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2012年09月22日

マツダ CX-5(ディーゼルエンジン 2WD 17インチタイヤ仕様) でロングドライブ

マツダ CX-5(ディーゼルエンジン 2WD 17インチタイヤ仕様) でロングドライブ  この日は、会社の人3人と連れだって、ドライブに行きました。車は色々議論を重ねた結果、前回の時に借りるはずだった マツダ CX5 のディーゼルエンジン搭載車にしました。私は続けて同じメーカーの車に乗るのは気が引けたのですが、複数名で行く以上、私だけの意見では進められません。

CX5は、ガソリン車ディーゼル車の試乗、そしてガソリン車はロングドライブを実施しています。

エンジン
 言わずと知れ、メディアなどでも大絶賛されているスカイアクティブディーゼルエンジンSH-VPTSエンジンです。燃料噴射方式はコモンレールで、1行程あたり最大9回の噴射を行うそうです。ターボチャージャーは、小型と大型とを備えた、シーケンシャルツインターボです。

このスカイアクティブディーゼルエンジンの技術上の特徴は、尿素水を噴射することなく、DPFと酸化触媒装置のみで長期ディーゼル規制をクリアしていること、圧縮比14:1でディーゼル機関を実現していることです。

 発車をする時には、後述するトランスミッションの都合もあり、意外に鈍い「転がり出し」になります。ターボチャージャーエンジンゆえ、ターボチャージャーが十分に回り始めない期間ではないかと思われます。1500回転を超えると過吸が始まり、パワーが急上昇します。そして4000回転程度まで十分以上のパワーが発揮されます。4000回転以上の領域ではやや回転の上がりが鈍り、5000回転まで回転数を上げることが可能です。

この辺りのことは、試乗の際の印象のままです。

しかし、実際に何度も加速を繰り返すと、1500回転までの鈍さが痛痒に感じられます。絶対的なパワーは出ているのかもしれませんが、その後の1500回転以上でのパワーとの違いが大きいため、取り扱いを難しくしています。早く1500回転以上の領域に到達したいと思ってアクセルペダルを大きく踏めば踏むほど、1500回転での出力増大の「加速度変化」が大きすぎ、乗員の首がのけぞります。

1500回転以上での加速は力強く、ガソリン自然吸気の3000-3500ccエンジン程度の印象です。42.8kg・mの最大トルクは、おそらく出ているとは思うのですがピークのトルク値であるため、均すと額面ほどではないような印象です。もっとも、エンジンのトルクがそのまま車輪に伝わるだけではなく、最終減速比が影響することもその一因でしょう。

 不思議なことに、加速をしていく際の1500回転未満領域と、一定速度で走っている時や負荷がかかってエンジンが踏ん張る時の印象は異なります。加速は上記の通りに鈍いと書きましたが、不可には強いようです。いわゆる「粘り」がある印象で、高いギヤのままゆるゆると回り続けます。スカイアクティブといえどディーゼルエンジンは回転部分の重量が大きいため、加速が遅くなるものと考えられます。一方で、スロットルバルブがないことからエンジンのポンピングロスが小さいこと、燃料を多く噴射すればエンジンは力を増すことから、粘りがあるのでしょう。

これは昔の噴射ポンプも同じで、「オールスピードガバナー」装置の効果でこの動作を自動的に実行していました。すなわち、同じアクセルペダル開度のまま負荷が増してエンジンの回転数が下がろうとすると、自動的に燃料噴射量が多くなり、エンジンが力を増します。「低速トルクが大きい」という状態が、実は自動的に燃料噴射量が増大し、ガソリンエンジンで言うところのスロットルバルブを大きく開いた状態になるわけです。当然、自動で燃料が増やされているため、運転士がアクセルペダルをより大きく踏んだとしても燃料の増量幅がもうないため、エンジンの力は思ったより増しません。

