
全国転勤の仕事の方が、定年後にかつての赴任地を回って旅行する話を聞いたことがあります。体の自由が利くうちに、現役時代のお礼をするのでしょうね。でも、「転勤が多い親の子が転校先を回る」ことや、「アルバイトした先を回る」話は聞いたことがありません。しかし現在でしたら、グーグルストリートビューでいくらでも回れますよね。
そこで、定年とは無関係ながら、時間が空いたこの冬、私は学生の時期にアルバイトをした先を自転車で回ることにしました。とはいえ都区内ばかりですから、ただのサイクリングともいえます。
まず、学校3年目の7月に働いた、ある宅配便業者の中継倉庫に行きました。ここでは夜勤をしました。仕事自体は待ち時間が長く、労働量はそれほどでもなかったのですが、私には合わない仕事でした。所属も人材派遣会社で、一緒に派遣される人とも人的交流がなかったために、思い入れはありません。
しかし、今でも仕事で疑問に思うことがあります。
中継倉庫故、遠くの方から大型トラックが寄っては荷物を降ろしたり積んだりし、またどこかへと行くのです。そのトラックは、例えば青森県内の荷物をすべてまとめて運んでくるのか、また、運んできた荷物はどの程度の範囲の中継所に荷物を置いていくのか、今でも答えが出ません。青森県内の荷物をまとめていたらそれはそれで時間がかかるでしょうし、複数の県の荷物を置いて行ってもこれも時間がかかります。
この種の集配システムは、各業者でノウハウがあるのでしょう。しかし、これからの時代は高速道路区間を共同で運行し、高速道路近くで各業者に仕分けるシステムが必要になってくると思います。
この場所は、現在では中継倉庫業務を終え、整備工場の札がかかっていました。最近では倉庫は高速道路のインターチェンジ近くに建設され、建物は重層化し、トラックで乗り付けられる方式が主流の様です。この中継倉庫は、倉庫としての役目を終えても、場所が工業地ゆえに簡単にマンションなどにはできないようです。
いきなり、私がアルバイトをしていた時代が過去になってしまったことを感じました。
Posted at 2022/03/27 23:44:23 | |
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