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2020年04月02日 イイね!

喫茶店が超満員?!

 昨日帰宅時、駅の地下街にある喫茶店をガラス越しに覗くと、中高年者で超満員でした。

コロナウィルス感染防止について色々発表がありますが、もしやこれらの人々は、
「日はまだ完全に暮れていないから大丈夫。」
「食事ではないから大丈夫」
「(私たちは二人なので)多人数ではないから大丈夫」
と、感染予防策の字面を追って解釈しているのでしょうか?

「これから就職するので、卒業旅行はもう一生出来ないから、これは私にとって必要なこと。」
「(飲食店従業員の)○○さんの、△△歳の誕生日は今回を逃すと二度と来ないからこれに行くの私にとっては必要なこと。」

と、これまた感染予防に対する解釈に疑問を私に感じさせる人がインタビューに出てきています。

解釈は人それぞれであるものの、こういう人々が感染を拡大しているのではないでしょうか?
Posted at 2020/04/02 08:58:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時事
2020年02月08日 イイね!

「働かないおじさん」論とビジネス書仕事論の矛盾

 ここ最近のビジネス書サイトを見ると、「働かないおじさん」論が多数掲載されています。もはや古くて読む価値を感じません。

私がアルバイトをしていた頃、過労死問題で挙げられた広告代理店内に入ったことがありますが、フラーっとオフィス内を歩いているおじいさんに近い年代の人がいました。

また別のアルバイトでは、グループ中核企業から送り込まれた「部長」の私物には、パターゴルフセットがありました。アルバイトまで午後11まで残業する繁忙期の中、勤務時間中は席にいるだけで、定時に帰っていました。

この起源を探っていくと、とある論にたどり着きました。

「プログラマー35歳定年説」

1983-6年頃、オフィス内にパソコンが導入される機運が生まれました。その前にもコンピューターが導入される時代がありましたが、これは大型コンピューターのこと、この時の論は、単独で処理能力があるパーソナルコンピューターを使ったプログラムのことです。

年齢が35歳になると、技術の進化に人間の能力進化が追い付かず、使い物にならなくなった当人は、人間的廃業に追い込まれるというものです。

しかし、実際には技術が革新的に進歩することはなく、これまでの改良で進んでいきました。また、実際にコンピュータープログラム事業としている人に聞くと、「35歳になれば管理職となり、プログラマーを指揮して仕事に当たったり、営業職として取引先との折衝に回る」とのことでした。

ところがこの論は、勝手に独自の「進化」をさせられます。

当時のおじさんだった昭和10-20年代半ば産まれの人は、「人間、35歳になったら現場仕事なんかしているものではない。」と勝手な説を唱えます。既に学校を卒業したら勤め人になることが当然であるかのような世の中になっており、部下として入社してくる人間が次から次へと出てきます。

ところてん式に押し上げられた「おじさん」は、管理職となり、管理職に空きがない場合には、それこそ「副」や「補佐」、または「新設した管理職」となります。部下の人数が多いものですから、何もしなくても仕事は進んでいきます。そのため、
「業務終了後にポンと肩に手を置いて飲みに誘う」
「取引先との関係円滑化のため、接待と言っては飲みに行く」
役になっていきます。しかし、本来の実働と離れたことをされたところで、何の意味もありませんよね。結局、年齢を重ねるほど仕事は出来なくなっていき、物の進化には追い付かなくなり、そのまま退職をするということになっていきます。

すなわち、「35歳になるまでその職場で頑張れば、あとは定年退職まで安泰」という世の中にしていったのでした。

「働かないおじさん」を作った「ビジネス書論」は、まだまだあります。

「誰が評価しても同じ評価になる人事評価術」
 働いている人に目標を設定させ、しかるべき期間後に達成度を働いている人に評価させる手法が、昭和末期から平成の初めに導入されました。なんでも、海外の人事評価方法ということで、積極的に進められました。

とはいえ、それまではセールスマンなどの「出来高制」以外は「情実人事」で、「飲み会に付き合ったか」「仲間から好かれているか」「自分が好きかどうか」で評価していたのですから、そんな手法でもないよりはましでした。