まとめると、アクセルペダル操作量とは無関係に、「神の見えざる手(=自動的な燃料増量)」が作用してエンジンが回っている様子が、特にこのエンジンでは強く感じられます。CX5のガソリンエンジンでは、当然ながらそのような印象はなく、エクストレイルのディーゼルエンジンATでもありませんでした。それに、ダイレクトにエンジンと車輪が連結される、MTですらそんな印象はありませんでした。

すなわち、アクセルペダル操作量に応じてエンジンの出力が増す印象に乏しく、リニアなドライブフィールが得られません。運転しづらい印象ばかりが目立ち、力があることはあるのですが、制御しづらい印象でした。

 騒音と振動は、ガソリンエンジンと比較してかなり大きめです。音はガラスを透過してくるのではなく、床下から聞こえてくる印象です。振動もフロアパネルから伝わってきます。ディーゼルエンジン車にしては静かですが、ガソリンエンジンと比較するとかなり大きいです。運転期間中、この騒音と振動はかなり気になってしまいました。最近のガソリンエンジンはかなり静かになっておりますので、差が激しいです。私のコロナは昔の車ですので今の車よりも騒音、振動は大きめですが、それ以上のものです。

振動は、内臓や脳、眼球を震わせる印象で、気になって気になって仕方がありませんでした。

アイドルストップは、アイドルストップ車がいろいろ発売される中では、むしろあまり積極的に止めない方になってしまいました。停車時になめらかに減速し、そのままのブレーキペダル踏み加減ではエンジンは止まらず、意識してペダルを深く踏まないとエンジンは止まりません。

再始動は0.4秒で行われます。ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルに踏み変える間に行われます。ガソリンエンジンは0.35秒で始動されますが、この0.05秒の差はかなり大きいです。0.05秒といえば、宇宙刑事ギャバンが蒸着するのに要する時間です。実車では、ガソリンエンジンのものでは「余裕を持って間に合う」、ディーゼルエンジンでは、「なんとか間に合う」印象です。

意地悪試験で急いで踏み変えを実施すると、エンジン始動前にアクセルペダルが踏み込まれ、加速が遅れて急発進することになります。実使用では、エンジンの始動とクリープ開始はさほど遅れず、何ら不都合はありません。

トランスミッション
 こちらもガソリンエンジンと同様の、スカイアクティブATが採用されています。トルクコンバーターをほぼ流体クラッチとして使うのみに留め、発車後すぐにロックアップをして直結状態にしています。一般のATでは、発車時にトルクコンバーターが滑った上で内部で変速をする「トルク増大作用」が働きます。この作用は、言わば自動の無段階変速機として機能するため、「滑り」と感じさせるのです。これが「ダイレクトなドライブフィーリング」を削いでいます。ただし、ターボチャージャー付きエンジンでは、負荷の大小とは無関係にエンジンの回転数を上げることが可能であるため、素早く過給領域に到達させることができます。エクストレイルは普通のATを採用しているため、この作用が働いて低回転域での鈍さがなくなっています。もっとも、MTでも鈍さはあまり感じられませんでした。
 変速は、ガソリンエンジン以上に高いギヤを保とうとしていて、アクセルペダルを踏み増したり、上り坂に差し掛かってエンジンの負荷が増大しても、なるべくシフトダウンをさせないようにしています。せっかくダイレクトドライブフィーリングが可能なATでありながら、エンジンの反応が鈍い領域を使わせてダイレクトなドライブフィーリングが感じられない、という自己矛盾を抱えてしまっています。

排気系にDPFを装着しているため、これは最近のディーゼルエンジン車に共通する特徴として、エンジンの回転数が1500回転以下に下がることを禁止しています。排気温度を下げないようにすることが目的ですが、空いた道を走っていると、もう一段シフトアップしたい気分になります。まあ、仕方がありませんね。

サスペンション
 ガソリンエンジンと仕様が共通かどうかは不明ですが、こちらも印象が異なります。ガソリンエンジンではコーナーリング時にフロントが踏ん張る(突っ張る)印象と書きました。こちらはロールスピードは遅いままのであるもの、ロールはコーナーの頂点を超えてステアリング操作角度がその時の最大量に達してもまだ深まり、だらだらと続く印象になっています。

