2014年09月02日
出張中に食あたりになる
この日は、鮒寿司が名産の県へ日帰りで出張しました。仕事は13時からですので、準備時間30分、食事時間40分、移動時間40分を見込んで、11時前に到着しました。大津駅は湖畔からの風が吹いてくるのか、初秋のような爽やかさで、その後の惨劇を微塵も感じさせませんでした。
その後、駅前で地元の方と合流し、まず会場付近に移動しました。準備は仕事開始直前に行うことから、先に食事と相成りました。琵琶湖横断道路の近くです。何しろお店が少ない場所であり、塩ラーメン屋おしゃれなカフェ兼ランチレストラン、田舎風蕎麦屋の3軒がありました。私は現地の方の希望に任せることにしたので、結局蕎麦屋になりました。
蕎麦屋は、入った途端に少々嫌な予感がしました。破れた障子、醤油臭い室内、濡れ布巾で拭いているだけなのか、若干べたついたテーブル、1組だけのお客さん、などの点が、危険を感じさせた要素です。
メニューには、温かいそば、うどん、味噌煮込みうどん、そば定食などがありました。誰かが遅くても迷惑をかけるため、全員そば定食といたしました。そば定食は、天ぷら、炊き込みご飯、ざるそば、野菜の煮物小鉢二品です。
実は、そばは少々乾き気味であり、天ぷらは衣が大きめ、ご飯はポロポロなのでした。箸休めに、煮物に手をつけました。かぼちゃと里芋と筍が入っていたように記憶しています。かぼちゃから試してみました。本来なら、かぼちゃの甘さか煮汁のしょっぱさが口に広がるのではなく、まるで「きゅうりとわかめおの酢の物」のような酸っぱさが感じられました。
「おかしいな」と思い、かぼちゃを崩していっても芯まで酸っぱいのでした。「鮒寿司の県だし、これも発酵食品なのだろうか?」と思い、飲み込むのでした。しかし、お世辞にもおいしいとは言えませんでしたので、なんだか食べる気が失せてしまいました。すると、同行していた人の一人が「この煮物、変じゃありませんか?」と声を上げました。地元の人ですから、間違いなくおかしいということがわかりました。
改めて臭いを嗅ぐと、煮物はどちらもはっきりと腐敗臭がりました。もうわらっちゃうほどです。私は、食べるものが良いかどうかを判断するのは、最終的には食べる人本人であると自覚しておりますので、もうこれは食べてしまった私が悪いのです。
同行の二人は、どうやらかぼちゃ以外を食べたようです。
本来ならお店に苦情を言うところですが、この変な酸味が記憶に残ってしまい、これまた同行の人の意見により、カフェ&ランチレストランでお茶となりました。
その後、会場へ移動して準備、そして私は説明仕事、お二人は会場後方で待機、となるのですが、どういうわけか二人が場内にいることはほとんどなく、ちょっと椅子に座ってはまたすぐどこかへ行ってしまいます。タバコにしては時間が長すぎるし、二人でフケたにしては時々は戻ってくるし、で、様子が変です。
休憩時間に、一人から「大丈夫ですか?」と声をかけられます。説明仕事は順調に進行していますので、「滞りなく進行していますよ。」と言うと、「お腹です。二人ともかなりキています。」と言っていました。
この私、少々胃部膨満感を感じているのと、言われてみればちょっと熱っぽいくらいで、特にどうということはありませんでした。
仕事は無事終わり、車で大津駅まで送っていただいたのですが、二人のうちの一人はすっかりノックアウト!後席でぐったりしてしまいました。もう一人は運転しているだけあり、急降下することで症状は回復傾向になっているようです。
そんなことで、車の中は、とても普段の出張風景とは思えないような惨状となったのでした。しかし、まだ排出活動が始まっていなかった私は、駅の近くのスーパーで鮒寿司と食中毒菌と戦ってもらうために飲むヨーグルトを買い、帰途につくのでした。
その後、重症だった人は翌日には回復したそうです。排出が始まらなかった私は胃部膨満感と発熱に木曜日まで襲われてしまい、劇症こそなかったものの重苦しい1週間となってしまったのでした。
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Posted at
2014/09/06 15:29:32
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