
この日は、前日予約していた「太陽にほえろ!戦士よ翔べ」を鑑賞しました。この作品はボギー刑事が殉職する直前の作品で、ボギー自身がピンチになります。内容はというと、ボギーのかつての先輩刑事が悪徳刑事に変化していて、その刑事をつかまえるまでを描いています。
太陽にほえろ!といえば、一般的にはチームワークの操作を描いていますが、この作品はボギーが単独捜査を行っています。これまでの刑事もなれてきて単独行動が増えた時期に殉職する傾向にあったため、その雰囲気を強く出しています。この作品はたぶん本放送時も見ていると思いますが、主人公の追い詰められ感が良く出ていて、結構見ている方もつらい作品でした。
その追い詰められ加減というのは、
・ボギーが愛車で要注意人物を追跡中、ダンプトラック二台に追われる
・追い詰められた自動車解体場で、解体車(フローリアン)が愛車の上に落ちてくる。 当然愛車の屋根はつぶれる
・終盤、埠頭でボギーは悪徳刑事に足を撃たれ、さらに追われる
・ボギーはポンコツとなった愛車のドアに捕まり、ドアを開けたままそれを盾にして悪 徳刑事に特攻する。手をドアノブとステアリングに、左足をアクセルペダルに、とい うものすごい姿。
・悪徳刑事が車をよけた後、悪徳刑事を射殺する。愛車はそのまま前進して行き、トラ ックにぶつかって止まる。
登場人物の愛用品(車)が、命と引き換えに壊れるという場面に、悲壮感というか追いつめられ感というものを感じました。
で、翌週にボギーは殉職するのですが、たぶんその回は塾の開講日だったため見ていません。いや、この回が開講日だったかな???
そんな事はどうでも良く、この回のボギー(世良正則)は、とにかく良く活躍します。今のドラマや映画で、こんなに主人公が動く(動かされる)作品はありません。ドラマの登場人物としてもたいそうな活躍ぶりです。どうです?この歯を食いしばって目を三角にしている様子。やっぱりドラマは俳優が良く動かなくちゃね!
Posted at 2009/07/27 01:13:59 | |
トラックバック(0) |
テレビドラマ感想批評 | 音楽/映画/テレビ