コーナーでのロール角も大きいようで、前席での印象は「柔らかいかな?」程度ですが、後席では乗員が左右に移動してしまうほどです。特にコーナーの内側にいる人は、外側の人にもたれかかってしまうほどです。ターンイン時は前輪のコーナー内側が押し縮められて後輪内側が持ち上げられ、脱出時は前輪外側と後輪内側とを結ぶ軸を中心に、ゼンリン内側が持ち上がり、後輪外側が押し下げられる印象です。

 直線を走っている時も、ピッチングのような、また、バネ下でホイールがドタバタと振動するような揺れが続きます。気になってトンネル内でヘッドライトの光軸と車両の揺れの位相差を見てみたのですが、全くバラバラに振動しています。

なんとこの振動のために、乗員4人中、3人が乗り物酔いを起こしてしまいました。しかも、私ともう一人は運転中に酔ってしまうという非常事態が発生しました。前回は誰ひとり酔わなかったので、ディーゼルエンジン車の問題であると思います。

この振動の原因はサスペンションにもあるとは思いますが、どうも別の原因もありそうです。サスペンション自体は決して柔らかいものではなく、ふわふわしません。サスペンション系とは全く異なる振動があるようです。これは想像なのですが、車体の揺れに伴い、シャシーにゴムブッシュを介して連結されているサブフレーム、そしてサブフレームにやはりゴムブッシュを介して連結されているエンジン、トランスミッションがそれぞれの周期で振動することにより、車体が複雑な周期で上下揺れをしている印象でした。
そのため、運転をしていても路面の感覚がうまく使わってこず、空中浮揚をしている印象でした。運転を初めてすぐに感じられます。眼球が車体の揺れとは全く別に揺れるため、運転を始めてすぐにめまいから始まります。

酔った者は、生あくび、冷や汗、吐き気までの症状にとどまりましたが、乗り物酔いをしない物ばかりなので、乗り物酔いをする人は直ぐに参ってしまうことでしょう。

 今回借りた車は、2WDの17インチタイヤ仕様です。同じ仕様のガソリンエンジン車と比較し、約90kg程重くなっています。この重量が前輪だけに載っていることでしょうから、操縦性や乗り心地には大きく影響すると考えられます。

カタログを見ると、19インチタイヤ仕様はディーゼルエンジン車のみに設定されています。これまでは漠然と、「ディーゼルエンジンの方を高級仕様としたいんだろう」と思っていたのですが、もしかしたらこの振動を軽減したり、コーナーでのだらだらとしたロール(タイヤのよれ?)を防いだりするためのものではないかと考えられます。

ブレーキ
 基本的なブレーキはガソリンエンジンと同様のはずです。しかし、若干ペダルタッチがしっかり、ないしは重く感じられます。ディーゼルエンジンにはスロットルバルブがないため、ブレーキ用バキュームサーボの作動源を、専用バキュームポンプで作っています。従って、ガソリンエンジンとはバキュームの量が異なるかもしれませんから、この違いを感じたのでしょう。

ステアリング
 サスペンションのところで述べたように、コーナーの頂点を過ぎてからの鈍い流れ出しがあることから、タイヤのヨレは大きいと感じられます。コーナー進入時のステアリングレスポンスも若干鈍く、ガソリンエンジン車とはかなり印象が異なります。フロント荷重も大きいことから、アンダーステア傾向を強く感じるのでした。

 それ以外の、遊びなどの量は適当です。レスポンスは上記の通り元々鋭くありませんが、緊張感なく運転することが可能です。

ボデー
 ガソリンエンジン車と変わりません。前述の振動、コーナーでのロールは、軽量化した車体もその一因でしょう。ボデー骨格が軽いため、相対的にエンジンが重くなります。CR-Zは、エンジンの重量はやや増、ボデー後部にバッテリーを積んだことから前後バランスが良くなるという利点がありましたが、この車はその反対、重量配分が悪化している印象でした。

重量配分は車の操縦性に対してサスペンション並みに重要で、地上高や全高がそれほど低いわけでもない日産リーフは、路面に吸い付いたようなコーナーリングや乗り心地になっています。車重を軽減することは大切ですが、何もかも軽くしてしまうことは操縦性にも乗り心地にも悪影響を及ぼすのではないでしょうか?

