
長野県のバス事故のバス運行会社は、羽村のイーグル(昔、古いいすゞ車、今、モータースポーツ)のグループ会社だったようです。
フェイスブックなどでは、自動車ジャーナリストの方々が、シートベルトの重要性を再び訴えております。バスなどの運転士は乗客にシートベルトをつけさせる義務がありますが、ほとんどの人は付けていません。しかし、そのことも問題としてはそれほど大きくありません。問題は、「シートベルトを自主的につけなかった乗客」です。
今回の参加者は、平日ということもあって学生ばかりだったようです。ちょうどこの週末が大学入試センター試験で、その準備休みだったこともあるようです。折しもこの週末、幕張では東京オートサロンが開催されますので、参加者たちは車には興味がなかった、と推察されます。(余談ですが、車好きはなんとなく風貌にも現れるものです。)
自動車関係の中でも、モータースポーツなどをすると、ブレーキングやコーナーリングの際、足で踏ん張ることは不可能であることを知り、シートベルトの重要性を身をもって知ります。しかし、車好きが身近にいないコミュニティでは、「後席にいれば、前席が飛び出しを防ぐので、シートベルトをしなくても大丈夫。」と言い伝えられていることもあるようです。
また、後席でシートベルトを装着しない人が未だに見受けられますが、理由は「シートベルトは人体が車外に放り出されるのを防ぐ装置」だと思っている節があります。その理屈だと、後席は前席がありますので、感覚的に前部には放り出されないものとなることでしょう。しかし、実際には前席の人にぶつかって殺してしまうか、ガラスを破って車外に放り出されてしまと考えられます。
「自動車を運転する者全員がモータースポーツを経験せよ」、とは言いませんが、「自身にかかる力の強さ」を知る機会が必要だと感じました。そもそも、「シートベルトをせずに車に乗って万一のことに会う」のは、「タバコを吸って肺がんになる」「お酒を飲みすぎて肝硬変になる」と同様、自己責任とも言える部分があります。
今回亡くなった方はシートベルトを装着していなかったようです。前述の通り「シートベルトをしないと、他人を傷つける」ことがあります。シートベルトをせずに自身が亡くなるのは自己責任と言えますが、自身の体が宙を舞って他人を殺した、という事態があったかもしれません。
「シートベルトは自身と他人を守るもの。しないのは「はた迷惑」」と啓発したいと考えたのでした。
Posted at 2016/01/17 00:22:48 | |
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