結果、その職場の労働内容を知らなくても、人間的な深みがなくても、誰でも管理職が務まるような手法となっていきました。技術的に人間的にも年輪を重ねているとはいえない人を管理職に据え付けたところで、普通の人は尊敬しませんよね。「尊敬」のメカニズムを解析していない、「口だけ論」だと思います。

「答えを出さない上司」
 人材育成本の流行で、「相談されても答えを言わず、考えさせる手法」が推奨されました。相談された方が明確な答えを持っており、教育のために部下に考えさせるのなら、この手法の存在意義がわかります。

しかし、「何もわかっていないのに、「答えは君の中にある」だとか「その答えを考えることが君の仕事だ」などと言われたら、相談した方は呆れるしかありません。呆れから尊敬は生まれません。結局、働いている人と管理職は乖離していくのでした。

 「働かないおじさん」をビジネス書が取り上げますが、結局、「ビジネス書が取り上げてきた各論を忠実に実行してきた元若者」が、今の「働かないおじさん」だったのです。

ビジネス書の各論は、必ずしも同一人物が記述をしていません。また、「実際に始めてみたら、良いこともあったけれども悪い面もあった」ということかもしれません。しかし、ビジネス書が書いていることは、常に疑いながら読む必要があるということは、明らかだと思います。
Posted at 2020/02/08 21:16:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時事 | ビジネス/学習
2019年12月28日 イイね!

1987年改革が全否定の時代になる

 各種のハラスメント行為が法令で禁止されたり検挙されたり、働き方改革が本格的に始まるなど、2010年代末は大きな変化がありました。多くの場合は10年以上経過してから
「思えばあの頃が転換点だったね。」
と振り返られるようになるのですが、今回ばかりはその時代を生きつつ、変化の具合がわかるほどでした。

そして今年は、「#忘年会スルー」などと、若年世代が成年・老年世代を排斥する傾向すら見え、世の中の急速な変化を感じます。誰しも加齢を避けられない都合上、年上の風習はどんどん失われ、若年世代の行動が優先されていきます。

 しかし、「これまでの風習」と思われている行動が、何時ごろから行われてきたのか、皆さん考えたことはありますか?いろいろな考察がありますが、私は1987年前後に始められたことが多いように思っています。その頃から「これからの時代はこれが良い」などと始められ、そしてついに滅びつつある風習について、振り返ってみることにしました。

労働時間やパワハラ関係
 この頃、広島東洋カープには、「衣笠祥雄(きぬがささちお)」という選手がいました。選手としての記録は平凡なものだったようですが、連続2215試合に出場、「鉄人」というあだ名を拝命しています。ただし、野球選手として出場するのですから、「高熱でフラフラ」「1回戦で1打席出たら早退」というのはなかったようです。もっとも、故障寸前の状態でも出場したことはあったようです。1987年に記録を打ち立てて引退、その後、国民栄誉賞を受けました。

同年、同じ野球選手で「江川卓」も引退しました。こちらは、入団時の「空白の1日」問題もあれば、運動能力に余裕を持った状態での引退でした。両者の比較において、「ボロボロになるまで働いた衣笠選手は素晴らしく、江川選手はずるい」という意見が発せられました。

この4年前、NHKでは「おしん」が放送され、太平洋戦争前後を生きた主人公の苦労を描いていました。その象徴として、米を減らすためのご飯である「大根飯」は、おしんの象徴でした。既に洋食化が進み、ファミリーレストランが多数出展を始める時期故、それらを「けしからん」とする対称として、粗食や苦労こそが日本人の原点であるような雰囲気が出てきました。

これらの傾向から、「人間、とにかく苦労することが大切なんだ!」などという、もはや説得不能な雰囲気が当時の40-50歳代男性に発生したのでした。

・とにかく働いて苦労をしろ!(と、合理化を否定)
・若者は大学レジャーランド化とかで親の金でぶったるんでいるから、自分が根性を鍛えなおしてやる!(と、暴言暴行を働く)

もちろん、1987年以前でも暴言暴行や労働時間を長くするだけの傾向はありましたが、「24時間働けますか」以前から、労働時間だけが長いことや、体に鞭を打って働くことへの美化があったのでした。