それ以外の、内装などの印象はガソリンエンジンのままです。

まとめ
 スカイアクティブ技術シリーズは、エンジン、トランスミッション、シャシー、それぞれであると言われています。ところが、それぞれの連携が良くないと感じられました。エンジンとATの関係であったり、エンジントランスミッションと車体との関係がそれです。

ガソリンエンジン車では、私自身がSUV車体を好まない程度の問題で済み、それ以外はダイレクトな操縦感覚を楽しむことができました。しかし、ディーゼルエンジン車では一気に問題が出てしまった印象です。各個の技術は優れているのに、まとまりが悪い、そんなところです。

 アクセルペダル操作量と出力の増減は好みの問題かもしれません。私は出力自体は小さくとも、運転士の意志に忠実に車が反応すると「気持ち良い」と感じるため、絶対的な出力の大小を問いません。運転とは、そもそも馬術と同様、操縦感覚を味わう行為だと思います。

ディーゼルエンジンは、確かに独特な急加速を楽しめますが、おそらく飽きてしまうでしょう。仲間内で話題になるようなインパクトには欠けますが、リニアでダイレクトで操縦性も良くて乗り心地も良い、ガソリンエンジン仕様車をお勧めします。ディーゼルエンジン車は、まったく勧められません。

乗り物酔いを起こしてしまったため、かなり厳しい評価となりました。私は医学の専門家でもなく、車体設計の専門家でもありませんが、どうかこのブログを参考にして(?)、メーカーの方には改善をして欲しいものです。

私の感覚では、ブレーキング時のピッチングも大きくなっているため、フロントのサスペンションスプリングをより硬いものにすることで、この症状を和らげることができると思います。

今回の走行は、391kmを走行し、26.75リットルを消費しました。燃費は、14.62km/リットルとなります。
おまけ
ここのところ、勤務地が変わったために「既に試乗した車両についてもロングドライブを行う」ことが続いています。しかし、短時間ドライブと印象が違うことは全くありませんね。

追記
某所でリンクにして話題にしている人がいるようなので、少々追記をします。

私や同乗者が酔った時の運転士について

アクセルペダルの動きを見ることはできませんからねえ~。コーナーでのステアリング操作を見ると、割と「急」が付く運転に近いように感じました。しかし、ガソリンエンジン車の時には誰も酔わなかったので、これは車の違いではないか、と思います。

私やもう一人が運転中に酔ったことについて

もう一人の人の原因はわかりません。私が酔いを感じたとき、外の景色が車の揺れとは無関係に縦揺れを起こしてしまいましてね。目が回るかと思いました。ちょうど眼球だけ地震のP波が来ているような感じです。何かの揺れに共振しているのか、と思ってしまいました。

私のアクセルペダル操作について

いわゆる「ふわっとアクセル」は、充分身についています。しかも、所有している車はワイヤースロットルエンジン車ばかりですよ。

1500回転の境目について

定速走行中は1500回転以下にさせない、と書いていますよ。従って、発進時やゆるゆる運転時のことです。どうやったって、1500回転をまたぐでしょう。

もちろん、過給のかかりを予測してアクセルペダルを一時固定にしていれば、過給が始まってからの急加速は抑えられますよ。でも、それを発車の度にするのでは、疲れますよね。

あと、「この領域でも38kg・mのトルクが出ているはず」などと言っている方がいるようですが、あれはシャシーダイナモの車体を載せ、アクセルペダルを全開にしてダイナモ負荷とエンジントルクが釣り合った点を結んでいるものです。パーシャルスロットルで38kg・mも出ませんよ。

