
先週木曜日のこと、近くのショッピングモールに立ち寄ると、高校生にふと懐かしさを感じました。足元が「ルーズソックス」だったのです。インターネットニュースで復活していることは聞いていましたが、本当に復活しているとは思いもよりませんでした。
このブログでも、「ルーズソックスとは、今時珍しい」と書いた記憶がありましたので検索しましたら、
2007年のことでした。14年で復活です。とはいえ、ルーズソックス全盛期のものとは異なり、白いハイソックスを弛ませて履いている状態なので、登場初期の「くしゅソックス」の状態です。
私にとって「くしゅソックス」というと、2007年のブログにも書いた会話です。話した相手の「Y君」には妹さんがいて、確か都心系学校に通っていると聞いていました。その妹さんも靴下を弛ませて履いていると言っていたように思います。私とY君が通っていた学校も都区内でしたが、最外区部でした。
学生の流行とは、短期間で学校別に異なっているものですが、都心中央部の女子高校生(または中学生)が行ったことは社会的に話題になり、都区部辺境の学校に通っている男子高校生のことは全く話題にもされないことに、ある種の差別を感じました。これが私が言うところの、「スクール別カースト制度」だと、当時から思ったものした。
さて、ルーズソックスそのものに話を戻します。上記の「くしゅソックス」が流行った後、いったん流行が終わっています。そして1996年、成人女性にレッグウオーマーが流行った模様です。その成人女性の流行を高校生が取り入れる形で、「あらかじめ弛ませた状態で履くことを前提で設計した長さ、ゴム強さ」のルーズソックスが流行ったと記憶しています。私は、どの分野であれ「つるし」の状態でものを使うのはつまらなく、自分なりにカスタマイズをすることで楽しいのではないか、と思っていました。しかし、この分野ではつるし状態でもよかったようです。大流行となっていきました。
ルーズソックスが下火になっていったのは、2005年頃でしょうか。再び都心中央部の学校で紺色のハイソックスが流行、ついにルーズソックスが飽きられたとかで、終焉に向かったと記憶しています。学校は3年が経過すれば、すべての生徒が入れ替わります。3年以上の9年間も続いたことの方が驚異的でした。
続いて、ロングブーツの流行です。2シーズン前は十名未満、
1シーズン前は三十数名は見たと思います。そして今シーズン、一昨日から今日までで、既に四名は見かけました。まだまだ暑いのに、この数は驚異的です。
しかも、インターネットチラシでもこんな広告が出ておりました。
上着をやや大きくし、ショートパンツとロングブーツを組み合わせるなど、もうほとんど1996年の服装です。厳密にいえば、柄がその少し前のオヤジギャルの時代のようなのですが、昔を再現することが目的ではありません。
ルーズソックスしかり、ロングブーツとミニ丈の組み合わせしかり、これまで6年はつづいたビッグシルエットやノームコアとは異なる、その前の時代の服が復古しています。私は、
「コロナウィルス期を思わせる服装を忌み嫌う」傾向
「外国人観光客が来なくなったことによる、韓流の衰退」
「#kutooなどを始めとした、過剰で急速なジェンダーフリーに反対する行動」
ではないか、と思います。
いずれにせよ、また時代が動こうとしている芽を感じます。
Posted at 2021/10/03 21:52:32 | |
トラックバック(0) |
ファッション | ビジネス/学習