セクハラ・アルハラ関係
 中曽根総理大臣引退後、総理大臣の体格が小さくなりました。総理大臣職は肉体労働ではありませんから、体格は重要ではないはずです。ところが、アメリカ大統領と並ぶと、その違いがあらわになるのでした。スピーチもアメリカ流の緩急強弱をつけた演出的なものと比較すると、当時の日本人のあいさつは「心があらわれない、いかにもとってつけたような語気で話す」ものばかりでした。

また、当時の日本は「工業生産国」としては世界と肩を並べましたが、これらは海外製品の模倣であり、日本がさらに先進国となるためには「欧米流を学ぶべきだ」という声が多数上がりました。

以上のことより、「日本人にはもっとユーモアや遊び心が必要だ」という論調となりました。

この7年ほど前から漫才ブームがあり、1985年頃には一時鎮静化しました。しかし、「俺たちひょうきん族」から離れたビートたけしや明石家さんま、「ドリフターズ」から離れた志村けんや加藤茶が、お笑いとして台頭してきました。それらは古い笑いを否定する形で「性的用語」などを積極的に発することで、放送番組中に「ピー音」を出させることで、さらに笑いを誘っていました。

 もとより、お笑い芸人でもなければプライドだけが高い中年男性ですから、自らを卑下することをしてまで周囲を笑わせようとはしません。結局、周囲の人に(普通な言わない)侮蔑的なことを言って、周囲に「自分は面白い人間だから、こんなことも言うんだよ」という形で笑いを誘うことしかしないのでした。それらが、
「性的発言」
「他人の外見をからかう発言」
「行為のからかい」
「他人を困らせる行為」
となっていったのでした。当人は当然自分のことを面白い人間だと思っているものですから、
「冗談だよ、冗談」
と発言すれば、それで済み、周囲を笑わせることにつながっていると思っているのでした。

おまけ
 私が最初に働き始めた会社は、その時代性もあって、ほとんどパソコンが普及していませんでした。在庫や入出庫管理に大型コンピューターを使用しているていどでしたが、返品には対応していない、という、中途半端なものでした。その返品の出所を管理し、可能な限り返品する仕事に「ろくに仕事ができない部長」と、私たち新人が当たることになりました。

その部長が指示した仕事方法は、「返品されてきたものの手書き一覧表と、現在倉庫の一部にたまっている返品された品物を照らし合わせ、伝票と品物を一致させよう」というものでした。それこそ、「「現在ある品物一覧表」の一番上の番号を、返品伝票を一枚一枚めくって照合する」という方法でした。
当然目が疲れたり眠くなりますので、部長はほとんど見つけられず、新人の私は舟をこぐのでした。
あまりにばかばかしいので、
「返品された品の一覧表をエクセルで作成し、伝票上の番号を検索で入力すれば、一発で照合が可能ですよ。」
と、提案しました。
すると部長は、
「新人のくせに、楽をしようとするもんじゃない」
と言ったのでした。
私は、
「もしかしたら、年上の世代はただ年齢が上というだけで、バカばっかりなのではないかな」
と思い、なるべく早く転職をする決意を固めたのでした。

そして今年は
 働き方改革は、多くの企業で原則残業禁止となりました。休暇も取得が義務化され、当人の体調不良や家族の体調不良などは、休むのに十分な理由となりました。もっともこればかりは少し前からかわりつつあり、「体調不良、とくに風邪」を押して出勤されたら、周囲の人もお客さんも大迷惑という風潮になっていましたね。

また、一般人における笑いは、求められなくなりました。それどころか、プロのお笑いも、「見ている人を傷つけない」ものに変わってきたとのことです。私はお笑い番組を見ないのですが、「M-1」では特にその傾向が見えるようになってきたそうですね。

 結局のところ、「上の世代」が「これが当たり前なんだ。」と言うことは、当たり前と言ってもせいぜい20年程度の出来事で、それもほとんど根拠がないことばかりです。

そんなことに遅まきながら気づいた私は、上の世代が「これが当たり前なんだ、常識なんだ」と言うことには、
「そうですか。それでは、私がその内容を審査や検証をして、私が正しいと思ったら採用して受け継ぎます。そうでなければ、受け継ぎません。私の世代の前で断絶します。」
と、言ってしまうことにしました。

とっぴで、「変な主人公ドラマの主人公のようだ」と思うかもしれません。しかし、昭和40年頃生まれの「新人類」は「全共闘世代~しらけ世代」に対して、「全共闘世代や焼け跡世代」は「明治生まれに」行ってきた行為もそうではなかったでしょうか?改革というのは、心や言葉の痛みを伴うものです。
Posted at 2019/12/28 21:29:38 | コメント(2) | トラックバック(0) | 時事 | ビジネス/学習
2019年12月22日 イイね!