ついでに言うと、雑誌などの記事の「この車は○○回転から△△回転までフラットなトルクが」などとカタログのトルク値を出している人がいますが、これも全開の時のお話です。パーシャルスロットルでもアクセルペダル開度が同じならトルクはフラットである可能性は高いですが、最大トルクとパーシャルスロットルでのトルクを混同してはいけません。

トルクがフラットなので、アクセルペダルを踏みました時のトルクの出方が線形になり、運転しやすい、となるのです。すなわち急激にトルクが立ち上がる特性だと、アクセルペダルを固定していてもトルクが回転の上昇に従って勝手に増大するので、運転しづらくなるのです。

参照して欲しい記事
CX-5ガソリン車でロングドライブ
CX-5ディーゼルエンジン車短時間試乗
CX-5ガソリンエンジン車で短時間試乗
アクセラを大阪で試乗
アクセラを埼玉で試乗
アクセラ前期型第一回目の試乗
アクセラ前期型第二回目の試乗
プレマシーを試乗

ヴァンガード試乗
ランドクルーザープラド試乗
エクストレイル ディーゼルMT試乗
エクストレイル ディーゼルAT試乗
デュアリス試乗
リーフ試乗

フォレスター試乗

CR-Z短時間試乗
CR-Z MTでロングドライブ
CR-Z CVTとプリウスでロングドライブ
ブログ一覧 | 試乗 | クルマ
Posted at 2012/09/30 22:26:11

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この記事へのコメント

2012年10月1日 16:34
やっぱり…出足もっさりですよね。僕もそう思いました。
ガソリンの方がバランスは優れていて、誰が乗っても扱いやすいと思うんだけどなぁ…。
宣伝効果なんでしょうか、圧倒的にディーゼルですね。
こんだけ成功すると、次期アテンザディーゼルにここで書かれたようなウィークポイントがちゃんとフィードバックされたか心配になります。次期アテンザはコケられないでしょうから…。
コメントへの返答
2012年10月1日 23:19
 1500回転までは反応が薄く、1500回転以上では急激にパワーが出る、、、そんなフィーリングなのでアクセルペダルを大きく踏むわけにも行かないですし、すっかり疲れてしまいました。

ターボエンジンなので仕方がないとはいえ、扱いづらいです。このエンジン車を褒める人は、きっとスイッチのようにアクセルペダルを操作するのかなあ、と思ってしまいました。

変速比を見ると、ファイナルギヤ比はガソリンより高く、1速もガソリンより高くなっています。1速のギヤ比を低めるだけで、もう少しドライブフィーリングが向上するのではないか、と思うのですが、個人ブログに書いていてメーカーの人が見てくれているのか、、、。

ジャーナリストや雑誌の意見だけでなく、ブログ書きの意見も聞いて欲しいですよね。
2013年3月9日 15:49
今更ですが、コメントします。
CX-5 XD-Lのユーザーですが、乗りにくさは感じませんねぇ。
あなたのようなマニア様なら乗りにくいのかもしれませんが、私のような一般庶民には全く問題ありませんよ。
だから、書かれていることのほとんどは、私には理解不能です。
ただ、出足のモッサリは同意しますが、信号ダッシュするわけではないので、全く困りません。
これが、一般的な意見だから、SUVカテゴリの売り上げ1位なんだろうと思いますよ。
別にジャーナリストの意見や、雑誌の意見だけを参考にしているのではないと思います。
きっと、求めていらっしゃる車が私たちと違うのですね。
コメントへの返答
2013年3月10日 0:44
はじめまして。コメントありがとうございます。

私のブログにもCX-5オーナーの方が時折足跡を残されますが、コメントをいただくのは初めてです。

このブログは、当時某巨大掲示板にも転載され、いろいろと書かれたものです。しかし、真意を汲み取られておらず、残念な思いをしたものです。

このブログで最も書きたかったことは、アクセルペダル操作量に対する、出力の大小ではなく、立ち上がりの不自然さ」なのです。「急ぐ時に出力が不足して困る」ではありません。

こんな記事もございます。
価格.com「アテンザ開発責任者インタビュー」
http://magazine.kakaku.com/mag/hobby/id=1060/p=p3/
アテンザにはお乗りになったことはございますか?同じエンジンでも、随分と出力の出方が違っていますよ!


