暫くぶりの城ブログですが、実際訪れたのは一か月以上前の事です。
走行距離が20万kmに到達した3/1、茨城県と埼玉県を回ってきました。
ソロドライブなので無言君で黙々と目的地を回ります。
ルート上にあるトイレ施設の道の駅さかい。まずはこちらでダムコンディション(爆)を調整します。
貯水量調整の為の放流(笑)を済ませると、最初の目的地に向かい、ほどなくして到着。
境町歴史民俗資料館
このあたりの地域の歴史が中心に展示されていました。
特産品に乏しかった猿島(さしま)郡は他からお茶の製造方法を学び、それを独自の技術で発展させ、古くは外国との貿易において、生糸に次ぐ高級品として猿島茶を製造してきたんだそうです。
昔の街道沿いの宿場でしょうかね。
こちらは管理の方は昔の有力者の子孫の方で、訪問者の為にファイルや資料もご自分で作成しておられるとの事でした。素晴らしいですね。
茨城県の歴史民俗博物館スタンプラリーも無事に押印し、次に向かいます。
古河市三和図書館資料館
カーナビの案内がアフォで、駐車場入り口が全然分かりませんでした(;^ω^)10分程周辺をうろついてなんとか到着したものの、こちらでは私には全く興味のない展示内容だけだったため、スタンプのみでさっさと退散しました。
古河市内に入り、これから向かう城跡の御城印を販売しているお茶屋さん。鈴木園。
こちらでは以前訪れた逆井城の御城印ほか、周辺の御城印も併せて購入しました。
抹茶ソフトがまだ販売開始前だったのが悔やまれます(;^ω^)
んで、近くにある古河歴史博物館駐車場に到着。
こちらで近隣城跡の知識を頭に入れてから城めぐりをしたいと思います。
駐車場から博物館までは徒歩4,5分ですが、近くに神社があったのでついでにお参りしていきます。
そろそろです。
ようやっと到着。
ん?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あ、休館日だT-T
おかしいな、事前にグーグルで営業中って書いたあったのにな。そりゃあ駐車場も空いてる訳だわな(笑)
仕方ないのですぐそばの武家屋敷風の施設でも見ますかね。
あはは^^;もう笑うしかないね。
しょうがないので博物館は諦め、城跡に歩いて向かいます。
ここは天守、ではありません、ただの民家です。でも恐らくお城に関心の高いかたの店舗か居宅なんでしょうね。一応三階櫓の様に見えます(^^)
歩く事15分、渡良瀬川の土手が見えてきました。
土手にあがると風が心地よく顔をなぶります。
そこから更に数百メートル土手を南に歩きようやっと到着。
古河城
丁度石碑の後ろの草がボーボーの辺りが、古河城本丸跡と推定されています。
古河城は足利将軍家の親戚、関東鎌倉公方が戦乱に巻き込まれ、ここ古河に移り住み権勢を奮っていた城です。そのため古河公方と呼ばれておりました。
古河公方は5代まで続きますが、小田原北条氏と姻戚関係にあり、お互いに利用しあって戦国時代を生きています。しかし諸々の事情により戦国時代の終わりと共に滅亡しました。生き残った姫が庶流の足利氏と結ばれ、江戸末期まで続く喜連川氏となった、という事です。
戦国時代はやはり織田豊臣徳川武田上杉にとかく注目されがちですが、関東の覇者北条氏とその敵対勢力間の関東も大変に面白い歴史が多々あります。本などはなかなか取っつきにくいでしょうから、ユーチューブ等で動画を見ると自然に理解できますので、興味のある方は一度ご覧になってみるのもよいかと思います。私がハマったのはYUKIMURAさんの動画です。何十本も1時間以上の動画がありますが、時間を忘れて見てしまうのを保証します(笑)私も丁度関東の城めぐりを始めた矢先にその動画を知り、動画と現地訪問、お互いに補完し合う形で理解がとても深まりました。
すんません、だいぶ話が脱線しましたね。
古河城には渡良瀬川の河川改修の為、遺構は全く残っていないので、車ですぐ近くにある古河公方館に向かいました。
現在は古河公方公園として非常にきれいに整備されていました。
公園内には古民家などもありました。
史跡に到着。
見にくいですが・・・
最後?古河公方は、足利晴氏の次男、かつ北条氏康の甥である足利義氏。この義氏の娘が氏姫と呼ばれた方で、さきほど書きました喜連川氏の祖となったというわけです。
昨年に道の駅きつれがわに行きましたが、当時は全くそんな事も知りませんでしたので、また機会があれば、何か資料がないか見てみようと思います。
足利義氏の墓所。
そろそろ帰宅に向けて南下していきます。
この辺りで走行距離が大台に近づいているのを把握していました。
次の目的地付近でいきそうでした。
桜で有名な権現堂。
この川の向こう側に、北条氏の城跡があるので向かってみます。
栗橋城。
北条氏康の三男、北条氏照がよく使用していた城跡です。
周辺を探りましたが、駐車できる場所がなかったので、車内からワンカットだけ撮影。ちょっと中に入っていける雰囲気じゃないですね(;^ω^)
さらに南下。
こちらは東武線幸手駅前。
実はここは以前幸手城の本丸があったところのようでした。
当然駅になってるので遺構は全くありませんが、駅前ロータリーに来たのは初めてだったので記念になりました。
更に南下。
春日部八幡神社。
いまは立派な神社ですが、当時は春日部氏の館があったそうです。春日部高校のすぐ目の前です。
結構小高い丘があります。
頂上付近の石碑。
頂上から見下ろすと、結構な高低差があります。15mくらい。
神社ってあたりが暗くなると、やばそうな雰囲気に染まっていきますね(;^ω^)
この日はこれで終了。後日また埼玉県城跡を徘徊しました。
以前も訪れた騎西城。前回はほぼ真っ暗だったので大した写真が残せませんでしたが、今日はギリギリセーフ。
お城と愛車。結構いい感じだと思います。
土塁跡が確認できました。
土塁越しの模擬天守。
夕日と天守と愛車。
歴史的な遺構は当然ですが、こういった正に城、という模擬天守も様になりますね。
この日の行動は夕方だったので、また帰路途中にある城跡を回ります。
種足城(種垂城)
完全にただの公園です。
この辺りが本丸だったようですが、遺構は全くありませんでした。
もう暗くなってきたので帰路を目指す、その途中にある史跡に立ち寄り。
井沼館。北条氏配下の成田氏、その配下の館跡で、小田原落城の際に廃城になったと聞く。
付近の石碑。神社になっているようです。
うーん、幽霊が出てきそうな雰囲気、今日はもうお家へ帰ろう(;^ω^)
最近まで天気や仕事の影響でお城巡りのペースが落ちておりましたが、また暖かくなってきたので、そろそろ再開したいと思います。
花粉症もメインがヒノキに変ってから私はだいぶ楽になったので、山の方にも行ける季節になりました。
また忙しくなります(^^)