サービス利用には、供給者の都合を考えるか追加料金を!

サービス利用には、供給者の都合を考えるか追加料金を! 少子高齢化が進み、生産年齢人口の減少が本格的に始まっています。そんな時代には、「予約をしてサービスを供給する側が予定を立てやすくする」か、「追加料金を払う」ことになりそうです。

その① ドラッグストアにて
 私が良く行くドラッグストアは、レジに3人並ぶか数分が経過すると、他の従業員を呼んで別のレジを開きます。他の従業員は遊んでいるわけではなく、遠くで品出し業務などをしています。そこに放送が行われ、「2番お願いします」、暗号コードで呼ばれるのでした。

そんなお客様への気遣いは良いのですが、不思議なことに「レジにお客さんが並んでいると、さらにレジに並ぼうとする人が出てくる」のです。「速くレジに並ばないと早く帰れない」とでも思うのでしょうか?不思議な感覚の人たちですよね。

「レジに人が並んでいるな」と思ったら、ちょっと売り場をぐるっと一回りしてくれば良いだけの話です。そうすれば「呼ばれる従業員が仕事の手を休めて飛んできて、レジ列が収まったらまた元の仕事に戻る。」ことがなくなり、その往復分、別の仕事がはかどる、というものです。

この件は、その従業員だけの問題にとどまらず、社会的なサービスの生産量減少につながっているのですから、お客さんも少し考えなければなりません。どういうわけか、お年寄りのお客さんに「急いで並べ!」という感覚を持っている傾向がうかがえます。いまどき戦後の食糧配給の列ではないのですから、人生の年輪を感じさせる行動を望みます。

その② 自動車販売店や理美容室にて
 どちらの業態も、すぐに作業ができるものではありません。予約をすることでお店側は従業員の配分が出来、これまた生産性が上がります。

昔感覚の人は、「ちょっとやってくんない?」とばかりに、ふらっとお店に行くことが「常連」らしくて格好良いと思っている節があるようです。

そんな感覚の人だけを優先することはできませんし、お店で待ってもらうにも待ち席が埋まったままになりますし、従業員に向かっておしゃべりでもされたら、手が止まってしまって迷惑なことこの上ありません。

上記に挙げた産業では予約が浸透しつつあるものの、未だに大みそかにカー用品店に行くと、「大掃除も終わったことだし、オイル交換でもすっかあ!」という人であふれかえっています。お店側が困って切り出す前に、お客さんの側から相手のことを思いやりたいものです。

その③
 関東地方を走る民鉄では、「有料着席ライナー」の運転を始めるところが増えています。車両の席の分だけ整理券を発行、立ち乗りを禁止して、ゆったりと移動してもらうサービスです。もちろん、停車駅も規模が大きな駅に限っています。

これまでも、準急やら急行やら快速やらと、無料の速達列車を走らせていたものです。しかし、これもまた「余分な料金を払ってくれた人を優先する」姿勢に移行しつつあります。すなわち、スタンダードなサービスが相対的にやや低下し、少し不便な位置づけへと変わってきている、ということです。

東武鉄道では、特別料金が不要で特急並みに停車駅が少ない「快速」を数年前に廃止、来年に、直通運転をしている地下鉄日比谷線と東武線内を有力駅にしか停車せず、着席整理券を購入して乗車する「THライナー」を走らせます。

割引率が高い定期券で乗車する普通の人を横目に、涼しい顔をして優雅に通勤。毎日とはいかないでしょうが、特別なサービスには特別な料金、という時代がもう来ています。

まとめ
 70-80歳代の人の買い物感覚は、「常連ぶる」「現金払い」「予約をしない」などというものです。これからの時代は、働いている人に負担をかけない利用者や特別な料金を払う人が優先される時代となっていくことでしょう。
Posted at 2019/12/22 20:08:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 時事 | ビジネス/学習
2019年09月01日 イイね!

