明日3月14日土曜日、関西地方のサンテレビにて、午前11時30分から「太陽にほえろ!」の「13日金曜日マカロニ死す」が放送されます。昭和48年7月13日に放送された作品で、マカロニ刑事(演:萩原健一)が劇中で死亡、降板する話です。この殉職は萩原健一氏のアイデアによるものだそうです。昭和48年というと、まだ「ネロ」と「パトラッシュ」がルーベンスの絵の前で亡くなる2年前ですが、「おんぶおばけ」の「おんぶー」はこの年の初めに死んでいます。「ウルトラマン」でも、主人公が倒されたことがあるそうですね。おそらく、そんなところがアイデアのもとになっていたのではないでしょうか。
萩原健一氏は、この作品を演じていくうちにマンネリを感じ、これ以上伸びないと考えて降板を申し入れた上での話でした。以後、新人刑事などが着任しては劇中で死亡して降板することが、この番組の特徴の一つとなりました。
昭和47年7月から放送され、昭和62年2月に放送を終了するまでの間に、11人が死亡しました。ただし、このマカロニ刑事は勤務時間外の死亡、殿下(演:小野寺昭)は交通事故死、スコッチ(演:沖雅也)はけががもとになった病死です。なお、このマカロニ刑事の死亡以後、藤堂係長(演:石原裕次郎)は部下の殉職を自分の責任と考え、勤務地を離れずに昇進も断り続けることになりました。
さて、このマカロニ刑事死亡の話、私は昭和60年10月に放送された「殉職刑事たちよやすらかに」という、過去の殉職者の遺族が犯人と疑われる回で初めて見ました。マカロニ刑事は、新宿の新宿野村ビル(新宿区西新宿1-26-2)の西側で刺されて死亡するのですが、
犯人に刺されて抵抗できない様子、四つん這いになって犯人を追う姿、腹にナイフが刺さって血が流れるシーン、そして何より「パンタロンのスーツ」に衝撃を覚えたものです。
また、マカロニ刑事が死亡したことを報道する、劇中の新聞記事にもなんだか妙味を感じました。
これまであまり人が書いて来なかったことですが、マカロニ刑事が殉職する以前にも、この警察署では 4-5人の警察官が殉職しているようです。残念ながら放送回によってその遺影は異なるのですが、こんな方々でした。
①
「ジュンの復讐」で出ていた、マカロニ刑事の前に亡くなった方です。津坂〇介さんという方の様です。しかし、数回後の放送では、
②
という、ちょっと太めの方に替わってしまっていました。「〇〇〇一」という方のようです。
その前は、
③
という、精悍な雰囲気の方でした。西上〇之剛というお名前のように見えます。ただし、①の方がこの時期に亡くなったとしている回もありました。
その前は、
という方です。お名前は、〇〇〇一さんとあります。毛量がちょっと多いですね。
その前は、
の、いかにも誠実そうな方でした。
結局のところ、こういう写真は衣装さんなどのスタッフか、エキストラの方であるので、順番は記録していない、ということだと思います。
まあ、そんなことで、関西の方は明日ぜひ、太陽にほえろ!をご覧になってください。
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Posted at
2021/03/13 21:27:15