国交省、日本郵便の運送事業許可を取消へ 

配達員への点呼に問題があることが露見した日本郵便。
全国の郵便局3188か所のうち75％にあたる2391か所で、飲酒の有無などを確認する点呼を適切にしていなかった。
また、点呼をしたという虚偽の記録を作成するなどの違反行為が確認された。
国土交通省は5日、運送事業の許可を取り消す処分を行う方針を会社側に通知した。
これによりおよそ2500台が配送に使用できなくなる。
また、4月には業務中や通勤時の社員の飲酒運転が全国で合わせて20件発生。

組織が大きいため、影響も大きいと思われる。
公務員気質が残っているのであろう。
75%の郵便局が守っていないというのは、もはや組織として終わっている。
よく言われるのが大半の真面目な人が可哀相、だが過半数が不真面目（事業所の数ベースではあるが）なので運送事業許可取消も当然。

まぁ、関連会社を使ったり外注を使うとかで抜け道はあるのだろうが、ますます物流業界の人手不足、運賃の高騰は避けられないのではないか？
報道によると使用停止の2500台以外に、32000台の届け出の軽バンなどがあるらしい。
拠点間の配送トラックが2500台、宅配用の軽バンなどが32000台と言うことかな。

時事通信より
日本郵便は6日、郵便局での不適切点呼問題で、国土交通省が同社に対し一般貨物自動車運送事業許可を取り消す方針を通知したことを巡り、「荷物および郵便のサービスはこれまで通り提供していく」とコメントを出した。一部報道で「ゆうパック」の廃止を検討していると受け取られかねない情報が出ているとした上で、「社内でそのような検討は一切ない」と否定した。