防災の日に、「飛騨川バス転落事故」を振り返る

 9月1日は、防災の日です。いくつもの災害がある中、「飛騨川バス事故」を振り返ってみました。

この事故のことは以前から知っておりました。観光バスが激流の飛騨川に転落している様子の写真を見たためです。詳細は知りませんでした。「狭い山道を運行中のバスが、運転士の運転ミスで崖下の川に転落、104人が死亡した事故」だと思っていました。高度経済成長期の観光ブームと道路整備の追い付かなさが原因だと、勝手な解釈をしていたのでした。

しかし本日、良く調べてみると、気象災害と運転士やバスツアー開催会社の判断ミスが重なった事故で、今日の「ブラック思考」にも通じる要素を感じたのでした。



事故が発生したのは、1968(昭和43)年8月18日未明だそうです。前日に台風が弱まりながら日本海側に抜け、温帯低気圧に変わりました。台風は同心円の形状から、東側に温暖前線が、西側に寒冷前線を伴う温帯低気圧の形に変わります。日本のほとんどの地域が、温暖前線と寒冷前線に挟まれる領域に入りました。台風が通過すると、その通り道には南側から暖かく湿った風が流入します。台風が通過すると、その通り道には南側から暖かく湿った風が流入します。

バスツアーは、17日夜に名古屋市内を出発、国道41号線を北上していました。一時晴れていたものの、夜になって湿った空気が流入し、さらに寒冷前線が接近したようです。南側からの湿った風が岐阜県内の山にあたり、国道41号線付近には積乱雲が次々に発生、雷と豪雨が続いたそうです。

バスツアーの運転士は、皆慣れた道であったために、豪雨の中でも途中まで無事移動できたのでした。ところが道路で土砂崩れが発生、ツアーの打ち切りを決定したのでした。来た道を引き返したのですが、途中消防団に呼び止められ、ツアーの半分の台数はその場にとどまりました。

消防団と出会わなかったツアー前半のバスはそのまま進行しましたが、土砂崩れに巻き込まれたトラックに進路を阻まれ、バックをして引き返しました。ところが今度は引き返し中に後方で土砂崩れが発生、行くことも戻ることもできなくなりました。

閉じ込められたバスは、その場にとどまるしかなかったのですが、雨は降り続きます。この時の雨は、100mm/hの強さで継続したようです。そして午前1時過ぎに、バス二台を巻き込む形で土砂崩れが発生、バスはガードレールごと飛騨川に押し流されてしまいました。

押し流されたバスでは、3人が助かったのみで、あとは全員死亡したとのことです。バスツアーに参加したのは団地の家族が中心でしたので、中には一家全滅というご家庭もあったとのことでした。

 この事故以前、道路は土砂崩れが発生しない限り閉鎖されませんでした。事故をあらかじめ防ぐ目的で、連続降水量が一定になったときに、道路を閉鎖する制度が出来たのでした。また合わせて、この時期に行われるようになった「交通安全基本計画」では、「ラジオで気象情報を報道し、ドライバーが行先の気象状況往路状況を知るための手段とする。」ことを盛り込みました。

現在、台風や大雪、強い雨などの、災害が起こることが予想される場合には、事前に気象情報が発表されるようになりました。不要な外出を控え、人に被害が発生することを防いだり、発生しても少なくるようにする「減災」の考え方が広まってきました。被害が起こってから被害を復旧するのではなく、被害が予想されるときには社会活動を控え、みんなで被害を減らそうとするものです。

そんな中ですが、主に営業職の人たちの中では、こういった過去の人たちの教訓などを無視して、乱暴な考え方をする人がいます。

「雨にも負けず風にも負けず」
「かん難汝を球にす」
「たとえ火の中水の中」
「走れメロスのメロスのように、ズタボロになってもお客様のところに行くことで誠意を示す」

などです。

 過去の人は亡くなってしまいましたが、災害を語り継ぐことでその死を無駄にしない活動が各地で行われています。この尊い死を無駄にする、「努力、根性」論は、絶滅に追い込む必要があると思っています。
Posted at 2019/09/01 22:07:43 | コメント(1) | トラックバック(0) | 時事 | 暮らし/家族

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何シテル?   08/30 17:23
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