お金をかけるほど映像は安くなる！？

　この日は、人に連れられて映画「○ーシー」なるものを見に行ってまいりました。「人間の脳はもとより10%も機能していないところを、薬品でもっと働かせるようになったらどうなるか」という事のアクション映画です。

なぜそういう行動に出るか、という動機付け描写がなく、感情移入ができませんでした。ストーリーはそのやりとりアクションが主体で、感想は・・・。

　この映画は「ユニバーサル映画」という、非常に有名な会社が製作を行っており、監督も主演女優も有名な方のようです。まあ、自分で感じた感覚でしか優劣を決めない私にとっては、どうでも良いことです。

しかしまあ、こういう感覚って映画界の人に蔓延していますよね。前にも書いた記憶がありますが、映画界というのは一種の「マニア」であり、一般の感覚をテレビドラマから除去した位置づけにありますので、質は劣ると考えています。製作側に、スポンサーなどの特に映像好きではない人が加わることで、より普遍的な作品になる、というのが私の説です。

　さて、そんなお金をたっぷり使ってどうしようもない映像になったものの対比に、こんな動画を添付します。「また「太陽～！」か！」と言われそうですが、またです。（わらう）

女刑事はこの1年半前に夫を射殺されています。この作品では、人質となった凶悪犯の内縁の妻を守るために、凶悪犯を射殺しています。緊急避難のための行為とは言え、自分と同じ立場の女性を作ってしまう自責の念、刑事としての仕事、そして命を助けたはずの女性からは抗議を受け、その厳しい立場が表情で描かれています。一発の銃弾で他人の人生をも変えてしまう、それほど「一発」は重いのです。

　当時小学生だった私は、「戦隊もののピンクやクラスの女子って、「あしでまとい」で邪魔だな。」などと、現代では考えられない差別的発言をしていましたが、このシーンを見て考えを改めました。



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