また、私のブログでは、その他の車についてもいろいろ書いております。パッソ+HANAでも停車しますし、ブレイドマスターでもハンドルを切れば曲がりますし、デリカD5でも車体が曲がることはありません。

私のブログや、ジャーナリストの意見、雑誌の意見、あるいは全く異なる分野の料理や服や家電製品などの記事に書いてあることも、まったく瑣末なことかもしれません。しかし、それを語り合ったりすることが自動車趣味の楽しみの一つではないでしょうか。私は感じたことをここに書き、とっぴんさんは、CX-5に満足されている、ということです。


以前より、親戚の車選びのアドバイザーとして、意見を押し付けずに試乗に同行していますが、特に車に興味がない普通の人でも、実はその違いなどに気づいていることがほとんどでした。その人が言葉として表現することができなくても、「なんとなく」という形で感じることがあります。そのモヤモヤから、その人の中で答えが出るよう導き出す助けをするのが、ジャーナリストの記事であり、雑誌の試乗記であり、そして素人ブログなのではないかな、と昨今は感じております。

靴は、実際に履いてみて、服や体との相性、そして気分を味わわないと買えないものですが、車も同じだと思います。靴なら履かずにタンスの肥やしにもできますが、車は高額ゆえ、そうもいきません。

私も、家の車を選ぶために試乗をするまでは、愛車はあばたもえくぼ、新車はどれも同じ、などと考えていました。しかし、このように、自分の中で感じたことを具体的な言葉にすることで、実は各車にあった「違い」を知ることができました。

とっぴんさんがどのような車歴を経験されているのかはわかりませんが、どうぞ、色々な車との「対話」を試みてくだい。

とっぴんさんのカーライフ、そしてみんカラライフが、幸せなものになるよう、お祈りをしております。
2013年8月14日 13:09
こんにちは。こんな詳細に試乗記をUPされているのを発見してびっくりしました。色々試乗記読みますが、すばらしいと思いました。
 アテンザで検索していてここにきました。Dにて、アテンザデーゼルATを試乗した第一印象が1000回転付近のレスポンス感が全くない事でして、ここで記事にされているようなもっさり感というベキものかと思います。試乗後に、Dの営業には「極低速でのレスポンスが全くダメ、、こんなんだったらV6 3.5Lか、直6 3000Lの車を買う!」といったら苦笑して、「cx-5の時より煮詰められてますし、みなさん試乗されてそんなことおっしゃいませんけど。。」と突っ込まれちゃいました。 
 発進時にかなり気をつかってアクセルを調整しないとならなくって、発進時に大変疲れる車ではないかと思いました。
 このような話をDの営業としていて、俺の感覚が変なのか?と思っていた所、貴殿のブログを読んでみて、同じように感じる方も居るんだとホッとした気持ちになれました。
 ただ、良い面も当然あって、試乗車ですが高速走ってみて140~160km/h程度で巡航すると素晴らしい感覚でした。
コメントへの返答
2013年8月14日 22:12
はじめまして。

ご覧いただき、ありがとうございます。
このブログは、某巨大掲示板にさらされておりますが、それらのコメントは「乗っていないか、スイッチのようにアクセルを操作しているんだなあ。」と思わせるコメントばかりでした。

ディーゼルエンジンを加速させることは大変難しいものです。ガソリンエンジンがスロットルバルブを開いて空気量を増やして加速させるのに対し、ディーゼルエンジンは燃料の量で加速させています。燃料だけを増やせば、昔のディーゼルエンジンのように黒煙を多量に排出しますし、といって燃料を増やさないと加速もしなければタービンも勢いよく回り始めませんし。

