車に乗ろうとドアノブを触った瞬間
バチっ! ときて
うほぃ! となる
この時期、静電気にバチっとやられることが多くなって困りますよね
静電気は、3000ボルト以上も電圧を発生させることがあるのでスマホを故障させるには十分なレベルのパワーがあります。
※空気中で1mmの距離で1000ボルト以上で火花放電します。
5mmくらいの火花が日中でも目視できるほどの静電気もありますので相当量の電圧なのです。
電子部品(IC)は、かなり微量な電気での運用を想定して作られているので100ボルト程度の電圧でも壊れてしまいます。
ICの「静電破壊」と言う現象なのですが、見た目で故障がわからないので原因解明にも時間がかかり修理にも時間がかかるうえ結構、修理料金が高かったりします。
水没とかならあきらめもつくのですが、バチっとやられただけなのに不条理すぎます。
この時期は、静電気対策も必要不可欠なのです。
静電気が発生する原因は「摩擦による帯電」と「乾燥」です。
地球上にある物質は、すべてプラスとマイナスの電子を持っていますが、摩擦によってどちらかに偏った状態で他の物に触ったときに一気に放電することでバチっとくるのです。
静電気攻撃は、特に衣服を着替えるときと車に乗り込むときにくらうことが多く感じます。
きっと摩擦と乾燥が発生しやすい状況なのでしょう。
衣服に関しては、材質や使ってる柔軟剤や、重ね着の種類等によってもいろいろあるのですが
左のほうの素材は、プラスに帯電しやすく右のほうの素材は、マイナス帯電しやすいのでこのギャップが大きければ大きいほど静電気は、発生しやすくなります。
ウールのコートにPVCの作業服なんてコーディネートは、静電気が発生しやすい組み合わせになりサンダラくらいのダメージをくらうときもありますので注意しましょう。
表がポリで裏地がウールの冬によく着そうなフカフカ系の服も静電気を発生しやすいですし、マフラーなんかの小物の材質も着ている物と電位差が合ってないことが多いので危険です。
摩擦を起こさないようにソーっと着るなんてのは無理ですので、この帯電ギャップ差を少なくするように、アクリルとポリの服でコーディネートしたりすると静電気は発生しにくくなります。
また革製品は、放電してくれますので革ジャンや革手袋、革ベルトなんかをちょい足ししても静電気は、発生しにくくなりますよ
陽イオン界面活性剤を繊維に残すことで柔らかくするタイプの柔軟剤を使用することで静電気を防止することもできます。
柔軟剤を使用すると摩擦も減らし乾燥度も減らすことができますので静電気対策には、もってこいです。
基本的に室内では加湿することで静電気は、かなり抑えられます。
乾燥状態のほうが電気が通電しやすくなりますので冬は静電気が多いのです。
加湿して常に放電している状態にすることで電気を体内に残りにくくし静電気を防げます。
衣類を脱ぐ前に壁を触ったり木材の柱を触ったりして放電しておくのも良いでしょう。
ちょっと寒いのですが室内でスリッパを履かずに素足で生活することで床にアース放電することもできますので元気な方は、お試しあれ(私はコレです)
静電気絶対発生させないコーデを極めた貴方にも弱点はあります。
静電気発生させないコーデは、基本的にプラス方向に帯電します。
そこで車に乗り込もうとドアノブに触った瞬間にバチっときます。
自動車はマイナス帯電していることがあり地面に接触しているタイヤは、ゴム製で電気を通さないので相当量の電気を溜め込んでいます。
これがプラス帯電した貴方に全部流れ込んでくるのです。
せっかく着替えのときにバチっとこなくなったのに車乗るときにバチっとくるなら一緒じゃん!
とならないように車に乗るときの静電気防止方法も覚えておきましょう。
一番確実な静電気除去方法は
「
地面を2~3秒触って放電してからドアに触る」です。
これはさすがにビスマルクみたいでカッコ悪いよ… って方には
※ビスマルクはカッコ悪くないですよ
「
手を洗って水分を含み放電してからドアに触る」です。
いや毎回トイレ行くわけじゃないし… って方には最後の手段
「
手のひらで一気にドアに触る」です。
これは理論上、バチっとくるにはきてるはずなのですが、指先の少ない面積で接触するよりも放電面積が広くなるのでダメージが少なくてすみます。
一気に広い面積で接触すればイオナズンからイオくらいのダメージで済むはずです。
静電気の厳しい時期ですが今回の対策を思い出しつつ一緒に乗り切っていきましょう!
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Posted at
2018/02/20 16:02:31