
今期のドラマはほとんど挫折しております。とにかく脚本がダメで、刑事ものなのに10分経過してもまだ事件が本格展開しないほどです。そんなに遅い展開では、視聴者は引き込めません。10分で事件の概要を伝え、20分で「一体どうしたんだ?」という転回(あえて展開ではありません)がなければ、見ている方は飽きてしまいます。
さて、そんな駄作ぞろいの今期ドラマですが、出演者の点では贅沢です。中でも「ST 赤と白の自演ファイル」に出ている瀬戸朝香は、見ると得した気分になります。今でこそ「仕事ができる女上司」役をしていますが、ドラマデビューは多分この「君といた夏」です。
この作品は、私の母校を撮影の舞台にしております。それも在学中のことです。研究室の助手役に松下由樹が出演しており、これまた見ると得した気分にさせてくれます。
しかし、校舎や近所こそ出てくるものの、移動経路がめちゃくちゃだったりもして、在校生としては突っ込みどころもありました。何より「こんなさわやかな学生や綺麗な助手は、うちの学校にはいない」という点で、著しい差が見られたのでした。。。部室に行けば、AE86やKP(AP)61などがいたり、デフオイルの臭気が漂ったり、と、全く恋愛ものとは無関係な学校でした。
さて、この作品における瀬戸朝香は、ヤンキー上がりながら純粋な心を持つ女の子として描かれます。表面的には突っ張っているのですが、バカな行動や徐々に心変わりしてくる様子が、強く訴えかけます。実在しない人物なのに、「好きです!」と言ってしまいそうになってしまいました。
さて、実際の教室レベルでは、「この作品に友達のA君やI君が登場したらどんな役だろうか」という点で会話が進みました。
7話で筒井道隆が暴力団に殴られる回があります。それを題材にします。
この頃、客員研究員として研究室に空手家のA君が他校からやってきます。
はじめは皆、「20歳代前半なのに50歳代の貫禄があるA君」を、「オヤジ」だ「ダサい」だ、陰口を叩きます。
そんなA君は筒井道隆が暴力団に殴られているところを見て救援、暴力団を一掃します。
A君に感謝する筒井道隆。しかし、A君は筒井道隆に拳をくれ、胸ぐらを掴んでこう言うのでした。
「そんな根性で、女が守れると思っているのか!」
と筒井道隆に言います。
当初の予定が終わり、もとの学校に戻るA君ですが、筒井道隆の中では何かが変わるのでした。
と、仲間内で戯れていました。そんな私の作り話にA君も友達のI君も「ゾクゾクしちゃうほど格好良いね!」と、戯れるのでした。
そして私の「オリジナルストーリー作り」はこの頃から始まっていました。この作品は、何より4人程度で付いたり離れたりする恋愛モノゆえ、物語の横方向の展開が不足するためにどうしても息苦しさ感は拭えません。
確か最終回は、雨の中を筒井道隆演じる男が瀬戸朝香演じる女を迎えに行って説得するとかいう展開でした。私のオリジナルストーリーでは、そこで筒井は体を冷やしてしまい、なんとおねしょをしてしまいます。翌朝、干した布団の前に「おっかしいなあ?」と自分の失敗に訝しげな筒井男、その様子を指差して笑う瀬戸女といしだ壱成男、とかいう展開で話していたんじゃなかったかな??
もちろんそこでかかる音楽は、太陽にほえろ!の最後、ボスが面白いことを言って周囲を和ますときに流れた曲です。真面目な展開ばかりだと、息が詰まっちゃうんですよね。真面目なシーンの後に、場をなごます(?)シーンで中和する、脚本の基本です。
あるいは、マジンガーZのボス、ヌケ、ムチャなどの、物語に直接寄与しない、場を和ますだけの人間を登場させる方法もあります。
まあ、なんともバカな話ばかりしていたものですね。書いていてバカバカしい気分になってしまいましたわ。
それにしても、瀬戸朝香は年齢を重ねてきれいになっていますねえ~!
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Posted at
2014/08/04 00:36:32