そんなことから、このエンジンはアクセルを操作量に関係なく、過給開始時期まで燃料を一定に増やしていると考えられます。そして過給域からは、アクセル操作量にある程度対応した増量をしているのでしょう。

アテンザは、ディーラーの方がおっしゃるように、ガソリンエンジンほどではないもののCX-5よりも自然な仕上がりになっています。

このブログや、おっしゃったことがメーカーに伝われば良いのですが、実際には買った人の意見や評論家さんの言うことしか聞かない、とも聞いたことがあります。

そういうところにも貴重な意見があると思うのですが、自動車に限らず、会社の残念なところです。
2016年1月5日 22:30
初めてコメントさせていただきます。ストットルがケーブル引きの時代からMT車ばかり乗り継ぎ、現在はBMW社の高過給ディーゼル車にMTで乗っています。洞察の深い試乗記の数々、たいへん興味深く読ませて頂いております。

マイカーはATではありませんが、最近仕事或いは他人の車を借りて運転していると、昔ながらの「じわっ」と踏んでいくアクセル操作を受け付けない(無視する)車が増えている事に違和感を感じていました。
↑↑のコメント返信で紹介されたアテンザ開発者のインタビューで、「アクセルペダルの速さによって、人は望む加速度を表しているんです」と明言されている事に驚きました。
 今までの常識ではギヤの段数でエンジン回転数を、アクセル開度(速さではなく)でエンジントルクをコントロールして、加速に必要な馬力(回転数×トルク)を制御していたと思います。アクセルを素早く踏む場面があったとしても、それは短時間で目標アクセル開度に到達させる為であって、そこにはアクセルを踏む速さでトルクをコントロールする意図は無かった筈です。今後はMT車であってももはやこの様な常識は通用しなくなってしまうのでしょうか。。。

今後も楽しい記事を期待しています!それでは失礼します。
コメントへの返答
2016年1月9日 18:39
はじめまして、こんばんは。
長い上に古いブログにお目通しいただき、ありがとうございます。

さて、アクセルペダル踏み込み速度を最初に使用したのは46年型EFI、EGIでして、アクセルの踏み込み速度が速い時には、燃料噴射を少し増やして混合気が薄くなるのを防いだそうです。その後、ATのキックダウンや変速パターン選択としても使われた時期がありました。

現在では、どのような踏み方でも最初に少し多めにスロットルバルブを開き、加速が終了するにつれてスロットルバルブ開度を減らしているそうです。空燃比をリッチにせずに、従来通りに加速するためのようです。

さて、おっしゃっている「アクセル開度が浅い領域での操作を無視する」ことは、どうやらエコカー減税の頃から採用され始めているようです。特に日産は、低燃費走行が得意な開発者の名前を付け、「渕上の足」と言っていました。即ち、あまり運転が得意でない人がアクセルペダルを踏んだり戻したりするのを無視し、あたかも渕上氏が運転しているかのようなスロットルバルブ開度にしてしまう制御のようです。

また、マツダ車ですが、ガソリンエンジン車でもアクセルペダル踏み込み速度によって、スロットルバルブの開き具合を調整しています。拙ブログの現行ロードスターの回をご覧下さい。
http://minkara.carview.co.jp/userid/243946/blog/36221018/
シフトチェンジ後のアクセルペダル操作により、クラッチミートまでのエンジンの回転の上がり具合が全く違います。ワイヤースロットルエンジンでは足の角度だけで調整出来たのに、踏み込み速度まで考慮されてしまい、扱いにくい印象でした。

そんなことで、メーカーに要望し続けるか、人の側が慣れるしかありません。メーカーの方はみんカラなどをよく見ているようなので、書き続けることは大切だと思います。

誤字脱字が多いブログですが、今後共、お読みいただければ幸いです。

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