2010年03月06日
太平洋戦争で日本軍が不利になって退却したとき、国内の報道では「転進」と言ったそうですね。国民の士気を衰えさせないようにするための策だったと聞きます。このドラマに対して私は「普通の仕事ものではダメだったのでしょうか?」と意見しましたが、なんだかその意見が通ったかのように感じました。
あらすじ
杏女と要男は結婚することになった。榮倉女は藤木男から、「新製品のプレゼンをするように」と命じられる。ところがその場では全くしゃべれなくなってしまった。そんな彼女に、「言われたことをこなすだけだったら誰でも出来る。仕事をなめるな!」と叱責する。
ある日藤木男は、榮倉女を農村へ呼び出す。そこはトマトを栽培するビニールハウスであった。イタリア式の、ぎりぎりまで水を与えない栽培方法を採用している場所だ。その栽培方法をもって、藤木男は榮倉女に諭すのであった。「水を与えられないと、トマトは自分の力でしっかり根を張り、たくましく生きていく。しかし、水の少なさに耐えられず、枯れてしまう苗もある。しかし、がんばって実を成らせるトマトはたくましい。」と。
ある日、紺野まひる女は埼玉へ出張になる。そこへ息子を預けている幼稚園から、子供が熱を出したので迎えに来て欲しいと電話がかかってくる。急には帰れない彼女は、会社へ電話をする。たまたま榮倉女しかいなかったので、彼女に幼稚園へ行ってもらうよう頼む。子供をつれて部屋の中に入ると、紺野女のだんなが帰ってくる。紺野女の仕事優先の態度を見て、彼は暴力を振る。
一方、榮倉女は会社で帳簿の内容に疑問を抱く。ぶどうが不作の時期があったのに、仕入れ価格が変わらない年があった。それを、木村女に報告すると、木村女は見直しを行った。どうも2000万円もの使途不明金がある模様だ。それを段田男部長に報告すると、自分が調べると言って木村女からその調査を取り上げる。
時は流れて翌年、要男と杏女の結婚式の場、帳簿の管理をしていた有坂女に段田男部長が詰め寄る姿が見られた。それを見て疑問に思う皆。
感想
前々回までのいじめ物の話がほぼ終わっています。いじめの首謀者であった杏女が要男とともに物語の隅に追いやられています。大幅なテコ入れです。そして新たな敵として、段田部長が頭角を現してきます。なんだか不自然だなあ。これまでのいじめ物とは全く違う、会社の暗部をさらけ出すという任務が榮倉女に与えられました。「泣かないと決めた日」という題名と今後予想される展開がずいぶん変わってきましたが、ここまできたら最後は段田部長と榮倉女が壮絶なアクションを繰り広げるというのはいかがでしょう?そして榮倉女が大ピンチになったとき、今までいじめていた人たちが心を入れかえて救いに来て、榮倉女は命を助けられます。皆で本当の悪を退治し、喜び合います。そして榮倉女は家に帰るとき、不慮の死を遂げるのです。
Posted at 2010/03/07 23:59:56 | |
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