんてチャレンジャーすぎて不自然ですよね。
第6位 ユリウス・カエサル
「ブルータス、お前もか」
暗殺間際に言ったと伝わるセリフですが近い時代の資料では、ほぼ即死に近い状況で言葉を発することなく亡くなったとされています(諸説あり)。
ちなみに最も古い伝承では「お前もか、我が子よ」というセリフであり、上記のブルータスバージョンを定着させたのはウィリアム・シェイクスピアです。
シェイクスピアが捏造犯だったのですかね
第5位 福沢諭吉
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」
『学問のすゝめ』の序文ですが、実はこの後「~と言えり」と続いているので、ただの引用文でしかありません。
アメリカ独立宣言の一節の翻訳という説が有力です。
第4位 エイブラハム・リンカーン
「人民の人民による人民のための政治」
奴隷解放を成し遂げたアメリカ大統領の言葉。南北戦争の最終局面、ゲティスバーグにおける演説の一節。
民主主義の精神を謳ったものとして有名ですがリンカーンのオリジナルではなくセオドア・パーカーという牧師の言葉を引用したものです。
また、この演説は非常に小さな声で祈るように行われたものであり観衆はほとんど聞き取れず新聞記者が記事に起こしたことで有名になったといわれています。
第3位 ナポレオン・ボナパルト
「余の辞書に不可能の文字は無い」
原文は "Impossible n'est pas francais" であり直訳すると「不可能という言葉はフランス的ではない」または「不可能という言葉はフランス語にはない」という発言なので「余の辞書に~」という部分は後付です。
また、実際には言っておらず後世の創作という説もあります。
第2位 板垣退助
「板垣死すとも自由は死せず」
暗殺未遂事件を報じた新聞社の創作という説が有力です。
一説には秘書の内藤魯一の発言だとも言われています。
何しろ襲撃当時は 「痛いがーやきぃ、早よう医者を!」と叫んだと言われてたり、本人が自伝で「一言も出なかった」と回想しているくらいです。
また病院で見舞客に笑いながら言っていたという説もあります。
たしか小学校の教科書にも載ってたような気がしたのですが言ってなかったのかぁ…
第1位 アルバート・アインシュタイン
「人間は脳を10%しか使っていない」
アインシュタインが言ったとされている言葉ですが、実際にはアインシュタイン関係の書物で引用されていたというだけで元々はまったくの別人の言葉です。
更にその元の発言で10%しか使っていないと言われたのは「脳」ではなく「潜在能力」であり「人間はまだまだ大きな可能性を秘めている。だから頑張ろう」程度の意味だったと考察できます。
ちなみに脳に使われていない部分があるというのは現代では科学的に否定されています。
普段、使っていない脳の領域を使うことで、ものすごい力が出せたらいいなぁと子供の頃から考えていたのですが、そもそもアインシュタインは、言ってないうえに、そんな脳の領域もないそうです。
真実を知ってしまうとちょっと悲しいですよね…
実は言ってなかった名言をランキング紹介してみましたが、まぁ昔のことはいろいろと諸説ありますので話半分で覚えてくださいね
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Posted at
2017/08/21 17:06:45